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大和路。

昨日より生業で奈良市に来ている。

さすが古の都、ホテルのすぐ近くにも「開花天皇陵」が神々しく鎮座まします。Dcim1286遠くの御陵を仰ぎ居住まいを正し遥拝する。

古都の街並みを眺めながら酒場へと繰り出した。

駅前の路地を入ったところにある酒房「駒八」。Dcim1296Dcim1287暖簾を潜ると入口から想像していた以上に店内は奥行きがあり、長いカウンターの他にテーブル席もある。外観同様いい具合に枯れている。Dcim1289
先ずはカウンターに腰掛け、日本酒の大徳利を燗でいただく。Dcim1290つまみにはネタケースの中に見つけた旨そうな蛸。Dcim1291小波切り、いや中波切りで供された。味は文句無し。蛸の味がしてよろしい。

ネタケースの中のバットに大量に造られていた「ポテトサラダ」も頼む。Dcim1292中の具材はいたってオーソドックスながらこれが中々旨い。

大徳利を追加し、合わせて「湯トーフ(ママ)」も頼んだ。Dcim1295いわゆる、関西系の湯豆腐。出汁の塩梅と豆腐がとても良く調和している。これまで関西で食べたこの手の湯豆腐の中でも秀逸。

愛想の良いこの店の店主と女将さんが居心地の良い雰囲気を醸し出している。

暫く和んで店を出た。

明日が早いので真っ直ぐ帰ろうと思ったが、ホテルへの帰り道に目に付いた「富士」。Dcim1300勢いで引き戸を開けたら、先客が誰もいない。

初めての土地で初めての酒場へ入ると、大概は常連さんの刺す様な一瞥の洗礼を受けるが、先客がいないのもこれまた辛い。

奥から女将さんらしき方が出てきた。

日本酒のぬる燗を頼むと、一升瓶をみせてくれた。Dcim1305同じ奈良県内にある桜井市の酒だそうだ。

Dcim1301つまみを探っているところにこの店主が現れ「どて焼き」を勧められたが、あっさり系をお願いしたところ「さくら」と呼ばれている白魚のタラコ和えが出てきた。Dcim1302食感と春の香り、日本酒の肴としては上出来。

問わず語りにこの店主の話を聞けば、以前は生粋の寿司屋だったが、回転寿司の台頭の影響もあり、現在の様な寿司からどて焼きその他のつまみも出す居酒屋スタイルにしたそうだ。

話の区切りに「談山」の追加と「出汁巻玉子」を頼む。Dcim1303女将さんが作ったこの出汁巻玉子、表面のキメが細かく滑らかで切り口も綺麗だ。一口食べると案の定上品な味付け。これで紅生姜でも添えられていたら完璧だった。

その後、今年72歳になるという店主の話に暫し付き合ってから店を出た。

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コメント

昭和の風情の店構えと期待通りの内装と肴。
今宵も冴えてますね。

M酔軍様

駅近くの目抜き通りこそ今風に整備されていますが、其処此処にある路地に入ると、景色は一変し歴史の息吹を感じさせる普通の民家が多く、お江戸の下町とはまた違った荘重な風情を感じました。

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