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2013年2月

大和路。

昨日より生業で奈良市に来ている。

さすが古の都、ホテルのすぐ近くにも「開花天皇陵」が神々しく鎮座まします。Dcim1286遠くの御陵を仰ぎ居住まいを正し遥拝する。

古都の街並みを眺めながら酒場へと繰り出した。

駅前の路地を入ったところにある酒房「駒八」。Dcim1296Dcim1287暖簾を潜ると入口から想像していた以上に店内は奥行きがあり、長いカウンターの他にテーブル席もある。外観同様いい具合に枯れている。Dcim1289
先ずはカウンターに腰掛け、日本酒の大徳利を燗でいただく。Dcim1290つまみにはネタケースの中に見つけた旨そうな蛸。Dcim1291小波切り、いや中波切りで供された。味は文句無し。蛸の味がしてよろしい。

ネタケースの中のバットに大量に造られていた「ポテトサラダ」も頼む。Dcim1292中の具材はいたってオーソドックスながらこれが中々旨い。

大徳利を追加し、合わせて「湯トーフ(ママ)」も頼んだ。Dcim1295いわゆる、関西系の湯豆腐。出汁の塩梅と豆腐がとても良く調和している。これまで関西で食べたこの手の湯豆腐の中でも秀逸。

愛想の良いこの店の店主と女将さんが居心地の良い雰囲気を醸し出している。

暫く和んで店を出た。

明日が早いので真っ直ぐ帰ろうと思ったが、ホテルへの帰り道に目に付いた「富士」。Dcim1300勢いで引き戸を開けたら、先客が誰もいない。

初めての土地で初めての酒場へ入ると、大概は常連さんの刺す様な一瞥の洗礼を受けるが、先客がいないのもこれまた辛い。

奥から女将さんらしき方が出てきた。

日本酒のぬる燗を頼むと、一升瓶をみせてくれた。Dcim1305同じ奈良県内にある桜井市の酒だそうだ。

Dcim1301つまみを探っているところにこの店主が現れ「どて焼き」を勧められたが、あっさり系をお願いしたところ「さくら」と呼ばれている白魚のタラコ和えが出てきた。Dcim1302食感と春の香り、日本酒の肴としては上出来。

問わず語りにこの店主の話を聞けば、以前は生粋の寿司屋だったが、回転寿司の台頭の影響もあり、現在の様な寿司からどて焼きその他のつまみも出す居酒屋スタイルにしたそうだ。

話の区切りに「談山」の追加と「出汁巻玉子」を頼む。Dcim1303女将さんが作ったこの出汁巻玉子、表面のキメが細かく滑らかで切り口も綺麗だ。一口食べると案の定上品な味付け。これで紅生姜でも添えられていたら完璧だった。

その後、今年72歳になるという店主の話に暫し付き合ってから店を出た。

春疾風。

日曜日、朝昼食を兼ねて近所の中華料理の「大福元」へ。

それにしても風が強く、店の目の前にある小学校のグランドでは物凄い砂塵が巻き上がっている。

店は我々が入ったの合図に開店したようで、先客はいない。

取りあえず瓶ビール。Dcim1264暫くご無沙汰していたので久々の訪店となった。

「水餃子」

Dcim1274一口噛むと、ニラと肉汁が溢れてきた。スープも旨い。

Dcim1272_2

定石の「四川風麻婆豆腐」。甘さも辛さもほどほどでよい。

Dcim1271_2これまた定番の「酢豚」。

「海老と白菜の塩あんかけ」

Dcim1275
一通り料理が出そろったところで「甕出し紹興酒」を燗で頼む。Dcim1277当時の店員さんとは顔ぶれが違うが、愛想が良いのだけは変わらない。

何気無く品書きを覗いて一瞬動きが止まった。Dcim1270

家人と顔を見合わせ「これって、もしかして?」

悪魔の囁きが聞こえて、試してみようかとも思ったがどうにか思い止まる。この日、家人と二人だけであることにホッと胸を撫で下ろす。

健康な状態で店を出た。

途端オチ。

土曜の夜、慰労も兼ねて「扇寿司」へ。

Dcim1248_2Dcim1249
今宵は家人と、珍しく愚息も一緒。

いつも同席する娘は、日曜日の国試に備えて前泊で都内のホテルに居る。

取り合えずビールで乾杯。Dcim1250
つまみはいつもの「適当に」をマスターに頼む。Dcim1251
本日は、「鮃」「中とろ」「ホタルイカ」「〆鯖」「小鰭」「ヤリ烏賊」「赤貝ヒモ」「青柳」「玉子」のラインナップ。直ぐに八海山にする。Dcim1253

平成のお調子者を自他共に認める愚息。喉を鳴らしながら旨そうにビールを流し込んでいるが、さすがに連日のOJTに加え週末のテストと少々疲労気味の様子。最近少し真面目になったとの噂を聞いたが本当なのだろうか。

マスターとママも久々の愚息を見て「R君久しぶり、元気?ちゃんと食事してる?」などと、ちゃんとからかってくれる。

生ビールを飲み終えた愚息が生意気に熱燗なんぞを所望した。Dcim1256この店の燗酒は正2合どころか、御猪口の注ぎ口ギリギリまで酒が入り、更には猪口に1杯分注がれて供される。呑み助には何ともありがたい。

マスターよりのサービス、穴子の肝焼き・タイラガイ焼き・鮪焼き。Dcim1254穴子の肝は旨味を含んだ苦味が堪らなず酒が進む。

貝好きの愚息が、水槽の中のミル貝を目敏く見つけ早速刺身にしてもらう。Dcim1255甘みのある食感を存分に楽む。

そのミル貝の肝を軽くボイルしてポン酢で供された。Dcim1258貝の身は勿論、その肝もまた旨い。

酒が進むにつれて、落語の話になる。この愚息、常にiPhonenで落語を聞いているのだそうだ。以前「上野鈴本」へ連れて行った事があるが、そこまでハマっているとは思わなかった。

そうなればこっちのもの、談志が好きと言う愚息に古典落語や新作、更には志ん生・三木助や黒門町の文楽について語りに語り、ここぞとばかりに親父の威厳を見せつける。


好きな演目を聞けば「芝浜」や「船徳」とのこと。芝浜は酒でしくじる棒手振りの話し。船徳は親から勘当された放蕩息子の話し・・、何か嫌な共通項を感じる。

家人が頼んだカンパチのカマ焼き。途中から抹茶割りになった家人は真剣にカマの身を解し「カンパチのカンパチ」を探し出してますます満足気なご様子。

Dcim1260_3

まだまだ甘ちゃんの愚息、この機会に社会人としての厳しさを知らしめるのも親の努め。

先日、M酔軍氏より転送して頂いた大守氏の武勇伝が綴られたメールを見せた。読み終えた愚息は驚いた様子で「凄い」と一言。大守氏には「昭和のサラリーマンの心得」を是非愚息にも伝授して頂きたいものだ。

ちょっと小腹が空いたのでマスターに「ばくだん」を頼んだが、これがややこしい。コチラはタクアン抜き、愚息は納豆抜き。さすがのマスターも聞き返しながら作ってくれた。Dcim1261醤油をかけ回し、掻き混ぜる。後はマスターが用意してくれた空の軍艦巻きにこれをのっけて食す。

マスターとママに満足して店を出た。スナックでカラオケでもと思ったが、愚息が彼女のところへ行くとのことでここで終了。

先日愚息はその彼女を「駒形どぜう」に連れて行こうと企てたが「鰌が食べられない」と言われたそうだ。それを聞いた家人は「はぁ~」とご立腹。「お育ちが違うのかもしれないし・・」とコチラがなだめると、更にご立腹。

この愚息、最近では落語の本を貸して彼女を洗脳しているそうだ。近々浅草演芸ホールへ連れて行くと鼻息も荒い。

お後がよろしいようで。

常套句。

今宵は急遽、後輩のUと二人で池之端そばの「赤提灯」で一献。

この店、以前は湯島駅を上がった天神下交差点近くにあったのだが、何年か前にこの「仲町通り」近辺に移転した。

当時から近隣のサラリーマン御用達の店だったが、場所柄故か明らかに「同伴前」と分かる不釣り合いなカップルもよく見かける。

先ずは瓶ビールで乾杯。Dcim1234喉を鳴らしながらコップ1杯のビールが旨い。

焼き物をカシラ・タンを塩、シロをタレで頼む。Dcim1236Dcim1237
塩もタレもしょっぱ目なのがコチラのお気に入り。特にここのシロはちょっと小ぶりな大きさもよろしい。

続いて、「ポテサラ」。Dcim1238舌触りの良い淡雪の様なクリーミーポテサラはこの店の定番。

早速日本酒の燗にする。Dcim1243お猪口を手にしながら辺りを見渡すと、女性だけのお客も多い。外観店内共に所謂「The酒場」なのだが、安くて旨いとなれば老若男女が混在するのは当然の道理だろう。

「もつ煮込み」。Dcim1241
味噌仕立のこのもつ煮込みは、玉ねぎがアクセントになり旨味を引き立てる。

箸休めに「春雨サラダ」。Dcim1244好物なので行く先々で品書きにあれば頼むが、大概は甘めでいけない。欲を言えばもっと酸味が利いて味が濃くても良いがそれでも中々旨い。

Uはビールの後はホッピーを続けている。予期せぬ久々の一献となったが、お互い寄る年波には勝てず、いつの間にか不健康自慢になる。

先ごろ20年の結婚生活に終止符を打つ事になったとの報告を受けた。既に充分思い悩み尽くして出した結論なんのだろう、時に柔和な語り口がそれを表している。

何もしてやれないので、聞き役に徹する。

店を出て別れ際、「頑張れよ」と手をあげた。

まぁ人生いろいろあら~な。

追懐。

今宵は同僚4人と会社の近くにある定宿「大江戸や」で一献。

この店の良いところは、あまり若い人がいないので静かに飲れる事と、性質の悪い酔っぱらいもいない。Dcim1232_3
先ずは瓶ビールで乾杯。
Dcim1225_2お通しには「蛸と大根の煮物」。中々気が利いている。


「油淋鶏」。Dcim1226_2
二日間の会議も終わり、束の間の休息。

コップ1杯のビールを飲み干し、K氏とコチラは直ぐに燗酒にし、後の面々は一升瓶でキープしている麦焼酎の「中々」のホット緑茶割りなどを飲っている。Dcim1227_2
丁度良い塩梅に「刺し盛」も運ばれてきた。Dcim1228_2カワハギの肝醤油は勿論、肝そのものを湯がいたのを山葵醤油でやるのも良い。

「自家製塩辛」。文字通り塩っ辛い。Dcim1229_2
このメンバーで飲ると、いつもの昔話が始まる。

「♪そんな時代もあったねと~」グラス傾け往時を懐かしむ。
釣り・カヌー・キャンプや旅行がらみの超法規的な事まで。年齢的には自分が一番若いのだが、一番生意気なことを言わせて貰っている。

「ウインナーとポテトチップス」

Dcim1230_4「海鮮焼きそば」Dcim1231_2
そう言えば、焼きそばやウインナーもキャンプの定番だった。残念ながら思い出には追いつけず遠くに離れていくばかり。

いつもなら、あと2.3軒となるところだが、本日は皆さん御行儀良くここで解散。

きくわた。

今宵は大阪。

相変わらず体調が日光の手前(古い)だが、十三へ向かう。Dcim1254十三のシンボル「大衆酒場 十三屋」はいつものように大盛況。

今夜はそこを通り越して最近お気に入りの「ふかどん」へ入る。Dcim1257ここも浪速の酔客で賑わっている。一人であることを告げるとカウンターに案内された。

取りあえずの「レモンハイ」。Dcim1258レモンの酸味が身体に良さそうな気もする。何かにつけて呑み助は都合が良い事ばかり考える。

品書きから目に付いた「カツ玉子とじ」を思わず頼んだ。Dcim1260ちょっと重いかなと思ったが、これがレモンハイとの相性抜群。この取り合わせは正解。

続いて日本酒を燗で。Dcim1264いつもの月桂冠の正一合。

合わせて肴も「てっさ」にする。Dcim1262この黄金コンビに、ついつい酒も進む。ちょっとつまみを頼む順番を間違えたが、それでも十分堪能した。

駅を戻り、いつもの「よってこ」。Dcim1266この店の看板には「立ち飲み居酒屋」とあるが、実際にはカウンターには椅子があり、テーブル席もある。

カウンターで飲っている先客さんの間に入り込む。

菊正の燗を頼んだ。これは看板どおり正一合250円。Dcim1267つまみには「鰈の煮付け」。Dcim1268うんうん、良い味している。

「鱈の白子ポン酢」。この季節はこれ。Dcim1270さっと湯通ししてまだ湯気が立っている状態で運ばれてきた。殆ど生に近く濃厚で驚くほどクリーミィー。正に「旨いんだな~これが、困ったことに」である。

頃合いをみてお勘定を済ませ店を出た。

色とりどり。

本日より名古屋入り。

先日からの風邪っぴきのせいでどうも体調がすぐれない。

新栄の夕闇を探る気力も無く、行き当たりばったりの手近なところで「串いち」。Dcim1242

店にはカウンターとテーブル席。串揚げがメインだが「おでん」などもあるようだ。

初めこそまばな客だが次第に満席近くになった。

先ずは日本酒を燗で。コップで供される。Dcim1243取りあえず串揚げは、串カツ・ネギまぐろ・赤ウインナー・玉葱。Dcim1246一串110円。赤ウインナーは「たきおか」よりも安い。思いの外くどくなく、ウスターソースを掛けてすんなり食べれる。

酎ハイでもと思ったが、なんとなくそのまま日本酒を追加。この日本酒、銘柄は分からないが飲み口が良くす~っと入っていく。銘酒「村醒め」だったりして・・

暫くしてお勘定を済ませ店を出た。

ホテルへ向かう途中「手打ち きしめん」の看板を掲げた趣のある店があった。Dcim1248丁度良い、さっぱりと冷たい「きしめん」でもすすって帰ろうか。

店内はカウンターにテーブル席が整然と並んでいる。早速品書きにに目を通すと、酒も置いてあったので燗酒を頼んだ。Dcim1249手酌しながら品書きを見直すと、きしめんだけでなく、蕎麦もある。更には中華そばまである。

よく見ると、中華そばの下に「しろ中華そば」とあった。店員さんに聞いてみるとスープに普通の醤油ではなく、白醤油を使用いるとの事。白醤油?今一つイメージが湧かないので早速頼んでみた。Dcim1250供されたスープを見て少し訝し気にスープをすすると、しっかりと昔の中華そばの風味がして中々旨い。単なる塩とも違うし、見た目で想像した豚骨系ともちょっと違う。

そう言えば最近富山では「富山ブラック」の他に「入善ブラウン」と言うのもあるそうだ。

何はともあれ身体も温まり満足して店を出た。

やぶでやぼ。

日曜日、家人と二人で「湯島天神」へ向かう。

この湯島天神へのアプローチは「男坂」や「女坂」など、いくつかのルートがあるのだがこの日は春日通り沿いにある「夫婦坂」より参詣した。

受験の時節柄、境内は老若男女で大変な賑わいである。本殿の脇には、おびただしい数の合格祈願の絵馬もあった。

我々も今月に国試を控えた娘のために二拝二拍手一拝で合格祈願をした。親として出来る事はこれぐらいのこと。後は本人次第。

この日は8日から始まった「梅まつり」も開催されていて境内には出店なども出ていたが、肝心の梅はまだ蕾のままの枝が多い。

銅の明神鳥居を出て一揖して坂を下った。贔屓の浮世絵師「小倉柳村」はこの辺からの坂下を描いたのだろうか、などと思いを馳せる。

Dcim1210
御徒町方面に向かう。歩きながら「ちょっと一服つけようか」との事になり、御徒町駅の側にある「日高屋」へ入る。Dcim1213Dcim1215家人は生ビール、コチラは酎ハイ。つまみは野菜炒めと餃子。人心地ついてそそくさと店を出た。いつもの居酒屋使い。

山手線に乗り新橋で降りる。向かったのは「浜離宮恩賜庭園」。Dcim1222直ぐ側に高層ビル群や首都高がありながらも、その広大な敷地は長閑な雰囲気を十分に味わえる。園内にある売店には「おでん」はあるが酒類は無いのが残念。持ち込みは良いのだろうか

気候が良い時に汐入の池や海側を眺めながら日がな一日を過ごしてみるのも良さそうだ。また改めて様々な季節に訪れてみよう。

築地まで歩きメトロで上野まで。

上野からは歩きながら浅草通りを稲荷町・田原町と超えて雷門へ。昼時分を過ぎていたのでどこへ入ろうか迷った挙句、かんのん通りにある「大衆酒場・ニュー浅草」。Dcim1225先ずは瓶ビールと酎ハイで乾杯。Dcim1226結構な距離を歩いたので喉も乾いた。一口だけビールをいただく。

つまみは「赤ウインナー」と「たぬき豆腐」。Dcim1228Dcim1227

家人の所望した好物の「白子ポン酢」。Dcim1231
コチラは風邪気味と言う事もあり、今一つ体調が優れない。酎ハイを家人に任せて日本酒の大にした。Dcim1230身体は正直なもので、頼みに綱の日本酒までもがあまりすすまない。仕方がないので日本酒も仲良く分け合った。

暫くして店を出る。

そのまま帰れば良さそうなものだが、「何かさっぱりした物を食したい」と思い向かったのは浅草での〆「並木藪」。Dcim1232Dcim1236午後3時頃にもかかわらず、「待ち」が出ている。

30分ほど我慢してようやく入店。

願ってもない帳場に近い一番奥の座敷に案内された。

取り敢えず、菊正。Dcim1237蕎麦味噌を舐めながら頂く。

丁度良い頃に「ざる」が届いた。Dcim1240そば猪口に注いだ汁、これで全量。3、4本を手繰り尻尾だけ浸けて刺身の如く食す。これに樽の風味のする「ぬる」を合わせ飲る。正しく至福の時。

この店には蕎麦と同様に風情や情緒を楽しみに来るお客も多く、そこは大人の領域である。

この日は幼児連れのお客が何組かあった。大人と同じように並ばされて、大人と同じ様なものを食す。泣いたりグズるのは当たり前のこと。子供に責任はない。親が悪い。

そんな状況でもお店の店員さんの丁寧な対応、いつもながら差配がとても良く気持ちが良い。

濃厚な蕎麦湯を頂き、満足して店を出る。Dcim1241

西に傾きかけた日差しに映えるスカイツリーを眺めながら家路についた。

カミヤ&神谷。

今宵はご近所のI上さんと新橋で一献となり、ついでに愚息も呼び出す。

ニユー新橋ビルを過ぎた辺りの裏路地に入る。さすがサラリーマンの聖地、今だに昭和な匂いが漂い素見しているだけでも楽しい。

生憎、目的の酒場が大入り満員のうえ「待ち」まで出ている。考えてみれば三連休を前にした金曜日。

そんな中、I上さんの案内で「もつやき・カミヤ」。Dcim1195外から覗くと、ここもまた盛況。無理を言って3名分席を空けてもらった。店内は正に立錐の余地もない。

息子は瓶ビール、I上さんとコチラは「レモンハイ」。焼き物はタレと塩の盛り合わせと、品書きに「レバー刺し」と記されている事に驚いた愚息がそれを注文。Dcim1197Dcim1196勿論、豚レバー。鮮度が良いので牛のそれと比べて全く遜色がない。

Dcim1199Dcim1200タレが少々甘めに感じたが、それでも十分満足できる。

「中」を追加して、その後は日本酒になった。Dcim1201都内には自分が知っているだけでも上野・新宿・日本橋に「カミヤ」がある。詳しい関係は分からないが、この店もやはり箸を置いていない。焼き物の串が箸替わり。

I上さんより愚息に対して社会人としての心構えを説いて頂く。人生の大先輩でもあり社会的地位もある方の適切な教えに、親には見せたことのない神妙な面持ちで聞き入っている。

まだまだ治まらない喧騒の中、お勘定を済ませ銀座線で浅草へ向かった。

「神谷バー」。Dcim1205Dcim1204愚息はこの日が「神谷バー」デビューとなった。

当然ながら「デンキブラン」も初顔合わせ。Dcim11321

つまみには、湯豆腐を頼もうとする愚息を押し止めて「ジャーマンポテト」と「ナポリタン」。Dcim1202Dcim1207店内同様、懐かしい味に浸る。

ここは相席が極当たり前。この日も隣には高齢の方が文庫本片手にウイスキーの水割りを旨そうに飲られていた。

ラストオーダーとなり、愚息はビール、I上さんと自分は「ジム・ビーム」になった。Dcim1208

この時分のせいか、満席ながらどこか落ち着いた心地よい雰囲気が店内を包んでいる。思えば夜の浅草は久々である。

帰りしなに見た、帳の落ちた仲見世もまた良い。

足元の確かなうちに帰路についた。

サス比べ。

急遽、生業の関係で富山へ。

日曜日からの前のり。

上野で酒とつまみ類を買い込み、上越新幹線へと乗り込む。1時間程度で越後湯沢に到着。ここからが富山行の醍醐味。乗り換え時間の少なさに焦りながらも無事「はくたか」に移動したところでほくほく線は動き出した。

車窓の外は絶景の雪景色。Dcim1172
このシュチュエーションまで我慢して、朝ご飯代わりの「鯵寿司」と「雪っこ」。否が応にも旅情がこみ上げてくる。Dcim1173この鯵寿司、最近上野駅で売っているのを見つけたのだが酢飯の具合がコチラの好みで、ガリも甘ったるくなくてうまい。

日本海のこれまた絶景の親不知海岸などを眺めつつ昼過ぎには富山駅到着。

ちょっと小腹が空き、気が付けば禁じ手の西町「大喜」へ。Dcim1186当然ながら「富山ブラック」を注文。

待つ間の手慰みに「立山」。Dcim1182立山の伏流水の所為もあるのだろう、切れが良く清い酒だなぁ~などと感心しているところにブラックが運ばれてきた。Dcim1184期待を裏切らないその黒さ。

スープに浸っていない葱を除いて、スープはもちろん麺・メンマ・チャーシュー全てが「しょっぱい」。健康志向の方は見ただけで恐れおののくだろう悪魔の色と味。

しかしそれも酒の肴と考えれば誠に都合が良い。いやいや、それでもしょっぱいか。

まだ夕闇には早い時間、街を彷徨い酒場を探す。

暖簾が出ている。やきとり居酒屋「ごん太」。Dcim1177暖簾を潜り引き戸を開けると、カウンターではおばさんが一人で飲っている。

女将さんがに燗酒を告げると、暫くして鮪のやまかけと共に供された。Dcim1179店名と共に「やきとり」を標榜しているので、早速「ネギマ」を頼んだ。Dcim1180ネギマの主役は何と言っても葱。塩なら尚更。その観点から言えば大変よろしい。

何か刺身でもと思ったのだが、明日が休みのため仕入れていないとの事。ならば焼き魚となり、お勧めの「サスの味噌焼き」。サスとはカジキマグロ。Dcim1181刺身でも使える鮮度だそうだがもう少し濃い味付けでもよかったか。しかし確かに身そのものは悪くない。

店を出て、すぐ斜め前の路地に入る。Dcim1187居酒屋「大吉」。

引き戸を開けて店内に入ると女将さんと先客さんが一斉にコチラを凝視。ほんの一瞬の事に違いなのだが、えらい長い時間に感じられた。

小さなカウンターだけ。その端っこに座り、燗酒を頼む。Dcim1190
お通しにはホウレン草とえのきのおひたし。Dcim1188これがまた量が多く、とてもお通しのレベルではない。

更にブリ大根を頼むと、これまた大盛。Dcim1189少々狼狽えていると、隣の常連さんのがこれが「大吉盛り」と言うんだそうだ。

この隣の方、余所者のコチラに気を遣い話しかけてくれる。聞けば同じ年。意気投合して盛り上がる。

先ほどと同じく勧められた「サス」。ここでは昆布〆。Dcim1191昆布の上に敷かれたサス、絶妙の塩梅。これを生姜醤油で食す。昆布の香りと程よい粘土がまた酒を誘う。

この常連さんはほぼ毎日来ているそうだ。

最後に握手を交わし、再会を約束して店を出た。

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