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津軽じょんがら。

今日から弘前。

昨日首都圏で大雪注意報などと大騒ぎしていた事が陳腐に思えるほどの積雪。

北国育ちだが、久々に体験した地吹雪に一瞬狼狽える。

そんな中、今宵訪れたのは弘前在住の会社の先輩S氏より紹介してもらった「ます酒」。Dcim1058店前で雪を掃い、暖簾を潜り店内へ。引き戸を開けた途端、店内の会話が一瞬止まり刺す様な視線を一斉に浴びる。これは地方のしかも常連さんが多い酒場では珍しくない一種の洗礼。

店には意外に広く、テーブルにカウンター奥には座敷もある。

取りあえず燗酒と、事前に同僚から聞いていた入り口付近にあるガラスケースから好きな小鉢を選ぶ。Dcim1060_2Dcim1059この日の小鉢は蕗と糸こんにゃく・油揚げの炒め煮。好物と言う事もあるが、それにしても味付けが良く旨い。

酒を追加して品書きから「たこ刺し」を頼んだ。Dcim1061見た目の予想通りたこ本来の味がしてよろしい。そして醤油も旨い。

この店のおかあさんに今日の焼き魚を聞いたら、鰊・干鱈・鰈との事。

その中から鰈を選んだ。Dcim1062暫くして供されたそれは程よく焼かれ、ふっくらとした身とパリパリの皮どちらも旨い。

ついつい嬉しくなり何気無くS氏の名前を告げると、それまで一線を画していたおかあさんが瞬時に相好を崩した。そして次の瞬間には店内にいた全ての常連さんにコチラを紹介してくれた。

それをきっかけに色んなテーブルから声が掛かり、終いにはコチラが頼んだ酒やつまみをそのテーブルに運ばれて半ば強制連行。少々戸惑ったが地元の方と話すのはコチラも望むところ。

電気工事関連の社長OさんやホテルのオーナーのFさんが笑いながら色々話しかけてくれるが、同じ東北でもこれを程津軽弁が解らないとは思わなかった。その話の中で間違いないのはS氏は完全にこの地に溶け込んでいる事。

焼酎の「佐藤」をなみなみと注がれる。注ぎ終えると飲め飲めと始まる。皆さん本当に良い方ばかり。

市民病院の院長さんと「駒形どぜう」の話になり、聞けば弘前では鰌をあまり食べないそうだ。もっともコチラもあの店の風情を楽しみに訪れている様なものだが。

隣のテーブルのKさんは吉田類の大ファンで良くTVで見ているそうだ。先日観たと言う柴又の春。コチラは年明けに訪店したばかりなので更に話が盛り上がる。

もっと腰を据えてとことん飲りたいところだが、明日があるのでお勘定をお願いしたところ、既に精算済みとの事。何とも恐縮ながら皆さんにご挨拶をして店を出た。

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コメント

なんとも酒徒冥利につきる良い話を聞かせていただきました。こちらは仙台でセティングしてもらった店で、一の蔵を飲っている内に時間切れとなり、ご推奨の源氏には残念ながら行けませんでした。次の機会を楽しみにとっておきます。

弘前ですか。以前家族で訪れましたが、再訪したい街の一つです。桜の頃には特に。
弘前というと城下町・・・幕末・明治の研究者にとっては未発掘の史料も沢山・・・。
また、弘前というと映画『八甲田山』を思い出します。高倉健さんと北大路欣也さんが出演していましたが、当時高校生の私は部活サボって見に行きました。ロケは青森県だけではなかったようですが、東北の長く厳しい冬を学びました。音楽は芥川也寸志。名曲です。

津軽三味線・・・素敵な音色ですね。『髙橋竹山』お貸ししますよ~~~~。

お気をつけて!!

M酔軍様

限られた時間で杜の都を満喫されたようですね。

お役目がらお付き合いも多いと思いますが、機会があれば是非訪問してみて下さい。
雰囲気と灯りが伊勢藤を彷彿させます。

鉄仮面様

八戸を超えた辺りから雪の量が断然違いました。
気温が低くパウダースノーなので歩く度にキュッキュッと鳴ります。懐かしい響きでした。弘前も良い街ですね。

因みに高橋竹山は今は無き渋谷のジァンジァンでのライブ音源をカセットで持ってました。多分探せばまだあると思います。お貸ししますよ~(笑)
当時ブルース一辺倒だった生意気な小僧は、そのフリージャズの様なクロスオーバーなアドリブに驚愕したものです。

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