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2012年11月

ぼちぼちいこか。

大阪のシンボルと言えば何と言っても通天閣。

「東京タワーだって、あなたと見る通天閣にはかなわへんよ」とドリカムが歌ったらしい。その通天閣の御膝元にある「酒の穴」。Dcim0873_5Dcim0874
カウンターだけのいかにも大阪らしい酒場と言った趣がある店内。

酎ハイと定番の串揚げ「ネギマ・玉ねぎ・牛串」。Dcim0875Dcim0877御堂筋線の動物園前駅で降りてジャンジャン横丁を歩いてくる間、見るからに危ない方々もいらっしゃったが、コチラは山谷で慣れている。

日本酒に代えたと同時に「鱧皮ポン酢」。Dcim0879Dcim0878東京で皮物と言えば、「河豚皮」か「鶏皮」。さすが大阪「鱧皮」とは恐れ入った。しかも濃厚な味わいは、口が脂を欲している時には最高のつまみになる。

脂の次にはさっぱり系の「ナマコポン酢」。Dcim0880これは洋の東西を問わず?日本酒には絶好の肴。

店を出てまたもや怪しくて危ない方々を避ける様に駅へ向かう。

「なんば」から「梅田」まで移動。「♪梅田からナンバまで」上田正樹と有山じゅんじの軽快なラグタイムブルースが聞こえてきそうだ。

梅田駅の端にある「新梅田食堂街」。Dcim0910一階と二階に飲食店が犇めき合って並んでいる。

その中から看板に惹かれて選んだ「酒・毎日」。Dcim0901店内は立ち飲みシステムでカウンターには大小の皿丼につまみが揃っている。Dcim0899取りあえず日本酒の大と蛸煮を頼んだ。Dcim0896Dcim0897これは旨いと舌鼓を打っていると、カウンターの端に更に旨そうな蛸刺しがみえた。

即座に頼むと店主が怪訝な顔をして確認のため聞き返てきたが、いくら重複しても好きなものは仕方がない。Dcim0898蛸そのものは文句なく旨かったが、醤油がイマイチだったのが残念。

梅田の街を散策していると、「お初天神通り商店街」に出た。Dcim0920

商店街を暫く歩くと、見覚えのある「多聞 松屋」が見えてきた。Dcim0912
早速暖簾をくぐる。

カウンターは既に満席に近かったがどうにか一席空けてくれた。

当然「多聞」の燗を頂く。Dcim0913つまみには前回訪れた時に気に成っていた「ウインナー」を頼んだ。Dcim0914確かに赤ウインナーが9個ついてきて350円。「たきおか」は3個で180円。大阪の勝ち、などと無粋な計算をしながら赤ウインナーを食べる。

汁気のあるものが欲しくなり「あさりの酒蒸し」と「湯豆腐」。

Dcim0916Dcim0919湯豆腐は今やお馴染みの関西風

ところで、ここの店員さん、どこから見ても「なぎら健壱」に似ている。小野栄一のそっくりショーに出れば間違いなく優勝する筈。

その店員さんをほくそ笑みながら眺めていると、隣のおじさんが不意に声を掛けてきた。少々面倒臭くもあったが、旅は道ずれ世は情けの習いもある。

聞けばこのおじさん、滋賀より京都を経由して本日梅田へ来たそうだ。稼業の花屋をチェーン展開するほどに築き上げたが現在は息子さんに譲り、本人は奥様と悠悠自適な生活を送っていると、それこそ悠々と語りかかてきた。

その後は日本酒を注しつ注されつ。

コチラも頷くだけではなく、たまには相槌を打ったり何かと気を遣う。それでもこのおじさん、余程気を良くしたのか抵抗するコチラを押し留めコチラの勘定も持ってくれた。

真偽の程は定かでないが、明日滋賀の守山市に4500万円の土地を買うんだそうだ。こちらはせめてもの恩返しにと暦を調べて「明日は先勝ですよ」と教えてあげたら「よっしゃ、午前中が勝負や」と喜んでいた。

帰りしな固い握手をしておじさんは帰って行った。恐らく二度と会うこともないだろうが、こうした出会いも酒があっての事。茶道で言うところの一期一会か。

65歳と言うそのおじさんのご武運を祈る。

コチラはその後一人になって「なぎら健壱」を肴に暫く飲んだ。

本嘉納・白嘉納。

昨日から大阪へ来ている。

生業のリスケに次ぐリスケで結局終了したのが午後8時前、それから漸く酒場へ向かった。

宿の近場で済ませようと思い付いたのが西中島南方にある「もつ焼き」の人気店へ向かったがこの時点で待ちが出ている。残念。

そんな困った時は「正宗屋」。Dcim0857白鶴の大きな暖簾をはらい店内に入ると、こちらも混雑まがらカウンターが微かに空いていた。

座るなり日本酒の燗を頼む。Dcim0858早速一口流し込むと、正に五臓六腑に染み渡る。

何気なく隣を見たら、恐らく30代と思しき女性が独りで日本酒を飲っている。オヤジの聖地には少々不釣り合いな感もあるが、それでも中々様に成っていてカッコ良い。

その女性が頼んでいたつまみを真似てみた。Dcim0860「厚焼き玉子」。ふっくらとした見た目はもちろん、何と言っても付け合せの紅ショウガが良い。醤油を掛けて食すと味も良かった。

おすすめから、「ケン烏賊刺し」。Dcim0861供されたのは色艶透明度共に申し分なく、後ろの紅ショウガや大葉の色が透けて見えるのは鮮度が良い証拠。噛めばその通り歯応えや甘さもまたよろしい。

酒の追加と共に、関西風の「湯豆腐」も頼んだ。Dcim0863はじめて関西でこの湯豆腐を見た時には少々違和感を覚えたが、今ではその味が気に入り好んで頼むようになった。ただし自分の中では今でも「温奴」。

それにしてもこの瓶徳利の白鶴、燗具合が丁度良く気が付けば追加をしてしまう。

さて、続いては「鰯のフライ」。Dcim0865目の前で揚げ立てで供された。片方にはソース、もう片方には醤油をたっぷり掛けていただく。どちらも旨い。鰯独特の味もしっかり残っている。

カウンターも満席になり、頃合いを見て店を出た。

明日もあるので、このままホテルへ帰ろうかと思ったが、帰る方角に「よってこ」があったのを思い出した。

極自然にそちらへ向かった。Dcim0866この店には既に何度も訪れているのだが、相変わらずこの店の店主は余所者には愛想が無い。しかし単なる照れ屋であることは明白。

この店は何んと言っても「土瓶蒸し」。ここで初めてそれを食した時には感動すら覚えた。この度は残念ながら時期が遅い。

先ずは日本酒。Dcim0867先ほどは白鶴、ここは菊正。今日は偶然にも同じ一門の双方を味わう。

何か簡単なつまみをと、品書きを見渡すと「鶏鍋」が目に付いた。

暫くして運ばれてきたその「鶏鍋」。Dcim0868九条葱がたっぷり乗っかっている。

既に味付けが成されている鍋の葱をかき分けて食す。確か具材は豆腐と鶏とこの九条葱のみ。その具材それぞれが見事に旨い。はじめは少々薄味かとも思ったが、食べ進んでいくうちに丁度良い味加減になった。

鬼平犯科帳に出てくるお江戸の「五鉄」の軍鶏鍋も良いが、上方の「よってこ」もこの鶏鍋も大変よろしい。

控え目な店主の「おおきに」に背中を押され満足して店を出る。

下町散歩。

さん。日曜日、ご機嫌伺いも兼ねて「丸好食堂」へ家人と向かう。

いつもは京成線の八広駅で降りるのだが、この度は東武線(スカイツリーライン)の鐘ヶ淵で下車してのんびり商店街を歩く。それでも店に着いたのは1番乗りの開店の30分前。

6号の交差点で待っていると、交差点の向こうから丸好のお母さんが歩いてきて、「もう少ししたらあけるからね」と申し訳なさそうに声を掛けてくれたが、こちらはワクワクしながら好きで待たせて貰っているので気に成らない。

暫くしてシャッターが開いた。Dcim0845店内のカウンターに案内されて腰掛けると、目の前には名物「もつ煮込」がぐつぐつと大鍋で煮込まれている。

久々の訪店なので逸る気持ちを抑えられない。ふと店内を見渡すと以前は無かった「撮影禁止」の張り紙があった。事の真相は定かでないが、聞こえてきた隣に座った常連さんの話によると、どうやら無粋な客がいて悶着があったとの事。

この店が如何に素晴らしいかを伝えるのに画像が無いのは少々残念な気もするが、結局はこの店に来て自分でそれを感じるのが一番。コチラはこれから正にその瞬間を味わう。

ボールと家人は瓶ビールで乾杯。早速「煮込み」「レバ焼き」「にら玉」「〆鯖」「マグロ納豆」「鮭カマ焼き」を立て続けに頼む。

どれもこれもいつもの様に旨い。お母さんもお元気そうだし、娘さんも相変わらず動きが良い。

この日は「じゃがカレー」が無かったのが残念だったが、それでも大満足して店を出た。

途中M酔軍氏よりご連絡を頂き、柴又へ向かう。

Dcim0847柴又は午後の遅い時刻から夕方が良く似合う。

いつもの駅前広場の居酒屋「春」で待ち合わせ。Dcim0848この店の特等席は何と言っても店前の表に置いてあるテーブル席。

ママに挨拶をして、早速名物の「レッド春」。Dcim0850お通しの「衣かつぎ」と「もやしのカレー味」がさり気なく旨い。

M酔軍ご夫妻と合流して早速日本酒の燗に成る。この季節はさすがに表は寒いが、ママがストーブやひざ掛けを用意してくれたり何かと気を使ってくれる。

つまみは「たぬき豆腐」に「ハムカツ」。Dcim0851Dcim0852どちらも熱々で供されこのシチュエーションにはぴったり。

ここのママも大病をされたが今は以前にも増してお元気にになられた様でなによりだ。

それにしても秋晴れの空の下で飲る酒はまた格別だ。

帰りはM酔軍氏のお内儀E子さんが車との事で、お言葉に甘えて自宅まで送って頂いた。

アーチド・トップ。

前夜、久々のご近所会。はじめはバーボンをオンザロックスで飲っていたのだが、「へしこ」を肴に日本酒をついつい飲り過ぎてしまった。

その酔を引きずりながら、金町の「ときわ食堂」へ。Dcim0827この日で2度目の訪店。町屋・浅草・亀有・駒込など、これまで「ときわ」を名乗る店にハズレが無い。

取り敢えず酎ハイから。Dcim0828サービスのお通しは魚のアラと大根の煮物。

店内には町屋のそれには及ばないが、それでも十分な数の品書きがある。

その中から先ずは「オムレツ」。Dcim0832バターの風味が酎ハイによく合う。

日本酒の大を燗にしてもらい、ついでに蛸ブツとホッキ貝刺しも。Dcim0834Dcim0829Dcim0833

ここは2階もあるようだが、lこの日1階には4名の女性の店員さんが居て、皆さん受け答えがしっかりしていて実に小気味良い。

お客さんとの距離感が絶妙で、コチラの様な余所者でも何の違和感もなく居心地が良い。

酒を追加して「赤魚の糟漬け焼き」を頼んだ。Dcim0836

隣で焼酎を飲っていた常連さんらしき方が、「焼きそばの野菜抜き」と頼んだのを聞いて思わず笑ってしまった。分かってらっしゃる。

そうなればコチラも負けずに「カレーライスのライス抜き」を頼んだ。Dcim0837殆ど具材が見当たらないが、酒の邪魔にならずこれで良い。

〆には「玉子汁」。Dcim0838赤出汁の中に豆腐と半熟玉子。呑み助にはこんなのが嬉しい。

まだまだ都内には未踏の「ときわ」が在ると思うが、こうなれば「青葉城恋歌」でも歌いながらいつか全店制覇したいものだ。「♪ときわ~めぐり~」・・なんて。

満足して店を出る。

本当は御茶ノ水を目指したのだが、酔って面倒になり予定を変更して柏へ向かった。

駅前の高級マンションの一室にあるギタークラフト。ここはオーダーメイドから独自のオリジナルブランドまでのギターを提供している個人のギター工房。チラッと見るつもりが試奏を勧められ、その結果酔った勢いで1本購入。Dcim0842金額を見て即座に家人の般若顔が浮かんだが、煙草もギャンブルもやらないので、これぐらいは勘弁してくれると思う。くれる筈だ。たぶん。ガタガタ吐かしたら投げ飛ばしてやってもよい

「M酔軍氏のハチロクに比べれば10分の1だ」と、言い訳も用意してある。

そう言えば、今では我が家に無くてはならない家族の一員となったジャックラッセルテリアの「CHARA」も酔った勢いだった。Photo
暫くは「ご機嫌伺いのブルース」を奏でるとしよう。

演芸場。

今宵は名古屋。

本日の目的地、大須にある「末廣屋」の暖簾を潜る。Dcim0819_2店内に入ると既にカウンターは満席。

誰か声を掛けてくれるだろうと所在無く待っていると、暫くしても誰も声を掛けてくれない、完全に放置。久々のアウェイ感を味わう。

仕方がないので勝手にテーブル席へ座る。後から来た客がこの放置プレーに耐え切れず何人か逃げ出したが、その点コチラは何度も修羅場を経験している。

店内の雰囲気は歴史を感じさせながらも無駄な飾りが無い。外観と同じく潔い。

頑張ったご褒美か、はじめこそ突っ慳貪な素振りの店のおばちゃんが「ごめんなさいね」と注文を取りに来た。

2合徳利の「日本酒」の燗と、常連の方々が殆ど頼んでいた「ねぎ鮪」。Dcim0808Dcim0809葱と、程よい脂の鮪を醤油で煮たもの。憎らしいほど粋なつまみ。

先ほどのおばちゃんにお勧めを聞くと、鯖を召し上がってみて下さいとの事。Dcim0812〆鯖かと思ったら供されたのは鯖の刺身。これをテーブルに置かれている「たまり」と「醤油」を混ぜ合わせて食す。これは堪らない。即座に日本酒を追加。

カウンターの上に大皿が置かれ、そこに旨そうな肴が並んでいる。その中から「栄螺」を選ぶ。Dcim0810身も歯応えも然ることながら、肝の苦みがまた良い。

相席で目前に座ったご隠居らしい二人、その自然体な飲みっぷりが何とも様になっている。コチラはと言えば邪念雑念があり未だ修行半ばの身。

そのご隠居さんの頼んだものを見て即座に真似をする。「蛸刺し」。Dcim0816これがまた見た目通りに旨かった。瀬戸内以外の蛸で感動したのは久方ぶり。ついもう一本。

このまま旨そうな酒と肴を色々と頼みたいのだが明日も早い。

お勘定を済ませた帰り際に店のおばちゃんから「待たせてごめんね」「おいしかった?」と聞かれたので「とても美味しい、また来ます」と答える。

さすが大須の名店。

月のあかり。

本日より大阪。

御堂筋線でホテルへ一旦荷物を預け、そのままJR環状線の「桃谷」へ野暮用で出掛る。

その桃谷の一つ手前にあるのが「鶴橋」。

用事を済ませ、鶴橋の駅に隣接する「鶴橋商店街」。Dcim0766噂には聞いていたがこの商店街、焼き肉をはじめ韓国料理店や韓国の惣菜店が犇めき合っていて、その店頭には当然「キムチ」が大きい顔をして並んでいる。

その臭いに辟易して逃げる様に更に入り組んだ路地を進むと、ようやく普通の酒場が現れた「よあけ」。Dcim0769Dcim0767「普通の」と言ってもそこは鶴橋、入口の張り紙には「当店は怪しい酒場ではないので、勇気を出して入ってください」と言うような事が書かれてあった。その時点で既に怪しい。

コチラもそれに従って勇気を出して引き戸を開けた。

カウンターだけの店内。女将さんらしい方が「お酒ですか、それともごはん?」と聞いて来たので「酒」と答え、酎ハイ頼む。Dcim0773これ突出しねと言って出されたのは、焼きそばのカレー味。

目の前には吉本の人気芸人や阪神タイガースの有名選手の色紙とジュリー(沢田研二)の最近来店した時の写真が飾ってあった。

朝の8時から営業しているらしく、タクシードライバーや警察・消防署の職員など夜勤明けの客が多いそうだ。

先ずは定石通り串揚げ盛り合わせ。Dcim0775

とんかつソースかウスターソースかと聞かれたのでとんかつと答える。種はエビ・玉ねぎ・など一般的なものだが何と言っても揚げ立ては旨い。

すぐに日本酒のぬる燗にした。Dcim0776頼んだ時に女将さんが「ダブル?シングル?」と真面目な顔をして聞いて来たのでコチラも笑いを堪えながら「シングルで」と答える。要は1合か2合かと言う事。

品書きに「エイキモ」とあったので尋ねてみると、あの海でとれるエイの肝だそうだが、生憎売り切れとの事、残念。

更に品書きを追っていくと「エビエッグ」と言うのがあった。「ハムエッグ」のハムの代わりにエビが入っているのかと勝手に想像して頼んでみると、グラタンの様なものが運ばれてきた。Dcim0779ちょっと以外だったがこれはこれで旨い。

この店は夜勤明けのお客さん様にご飯物のメニューも多い。麺類・丼類・洋食類など。カレーライスがあったので「ルーだけ」を頼むと躊躇すること無く供された。Dcim0778さらさらしたどちらかと言えばスープ系のカレーのルー、これにソースをかけてつまみにする。

暫くするとこの店には不釣り合いな若い女性が3名入ってきた。カウンターに座るなり瓶ビールを頼む、中々頼もしいものだと感心していると、環状線を飲み歩いてこの店で3軒目との事、ますます頼もしい。

皆さんに挨拶をして店を出る。

駅へ向かうと何とここにも「正宗屋」があった。Dcim0780店内も西中島南方の正宗屋と似ている。Dcim0783日本酒と「きずし」を頼む。Dcim0782旨いね~、やはり〆鯖は浪花のきずしに限る。

日本酒を追加、そして「豆腐朧昆布」。Dcim0785これは日本酒の肴には堪らない。出汁のきいた汁が酒をそそる。

満足して店を出る。こなままホテルへ帰ろうと思ったが、小豆色の阪急電車でお馴染みの「十三」へ。Dcim0791お目当ての十三屋が満席、仕方がないので更に奥へ進む。Dcim0798「ふかどん」で日本酒。Dcim0793この店も賑わっていて、やっとのことでカウンターへ滑り込む。

肴は迷わず「てっさ」。Dcim0795これまで数々のつまみを食してきたので既に腹はくちい。

それでも「てっさ」は別腹。ポン酢が小気味よく口腔内に広がり歯応えと共に文句なし。

帰り道、何気なく空を見上げるとビルの隙間から月がコチラを覗いていた。

異業種交流。

今宵、静岡は浜松で酔う。

目的の店に向かう途中、なんとなく外観が気に入り衝動的に暖簾をくぐった「あずまや」。Dcim0732Dcim0737店内はカウンターとテーブル席。簡素ながら落ち着いた雰囲気がある。

取りあえず「国盛」の燗と目の前にある「おでん」から「鰯つみれ」「厚揚げ」「こんにゃく」を頼んだ。Dcim0734Dcim0735飲りながら人の良さそうな店主と話すと、この店は昭和40年代に元々は「そば屋」として開業したが、この店主が酒場にしたそうだ。

「どて煮」と店主お勧めの「串かつ」。Dcim0736Dcim0739何の変哲も無さそうなこの「串カツ」、揚げたてと言う事もあるが一口食すと、分厚い肉が柔らかく、とても旨い。玉ねぎもまた良い。

お勘定を済ませ店主に挨拶をして店を出る。

遠州鉄道沿いを歩く。

浜松には我が故郷と同じく、「肴町」「鍛治町」「旅籠町」なのど情緒ある町名が今も残っている。

路地裏にある「じゃんだら&LA・JANN」。Dcim0742二度目の訪店になる。

重厚な扉を明けると美人ママが笑顔で迎えてくれた。

Dcim0743賀茂鶴とマグロぶつ。この店のシステムはキャッシュオンデリバリー。

Dcim0744酒も肴もうまいこの店、しかも安いとなれば当然呑み助が集う。定番とその日のアラカルトが和洋中と華やかに揃っている。

目の前に下がっているワイングラスが気に成り、たまにはワインでもと頼むと、ママから「ボージョレ・ヌーボ」を進められ即座に食いつく。Dcim0746Dcim0747Dcim0745ボージョレに合わせたつまみ。

先ほどから隣で飲っているお客が秋田の「大平山」だけを立て続けに頼んでいる。

ママも不思議に思ったのか「大平山好きなんですね」と聞いたら、そのお客は「実は・・」とその事情を明かした。

何とこの方、大平山の蔵元の営業の方だった。各地を回り地道な普及活動に励んでおられるとの事。

そうなるとコチラもシンパシーをおぼえ、急遽路線を変更して「大平山」を頼んだ。Dcim0748その後、このK西さんと名刺交換をして立石の「宇ち多”」や「鍵屋」の話、以前住んでいたと言う「堀切菖蒲園」や「お花茶屋」の話で大いに盛り上がった。

それを聞いていた右となりの大阪でボトルのキャップや硝子の製造などの営業行っていると言うT尾さんも交えて更に盛り上がる。

皆さん同年代。楽しく杯を重ねた。

次回、大阪や東京で再会する事を約束し、ママにも挨拶をして店を出た。

実に良い酔い。

柿が赤くなれば・・

昼から家人と「駒寿司」。Dcim0703久々の訪店となる。

カウンターに腰掛け先ずは瓶ビールを頼みシェアする。Dcim0704グラスに注がれたビールの量で自ずと相互の力関係が判る。言わずもがな左が家人。

コチラは日本酒の燗にした。Dcim0708ネタケースの中に好物の「細魚」と「蛸の吸盤」があったので早速頼んだ。Dcim0705春頃より見かけるこの細魚、この時期の細魚もまた旨い。

自他共に認める蛸っ喰い、その中でも吸盤は大の好物。家人は付け合せのエシャレットの醤油漬けに関心を示していた。

家人が頼んだ「カンパチのカマ焼き」。Dcim0709カマ焼きの真髄である脂の旨みが引き立ち旨い。

瓶ビールを3本空けた家人がコチラの領域に侵入してきて二人で日本酒になる。

「つみれの釜あげ」。

Dcim0710この店の自家製ポン酢が以前より気に入っている。主役のつみれと脇役ポン酢の相乗効果を試すにはこの「つみれ釜あげ」が一番。

このままグズグズになるわけには行かない。

マスターに挨拶をして店を出る。

酔い醒ましにと、近所のスーパーで買い物をして帰る途中、曇天模様の空を見上げれば柿が仲良く生っていた。Dcim0711
もう直ぐ冬が訪れる。

酒に別腸有り。

ご近所のI上さんよりお誘を頂き、町屋は「ときわ食堂」。この度はサンポップ店。

はじめから日本酒のぬる燗。Dcim0683壁一面に貼られた数ある品書きからつまみを選ぶのは楽しみなのだが、あまりに品数が多く一度見失うと再び探すのに苦労する。

今日は「ふぐ皮ポン酢」と定番の「刻み山葵」。Dcim0682Dcim0684油断したのか、無用心に口にしたI上さんは刻み山葵で目頭を押さえている。その後負け惜しみの様に「これが堪らん」と宣われた。

自分よりも10歳ほどお歳が上で、単なるご近所さんと言うよりも人生の先輩でもあり人格者としての誉れの高いこのI上さん、コチラの身体を気にかけてくれて「少し酒を控えてみては」と言いながらも、正2合の徳利から勢い良くコチラのお猪口へ酒を注いでくれる。

続いてのつまみは「鯨ベーコン」と「にこごり」を頼んだ。Dcim0685Dcim0686どちらも日本酒のぬる燗が進む。

その後、お互いの家族の話など肩の凝らない話題で酒を酌み交わし、程良いところで店を出た。JRの最寄駅まで家人迎えに来てもらい、I上さんを送ってから帰宅。

翌日、娘がお世話になった高校の部活の応援で八街まで向かう。

娘達が現役時代に苦労を共にした仲間の親御さんや、お世話になった先輩後輩の親御さんに会えるのが嬉しい。

夜はその流れでそのお世話になった先輩の親御さんでもあるM酔軍氏ご夫妻と船橋一献。

時間的に船橋の関所「花生」や「二葉」はもうじき店仕舞の頃。

「もつ焼き。登運とん」の裏にある店「鴨川港・魚魚組」へ。

店内はかなり混雑している。生ビールと酎ハイで乾杯。Dcim0687先程まで応援で声を張り上げていた為、酎ハイの吸い込みも良い。

つまみは、タコ納豆・鮭のなめろう・マカサラ・ハムカツ・鮭ハラス焼き。Dcim0688Dcim0689Dcim0692Dcim0695Dcim0693
M酔軍氏とコチラは日本酒のぬるになり、お内儀のE子さんはそのまま生ビール。Dcim0696この徳利4合ある。これだと一緒に供された七勺角グラスくらいが丁度良い。

改めて辺りを見渡すと、男性はおじさんが圧倒的に多く、女性は若い人が多い。これを見てM酔軍氏は最近の若い男の軟弱さを嘆いていたが我が愚息も然り、正しく同感。

酒を追加しながらM酔軍氏が目敏く見つけた「赤ウインナー」。Dcim0699運ばれて来た赤ウインナーには更に手を加えてあった。M酔軍氏が即座に「少ないウインナーでいかに嵩を多く見せるかの演出」と一言。なるほど。

やはり赤ウインナは原型のままに斜め3本の切込だけの方が良い。

箸休めの塩らっきょ。Dcim0700

E子さんが頼んだ「青柳のぬた」。渋いチョイスとM酔軍氏もご満悦。Dcim0698

更にM酔軍氏が頼んだのが「鯨のたれ」。Dcim0702

そして止めに頼んだのが「にごり」。Dcim0701店員さんのサービスなのか下手なのか、勿体無くも受けから溢れてテーブルに飲ませる。

醸し出された微かな酸味が清涼感となり、口腔内に広がる。

楽しい一時もここで終了。

東武線の途中の駅でM酔軍氏ご夫妻とお別れして無事帰宅。

パイオニア。

本日、金沢入り。

生憎の空模様だが、こんな日の日本海も悪くない。

先日、後ろ髪を引かれながら辞した「白山茶屋」。Dcim0651カウンターと広い座敷があるが、座敷の方は既に予約でいっぱいだそうだ。

カウンターの上の大皿には旨そうな品々が出番を待っている。Dcim0657こう言うものは一目惚れが肝心、したがって「バイ貝」と日本酒、菊姫の菊を同時に頼む。Dcim0655前回同様大ぶりの酒たんぽに改めてたじろぐ。

「バイ貝の煮物」。一口食せば思わず頬が緩むほど旨い。

刺身を頼もうとしてどれにするか迷っていたが、盛り合わせがあったのでそれにのっかる。Dcim0661_2かじき・〆鯖・本鮪・鰤・鮭・烏賊・昆布〆平目。

これらで酒が進まぬ筈がない。直ぐに酒たんぽを追加した。

さすが人気店、あっという間に満席。

タラの煮物があったので即座に頼む。Dcim0662北陸と言えば日本海の鱈汁文化。これも旨い。

隣のおじさんが生のレモンを頼んだ。運ばれたのを見ると厚目の半月切りに切られている。しかも一個分。興味津々で見ていていたら、いきなり齧り付きその後ビールを煽っている。色んな人がいるものだ。

明日があるので適当な頃に切り上げる。

帰り道、以前立ち寄った酒屋で角打ちをやっている。「マルサン酒店」これは寄らねば。Dcim0671Dcim0666店内に入ると既に諸先輩方がそれぞれ好きな酒で飲っていた。何しろ酒は売るほどある。

常連さんが席を詰めてくれて間に入れてくれた。常連さんの中には以前訪れた時に偶然自分と同じ苗字だと驚きあった方もいて何故か余所者の感じがしない。

取りあえず勧められた金沢の冷酒。Dcim0663更にこちらの故郷を知って芋煮会の話題となったあと、恐縮しながら女将さんが出してくれた里芋の煮物。金沢では有名なんだそうだ。Dcim0664供されたのは大きい目の里芋の上に煎り卵がのっかっている。

これに鰹節の粉を掛け醤油を垂らして食した。芋煮に限らず里芋が好物のコチラ、贔屓目もあるがこれはつまみとしてもイケる。

ここの女将さん御年70歳ながら、先日沖縄の具志堅島にスキューバーダイビングに行ってきたそうだ。その時に買ってきた鮪の干物をサービスで出してくれた。Dcim0665味はビーフジャーキーか味醂干しに似ている。

様々な話が飛び交う中、今日初めてお会いした常連さんから興味のある話を聞いた。

昔、汽車で旅行する時の定番と言えば、駅弁はもちろんポリ容器に入ったお茶、それとネットに入った冷凍みかん。

その冷凍みかんを開発したのがこの女将さんのお祖父さんなんだそうだ。後年になり冷蔵技術の進歩と共にその存在をアイス類に取って代わられたそうだが、そう言えばネットに「マルサン」と書いてあったような気がする。

もっと話を聞きたいと思ったが、制限時間が迫り今回はここまで。女将さんも続きはこの次と言っていた。

皆さんに挨拶をして店を出た。

看板に偽りなし。

今宵はM酔軍氏・大守さんと久々の酒場巡礼。

サラリーマンのメッカ、新橋で待ち合わせ虎の門まで歩く。

「虎の門・升本」。Dcim0629_2その名は知っていたが何故かこれまで機会が無く、この度が初訪店。

テーブル席だけの店内は1階が満席で2階へ通された。

店全体が程良い喧騒に包まれ独特の雰囲気を醸し出している。

大守さんは生ビール、M酔軍氏と自分は酎ハイから始める。Dcim0620_2テーブルの幅や、その艶と枯れ具合も良い。

さて、つまみ。

品書きには呑み助垂涎の品々が揃っている。その中から選んだ「生桜エビ」「赤貝ヒモ」「牡蠣酢」「ポテサラ」。Dcim0622_2Dcim0623_2Dcim0624_2Dcim0621_3どれもこれも、見事に旨い。堪らず日本酒に切り替える。Dcim0626_23合徳利と利き酒用のぐい飲みで供された。実に気が利く。

徳利の中味はこの店オリジナル酒、その名も「虎の門」。真っ当な味がまた良い。

続いて「つみれ串」と「辛子蓮根」。Dcim0627_2Dcim0628_2両品ともそれぞれ逸品。

虎の門と言えば「升本」、その名を轟かす。名実共に名店。

大いに満足して店を出た。

この升本の直ぐ近く、やきとり「大串」。Dcim0639_2昭和な店内はカウンターとテーブル席、奥には座敷もある様だ。

取りあえず焼酎をと言ったところ、当然の如くボトルが出された。Dcim0630_2テーブルにはお馴染みの梅エキスが置いてある。氷が付いてきた分だけ「宇ち多”」より優しい。

先ず煮込み。Dcim0633_2懐かしい味のする正統派。

焼きものをタレと塩で。Dcim0635_2Dcim0636_2店名に違わぬ大ぶりなもつ。味もよし。

後ろの客が頼んでいた品があまりにも見栄えが良かったので真似てみた。Dcim0634_2残念ながら味は確かめようがない。

それにしても立て続けの「アタリ」に気分が良い。

気分が良いついでにもう一軒とつづく.

新橋まで歩きニュー新橋ビルB1へ。

Dcim0641_2丁度通路の角にあり、通路との仕切りが無い為そのままカウンターへ座る事が出来る。

この店は以前訪れた事があり、店主は自分と同郷の方。

何はともあれ「住吉」。Dcim0642薄く琥珀色に染まっているのは紛れもない住吉の証。

つまみには伝家の宝刀「玉こんにゃく」。Dcim0644一緒に煮込まれたスルメも良い味を出している。

店主と暫し故郷談義。サービスに頂いた蜆の味噌汁。Dcim0643心身ともに温まる。

充実した巡礼もこの店で終了。

献盃。

千葉市にある、そば処「長寿庵」。Dcim0613

Dcim0603中々感じの良い店である。酒類も肴も豊富で良い。先ずは瓶ビールで献杯。

家人はビールのままでコチラはこの店オリジナルの冷酒を頂く。Dcim0604

つまみは「納豆真丈」。Dcim0606所謂、納豆と長芋・野菜のかき揚げのようなもの。普通この手の品は納豆の風味が飛んでしまうが、この店のはしっかり味がそのまま伝わってくる。

続いては「鶏皮酢」。Dcim0605これも良い。酢の塩梅が丁度良く、鶏皮の脂とのバランスが更に酒を誘う。

先ほど頼んでおいた天盛り。Dcim06015大葉・しめじ・舞茸・玉ねぎ・茄子・南瓜・ピーマン・海老・烏賊・長葱・帆立など、その種類の多さに驚く。これは岩塩が添えられているが、浅葱裏のコチラは醤油で食す。これも旨い。

ここらで家人と二人燗酒にした。Dcim0616根が卑しい性分なので徳利を持つと必ず底を探るが、この見栄えのする徳利はたっぷり2合が入っていた。

箸休めに「葉山葵」を。Dcim0608_2「ときわ」の「きざみ山葵」ほどではないが、十分鼻腔を刺激する。

〆にはやはり「もり」。Dcim0619つけ汁が薄いのが気になったが、その分新そばの香りが芳しい。

まだまだ唆るつまみが沢山ある。

近くにあれば必ず「通い」になったね、と家人と話し満足して店を出た。

寄合酒。

土曜日、町屋の名店「ときわ食堂」へ。いつものサンポップ店とは違い、この度は京成本線沿いにある方にした。理由は簡単、こちらの方が早い時間からやっているから。Dcim0586店前には既に下町の足、自転車が並んでいる。

店内に入ると心地良い喧騒に包まれた。騒がし過ぎず、この「ほどほど」が良い。余所者が入っても見向きもしない。Dcim0595この店の開店は7時から。サンポップの方は11時の開店。

食堂と言っても、本気?で食事などしている客はいない。皆さん元気に杯をあげている。

コチラは先ずは酎ハイと、つまみは朝らしくハムエッグにした。Dcim0587Dcim0590_2酎ハイを一口、ここの酎ハイはかなりのストロングでよろしい。

品書きから本タコ刺しを見つけ頼んだ。Dcim0593こうなると燗酒が恋しくなり、ときわの名物「きざみ山葵」も一緒に。Dcim0591Dcim0592相変わらず鼻腔の奥までツ~ンと突き抜ける辛さが堪らない。酒でやわらげる。

ソーセージの天ぷらも頼んだ。Dcim0594随分とおお振りに切られたソーセージ、自宅で作るときは斜め切りにするので何となく豪勢な感じがする。たかがソーセージだがこれが実につまみな逸品。ただし丸善ホモソーセージでは無い事はその香りや歯応えで分かる。(嘘です)

酒を追加し、独り酒の特権である様々な人間観察を行う。店内は満員御礼。

満足して店を出た。

千代田線方面に歩くと酔いも手伝い、サンポップ店を覗くとやはりここも満席に近い。寿司コーナーに空席を見つけ気が付いたら座っていた。ときわのハシゴ。

日本酒と白子のポン酢。Dcim0597Dcim0599湯がきたての白子は濃厚な甘みが口腔内に広がり、日本酒とも相まって何とも至福の時。

小腹が空いたので「サービス握り」を頼みこれもつまみにする。Dcim0601つまむに丁度良い大きさの握り、付いてきたあら汁がこれまた日本酒と良い感じで絡んでくる。ここもまた満足。

地元に戻り、今宵はどこで揺れようか画策しているところに、ご近所のN和家からお誘いがあった。正に渡りに船、家人と共にお邪魔した。

既にI爪家も来ていて3家族で保育所の話・学童の話・町内会の話で盛り上がる。ビール・ハイボール・ワインと、しこたま飲んで、どうにか帰宅。

無事に本日閉店。

じょっぱり。

今日から青森に入る。夕闇迫る街へ彷徨う。

青森駅のどこか哀愁を漂わせる雰囲気が良い。

青函連絡船が華やかかりし頃は、この青森駅も24時間営業で勢いその周辺の飲み屋も華々しく栄えていたそうだ。

その名残か駅前の飲み屋。Dcim0601暖簾をはらい店内に入ると、直ぐに両側に小上がりがあり驚く。女将さんが一人、先客が二人。

取りあえず女将さんのお勧め青森の銘酒「田酒」をぬるで。Dcim0604Dcim0602お通しは糸こんにゃく・人参を真たらこで和えたもの。これと同じような料理が好きだったおふくろを思い出す。

店の看板にもなっているホタテの刺身を頼んでみた。Dcim0605レモンをひと滴垂らした肉厚な身も、ヒモも絶品。ここではどんなに新鮮な帆立でも、「焼き」でなければ肝は出さないそうだ。残念。

女将さんが気を利かせて色々話しかけ来る。青森駅の栄枯盛衰も聞いた。この店は30年の歴史があるそうだが、ここら辺りでは新参者ですよと自嘲するように笑っていた。

女将さんが酌をしてくれるのであっという間に2本が空いた。そろそろ潮時とお勘定をお願いした。

何気なく出されたその勘定書きは、思いの外上積みされていたが、ここは「みちのく母ちゃん食堂」、世の中そんなに甘くないとの母ちゃんの教えとみた。「気をつけて」との女将さん声を背に受け店を出る。

続いては駅前通りにある「鱒の介」。Dcim0607カウンターと広めの座敷、テーブルがある。駅前の気楽な食堂といった趣。

熱燗を頼む。Dcim0610

お通しは大振りのブリ大根。Dcim0612
楽しみにしていたここら辺りでは今が旬のやりイカ。Dcim0613ねっとりといた中にもしっかりとした歯応えが甘みと共に絡み付く。どうにも日本酒がすすむ。

品書きを見ると、注文したい品々が満載。そんな中から選んだ「鰊の切り込み」。Dcim0611これは鰊を生姜・麹・唐辛子で漬け込んだもの。言わずもがな心にしみる。

酒を追加し、しみじみと味わう。イメージ的には後ろに港の漁火を配した「演歌の花道」。

〆には十三湖の蜆汁。Dcim0614満足して店を出ればすでに寒風が頬を掠めた。

また日本酒の旨い季節がやってくる。

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