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吉原狐。

今日は王子の名店「山田屋」。

この店は午後から「中抜け」があるものの、朝8時からの営業。

Dcim0684Dcim0685文字通り縄のれんをはらい、店内に入る。

正に昭和な店内、歴史と共に角が丸みをおびたテーブルでは既に諸先輩方が元気に飲っておられる。

店主の指示通り指定された相席のテーブルへつく。

先ずは酎ハイと名物の「半熟玉子」。Dcim0687この半熟玉子、メインの半熟玉子の他に素麺も入っている。前回訪れた時は蕎麦だった。酒呑みの真髄をつく、真っ当なつまみだ。

もう一つの名物「ハムカツ」。Dcim0690熱々な揚げ立てでふっくらとしているが、中身は極薄のハム。酒の邪魔にならずこれが良い。これだけで濃い目を2杯。

この店もまた品書きが多い。その品書きの中から「蝦蛄」を探し当てた。日本酒の燗と共に頼んだ。Dcim0691Dcim0694

2合徳利で供された日本酒、中身は辛口の八重寿。

蝦蛄はさすがに瀬戸内のそれとはいかないが、中々どうして日本酒と共に旨い。

隣に座る4人のご隠居さん方、聞くとはなしに聞こえてくるヨタ話が面白い。

恐らく皆さん70前後とみられるが、しっかりと艶話も忘れない。長半纏を着た長老らしき方が「だからおめぇは吉原の狐に化かされたんだよ」などと相好を崩しながら楽しそうに話している。

「狐なら王子でしょう」などと無粋な突っ込みは止めておこう。

日本酒となれば、やはりこの節は湯豆腐。Dcim06923これは所謂「温奴」。醤油をかけ回し食す。

先ほどの方々が筋子やタラコを美味そうにつまみにして飲っている。タバコも両切りのピース。実に羨ましい。斯く有りたいものだ。

目の前に座ったやはりご高齢の方は、「銀鱈の煮付け」を肴に2合の日本酒を空けて颯爽と立ち去った。

コチラは酒の追加と「にこごり」。Dcim0693日本酒に合った極めつけの酒肴。

この店はお客に優しく厳しい。客を放っておいてくれるかわりに、店主と目を合わせないと注文が出来ない。実は優しいのだが一見強面の店主に二の足を踏む客を見かける。

何れにしてもやはり名店。

まだまだ血気盛んな諸先輩方に目礼をして店を出た。

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コメント

「花生」のご常連の先輩方もそうですが、血圧が高いからこれは食えないとか通風だからこれはやめとこうなんて野暮な事なしに、朝から元気に自分の好きなものを好きなように飲っている姿を見ていると、自分もあの年代になってもかくありたいと思いますね。

M酔軍様

仰る通りでございます。

私も諸先輩方に習い、ちょっとぐらい肝機能が悪くても酒道に邁進する所存ですので今後もご指導のほどよろしくお願いいたします。

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