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2012年8月

なにわ発ソウルフード。

大阪は難波。

昼餉にはちょっと早いが、そのまんまの品名「名物カレー」求め自由軒へ向かう。Dcim0592残念ながらまだ準備中。11時30分の開店まであと10分ほどある。

幼少の頃からの堪え性の無い性分、その10分が待てない。

そっちがそうならばと、踵を返して肉吸いの「千とせ」へ向かう。Dcim0591_3久方ぶりの訪問。

躊躇なく「肉吸いと小玉」。Dcim0589初めに「肉吸い」が届いた。画像では見えないが中には程よくボイルされた玉子が隠れていて黄味を突っついて掻き混ぜるとこれが何とも言えず円やかな味になる。

続いて運ばれてきた小玉(しょうたま)。Dcim0590見た目も壮観な両雄揃い踏み。各テーブルに備えつけてある玉子かけごはん専用の醤油を正に「ぶっかけ」ながら肉吸いと交合に食す。

どうにも満足。










美濃囲い。

いつもの野暮な生業で本日より大阪入り。

阪急線で十三の駅に降り立ち、いつもの十三屋とは反対の商店街を彷徨う。

その商店街の中ほどにあった「イマナカ」酒店。いわゆる「角打ち」。Dcim0569独りでの角打ち自体は慣れてはいるが、そこは十三、少しも躊躇しなかったと言えば嘘になる。

いつもより気合を入れて、「えぇ~い、ままよ」と飛び込んだ。Dcim0570Dcim0573Dcim0571店内に入ると左手にテーブル、右手にカウンターがあって、当然ながらテーブルは先客さんで賑わっていた。痛いほどのチラ見をされながら空いていたカウンターへたどり着く。

とりあえず酎ハイ。Dcim0572多目に入れられた焼酎を、初めて見る銘柄の炭酸から注いで飲り始める。

つまみを何にするか思案していると、そこは酒屋様々な缶詰が並んでいる。コンビーフも良いし、定番の鯖缶・オイルサーディンなど、好物が満載。

その中で「本日のおすすめ」に「わさび菜のおひたし」があった。これは良いと、金町の「ゑびす」のそれをイメージして頼んだのがこれ。Dcim0574見た目で少し躊躇い、匂いで決定的になった。これは「おひたし」ではなく、完璧な「漬物」。

当然一口も手を付けず、出来るだけ端っこに追いやる。

気を取り直して頼んだ白葱焼き。Dcim0576これはシンプルでそのまま旨い。

この店は角打ちには珍しく調理物も提供している。Dcim0575揚げたての竹輪とイカの天婦羅を所望する。Dcim0577店のおばさんが「ソース?醤油?」と聞いてきた。迷わず醤油と答えたが、悪戯でソースも掛けてみると、これが悪くない。

常連さんは、最初こそ刺すような視線を送ってきたが、その後はこちらへはお構いなく陽気に戯れている。

お勘定を済ませ店を出る。十三の駅へ向かう途中商店街で棋士に出会う。Dcim0580さすが大阪、自称坂田三吉が沢山いる。


西中島南方へ戻りお気に入りの正宗屋へ。Dcim0583

早速、日本酒の冷(常温)。Dcim0584新鮮「ケンイカ」を頼む。Dcim0585_3供されたイカのそのテカリに新鮮さが伝わる。一口食べると見た目通り、何とも旨い。紅ショウガもよろしい。日本酒もすすむ。

品書きにあった「湯ドーフ」。Dcim0588_2薄味ながらしっかりと鰹出汁のきいた豆腐に朧昆布、これがまた絶品。堪らない。汁まで綺麗に飲み干す。

本日も満足。
























天上天下唯我独尊。

独り「ときわ食堂」にてまずは温燗の大。Dcim0554店内を見渡せる一番端っこのテーブルに座り、しばし至福の時を迎える。

本日のサービス刺し盛は「鰯・甘海老・鰹・間八」。

Dcim0555いつもながらの賑わいを見せている。

好物の「イカ下足と里芋の煮つけ」。Dcim0557西方ならこの真っ黒い汁にたじろぐのだろうが、東方のコチラはこれが堪らない。それにしてもイカと里芋、あるいはタコと里芋は鉄板の組み合わせ。

いつもの「刻み山葵」を頼もうとしたら見逃せない品書きが目に入った。Dcim0559鮮やかな朱色が眩しい「海鞘の塩辛」。酒を追加してゆるりと「ぬる」を飲る。

この店は独りで来ても全く飽きない。様々なお客さんの人間観察も然ることながら、店内の壁全面に貼られた品書きを眺めているだけで楽しくなる。ただ難点は一度見失うともう一度それを探すのに苦労する事。

続いては「ゑびす」。Dcim0563暖簾を潜り、ご高齢のおやじさんと女将さんに挨拶をして早速コの字型のカウンターに腰掛ける。

何かさっぱりした物が恋しくなり頼んだ酎ハイレモン。Dcim0560タンブラーに一杯入った酎ハイに、専用のショットグラスからレモンを注ぎいれる。

このショットで中2杯はいける。

品板から帆立の貝焼きを選んだ。Dcim0561熱々で大振りな帆立とその香ばしさが酎ハイレモンを誘う。旨いね。

更に小鯵のフライを頼んだ。Dcim0562カラッと揚げたてのほくほく、実に旨い。付け合せのポテサラも大変よろしい。

いつもながらのおやじさんと女将さんのやり取りに心が和み、ささやかだが確かな幸せを感じる。

恐らくこの店はこのお二人の代で終わるのだろう。

この店に巡り合えたのも何かの縁、その時が来るまでしっかりと見届けたいものだ。

お二人と常連さんに挨拶をして店を出た。

















Born in the USA。

土曜日、家人の誕生日。家族四人で「 Waltvegas」へ。Dcim0565_2ビルの1階にあるウッディーな外観Dcim0567_4Dcim0568_4店内も余分なデコレーションが無く、アメリカンな感じがして中々よろしい。
Dcim0566_3
マスターの趣味なのか、バンジョーやストラト・フェンダーのアンプが飾ってあった。

予約席に案内される。この店を選んだ理由はビールのその種類の多さ。ビール党(実は、なんでも党)の家人には打って付けだ。

先ずは各々ビールで家人を祝福した。Dcim0570中学生の頃VANのジャケットを買った際に付録でポスターが付いてきて、そこに写っていたのが「バドワイザー」。

当時はその缶がなんなのか分からず後になってビールである事を知り、そこに憧れのアメリカを感じたものだ。ほろ苦い思い出と共に飲み込む。

アペダイザーでアボガドとエビのサラダとジャーマンポテト。

Dcim0572Dcim0573アボガドの軟らかさとエビのバランスが丁度良い。どこにでもあるメニューだが、このバランスを合致させるのは中々難しい。

アメリカンスタイルならやはりバーボン。ビールは家人に任せ、コチラはジャックダニエルのダブルをロックで、愚息はジントニック、娘は何やらカクテルのようなものを頼んでいた。Dcim0574

「バッファローウイング」。Dcim0575見た目はさっぱりしているが、かなりの辛口なので付け合せで供されたブルーチーズのデップにつけて食べると良い事を店のスタッフが教えてくれた。早速試してみたらこれが旨かった。

「シュリンプカクテル」。

Dcim0576レモンを搾り、ウオトカが入っていると言うカクテルソースをつけて食す。これも良い。

愚息に言わせれば、アメリカといえばハンバーガーなのだそうだ。相変わらずの単純さを確認する。

Dcim0578オードブルとして頼んだこの「デビルバーガー」は旨かった。

家人はこの時ばかりと様々なビールを試している。

いつもの酒場とは勝手が違い少々のケツの座りが悪いのは否めないが、家人も喜んでいる様だし、たまには趣向を変えるののも良いか。

愚息に「もう一軒行こう」と誘われ、チェーン店じゃない事を念を押して生意気にも「行きつけ」だと言うその店に連れて行かれた。

店名は失念したが、広い店内に余裕のあるテーブル配置。確かにオーナーや店員さんが愚息と親し気に話している。

Dcim0580満を持しての日本酒。なんとなくほっとする。お通しのおひたしも悪くない。

愚息が絶品だと言う「厚焼き玉子」Dcim0581中にチーズが入っていたが、「もっと美味しくしてやる」と一気に醤油を掛け回したら、家族全員に顰蹙を買った。

鶏皮ポン酢。大振りのぷりっぷりの鶏皮はかなりのボリューム。Dcim0583_2
娘が好きな鮭のハラス焼き。Dcim0585_8
この店は焼酎の品揃えも大したもので、壁一面に様々な焼酎が一升瓶のまま飾られている。その中から選んだのは赤いラベルが鮮やかな「天誅」のロック。Dcim0586この焼酎、芋と米のブレンドだそうだ。

家人が選んだ「鶏ももの岩塩焼き」。

Dcim0587

岩塩だけのシンプルな味付けが鶏の旨味を十分引き出している。

更にはこんなものまで。茄子紺が眩しい浅漬けと山芋の山葵漬け。Dcim0589
ささやかな抵抗でコチラはハムカツを頼む。Dcim0590これでやっと自分のフィールドへ帰ってきた気がした。

家人も満足げに、「家族四人で迎えられる誕生日が一番」などと曰わっていたが、この方の人徳かはたまた酒量の所為か、ありがたい事に色々な方からお祝いのメールやプレゼント(ほとんどが酒類やおつまみ)を頂戴した。

お店の方にお礼をして店を出る。

友達ともう一軒飲りに行くと言う愚息と別れいざ帰路に着こうとしたところ、酔った勢いで3人でゲームセンターへ。今更フリッパーや潜水艦魚雷などがあるはずもなく最近のゲーセンには全く興味が無い。

店内を一回りしてくると、家人と娘が「太鼓の達人」をやっていた。バチを振るう母娘のその力強い二の腕に感慨一入。

コチラは唯一楽しめるUFOキャッチャーでCHARAのおもちゃを二つGETしたが、これがかなり高くついた。

ようやく帰宅して家人と飲み直し。







  


野球小僧。

今宵はTちゃんと上野「たきおか」に向かう。

早速酎ハイと生ビールで乾杯。とりあぜず煮込みも頼んだ。Dcim0554 Dcim0553 この店のあっさりとした煮込みは、いつもながら懐かしいさを感じさせる。

Tちゃんはホッピー、コチラは樽酒にかえる。Dcim0559

レバーとかしらを焼いてもらう。Dcim0558 もつそのものの大きさを自慢にする店もあるが、酒の邪魔にならない程度が丁度良い。

心なしかいつもより空いている感じがする。

このTちゃんとは歳が同じと言う事もあり、全く気を遣わずに飲れる。またこの人のキャラクターが明るくていつもコチラが元気を頂く。話題は専ら一時期同じ部活でチームメイトだったお互いの息子と娘の話し。

店内を売りにきた「生しらす」に飛びつく。Dcim0561 本来ならポン酢を掛け回さず、別皿のポン酢に生しらすをつけて食するのが好きなのだが、この店ではしょうがない。

更に鰻の蒲焼。Dcim0563 「鰻はたきおか」と吹聴しているだけに、いつものより身は大振りになったがいつもの好みと違った味わいに少しがっかり。

暫くして店を出てその後は拙宅へ立ち寄ってもらった。

丁度愚息が生意気にビールなどを飲っているところへ殴り込む。愚息とは顔馴染みのTちゃん、この二人の共通点は野球。

Tちゃんは現在も地元のソフトボールクラブの監督をしている事もあり、愚息を捕まえて高校の野球部時代の話や先日終った甲子園の話、更にはバッティングのスイング理論など、二人とも目を輝かせて愉しそうに話しこんでいる。

ソフトボールの話では家人が黙っていない。強引にカットインして話しに割り込んできた。この方、中学・高校とソフトボールに青春を捧げてきた思いが半端無い。

コチラは黒霧島を舐めながらそれを眺めている。

愉しい野球談義も10時過ぎにTちゃんを見送りお開き。

柔。

日曜の夕方、家人と扇寿司へ。Dcim0572 時間が早いのでカウンターには先客2名のみ。

マスターにほんのお印だけの故郷土産を渡し、瓶ビールも頼む。Dcim0573 ママも顔を出し、しばし故郷の話になるが、出前の電話や来店客で忙しくなる。相変わらずの人気店。マスターが忙しく出前の寿司やつまみを拵えている間、お客は大人しく飲んでいる。

この店ではこれまで感じの悪い客に出会ったことが無い。これもマスターとママの人柄なのだろう。

グラス1杯弱のビールに飽き、キープしている焼酎ボトルで抹茶割り。Dcim0574いつもの お任せのつまみも届いた。Dcim0576この頃にはカウンターが満席。座敷にも客が入り始めた。

顔見知りのお客さんに挨拶をする。本人は居ないのに地元の人気者「かっちゃん」の話題が出て、ここのところかっちゃんと会っていない事を家人と話す。近々一献お願いしたいものだ。

もう一つの話題がTVから流れていた竹島や尖閣諸島の問題。

ついつい興奮して大声で話していると家人に袖を引っ張られた。

美空ひばりの名曲ではないが、「♪口で言うより手の方が早い 馬鹿を相手の時じゃない」。これは「馬鹿な国が相手なら口で諭すより手を出すべきだ」と勝手に解釈するが、違ったかしら。

頭を冷やす為に「八海山」の冷酒を頼む。Dcim0577ついでに「梅たたき」も。 Dcim0578 これを舐めながらの冷酒はまた格別。

個人の寿司屋でこれほど地元に愛されている店も珍しいのではないか。時にはやっかみ半分でありもしない噂を立てる輩もいるそうだが、マスターとママは泰然自若として意に介する様子も無い。

家で勉強と称して留守番している娘用ににぎりをおみやで頼み、マスターとママ、顔見知りの方々に挨拶をして店を出る。

お盆が過ぎて幾分朝晩の様子も変わったか。

いつの日にか帰らん。

朝早くから家人・愚息・娘、一家揃ってご先祖様の墓参りへ行く。

帰省すると、前日どんなに遅くまで酔っていようと朝早く起きる。いい歳をこいて逸る気持ちを抑えられない。Dcim0552 遠くに聳え立つ蔵王連峰を仰ぎ見ながら深呼吸をすると、まるでこれまでの悪行三昧が洗い清められる様な気持ちになる。そんな都合の良い話は無いのは重々承知している。

昼は家人と二人で「オオミヤ食堂」へ。とりあえずのビール。Dcim05307 いつもの様にサービスのお通し、美味しそうな胡瓜とタクアンだこと。

今回が帰省後初オオミヤの家人は迷わず「冷ったいラーメン」。
Dcim05316

自分は以前友人から聞いた「オオミヤはカツ丼だ」と言う言葉を思い出し、それに倣った。Dcim05325何しろこの店で麺類以外の物を口にするのは初めてなので期待を込めて食す。

マニアにはこの甘さが堪らないのだろうが、自分にはちょっとキツイ。

Dcim05338 カツ丼と一緒に供された「なめこの味噌汁」がしょっぱくて旨かったのがせめてもの救いだった。

夕方から家人の兄夫婦と姪っ子が加わっての賑やかな宴。

数々の食べ物がテーブルを飾ったが、結局のところ故郷色の濃い食べ物がメインになる。

さすがに本場の芋煮は旨い。何が違うのか、やはり味マルジュウや洗い里芋と山形牛がキーポイントなのだろう。Dcim0537 Dcim0540汁が濁らない様に弱火で煮た牛肉・芋・蒟蒻・葱の絶妙なバランスが堪らなく旨い。

最近は都内のスーパーにも顔を出すようになった「山形のだし」。市販の「だし」を「あれは全然ダメ」と全否定する家人は、いつも一生懸命「自家製だし」を作る。因みに自分はこの「だし」が食べられないのでその違いが判らない。Dcim0541

更に大好物の鯖生利の煮物 Dcim0539鯖の生利節とインゲン・細竹・糸コンを味マルジュウで煮たもの。冷めても旨いのが良い。

日本酒・焼酎・ビールなどがガンガン酌み交わされ、ここのところ体調を気遣い押さえ気味の親父殿も張り切っている。

日付を跨いで各々飲み疲れたところで自然に終了。

翌朝、仙台に住んでいる家人の兄夫婦と姪っ子を見送りした後、ご近所さんへのお土産を買いに出掛ける。故郷では人の集まるところには必ずと言って良いほどある「玉こんにゃく」。Dcim0543醤油の芳ばしい香りに釣られてついつい買い食い。芥子が鼻を突く。

昼は我が家族とお袋さんの5人で、お袋さんのお奨めの「あきばや」へ向かった。

この度は家人が不承不承の運転手。愚息ととりあえずのビール。Dcim0547家人の方は見ずに、愚息とひっそり乾杯。お通しは蕨と茸の煮物。大変よろしい。

家人や娘、お袋さんは温鳥中華・冷鳥中華などを頼んでいる。

自分と愚息は名代「あきばやの板蕎麦」。Dcim0550 蕎麦・汁ともに文句無く旨い。この状況では日本酒に成るのは当然の流れ、早速六歌仙を常温で頼む。

我が故郷では蕎麦にゲソ天は付きもの。Dcim05493もちろん蕎麦汁につけて肴にする。これも良し。

満足して店を出た。

帰省最後の夜。近所の「さくらい肉屋」で親父殿、お袋さんと暫し別れの宴。Dcim0565

相変わらずCPの高い素材。Dcim0555サーロイン・ロース・サガリ・タン・カルビ・ これを3皿。その他にも海鮮焼きや野菜などを頼む。

自分だけハイボール、その他は生ビールで乾杯。Dcim0554_2

娘が目ざとく見つけた「特選山形牛のユッケ」。Dcim0558新鮮なユッケを自分の手でパッケージから開けて卵黄の入ったタレにつけて食す。

親父殿とお袋さんは社会問題にまでなった例の一件が気にかかり、しきりに違う品を頼むように促していたが、この娘の食べ物に対する貪欲さは尋常で無い。満面の笑みでうまいうまいと連呼していた。

家人と二人、珍しく赤ワインにする。Dcim0563サーロインに玉ねぎのおろしダレを掛けて食べるとこれがまた最高。ワインの重さも丁度良い。

〆は冷麺。Dcim0564シンプルで酸味のある冷麺にほっとしてお開き。

皆そろって歩きながら帰る道すがら、小さい水路があったのでスマホのライトで照らすとザリガニや鰌がさっと身を隠すのが見えた。

日中の暑さが嘘の様に朝夕の風が涼やかで心地良い。

よほど気分が良かったのだろう、親父殿は家に帰りトンボ製のハーモニカを取り出し、得意の懐かしい調べを奏でた。

「♪夢は今もめぐりて・・」

魚影。

朝早くに有無を言わさず愚息・娘を連れて幼少時代の縄張りだった馬見ヶ先川でCHARAと戯れる。Dcim0510 当時はこの川にも蛍が舞っていたが今は昔。魚だけは確認出来た。Dcim0512 川遊びが初めてのCHARAは水に浸かり完全に固まってしまう。

昔の遊び場を巡ってからお気に入りの一つ「羽前屋」で昼食。

とりあえずビールで喉を潤す。こう言うパターンでは娘が運転手を引き受けてくれるので非常に助かる。Dcim0517この度はご丁寧にも漬物3種のサービス。 Dcim0519 我が故郷の人々は本当に漬物が好きだ。

Dcim0520オーソドックに中華そば。 Dcim0522愚息は紅生姜が鮮やかな「冷ったいラーメン」。 Dcim0523娘が選んだのは「冷やし鳥そば」。

たまたまなのだろうが店のオペレーションが著しく悪くかなり待たされ「もう二度と来ない」などと怒りを露にした愚息は一口食べて 悔しそうに「旨い」と発した。同感。

夜、因果な商売の為一足遅れて家人が参戦。

家人のお袋さんの素朴な手料理を肴に親父殿と酒を酌み交わす。Dcim0524「棒鱈煮」と「茄子揚げ酢味噌」。 Dcim0525「袋豆腐」。普通の四角いパック入りとは違い、円筒形の透明なビニールの袋に入っている。これが旨いんだず。 Dcim0526Dcim0527「長ささぎのヌタ」と「蕨の漬物」。

酒は天下の出羽桜。Dcim0529 娘や孫と一緒に酒を愉しむ親父殿や、自分は下戸だがいつも最後まで付き合ってくれるお袋さんを眺めながらいつもより早目に酔う。

BLUES FROM THE YELLOW 。

本日より帰省。ガセネタの高速道路渋滞情報に惑わされて5時間も掛かったが、時間の制限が有るわけでもなし、のんびりと車を走らせてきた。

先発隊は家人を除く3人と1匹。

帰省の際の関所、「オオミヤ食堂」。Dcim0491_3

先ずは無事到着を祝い瓶ビールで乾杯。Dcim0492 サービスで付いてきやがった頂いた漬物を愚息と娘が絶賛していた。きっとうまいんだろうな。

「いよっ、待ってました」。ワンタンめん・冷ったい(つったい)ラーメン・冷ったい鳥そば。Dcim0495 Dcim0494 Dcim0496帰省の楽しみは幾つかあるが、これらの地元ならではの食事はその中でもかなり大きなファクターである。

夜は昔のバンド仲間4名と一献。

居酒屋「かっちゃん」。親しみを感じさせる店名。

ビールで乾杯した後、お通しが供された。Dcim0497 向かって左より、生湯葉・数の子とメカブの和え物・イカの塩麹漬け。

これではビールで遊んでる場合でない、店主「かっちゃん」お奨めのオリジナルブランド。Dcim0499小洒落たグラスで頂く。切れ味が良くて旨い。

お造り。 Dcim0504みな旨かったが、特に好みのホッキ貝とシャコが良かった。Dcim0500 黒毛和牛のハム。ここの大将、中々の手練 である。

銀鱈の西京焼き。Dcim0502盛り付け味共に良し。

途中「生海月のポン酢和え」で 暫し箸を休める。

Dcim0498

更に蛤の潮焼き。Dcim0505

高血圧や中性脂肪、肝機能障害など、年齢層に見合った正しい会話の中で塩ッ辛いものを肴に更に酒が進む。

「馬すじ肉のジュレ添え」と馬刺し。Dcim0506 これはまた独特な噛み応えとすじ本来の味わいがした。Dcim0507このぐらいの脂が丁度良く、生姜だけで食す。旨い。

冷酒が飛び交い、かなりの酔い。

満足して店を出て、駅前から七日町へ移動。

もう一人のバンド仲間が営っている店に正になだれ込む。Dcim0508暫くしてAのKeyでいつもの如く俄かブルースセッション。クリエイション・サンハウス・マキOZの和からクラプトン・BBキング・フレディーキングなどをなぞる。

愉しい夜はあっと言う間に過ぎてゆき、午前2時半ごろに帰宅。

踊る阿呆に見る阿呆。

昨日大阪より帰京したものの、一夜明けて今日は徳島へ向かう。

寅さんどころか、これではまるで蟹工船か。

岡山からマリンライナーで瀬戸内海を渡り高松。Dcim0490 高松からは「うずしお」に乗り換え徳島。東京からの所要時間は6時間弱。

空路なら2時間50分程で徳島へ行けるそうだ。なぁ~んだ、たった3時間くらいしか変わらないではないか。楽勝楽勝。

徳島駅に降り立つと、街全体が12日からの阿波踊りの準備に大忙しの様子。駐車場などでは普段着で踊りや笛・太鼓の練習などが行われていた。

そんな中、駅の近くに在る「安兵衛」の暖簾を潜る。Dcim0492地元密着な感じで殆どが常連さんだが、これが一たび阿波踊りの期間となると多種多様なお客でごった返すのだろう。

先ずは最近得意の瓶ビールの小瓶。Dcim0493つまみには地蛸刺し。Dcim0495_2やはり旨い。徳島とくれば「かぼす」、蛸刺しにちょいとつまんで搾れば爽やかな風味が広がり味が一層引き締まる。

当然日本酒のぬるに成る。Dcim0496

Dcim0497

続いては、地元徳島名産の泡踊り「阿波尾鶏」の鶏わさ。淡白な中にも鶏本来の滋味深い味わいがして酒も進む。

この店に腰を据えようか迷ったが、何せせっかちな上に移り気な性分ゆえお勘定を済ませ店を出る。

通りを流していると気に成る店、日本料理「さわらぎ」。Dcim0499表に掲げてあった品書きの一部に「鯛の腸(わた)の塩辛」とあった。

これだけで暖簾を潜った。先ずは地元の冷酒。Dcim0500涼しげなガラスの瓢箪型徳利に容れられた酒は辛口で中々よろしい。

頃合良くお目当ての品が届く。Dcim0501塩っ辛さの中に旨味が凝縮されている。やっぱ、日本酒にはこれでしょう。いや旨い。

冷酒をおかわりして次に頼んだのは西国の夏を彩る「鱧」。Dcim0504 器には酢味噌が付いて来たが、別猪口で梅肉も供された。どちらも涼味満点。もう一本追加して更に涼を愉しむ。

満足してお勘定。

阿波踊りよろしく、千鳥足で宿へ帰る。

SOOO BAAD REVUE。

巡業も四日目を迎えると、さすがに生気も減退気味。

しかしながら、行かねばならない、何故ならそこに酒場があるから。

今宵は[十三」。Dcim0517 路地の両端からは正しい昭和の香りが流れる。

先ずは名店「十三屋」

Dcim0515

数ある品書きから酎ハイと馬刺しを頼んだ。Dcim0508 Dcim0510 ルイベ状の馬刺しをおろしたて大蒜で頂く。旨い。

左手を冷酒にかえて、右手には蛸ぶつ。Dcim0512 Dcim0511 関西の蛸はやはり旨し。

この暑い最中、掟破りの「湯豆腐」。Dcim0514なんだ、温奴かと思ったら汁が酸っぱい。ポン酢がふんだんに入っていて中々旨い。冷酒を追加。

人気店ゆえ、正に老若男女様々な人が入れ替わり立ち代り出入りがあり、名店に付き物の客捌きが上手い店員さんも居る。

早目のお勘定。

通りをふらつき、何となく暖簾を潜った「平八」。Dcim0519好みの幅のある長いカウンターとテーブル。等間隔にある器にはソースが湛えてある。Dcim0526 Dcim0522 Dcim0523 カウンターに腰掛け、冷酒と青唐辛子を頼む。小魚は出汁に使ったじゃこだそうだ。

気に成ったのは冷酒の銘柄。壜の下に怪しく「世界統一」とある。どこか胡散臭い名称。

女将さんに聞くとどうやら和歌山の酒らしいく、何でも南方熊楠に係わる酒蔵が造っているとの事。失礼しました。味もけして悪くない。

世界統一を追加しながら「ふぐゆびき」。いわゆる「ふぐ皮ポン酢」を頼む。Dcim0524

この店はカウンターのソースで判るように、串揚げがメインだが、こういった小鉢も旨い。

満足して店を出る。

「みなかた」では無く、「みなみかた」へ戻る。

いつもの「よってこ」へ寄ろうかと思ったが、先に灯りが見え暖簾を潜った家庭料理「ゆきんこ」Dcim0529

店内に進むと、鍵型のカウンターと広い座敷がある。

Dcim0531 白鹿をぬる燗で。お通しには冬瓜と海老のあんかけ。この時点で合格。

欲深い呑み助は、さらに旬真っ只中の「鮎」なんぞを頼む。Dcim0532哀れ「香魚」も焼かれてしまえば形無し。

カウンターの上に大皿に盛り付けられている様々な料理が並んでいる。

丁度コチラの目の前はどうやらハンバーグ。女将さんに聞けばこの店の人気メニューとの事。しゃらくさいと思ったが、上品な女将さんに優しく言われれば即座に頼んでしまう悲しい性。Dcim0533一口食べると、言い訳では無く旨かった。やはり日本酒にはハンバーグが合う、だって。

これ以上長居をすると危険な雰囲気になりそうなので、お勘定を済ませ帰りしな「ハンバーグ美味しかったよ」とさり気無く伝える。

「ほんまですか、うれしいわぁ~」と縋る女将を振り切って店を出た(ウソ)。

俺は寅さんか。

明日からお江戸へ下る。

風の中おのれを責めつつ歩く。

新大阪から慌てて新幹線に飛び乗る。

新山口で「特急スーパーおき」に乗り換え、向かうは島根県益田。スーパーとは名ばかりで途中の大雨により車中で1時間近く足止めを喰らった。

サクサクと用件を済ませまた戻り返し。今日だけで6時間半以上も電車に乗っている。いよいよ寅さんと化すのか。まぁ空を飛ぶ事を考えたら全然苦にならないが、それでも身体は正直だ。

せめてもの手慰め。このアルミ缶の田苑、アルコール度数が12%ある。話が早くて良い。Dcim0493

新山口へ戻った時には既に日も暮れてあたりも薄暗くなっていた。今日は疲れたので今夜は宿でゆっくり、などとも思ったが、何せ初めて降り立った山口、本能が蠢く。

駅前付近を散策したが以外に灯りが見えない。それでも脇道に反れてどうにか見つけた「やきとり・あじ吉」。Dcim0504 店内は年季の入ったカウンターと奥にテーブルがあり、常連さん達が盛り上がっていた。

コチラはカウンターに腰掛、取り敢えずのビール。Dcim0494_2改めて辺りを見回すと、はじめは真っ赤だったであろう堤燈もスモークがかかり、カウンターと共に良い色に輝いていた。Dcim0495Dcim0496 恐らくやきとりがウリなのだろう、種類も沢山ありそうだが一々頼むのも面倒になり、一人で店を切り盛りしている女将さんに、「適当に」とだけ伝え任せる。Dcim0499             若鳥・豚バラ・ネギ間。 Dcim0500塩っ辛さにはかなりの許容範囲があるコチラではあるが、この女将さんの塩の振り方が尋常で無い。正に高血圧まっしぐら。今時珍しく思わずニンマリ。

そうなればコチラも居住いを正して日本酒のぬる燗を頼む。Dcim0502 さすがにご当地、アルミの酒たんぽに注いだ一升瓶の銘柄には「山頭火」とあった。

更に「皮酢」。Dcim0503この皮酢、浅草辺りのそれとは違い、油で揚げていない。さっぱりとした中にも脂の旨味が十分際立ち旨い。

更に山頭火を追加。

良い気持ちになると同時に満足して店を出る。

駅前に戻ると白い物が浮かびあがる。Dcim0506 なるほど、「其中庵」。先ほど車中より湯田温泉も過ぎてきた。

蒸し暑い中、少し疲れて「うしろすがたのしぐれてゆくか」。

上洛。

相変わらずの巡業。前入の為、日曜の朝7時50分東京発の「のぞみ」に乗り込む。

座席に着き、早速店開き。Dcim0623ガラにも無く 「ハム屋さんのおつまみセット」などと言う小洒落れつまみを買った。

その上品で薄い味付けに後悔した。

目的地は大阪なのだが、京都で途中下車。盆地ゆえ蒸し暑さを覚悟していたが、思いの外風が心地良い。これも日頃の善行の所為だろう。

先ずは駅から歩いて東本願寺へ参拝。Dcim0626いつもの懺悔と厚かましお願いをする。

地下鉄で河原町へ出る。鴨川に架かる四条大橋から河原を眺めると納涼床が誇らしげにせり出ていた。Dcim0629河原町や祇園も良いが、いつか貴船や高雄の川床で舞妓さんと戯れてみたいものだ。

さて、新京極。25年ぶりで訪れる。目指すは「スタンド」。Dcim0631マニアの間では既に知られた名店。外観もレトロだが店内はもっと趣がある。Dcim0634 Dcim0635

店内はテーブルと大理石の長いカウンターがあり、カウンターはお客同士が対面で座る。

そのカウンターに案内された。月桂冠の特級と「えん豆玉子とじ」を頼む。Dcim0632Dcim0633独特のスタンド伝票。えん豆玉子とじ、塩っ気があってこれが中々イケる。

品書きにあった二級酒を常温で頼んでみた。Dcim0637 値段は安いが特級より飲みやすい。これで十分。

続いてオーソドックスに「京都と言えば豆腐」の連想から冷奴。Dcim0638 常連さんらしき方々が「セット」と呼んで頼んでいるつまみ。ハム・パスタ・枝豆・揚げシューマイ が一皿に盛られている。品書きには無いが頼んでみようか。

そこに隣のおばさんが頼んだ「冷やしラーメン」が運ばれて来て驚いた。

てっきり「冷やし中華」かと思ったら、これが我が故郷発祥の「冷ったいラーメン」に似ている。

これは捨て置くわけにはいかず、少々興奮しながら早々に頼んだ。

玉子焼きが気に入らないが、それ以外の様子は良し。Dcim0639 息を整えて一口食す。鰹出汁が効いていて中々よろしいが、どうにも味が薄過ぎる。これはいただけない。すぐさまカウンターの醤油を遠慮無く掛けまわす。

それを見ていた目の前のおじさんが明らかに怪訝な顔で冷めた視線をコチラへ向けた。

古よりの雅な文化では到底敵わないが、「冷ったいラーメン」ではコチラが本家、黙って見ててもらおう。ほら見ろ、大分本家に近づいた。

それをつまみに二級酒を追加した。いや満足。

阪急線で一路大阪へ向い「動物園前」で下車。ジャンジャン横丁を通り抜け言わずと知れた呑み助憧れの「新世界」。Dcim0641 通りから路地に入ったところにある「酒の穴」。Dcim0647先ほどのスタンドと良い、この度の酒の穴と言い、吉田類巨匠の軌跡を辿ってみる。

店内に入ると鍵型のウンター。とりあえず酎ハイと「かに身」「小アジフライ」。Dcim0642 Dcim0643 ポン酢で食す。中々よろしい。Dcim0644 かぼちゃはおまけ。この後に掛けたソースがうまかった。

酒場なので客が酔っているのは何ら不思議では無いが、その酔っ払い方が半端でない。皆ベロベロに酔っている。コチラもその通り。

店を出てもう一軒の目的地、スマートボール「ニュースター」。Dcim0651 Dcim0648 Dcim0649 浅草にもスマートボールをやらせる店があるが玉が青色、そこはやはり基本は白玉でなければならない。その点この店は偉い。平日も営業していてこの日も大入り満員。

通りを歩いていて引っ掛かった「あづま」。Dcim0652店内に入るとガラスケースの中から好みのつまみを自分で選ぶシステム。

ハイリキを頼んだら瓶ごと運ばれて来た。つまみは「きずし」と「イカと里芋の煮物」。Dcim0653  関西での〆鯖(きずし)は今までハズれた験しが無い。紅しょうがもよろしい。Dcim0655 このイカ、胴に卵がびっしり詰まっていて歯応え味ともに結構。

ハイリキを追加したところで品書きに「玉吸い」を見つけた。難波にある「千とせ」の「肉吸い」の様なものだろうか、興味深々頼んでみた。Dcim0656 出汁の効いた汁に半熟の卵とかまぼこが入って、その上に葱と海苔が乗っている極シンプルなもの。これが良い味している。

酔って麻痺した胃袋にも優しく酒の〆には最適。

それにしても大阪は相変わらず懐が深い。

本日これにて終了、宿のある谷四へ向かう。

子の心、親知らず。

大阪から一旦会社へ戻り、「今日は早く帰って家でゆっくり飲ろう」などと目論んでいるところに天敵の愚息から連絡が入った。

何事かと思ったら、「会議で銀座まで来たから、何なら帰りに一杯付き合ってあげてもいいよ」との事。

そのナメた物言いに「ふざけんじゃねぇよ!」と思いながら末広町で待ち合わせ。愚息のスーツ姿を見たのは成人式以来かも知れない。

「おに平」にて先ずは生ビールで乾杯。Dcim0601乾杯するや否や、コチラの方から「金なら貸せん」「女の問題なら自分で解決しろ」「仕事の悩みなら俺に聞くな」と一気に捲くし立てて先手を打ったておいた。

反応を待たず、この店の定番3種のつまみ、タコぶつ・まぐろぶつ・厚切りベーコンを直ぐ様頼む。Dcim0603              Dcim0611 Dcim0608 これと言った特別な用事があった訳では無く、単に時間があったから連絡をしてきたようで、コチラとしてはホッと胸を撫で下ろす。

途中から日本酒になる。Dcim0609我が故郷の「住吉」の銀を冷で。 Dcim0610程良い辛さと腰があり 、掛け値なしにやはり銘酒。

この他に「牛すじ煮込み」も頼んだのだが、残念ながら大阪のそれとは比べ物にならず、画像に残す事すら失念してしまった。

酒も入って愚息との会話の中で、小学1年から6年まで通った学童保育時代の話になり、御世話になった義兄弟の鉄仮面さんをはじめ、そのご家族の話に二人して当時を懐かしんだ。

愚息の口からご近所のI上さん・I井さんの話や、更にはM酔軍氏とその御門弟の大守氏の名前が出て「また今度飲みたいな」だと。

これまで散々潰されて、花生食堂の便器を抱えて寝込んだ事等、こやつの脳裏からはとっくに消え去っているのだろう。この学習能力の無さはまさしく母親ゆずりである。

お勘定の段になり、財布を出しかけた愚息を制し貸しを作る。

河岸を変えて続いては町屋へ移動。当然「ときわ食堂」。Dcim0613 愚息は生ビールに戻り、コチラは酎ハイで仕切りなおし。

天下御免の「刻み山葵」。運ばれて来た時に余計な事は告げず「これめちゃくちゃ美味いから」とだけ一言添えた。Dcim0614 箸で摘んで口に入れた途端、予想通り愚息は鼻と目頭を押さえ落涙しながら悶絶している。

笑っ笑っ笑っ、愉快愉快。大人の社会とはこう言うものだ。思い知れ。

痛みも大分和らいだようなので愚息の所望した好物の貝シリーズから盛り合わせと焼きハマ、そしてサザエの壺焼きを頼む。Dcim0615 Dcim0617 Dcim0621 ここらで二人とも「辛丹波」になる。Dcim0618

更には伝家の宝刀、「ホヤの塩辛」。Dcim0616 さすがの愚息もこの旨さに唸っていた。これで飲る日本酒は正しく至福である。

小腹が空いたと言うので「鉄火巻」を頼む。Dcim0620 これをつまみに更に酒を追加。

愚息の方から「明日もあるからこのへんで」と切り出してきた。

出張帰りで疲労困憊の中、かなりの酔いで店を出る。

愚息は明言通り、明朝が早いらしく職場の側にある先輩の家に泊めて貰うらしい。

北千住で分かれた。

良い気持ちで家に帰ると、家人から愚息を一緒に連れて来なかったこと事を責められた。

全く以って、間尺に合わない。

曽根崎心中。

尋常では無い暑さの中、最後の気力を絞って梅田へ繰り出す。

勤め人の帰宅時間とも重なり、梅田の地下街地上共にいやはや凄い人出。

知人に聞いた人気の「新梅田食道(ママ)街」を素見したが、確かに雰囲気はあるのだがどの店もイマイチしっくり来ない。

そんな中、偶然出くわした「曽根崎お初天神通り」。Dcim0599

いかにも「浪速の商店街」を漫ろ歩くと、在るねぇ~良さげな店が。Dcim0597カオスな商店街に凛々しく聳え立つ居酒屋「多聞・松屋」。

逸る気持ちを抑えながら暖簾を潜る。

長いコ型のカウンターがどこか誇らしげに見える。

とにかく喉が渇いた。小瓶では足りづ大瓶のビールを頼む。Dcim0583「おおざか」ではアルコールと「どて煮」は周知の併せ業。

Dcim0584品書きから「タコぶつ」が目に入った。見た目はありきたりだが、一口食すとこれがまた旨い。いままで西方のタコで外れた験しが無い。

多聞の冷酒「爽」をいただく。う~ん、旨い

Dcim0586_2

これぞ冷酒の為の肴、「わけぎ」。イカが入っているところがよろしい。Dcim0588 酢味噌の塩梅が大変よろしく、余計に冷酒がすすむ。Dcim0589 更に冷酒には御誂え向きにの玉子豆腐があった。暫し涼を味わう。

隣のおじさんが注文した赤ウインナーが運ばれて来た。

驚いたのは一皿三本の串に各々3個のウインナーが刺さって300円。このコスパではさすがの「たきおかも」形無し。

ここで真打「多聞」のぬる燗を頼んだ。Dcim0592 これが旨いんだな~、困った事に。

ついでに掟破りの「松茸土瓶蒸し」。Dcim0595_2 Dcim0596_2この松茸君、恐らく異国の出身であろうが、それでも鱧の旨味と相まって何とも言えず旨い。

なぎら健壱そっくりの店員さんが、現在開催されているオリンピックに於いて北朝鮮が金メダルを3個取っているのに、日本がゼロなのは実に情けないと吼えていた。

「ぬる」を追加して一緒に気炎をあげるも、明日が早い事を思い出しお勘定済ませ店を出る。

「未来成仏うたがひなき恋の手本となりにけり」。

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