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2012年7月

大阪ビッグリバーブルースⅡ。

本日から生業で大阪へ。

東京も暑いが浪速も負けていない。熱気が身体に纏わり付いてくる。

用件を済ませ、一息ついて定宿から遥か彼方淀川を望む。Dcim0580 「♪流してあげよか大淀に、切って捨てよか大淀に」

小豆色の阪急電車が走る南方の駅を跨ぎ、更に路地を進むと酒心をそそる外観の店が現れた。

「大衆酒場・正宗屋」Dcim0561 Dcim0567引き戸を開け、店内に進むと長いカウンターと奥にはテーブル席もある。そのカウンターの真ん中辺りに腰を下ろす。

メニューにあった小瓶のビールを早速頼む。Dcim0563小瓶の様子がカッコイイ と思うのはビールが弱い者の言い訳か。いや、コカコーラの瓶だって小瓶(レギュラーサイズ)のくびれの様子がやはり良い。

人心地ついたところで辺りを見回すと目の前に良い塩梅に煮込まれた「どて煮」があった。迷う事無く直ぐ様頼む。Dcim0566 Dcim0568 多少甘味があるが許容範囲。更にはそれが味の深みを感じさせる。

即座に酎ハイに移った。気が付けばいつの間にか満席。Dcim0573

関西では「きずし」、関東で言うところの「〆鯖」を追加。Dcim0570 丁度良い強めの〆具合がと紅ショーガが偉い。

ここらで濁り酒に成る。Dcim0574 気の良さそうな店主は受け皿にでは無く、カウンターに溢れさせていた。勿体無い。

タコと玉ねぎの天婦羅を頼む。Dcim0575いつもなら普通に醤油を回しかけるのだが、その様相からソースを試してみた。これが旨かった。濁り酒を追加する。

メニューに納豆を見つけた。

興味本位で頼んでみると・・・Dcim0576青葱の上に鶉の卵が乗っかった納豆の器と別に猪口に醤油と芥子が添えられ供された。まるで納豆の刺身のように。

なるほど、などと感心している間に面倒になりいつもの如く全部混ぜて渾身の力で掻き回す。これが一番。

この店はこの他にも刺身・関東煮・串揚げ・など多種多様なつまみが取り揃えてある。しかも全て安い。

再訪する事間違いなし。満足して店を出る。

調子に乗ってつい飲り過ぎてしまう。その見返りでかなり危ない足取りではあるが、この街に来たら必ず寄るみせが「よってこ」。

無愛想な店主なのだが、つい暖簾を潜ってしまう。

先ずは菊正の常温。メニューにある「よこわ刺し」が気に成り店主に聞くと、いつもの無愛想で面倒臭そうに「本鮪の子供」と教えてくれた。Dcim0577 Dcim0579 愛想は悪いが目利きは確か。いい加減酔った下にも旨さが伝わる。

適当なところでお勘定。

店主の「毎度おおきに」の言葉に後押しされて店を出た。

ゲバゲバ90分。

土曜日。

朝8時に上野で待ち合わせ。

今日は富山から出張で東京に来ている後輩のU田を、東京を案内してやるからと半ば強引に巡礼の道ずれにした。

自称モツ好きで痛風持ちのこの男、それならコチラのアテンドも簡単だし正しくこれこそ一石二鳥。

早速日比谷線に乗り築地へ向かう。

築地本願寺から場外の入り口付近を眺めると思ったほど混雑しておらず、目的地の「きつねや」へスムーズに着いたが、やはり並びは出ている。Dcim0536 Dcim0535 通路の前でぐつぐつ煮込まれている大鍋から魅惑の匂いが漂う。通りすがりの人々が足を止め暫しこの大鍋を見入るのはいつもの光景。

ビール党のU田と日本酒のコチラ。Dcim0532 この度は名物「ホルモン煮」の他に初めて「肉豆腐」を頼んでみた。

「美味いっすね」と一言発しながら、目の前を通り過ぎる人の流れを珍しそうにキョロキョロしている姿が可笑しい。

酒とビールを追加しながら愉しんでいると、隣に中国系の4人組が相席に成った。美味いものを求めるのは万国共通。

どこの国の方々だろうと構いはしないが、マナーを知らず(優しく言えば仕来たりが解らず)コチラがそれを指摘してやろうかと思っていると、一瞬早く大女将から注意をされた。

ところで、この日食したホルモン煮。今までよりクオリティーが低い気がしたのは気の所為か。

続いて向かうはモツ好きの聖地「立石」。とくれば当然「宇ち多”」。駅を降りて仲見世商店街の入り口に立つと、既に並びが出ている。現在時刻は午前9時半。開店は11時ごろ。

このまま並ぶか迷ったが、とりあえず「ゑびす屋食堂」に入り頭を冷やし考える事にした。Dcim0537山下洋輔似の店主にボールを2つ頼む。Dcim0538角七酌グラス一杯に注がれた焼酎をウイルキンソンで割ると丁度良い分量になる。

つまみはU田の所望した鰯刺しと川海老の唐揚げ。Dcim0539 Dcim0540「宇ち入り」前のつまみとしては中々良い選択。

満を持して いざ出陣。

Dcim0546待つこと暫く、ようやく無事二人が入店出来た。   

注文はコチラに任せて貰い、ビールも1本だけは承諾したが後はもちろんウメ割り。Dcim0542

早速、煮込みとレバ・アブラをタレで。Dcim0541 Dcim0543 一口食べたU田が唸る。そのリアクションは正しい。

次はナンコツ・カシラの塩。Dcim0544

更には後輩の為に掟破りの「だいこんショーガ」。所謂おしんこ。大抵の方が注文しているので恐らく美味いのだろう。Dcim0545せっかくなので、大根に接触していない部分を慎重に選びながら好物の紅ショウーガをつまんだ。太くて歯応えがあり美味かった。

U田の「紅生姜は漬物ではないんですか?」の質問を黙殺しながら最後のウメ割りを追加する。

宇ち多”の「おかず」の旨さと独特の店内の雰囲気に感激しているU田を見て、コチラも満足して店を出た。

京成線を乗り継ぎ、巡礼の最後は柴又。Dcim0547 それにしても今日は暑い。この夏初めてしおから蜻蛉を見かけ、ミンミンゼミの泣き声を聞いた。

参道の店を冷かし帝釈天へお参りしたあと、渡り廊下に腰を下ろす。Dcim0550今日も心地良い風が通り抜け何とも気分が良い。

参道を引き返し、途中にある駄菓子屋でフリッパー(ピンボール)と射的をやった。Dcim0551 Dcim0552射的はともかく、フリッパーだけは素通りする訳にはいかない。こちとら故郷で鍛えた腕におぼえがある。

良い歳のおっさんが腰を使いながら真剣にボールを打っている姿を傍にいた子供達は完全に冷めた目で見ていた。正しいリアクションだ。

柴又駅前広場にある居酒屋「春」はまだ開いておらず、かなん亭の店前に腰を掛ける。こんな暑い時でもやはりオープンエアーは気持ちが良い。Dcim0555 冷えた枡酒と心太。これぞ夏ならではの酒肴。

道の向こうから缶酎ハイを片手に少しヨタれて揺れながら犬の散歩をしているおじさんが歩いてきた。

一見、ダンボラーかブルーシーターの様なその風貌に普通なら素見するところだが、連れていた(連れられていた)ウェルッシュ・コーギーがコチラの足下に纏わりつき、終いには座り込んでしまった。Dcim0556おじさんは、「すみませんね~」等と言ってはいるが、見るとやはりかなりの酔眼。

仕方がないので、頭を撫でながら「名前は何て言うんですか?」と聞くと、このおじさん真顔で「キャロライン洋子」と、はっきりと応えた。

メス犬の名なら「キャロライン」くらいはありそうだが、洋子までとは恐れ入った。

あまりにもウイットに富んだその応えに、思わずテーブルをひっくり返しそうになった。何十年ぶりに聞いたその名前。面白いにも程がある。

その後、金町まで出るが「ゑびす」はまだ開いていないので〆の一軒に金町製麺所。Dcim0558 Dcim0560メインはらーめんの様だが、酒と肴も豊富に揃っていて中々面白そうだ。次回はもっとゆっくり訪れてみたい。

JR金町駅で本日終了。

 

 

 

BARMAR。

今宵は娘の元チームメイトの父親、Tちゃんと一献。

待ち合わせは地元のスペイン・バルの「エスパーニャ」。Dcim0527

Tちゃんはハイネケン、コチラはハートランドで先ずは乾杯。Dcim0526サービスで頂いたタコ・イカ・海老のサルピコン。

この店のタパスは手頃な価格で提供してくれる。

このO畑さんとはお互いの息子と娘が同じ歳で、しかも息子達は高校の、娘達は中学で同じ部活に所属していた事もあり何かと気心が知れた仲。

今はそれぞれの道を歩んでいる子供達の近況のやお互いの伴侶の話、更には昨年めでたくTちゃんに初孫が出来た事などをからかう。ご多分に洩れず無条件に孫はかわいいものらしい。

量り売りの赤ワインを頼みグラスで飲る。Dcim0528続いてのタパスは緑・黒オリーブのマリネ。Dcim0531あつあつポテトフライ。ポテトフライと言っても「何処かのそれ」のように油っこくなく、付け合せのピリ辛特製ソースとニンニクマヨネーズが中々よろしい。 Dcim0529 アバンギャルドなケチャップとマヨで描かれたトルティージャ。Dcim0530

いわゆる硬めのスペイン風オムレツとは違い、中はとろりと半熟。

現在Tちゃんは地元のソフトボールチームの監督をしており、土日は朝早くから練習や試合などで何かと忙しい。そんな四方山話をしているうちに1500mlある量り売り用ボトルが空いてしまった。

店員さんに「量らなくても良いですね」などと云われながら勘定を済ませ店を出る。

続きは我が家で。

家人や娘も加わって暫く歓談したが、いつもの如くTちゃんが轟沈したのを合図に閉店。

徒然なるままに。

先週末の肌寒さが嘘のようなここ最近、やはり季節は正直なものだ。

神田淡路町にあるスーパー銭湯「江戸遊」でひとっ風呂浴びて汗を流す。

湯上り後にちょいと飲りに行くなんてぇ~のは、いやどうにもよござんすな。

辺りも丁度良い塩梅に暮れて来る。ここらで寺の梵鐘でも鳴れば言う事なしなのだが。

昌平橋から万世橋へ向かう途中、万世橋高架橋の風情ある煉瓦アーチがまた良い。万世橋の外灯も秋葉原に背を向けて見ると中々の趣がある。Dcim0490 Dcim0491 万世橋から浅草橋やその先の柳橋方面を眺めると、柔らかい外灯の灯や川端のネオンが神田川に映り揺れていた。

今宵の独り酒は橋の袂にある「万世橋酒場」から。Dcim0493初めての訪問だが、立ち飲みスタイルでうなぎの寝床よろしく奥に細長くカウンターが続いている。

先ずはキンミヤの酎ハイとつまみには煮盛りDcim0494濃い目の焼酎が良い。 Dcim0496名前に惹かれて頼んだら、大根・煮玉子・厚揚げ・ちくわ・小松菜の煮物の盛り合わせ。祖母に育てられた所為か若い頃から煮物好き。

この店は肉の万世の系列店で、さすがにこの時間での排骨(パーコー)は重過ぎるがその他のつまみの味も中々良い。

やはり煮物とくればここは日本酒と成る。Dcim0500この角七酌グラスで供されると、どんな酒でも下駄を履いてしまうのは何故か。

ついでにタコのマリネを追加した。Dcim0498カウンターの向こう岸で飲っているニールヤング似(髪型から服装まで)のおっさんが、しきりに隣の客にヨタ話をしている。こんな光景を観察出来るのも独り飲みの楽しさ。

気持ちも良くなってきたのと同時に周りの風景に飽きてきて店を出た。

揺れながら末広町付近へ歩き、蔵前通りに面した「おに平」の戸を開けた。Dcim0501 ここは仕事絡みでは利用するが、独りで訪れたのは恐らく初めて。今宵この店を選んだ理由は特に無い、赤地に黒の鮮やかな看板が目についただけのことである。

先ほどの日本酒の続きを今度は「ぬる」で。Dcim0511 日本酒が呼び水となり頼んだ「鱸」と「赤貝」。Dcim0508 Dcim0509 夏が旬の鱸は身も厚く歯応えもよろしい。赤貝はやはり寒い時期なのだろうが、けして悪くない。

店のママと少し談笑して本日終了。

翌、火曜日。

野暮用で世田谷は経堂へ。

経堂には故郷の幼馴染みが寿司屋を営んでいる。あまり時間は無いのだが素通りする訳にはいかない。Dcim0515_2 久方ぶりに突然訪れてもお互い「おうっ」に始まり、「みんな元気か?」「あぁ元気だ」で挨拶は終了。

カウンターに腰掛け、先ずは生ビール。Dcim0516労働の後の一杯は正に至福。お通しはヒジキと山菜の煮物。Dcim0517_2

ビール1杯で喉を潤したあとはお任せのつまみ。Dcim0519いかにも夏らしい涼しげな器に盛られて供された好物の「アイナメ」と「かんぱち」 。どちらも間違いない。

酒は富山の「若鶴」。Dcim0521 初めて飲んだが中々の強い腰があり、塩っ辛い肴にも合いそうだ。

続いては「シンコ」。Dcim0522 程好い酢味が更に涼感を誘い、何とも旨い。

他のお客さんが居る中、何かとコチラに気を遣ってくれる。少々恥ずかしくもあり、ありがたくもある。

急ぎ働きの如く慌しくしたことを詫び、勘定を済ませた。

帰りしな、背中越しに聞こえた「今度二人で飲もうな」の声に手を上げ頷ずく。

毎度の事ながら、ここを訪れるといつも望郷の念にかられてしまう。

佳肴。

本日は北千住でM酔軍氏、シューテンさんと一献。

駅前を日光街道方面に少し歩き、左に折れたところにある立ち飲み「洗心」。Dcim0472シューテンさんはこれまで何度か訪れているが、M酔軍氏とコチラは初訪問。女将さんが独りで切り盛りしている。

取り敢えずは生ビール、酎ハイで乾杯。

この日が初顔合わせのシューテンさんだが、そこはお二人とも希代の飲み師、程無く意気投合は必然な成り行き。

M酔軍氏は中華料理人「陳建一氏を囲む会」に出席後、懇親会で既に御酒を飲ってこられたとの事だが、その程度ではコチラのアドバンテージには成らない。その証拠に酎ハイを飲るスピードはいつも通り。

一通り肴を頼む。Dcim0473 Dcim0475 品書きには極々素朴な料理が並ぶが、そこは女将さんの「腕に憶えあり」、中々美味い。

この後「さて次は何処へ」との話になったが、この日お二人から頂いた数々の逸品珍味を一刻も早く食したい衝動に駆られ、急遽お二人を半ば強引に我が家へお誘いした。

扇寿司で飲っていたご近所のI上さんご夫妻にもお声を掛け、先ずは出羽桜の誠醸辛口、いわゆる黒で乾杯。

頂いた品々がこれまた凄い。Dcim0476             福井名産の「へしこ」 Dcim0479シューテンさんの地元愛媛の「姫貝」。いわゆるアオヤギだが、舌切りに金串を通して干したものを一焼きして食す。 Dcim0481これも愛媛名物「でびら」。木の葉大のでびら鰈の干物。そのままでは硬いのでシューテンさんがハンマーで叩き程好く柔らかくしたものを生姜醤油で食す。

M酔軍氏からは赤・白のワインと、「蜂の子」。イナゴすら食べられない根性無しのコチラだが、I上さんが絶賛されていた。Dcim0482_3こんな絶品の列なりでは酒がすすまぬ筈が無い。出羽桜が空き八海山に成った。

皆様をお誘いしたは良いが、我が家は芋煮などいつもの代わり映えしない郷土料理。Dcim0483 Dcim0477それでもさすが酒豪の方々、酒さえあれば盛り上がり〆には琉球泡盛「萬座・十年貯蔵古酒」の43度をロックで乾杯。

お陰様でとても愉快な一時を過ごす事が出来た。

ご来店の皆様に感謝。

涙そうそう。

茹だる様な暑さの中、生業で倉敷へ向かう。

夕刻に涼と酒を求めて暫し彷徨う。

駅側のアーケードがある商店街。その脇道に入ったところにある「交由軒」。

Dcim0449店頭のショーケースには蕎麦やうどん、寿司などが陳列されていたが、「ままかり」の四文字に吸い込まれた。

店内はカウンターとテーブルが6席ほど。

カウンターには常連らしき先客さんが既にビールを飲っていたので、余所者のコチラはテーブルに腰掛け、冷酒「福美人」と早速「ままかり」を頼んだ。

Dcim0451ままかりの酢味が冷酒に良く合い旨い。

続いては蛸刺し。Dcim0452既知の通りの蛸っ喰い。蛸と言えば歯応えがこそが信条だが、供されたこれは十分満足。堪らず冷酒を追加。

この店の前に軽トラで鮮魚の行商さんが居た。そこに並んでいた見事な蛸の残像が脳裏から離れない。

このままここに腰を落ち着かせるのも良いが、まだ時間が早い。もう少し巡るとする。Dcim0455一番街と言う名の寂れ具合の良さ気な商店街。そこから分枝する路地にある「素隠居」。

カウンターに腰掛け、冷酒とサワラとニベと呼ばれていたイシモチの刺身を頼んだ。Dcim0456 味は良いが、やはり鰆の文字通り旬ではなさそうだ。

塩っけが欲しくなり頼んだ塩辛。Dcim0457恐らく自家製のそれは、しょっぱさの中に甘味もありその濃厚な味わいに冷酒もすすむ。

品書きを覗くと「湯奴」と言うのがあった。早速頼む。Dcim0458薄味ながらも鰹出汁がしっかり効いた汁に半円形の豆腐が入っている。これがどうにも旨い。酒のつまみにも酒の〆にも丁度良い。

酔いも腹具合も満足して店を出た。

宿に帰る途中、先ほどの商店街に戻ると「くらしきや」と言う様子の良い店があった。

明日の事や様々なシガラミが脳裏を過ぎったが、本能には勝てず引き戸を開ける。Dcim0461カウンターと小上がりだけの小体な店、酔いも手伝いカウンター先客さんの間に入れて貰った。

先ずは酎ハイを頼む。カウンターの上には大皿に料理が盛られている。 Dcim0462旨そうな煮蛸、見過ごすわけにはいかない。 Dcim0468これまた旨そうなポテサラと共に頼んだ。 Dcim0463この店は元気の良い看板娘わかちゃんと、お母さんの母娘で営んでいる。お二人の人柄だろう、常連さんもみなさん余所者にも優しい。

店内に三線があるのに気付き訊ねると、わかちゃんが弾いて歌うのだそうだ。

さっそく「涙そうそう」と「花」をリクエスト。Dcim0469これがまたお上手。それもその筈、地元や岡山市内で度々ライブを演っているそうだ。圧巻は「ヨイトマケの唄」。朗々とした歌声が実に良い。

そうなるといよいよコチラの気分が良くなってきた。酎ハイで喉も潤い、次は何にするか迷っていると、常連さんより「敦スぺ」と言うものを勧められた。

聞けば沖縄の古酒8に対して梅酒2で割った?もので、なんでもその飲み方を提案した「敦剛」さんの名から命名したとの事。

明日もあるし・・と思ったのも束の間、えぇ~いままよと一気に流し込む。

愉快な宵に区切りを付けなければならない事ほど、酒飲みにとって辛い事は無い。最後にわかちゃんよりCDまで頂きお勘定を済ませた。Dcim0471 常連の皆さんに再訪を約束して店を後にした。

気が付けば朝。大破・轟沈

自堕落論。

家人の久々の連休に合わせ、二人で深大寺へ向かった。新宿で京王線に乗り換え調布駅で降りる。

30年以上前、この調布を含めた近隣の布田や国領へは故郷から上京したばかりの好青年(自分で言うしかない)が、ギターのソフトケースを抱え希望に胸膨らませながら毎日レッスンに通った経験がある。

それ以来の事なので、ほろ苦い思い出と共にどこか懐かしい。

バスに15分ほど乗ると深大寺入り口に着いた。Dcim0405 Dcim0401 Dcim0403この度が初めての参拝だが開創以来1300年と言うこの深大寺、さすがに趣があり悠久の息吹を感じる。山門を潜ると本堂をはじめ元三大師堂など、その境内の広さにも驚く。

お参りを済ませると後の目的はひとつ、名代深大寺蕎麦 。

数ある蕎麦屋から選んだのは「湧水・ゆうすい」。Dcim0416 店内の席に案内されたが、様子の良い外席が見えたのでそこを指定した。Dcim0408Dcim0409とりあえず喉を潤す為に家人は瓶ビール、コチラは広島の銘酒「酔心」で人心地付く。 Dcim0412 ちょんの間のつまみに山菜水煮、。品書きには仰々しく「山菜料理」とあったが、旨かったので良しとする。Dcim0414酒を白鶴の「端麗純米」に替え天婦羅ともりを手繰る。「並木」と比べるべくも無いが、蕎麦は中々なのに汁の淡さが少々残念。

往路と同じくバスで調布駅へ戻り、京王稲田堤駅へ。多摩川を渡ると神奈川県川崎市に成る。

駅を降り多摩川方面へ 向かうと、堤防から多摩川と中洲、対岸の東京が見渡せた。Dcim0418 釣りをしている人も居る中、目指すはその川縁にあり吉田類巨匠もお気に入りの「たぬきや」。Dcim0419店内に入ると良い感じの緩い空気が流れている。

メニューを覗くと、焼き鳥・煮込み・おでん・焼きそば・カレーライス等と共にビールはもちろんサワー系や日本酒まで揃っていた。

店先の葦簾で屋根を組んである外の席も良いが、店内の開け放たれた空間から川面を眺め川風を愉しむのも一興。 Dcim0420 Dcim0422家人は相変わらず瓶ビール、コチラは酎ハイ。

 Dcim0423             家人が旨いと絶賛した焼き鳥の盛り合わせと大蒜焼き。 Dcim0425             立派な臓物を使った煮込みも旨い。 Dcim0426この暑さにおでん。 此の手に良くありがちなダラダラと煮込んだだけのふやけた具材のそれとは違い、味付けも丁度良い塩梅で中々イケる。

家人が「こんな店が近くに無くて良かった~っ」と、しみじみ発した。その言葉の重さが伝わってくる。

その意には、「この様な店が身近にあると毎日通ってしまう。その結果労働意欲が減退し、唯でさえ自堕落的な目の前に居るこの男(コチラのことらしい)は何処までも堕ちてゆくに違い無い」。とコチラの心情を簡素にしかも的確に表してしてくれた。

付き合いが長いだけにさすが的を得た考察だ。などと思っては見たものの、元来脳天気な我々には深く考える隙間を与えられずトマトサワーと日本酒を頼んだ。

Dcim0427             

             追加のつまみに冷奴とカレーのルー Dcim0428店のおばちゃんにカレーライスの上だけとお願いして頼んだカレーのルーは果たして旨かった。いやはや何とも至福だなぁ~と思っているところに、M酔軍氏から連絡を頂いた。

本日の行程にM酔軍氏ご夫妻もお誘いしたのだが、M酔軍氏が在籍する会社名が冠の柔道大会が武道館で行われていて、M酔軍氏はそのお立場上雛壇で観戦されていた。 お役目とは言え重職とは斯くも大変である。

それが「飽きたので 時間的余裕が出来たのでどこかで合流しませんか」との事。このままではこの居心地の良さに根が生えてきそうなコチラ夫婦、正に渡りに舟とはこの事、二つ返事で待ち合わせの新宿の酒場へいそいそと向う。Dcim0430それにしてもこのゆるゆるな感じ、海の家とはまた違い川の家も良いものだ。

一転して新宿は西口の喧騒の中にある酒場「かば」。Dcim0432無事M酔軍氏と合流してホッピーやハイボール・生ビールなどで乾杯。

稲田堤に居た事を告げると、M酔軍家はその昔その近所に住んで居て、河原ではBBQや多摩川ではオイカワなどを釣っていたそうだ。

その後、お内儀のE子さんと町屋で待ち合わせ「ときわ食堂」へ向かった。

酎ハイ・生ビール・トマトハイなどで本日幾度目かの乾杯。

相変わらず盛況のこの店、数多ある品書きから何を頼もうか嬉しい悩み。

家人が見つけた大好物の「ほやの塩辛」が残念ながら売り切れとの事に、かなり悔しかったのだろう何時までも地団太を踏んでいた。

             コチラが頼んだ筋子(鱒子)の醤油漬け。

Dcim0434これは外せないこの店での定番、刻み山葵。相変わらず泣かせてくれる。 Dcim0436             イカのゴロ焼き。 Dcim0438途中よりM酔軍氏とこちらは奴などで日本酒の常温を飲る。 Dcim0440 生シラス、常温の日本酒と共に旨い。Dcim0441

この他、ネギトロ巻きや春巻き、独活ぬたなども頼んだ。

いつもながら楽しい一時を過ごす事が出来た。M酔軍氏ご夫妻に感謝しつつ駅でお別れ。

さて次は愚息と娘と扇寿司で待ち合わせ、愚息の仕事の関係で(多分)ほぼ4ヶ月ぶりの対面。近況報告をさせながら酒を酌み交わす。

いつもは運転手役が多い娘、今日は歩き。キンキンに冷えた生ビールのジョッキを片手に豪快に一気に飲み干す。さすがのマスターも目を丸くして驚いていた。この母親にしてこの娘ありか。

途中、地元の名士でこの店の常連かっちゃんが来店。それを見つけた娘が1ヵ月以上も前に過ぎた誕生日のプレゼントを強請っていた。この図々しさ、どこまでも母親似。

一頻り飲んで食べて、いざお勘定の時に愚息が財布を出し「ここは俺が出す」などとほざいた。冗談じゃない、こんな端金でこれまでの様々な事ををチャラにされては堪らない。そこはこれでも父親、片手でそれを制し自分が家人が払った。

事情を良く知っているマスターとママに、久々の一家団欒を冷かされながら店を出る。

家に帰り4人で飲み直し、ほぼ毎日が飲み会と言う恵まれた環境の所為か、愚息もだいぶ酒が強くなった。

何だかんだ説教をたれながら不覚にもコチラの方が寝入ってしまい気が付けば朝。

潰されたフリをするのも楽ではない。

祭のあと。

土曜日、大人(二十歳以上)16名チャイルド2名の宴会を我が家で催した。

リビングにある常設の丸い飯台では間に合わず、急ぎ働きでテーブルや長椅子なども準備する。

お祭好きのSちゃんは早くから来てくれ、何かと甲斐甲斐しく手伝ってくれた。

この度の宴は、娘が部活で御世話になった中学の監督や高校の監督、またそれがご縁でお知り合いになれた方々。一時期とはいえ一緒に泣き笑いした同士と酌み交わす酒は殊の外旨い。

過去の思い出話(ほとんどが苦労話)で賑わいだ宴も酣になる。皆様から酒類・手作りの料理・有名どころのケーキなど過分な頂き物をし恐縮至極。

日付を超えた1時頃、最後のご近所さん方を送り出して閉店。

一夜明けて翌日、と言うか当日の昼、久々に独り「駒寿司」へ向かった。Dcim0385いつもながら朱色の暖簾が眩しい。

マスターに挨拶をしてカウンターに座り、先ずは高清水の冷酒を頂く。Dcim0379 冷酒の醍醐味であるキラりとした切れ味が旨い。

つまみには鯨ベーコン。Dcim0380 これに芥子を乗っけて特製のポン酢で食す、程好い脂と酸味が重なり否が応にも杯がすすむ。

いつもならここらで蛸の吸盤を頼むところだが、目の前のネタケースに吸盤が見当たらないのでホタルイカの沖漬けにする。Dcim0382 少々甘目の濃厚な味わいがまた良い。

更にカンパチのカマ焼き。Dcim0384塩加減も良く 骨の隅まで身をほじくり出したが、残念ながら「カンパチのカンパチ」は探せなかった。

野暮用で出掛けていた家人と娘から携帯に連絡が入り、それを期にお勘定を済ませ店を出た。

昨日の宴会で頑張ってくれた家人と娘二人の慰労も兼ねて食事と言う事になり、娘に行き先を委ねたら「扇寿司」が良いとのこと。

「おいおい、たった今駒寿司を出たところだぞ」とも思ったが、鬼嫁と娘には逆らえず寿司屋のはしご。しかしながら寿司は食べていないので居酒屋のはしごと思うことにした。

扇寿司の玄関前がの外溝に砂利が敷きつめられて綺麗に手入れが施されていた。Dcim0386 良く見ると真ん中にはザキヤマも埋め込まれていたる。マスターも案外お茶目なんだと思い聞いてみたら案の定、娘のKちゃんのアイデアらしい。

家人は瓶ビール、娘はウーロン茶、そしてコチラは抹茶割り。

Dcim0387_2

つまみは先ほどの居酒屋?で十分食べて来たので家人と娘用にいつものお任せ刺盛り。Dcim0388

焼き魚が食べたいと言う娘の所望で頼んだ「鮭ハラス」と「鮎塩焼き」Dcim0389 Dcim0393 マスターに調理する前の鮎の匂いを嗅がせてもらった娘が「胡瓜の匂い」と一言。

川底の苔を食む事によりその爽やかな瓜系の匂いがする事や、香魚の由来など大袈裟に講釈を垂れ、どうにか父親の威厳を保てたか。

満足している親の気持ちとは裏腹に、娘の興味は既に好物のバクダンの軍艦に移っていた。Dcim0390 Dcim0391娘はしあわせそうな顔で軍艦を頬張る。

家人は家人でいつも通りこの店のママと歳の行ったガールズトークに熱中。

帰り際にマスターからお手製の鮭フレークを1パック頂いた娘は大喜び。

結構な酔いになりお勘定を済ませ店を出る。Dcim0394 表に出たらまだ明るい空が心地良い。

家人の、「このまま中途半端な酔いでは明日の仕事に差し支える」との分けの解らない一言で急遽ご近所さんを招いて昨夜の慰労会と成った。

メンバーはI上さんご夫妻に次女のKちゃん、I井さんとSちゃん、長女のRちゃん。5時過ぎから始まった慰労会は11時ごろ無事に終了。

鉄人の異名をとる我が家人に感服。

側臥位。

本日は東銀座でM酔軍氏、「胡瓜のおかず」ことK生さんと待ち合わせ。

今日は空模様も良く暦通りに熱い。そんな中、見事なトロピカルリゾートファッションで颯爽と現れたK生さんを見たM酔軍氏のリアクションが可笑しかった。

三越のある銀座4丁目の交差点から晴海通りを築地方面へ向かうと直ぐのところにある「三原橋地下街」Dcim0346 地下街と言っても僅か30mほどの小さな地下街に映画館・飲食店・理髪店などが昔のまんま佇んでいる。これも銀座、いやこれが銀座。

本日はその入り口近くにある「三原カレーコーナー」。因みに表には食事処三原とある。Dcim0347ショーケースの脇から店内に進むと、左手にL字型のカウンターと右側にテーブル席。いかにも人の良さそうな御主人と女将さんでお二人で営んでいる。

カウンターの下には「酒肴人」が置いてあった。この中でも取り上げられている「なぎら健壱」とここのマスターはメル友とだそうだ。

カレーコーナーと言っても和食の品書きも多い。Dcim0350 これはごく一部、この他居酒屋メニュー充実している。

先ずは瓶ビールで乾杯。Dcim0348お通しにはポテサラとトマト。しっかりソースを掛けて食す。

最初のつまみにはウインナーエッグ。Dcim0351想像通りのビジュアルと味に一同ニンマリ。下にはキャベツとパスタも隠れていた。

ビールからハイサワーに成る。Dcim0349

それと同時に、やはりここは「カレーのルー」を頼まずにはいられない。Dcim0354コチラが「カレーの・・」と言いかけたら女将さんの方から「ルーね」と言われた。さすが分かってらっしゃる。

運ばれたルーにもしっかりソースを掛けまわす。ソースとカレーの香りが絡まり何ともつまみな一品。

続いては天婦羅盛り合わせと塩辛。当然ながら日本酒。Dcim0353 Dcim0357 Dcim0356 ご高齢のご主人にお話しを聞いたら創業48年ほどになるそうだ。上には晴海通り、下には日比谷線に挟まれながら元気に頑張っている。

恐らくこの店も一代限りだろう。そんな状況の店が幾つか頭を過ぎった。これらの酒場遺産、何とかならないものか。

ご主人と女将さんにまた来ることを告げ店を出た。

地下街を向こう側に歩いて行くと、またもや良さ気な店。

季節料理「三原」。Dcim0358暖簾をはらい店内に入ると、おさげ髪のかれまたご高齢の女将さんがいらっしゃいと迎えてくれた。

悲喜交々な時代の息吹をたっぷり吸い込んだ見事な白木のカウンター。奥には座敷もある。 カウンターの角の自然なRが何とも心地良い。Dcim0361日本酒と、お通しにはこれからが旨い南瓜煮。

腹は十分満ちているので、つまみはちょっとした塩気のあるものが欲しいところだ。

Dcim0362M酔軍氏が選んだ生タラコ焼き。 Dcim0363自分が選んだ筋子。

この歳になると、やれ高血圧だ、コレステロールだ、中性脂肪だ、尿酸値だと、何かと脛に傷を持つ。

しかしながら、山崎努風に言うなら「旨いんだよなぁ~、困ったことに」。正しくそんな心境。

K生さんは厚揚げ焼き。Dcim0364これも何気に旨かった。

女将さんは最初こそ強面で、一見さんには厳しそうだが実は優しい。笑うと目尻に深く刻まれた皺が可愛いのだが、中々笑わない。

次回はもっと色んなつまみを試してみたい。

さて、次はどうするか、色んな選択肢から選んだのは柴又。

何はともあれ帝釈天様にお参り。

壁に施されている説話彫刻に圧倒されながら帝釈堂から本道に向かう渡り廊下。Dcim0366 Dcim0368ここで立ち止まり座って胡坐、さらに横になってみた。二天門から流れてくる風が心地良い。仄かな檜の香りに、子供の頃自宅の目の前にあった護国神社の境内で遊んだ遠い記憶が蘇る。

ここで酒が飲めたら・・M酔軍氏と異口同音に発した。

興に乗りそのまま矢切の渡しへ向かった。Dcim0369 江戸川の土手には寅さんや源公は居なかったが草野球をやっていた。Dcim0371

昔の猪牙舟の様な手漕ぎ。川面を流れる風に吹かれながらの持込の缶チューハイが旨い。

それにしても大人が往復で200円は安すぎではないだろうか。

参道へ戻りいつもの居酒屋「春」で「レッド春」でもと思ったが急遽予定を変更して我が家へ向かう。

最寄り駅で大守さんと合流。ご近所のIご上夫妻とその次女のK子ちゃん、I井さんとSちゃん夫妻。それにM酔軍氏のお内儀E子さんにもお越し頂いての宴会。

皆さんより酒・つまみ・など様々な嬉しい差し入れを頂き、ありがたい。

改めて大守さんの話題の豊富さには驚かされる。さすが中南米を制覇した、男大守ここに在り。

お呼びしたは良いが、いつもながら大したお持て成しも出来ない。それでも皆さんが懲りずに集ってくれる事が何よりも嬉しい。

三々五々にご帰還されて日付が変わる前にお開き。

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