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2011年11月

青龍蝦の独り言。

今日は広島へ来ている。

広島と一口に言っても安芸に備後と些か広うござんす。廿日市市で所用を済ませ、広島市内に戻って来た。

今宵もまたお若いお嬢との同伴。と言っても相変わらずの生業関連。そんな時でも媚諂う事無くおじさんのエリアに連れて行く。

お嬢より、魚が好きだと言うご所望を頂き、今回で三度訪れる大衆酒場「源蔵本店」。2011112817150000

この度ご同行のお嬢は多少アルコールがイケるとの事で取りあえずキリンの瓶で乾杯。2011112817190000店名の入ったコップが何とも誇らしげで潔い。

たかが3度目ながらそこは勝手知ったるこの店の仕来たり。

奥に控える大型ストッカーへ鮮魚を求めて立ち向かう。鎮座する数ある品々より選んだ「茹で蝦蛄」と「太刀魚の刺身」。2011112817220000 やはり瀬戸内の魚は美味い。蝦蛄のツメも然ることながら、太刀魚の刺身は脂が丁度馴染んでこれまた逸品。お嬢もご満悦のご様子で何より。

堪らず冷酒、雨後の月大吟醸。2011112817350000

ついでに栄螺煮と牡蠣フライ。2011112817330000魚好きのお嬢は器用に爪楊枝を使い上手に肝まで捲し上げていた。 2011112817380000牡蠣そのものの旨さは勿論、冷めてもカラッとしている衣はさすが。どちらも予想に違わず旨い。

以前、この店で頼んでニンマリした鉄火巻きをつまむ。2011112818100000 マグロ、酢飯、海苔、大きさのバランスがコチラの注文通り。正に鉄火場仕様。

満足した様子のお嬢をホテルへ送り届け、これからは大人の時間。

広島に来ると源蔵本店とセットの「やよ福」。そう言えば先週放送の酒場放浪記で吉田類巨匠が訪れていた。2011112819340000 2011112819080000 2011112819110000店内は、8割方の客入り。

この店独特の長いベンチシートに腰掛ける。

酎ハイと瀬戸の小魚の代表、小鰯刺し。2011112819060000 2011112819100000 生姜醤油で食す小鰯は味わい深くそれだけで満足。酎ハイにし事を悔やみ、直ぐ様日本酒に変えた。

お約束の「酢がき」。

2011112819190000一粒食すと忽ち磯の香が広がり、当然ながら美味し。

回りの広島弁が心地良く店内に響き、こちらも良い塩梅に揺れてくる。ここら辺りが余所者の引き際、ご常連から「ようこ」さんと呼ばれている女将さんお勘定を頼み店を出た。

ホテルへ帰る道すがら、川端に様子の良い店を見つけ暖簾を潜った。2011112819430000カウンターに案内され、日本酒を頼む。2011112819460000酒たんぽで供された燗酒。

品書きを見て改め気が付いたが、まだ地蛸を食べていない。蛸っ喰いとしてはこれはマズイ。早速頼む。2011112819480000 供された蛸は残念ながら歯応え甘味とも今一つ。まぁこんな時もある。

気を取り直し酔った勢いでラーメンを頼んだ。2011112819580000 勝手な思い込みで醤油ラーメンを想像していただけに少々残念な心持で一口食すと、これがなんと大当たり。あまり豚骨系が好みで無い分、豚骨ラーメンを食べては常に厳しい評価を下し、やっぱりラーメンは醤油だ、などと自己満足していたが、これは本当に旨かった。もちろん酒が下駄を履かせたわけでは無い。

路面電車に後押しされてホテルへ無事帰還。

セーラー服と機関銃。

土曜日、見事なまでの日本晴れ。

特に予定も無く、銀杏並木の黄葉でも眺めに神宮外苑にでもよろめこうか、などと思っていたところにM酔軍氏よりお誘いを受ける。

これは物怪の幸いと、いそいそと出掛ける。

待ち合わせは船橋の酒場遺産「花生食堂」。2011112611380000暖簾を潜り、店に入るとママが「Mさん達、今帰ったばかりだよ」との事。大方、河岸を替えて向かいの「二葉」だろう。そのまま踵を返すのも憚られ、取りあえずウーロンハイを頼んだ。2011112611400000

お通しにはナスの油炒め。2011112611450000さすがは同郷のママ、コチラの望み通りの味付けに、1杯だけと思ったが2杯になる。

M酔軍氏はコチラの勘働き通り二葉に転戦とのメールを頂く。花生のママと常連さんに挨拶を済ませ、船橋のもう一つの関所「二葉」へと路を跨ぐ。2011112612030000引き戸を開けると 、M酔軍氏とその軍団のお歴々が既に名物「さしみぶつ」を肴に飲ってらっしゃる。

既にご挨拶済みのS谷さんを始め、この度が初顔合わせのY山さんにH田さん。

皆さん昨日熱海で行われた、「正調慰安旅行」の帰りに船橋に立ち寄られての迎い酒。

取り合えず、菊正の燗で乾杯。

2011112612500001そして定番の「カレーのルー」。2011112612500000これぞ、蕎麦屋のカレー、見事なつまみ。ソースを回し掛けて食す。

ここで、このブログへも度々コメントして下さる「胡瓜のおかず」さんこと、K生さんが途中参戦。

昨夜の戦いで相当な深傷を負ったのでは無いかと心配していが、存外元気なご様子でまづは良かった。

それにしてもT社の慰安旅行だが、聞きしに勝る壮絶な様子が古き良き「昭和な香り」がして何とも羨ましい。

S谷さんの携帯によりM酔軍氏の「妖艶な勇姿」を拝見させて頂いたが、それは湯殿山信仰とする。

二葉を出たところで、S谷さん、H田さんとお別れして、残られた方々で「あまから屋」へ更に転戦。

この店のアルコールはビールと日本酒しかないので選択の余地無く、生酛山廃の燗。

つまみは「海苔佃煮」・「ウインナー炒め」・「ハムエッグ」・「明太子」。2011112613510000             甘ったるくない海苔の佃煮。          2011112613530000             本当は赤いのが良いのだが、これはこれで良い。 2011112614070000_2その代わりと言うわけでは無いが、眩しいほど赤い明太子。これらのおかず菜なつまみに堪らずY山さんがごはんを頼んで美味しそうに頬張る。

そんな中K生さんが、飲みきった徳利を横にして綺麗に並べていた。

満足して店を出てた。

帰りの電車に乗りながら、娘との約束を思い出し、慌てて「備長炭ホルモン焼きしちりん」へ予約を入れる。

そのまま店へ直行。

折角なのでご近所のI上さんもお誘いして、I上さんは冷酒、家人と娘と3人は「キンミヤ」で乾杯。2011112616060000

赤々と燃え盛る備長炭。最近よく頼む「中落ちカルビ」と「ジューシーホルモン」。2011112616200000 2011112616250000これがまたキンミヤとの相性が抜群。

更に「ゲソ揚げポン酢」・しょっぱい「焼きシャケ」。2011112616370000 2011112617260000_2 4時の開店から居座り、既に満席となった店内には勿論吸煙ダクトがあるものの、そこここから砦の様に烽火が上がっている。

最後はこの店の名物「にんにくのオイル焼き」。2011112617480000 2011112617560000「しちりん」オリジナルの鉄鍋で程良く焦げ目が付きほくほくに柔らかくなったところを取り出し、塩を振って食す。円やかな甘味が口腔内に広がり旨い。

しかしこれで終りではない。取り出した鉄鍋に卵をよく溶いた状態で流し込むと、にんにくエキスたっぷりの玉子焼きが出来る。2011112618130000 食べる直前に鍋肌から醤油を掛ける。ジュッ~っと言う音がしてこれがまた絶品。

風邪気味のI上ママは残念ながら本日欠席だったが、いつお誘いしても相変わらずお付き合いの良いI上さんには頭が下がる。

本日もめでたく希望通りの「大破・轟沈」。

イリュージョン。

前日の酔いを引き摺ったまま寝床から這い上がると、TVのニュースで立川談志が亡くなった事を知った。

落語は勿論だが、高座を降りた談志も好きだった。

強烈過ぎる個性故、好き嫌いがハッキリと分かれたが、談志の言動や立ち居振る舞いの前に「わざと」を付ければ全て納得が行く。

奇抜なファッション、毒舌、小難しさ、すべてに於いて先を見透かし相手のリアクションを見てはべろを出して愉しんでいたのに違いない。

「落語は人間の業の否定(肯定)」などと、其の場凌ぎでしゃあしゃあと言って退けた。

TVや新聞、その他多くのメディアで談志の死を取り上げ、その中に「落語会の風雲児」と書いた新聞があったがそれは違う。言うなれば「異端児」だ。

談志の生き様を「無茶を演じた」と評した名人桂米朝はさすが。

追悼で談志の若かりし頃の演目「居残り佐平次」をTVで演っていた。正しく名人上手。

究極の天邪鬼名人、今頃あの世で小さんと仲直りの一献か。

粋で鯔背な江戸っ子が、また一人居なくなった。

合掌。

無事これ名馬。

日曜日、所用があり家人と船橋へ。

早速この地がホームのM酔軍氏へ連絡を入れる。

生そば「二葉」で待ち合わせるも本日定休日でフラれ、急遽「あまから屋」になる。

珍しくビールからの始まり。

2011112313180000

そしてつまみにはポテサラとマグロぶつ。2011112313230000いつもながら 中々の赤身。

ここでM酔軍氏のお内儀E子さんとご長女のH嬢も参加。お二人は車なので残念ながらノンアルコール。

この店は焼酎類は無く、ビールと日本酒のみ。M酔軍氏と早速日本酒になった。2011112313300000黄桜の生酛(きもと)山廃。これはイケる。大メーカーも本気を出せばこれくらい何てこと無い筈だ。

E子さんとH嬢はサイダーなのに、我が連れは何の躊躇も無く、本日も吸い込みが良い。

鯖味噌。身が厚く中々どうして立派な鯖の旨いところを解す。

2011112313330000牡蠣フライ。粒がバラバラなのはお手製の証し。そして旨し。 2011112313390000ゲソの唐揚げ。素朴な味わいだが安心できる一品。 2011112313450000厚揚げ煮。我ながらこんなつまみに滅法弱くついつい頼んでしまう。 2011112314050000この店の人気の品アジフライ。 2011112314140000「いかにも」の赤い明太子。 2011112314210000それと残念ながら画像に残すのを失念したが、「海苔の佃煮」、甘ったるくなくて実に旨かった。

ここの店主が実に良い味を出している。M酔軍氏曰く「この店主が酒場遺産」は、正しくその通り。

E子さん、H嬢とはここでお別れ。

次は船橋の関所、天下御免の「花生食堂」。2011112313140000 四人掛けのテーブルに既に先客が居たが、いつもの常連さんが気を遣ってくれる。

日本酒で渇いた喉をビールで潤す。2011112314460000 コップ1杯だけでその後は、M酔軍氏と家人はキンミヤの酎ハイ、コチラはウーロンハイ。2011112314480000 同郷のママと家人は直ぐに故郷談義に花が咲く。

そしてこの店で外せない伝家の宝刀「湯豆腐」。2011112314560000 焦がされた土鍋で供される湯豆腐は何度食べても旨い。

そしてここで真打登場。マルちゃんの焼きそば。2011112315150000 キャベツや豚肉を入れてママが作るこの焼きそばにはたっぷりの紅生姜が似合う。

この時期の我が故郷の香り「ラ・フランス」をサービスで頂く。このラ・フランス食べ時が難しいのだが、さすがに旨い。

こーちゃんをはじめ同席した常連さんに、ママの跡継ぎは家人にと声が上がりおめでたい家人は満更でも無さそうだ。

ママや常連さんにご挨拶して店を出た。いや酔った。などと思っていると家人がM酔軍氏に「ここまで来たんだから登運とんにいきましょう」などとご無体な事をほざいている。

と言うわけで暖簾を潜る。2011112316510000 今度は3人とも酎ハイ。つまみは皮タレとイカ葱焼き。20111123165000002011112317020000 2011112317140000散々飲んでは食べたにも拘らず、酎ハイもつまみも改めて「旨い」と思えるのが我ながら大したもんだ。

そしてついには禁じ手の「とんかつ」にまでにも手を伸ばした。2011112317230000 ソースと芥子だけではなく、マヨネーズが付いてくるところが何とも心憎い。

満足して家路に着く。私鉄の途中でM酔軍氏と別れた。乗り越さず無事最寄り駅までなんとか辿り着き、安心したのもつかの間、家人が階段を踏み外してすっ転んだ。

さすがにコチラは一瞬ヒヤリとしたが、本人は何事も無かった様に起き上がりすまし顔。

ご無事のご様子。めでたし。

たによんエレジー。

午後一で大阪へ到着。

夕刻に灯りを求め彷徨う。

今日は少々勝手が違い若い女性同伴。と言えば聞こえが良いが生業での関係。

谷町四丁目のホテルに近い、寿司あり串揚げありの如何にも大阪らしい「大衆割烹 山水」。

取りあえず、賀茂鶴を燗で。連れのお嬢はカルピスソーダだそうだ、何と可愛い。2011112117270000

              オーダーは殆どお嬢に任せ。    2011112117310000             お好みで注文の串揚げ。牡蠣と玉ねぎが美味かった。 2011112117280000串かつにはお約束の キャベツと二度つけ厳禁のウスターソース。好みから言えばソースは中農以上が良い。

大阪と言えば「どて煮」ですよね?などと嬉しい事を言ってくれた。2011112117390000白味噌仕立てで多少甘目だが、お嬢曰くこの甘さがクセになるそうだ。

更に鯖の照り焼きをご所望。2011112118030000山椒が振り掛けられ身が厚く中々な味わい。呑み助の心を擽るつまみのラインナップだが、このお嬢は学生時代実験で自己のDNAを測定したところ、アルコール分解酵素が極めて少ない事が解ったそうだ。よって下戸。何と可哀相な。

一言、そんなの気合で何とかなると言い添えたものの、これ以上言えばアルハラになってしまうので諦める。

最後は湯豆腐。2011112118000000この節、どうにもポン酢が美味い。これぞ冬の味覚、安心して賀茂鶴が飲れる。

明日があるので早目に切り上げる。

ストーム&インディアンサマー。

土曜日、大荒れの天気。台風の様な暴風雨。

そんな状況の中、M酔軍氏ご夫妻とコチラ夫婦で行きつけの「扇寿司」へ。

運転のE子さんには申し訳なく、家人は瓶ビール、コチラはM酔軍氏と共にいきなり八海山の冷酒でスタート。2011111917440000 2011111917450000自家製の塩辛をサービスで頂く。濃厚な肝とイカの身が実に良く合わさり酒も進む。

取りあえず、刺し盛りを頼む。2011111917460000

ほんとんど生に近い〆鯖、中とろが美味い。

つまみにも成り腹も満たすこの店の人気メニューの「バクダン」と「軍艦」。2011111918030000まず、納豆ベースの具材を丹念に掻き回す。普通ならここにタクアンが入るのだが、この度は抜いてもらう。 2011111918030001 順次海苔が巻かれた酢飯軍艦が供される。2011111918060000 最後にかき混ぜた具材を乗せて完成。

運転担当のE子さんには、にぎり。2011111918460000_2ここでI上さんとI上ママ、K子ちゃんが合流。2011111918080000箸休め的な意味合いの鴨の燻製 2011111919150000マスターが失敗した?と言って自家製玉子焼きをサービスで頂く。十分美味い。

多岐に渡る話で盛り上がる。I上ママが最近「たきおか」デビューをしたとの事でM酔軍氏と共に驚く。

顔見知りの常連の翁お三方が、TVの相撲中継を見ながら楽しそうに飲っている姿が実に微笑ましい。

途中、地元の名士「かっちゃん」が彼女と共に来店。M酔軍氏と盃を交わしながら言ったかっちゃんの「白酒は人間の飲み物では無いですよ」に全くその通り異論は無い。

楽しく夜は更けて行き、M酔軍氏ご夫妻に送って頂き帰路についた。

翌日曜日、この時期我が家恒例の朝食、鯖缶と納豆たっぷりの「ひっぱりうどん」で身体を起こす。

それにしても今日は初冬と言うのが嘘のように温かい。

今日はどうするか、悩んでいるうちに町屋の「ときわ食堂」へ向かう。

人気店なので12時過ぎての入店に少々焦ったが、運良く二人席が開いていた。

2011112012120000家人は瓶ビール、コチラはウーロンハイで乾杯。 2011112012130000 この店では必ず頼む「きざみ山葵」。マジで涙が出るほど辛いがマジで美味い。

山ほどある品書きから家人が目ざとく見つけた一般名「白子ポン酢」、俗名「きくわた」あるいは「たらきく」。

2011112012190000この時期のきくわたは生で良し鍋で良しの大活躍。濃厚な甘味とポン酢の酸味が重なり実に美味い。 2011112012330000 柱の脇にひっそりと慎ましく書かれていたエビと大蒜のオリーブオイル焼き。この店で初めて頼んだが、その美味さに思わずフランスパンが欲しくなった。2011112012330001続いて、イカゲソ天。我が故郷では、もり蕎麦にゲソ天は欠かせないが、ここのゲソ天も揚げ立てと言う事もあり柔らかくてとても旨い。

酎ハイに飽きてインターバルにトマトハイ。

2011112012430000 トマトの微妙な青臭さが感じられこれもまた気分転換には一興。

色んなつまみを試行錯誤しながら「殻付きほっき貝」を頼んだのを期に日本酒になる。2011112013120000 2011112013030000 剥き立てのほっき貝は歯応えと潮の香を帯びたその味わいを堪能する。

この店の名物の一つ「サービスにぎり」。2011112013520000これで500円少々。単に安いだけなら回転寿司の方がまだマシな昨今だが、この店の寿司はにぎりの大きさやネタと寿司飯のバランスが実にコチラの好みに合致する。

〆にはワンタンスープ。2011112014190000 これで、250円は合格。

お客さんの殆どが地元の方々。もちろん浅草も良いが、ここには飾らない素のままの下町が見えた。

千代田線で金町より京成金町線に乗り換え、柴又で下車。2011112014580000駅前広場には寅さんの銅像が物憂げに西陽を浴びて佇んでいた。

個人的な見解だが、ここ柴又は夕刻に訪れるのが最良だと思う。2011112014580001 2011112015010000 比較的人出の少ない参道を進み「帝釈天」へお参り。

御前様はお留守の様だったが、相変わらず無体なお参りを済ませ、帝釈天参拝の楽しみの一つ参道の駄菓子屋にあるフリッパーで暫し童心に返る。2011112015220000 これがあるから柴又は楽しい。都内で4台も揃っているのは極めて稀ではないか。

柴又に来ると必ず寄る「居酒屋 春」が臨時休業だったので「かなん亭」の表で心地よい風に吹かれながら煮込みと樽酒を飲る。2011112015360000参道を通る人々をやり過ごしながらの一献はまた格別。

辺りの空気も次第に引き締まり夕方の香りが迫る。気が付けば「ゑびす家」の堤燈にも灯りが燈った。2011112015370000この風情が堪らない。

このまま夕闇迫る中で飲み通したいが、そうも行かず。現実に戻り地元の最寄駅で降りた。

このまま帰るのも味気無いとの家人の言葉に後押しされて、駅ロータリーにある「しつりん」へ寄り道。

「キンミヤ」の緑茶割りセットで開始。2011112016330000 目の前に置かれた七輪が否応無く肉を誘う。

「中おちカルビ」と「上ミノ」 。2011112016380000 2011112016460000地元の人気店らしく5時過ぎにはカウンターはほぼ満席。

本日のサービスメニューから鰹刺しとこの店の人気メニュー「マッシュルームの丸長焼き」2011112016390000 店名の冠にホルモン炭火焼きとあるが、鮮魚も堂々の旨さを誇る2011112017000000 丸長味噌の深い味が淡白なマッシュルームに十分しみ渡り、つまみとしては申し分ない。

ここで、さすがにあっさり系が欲しくなり「湯豆腐」を頼んだ。2011112017260000七輪で熱せられた湯豆腐をポン酢で食す。脂で堕落した口腔内を一服の清涼剤のごとくポン酢が駆け巡り、さらに酒が進んだ。

思わず長期戦になった本日、いい加減重い腰を上げて帰還するべく店を出たら、駅ロータリーがイルミネーションで飾られてた。2011112017500000綺麗だなぁ~などと思ってたら 急に焦燥感が襲ってきた。

今年もあと1ヵ月と少し、どうしたものか。

親不知・子不知。

高岡より「特急はくたか」に乗り込み、一路越後湯沢へ。

早速車内にて店を開く。2011111513510000_2 いつもながら、車中にて嗜む一献は至上の喜びであり、この路線最大の楽しみでもある右手に立山連邦と左手には日本海。何よりの肴である。

この日、立山連山には冠雪が見られた。更に日本海は雨模様の影響で良い塩梅に鉛色にうねっている。こんな時は断然演歌だろう。「越冬つばめ」か「悲しみ本線日本海」あたりか。

途中に寂れた漁港が見えた。こんな港町で日がな釣り糸を垂らしながら余生を過ごしたいものだ。

銀盤を飲りながら、それにしてもこの「サラミ」美味いな~と感心して製造元を見ると、我が故郷の「ヤガイのサラミ」。独断と偏見で言わせて貰えば豆は「でん六」で決まり。

あっと言う間に越後湯沢、本を閉じて後は惰性で上野まで。

高岡雨情。

週初めから股旅稼業。

午前中名古屋に入り用件を済ませ、午後から若人の運転で高岡まで。

途中、東海北陸道の郡上や五箇山などを通り、紅葉の季節も相まってその風光明媚な景観に心が和む。

高岡に着くと駅前の商店街は、今の地方都市駅前の現状をそのまま反映した様な、うらぶれたシャッター通りが目に付く。

それでも駅前通りを反対側に渡ると様々な飲み屋がかたまっている一角があり、更にお折れ曲がった路地を奥まで進む。

まだ時間が早いのか、それとも月曜休業が多いのか店の明かりが見当たらない。そんな中、路地奥にぽぉ~っと、仄かな灯りが見えた。2011111417500001居酒屋・おでん 「あかね」。

いつもなら、初めての店に入店する前は一呼吸置いて「えいやっ」と勢いで入るのだがこの店は何故か躊躇無く暖簾を潜れた。

店内にはご年配の女将さんと、綺麗に整頓された見事な長いカウンター。右手には座敷も設えてある。2011111417530000 「いらっしゃい」と笑顔で迎えられたものの、カウンターには品書きが見当たらない。

取りあえず日本酒の燗を頼むと「ウチは立山ですけど」との応えに「それで結構です」と応える。富山では「ウチは銀盤ですけど」と言うのもよく聞く。

薬缶で燗をつけるまでに辺りを見回すと店の正面に招き猫と王将の間にお品書きがあった。おでんがメイン、その他10品目程度で賄っているらしい。2011111417560000燗酒と一緒に、当然おでんは必須。定石通り「厚揚げ・大根・すり身・玉子」。2011111418020001 見た目は極々ありきたりだが、この汁が秀逸。

「関東ではもっと濃い色のお汁でしょう?」との女将さんの問いに、曖昧に答えながらも一口汁を啜ると、これがまた十分に出汁が効いていて見た目よりも味が濃くて旨い。一番優劣がつき易い大き目の大根、出汁の滲み具合と煮込み具合がコチラ好みで丁度良い。

ついつい酒も進み、大入りの徳利に替えた。2011111418130000女将さんによるとこの辺りは「桐の木通り」と言って、200件ほどの飲み屋が集積しているそうだ。

数ある?品書きから「平田エビ天」を見つけ早速頼むと素早い動作で揚げ立てが供された。

目の前に置かれた「平田エビ天」には千切りキャベツが添えてあり、その後には「中濃ソース」が御目見え。2011111418250000 2011111418250001天婦羅をソースで食すエリアがあることは知っていたが、コチラの面妖な面持ちを解して、「醤油もありますよ」と女将さんが気を遣ってくれた。しかしながら郷に入ればなんとやらで、そのまま試す。

一口頬張ると、その意外な軽さと平田エビの明解な味が十分感じられる事に驚く。疑り深い性質なので女将さんに頼んで醤油でも試してみたがトータル的な味ではやはりソースの方が旨く感じた。

因みにこの平田エビは、富山名物の「白エビ」。地元の方はその平べったい容姿から「平たい」が「平田」になったそうだ。

おでんの出し汁を啜りながらもう一本。

常連さんが入る出だしたのを期に、頃合を見計らって店を出たら小雨が降っていた。背中から「傘もっていって」と女将さんの声が聞こえたが、丁重にお断りして心地よい小雨に暫く濡れて帰還した。

他力本願。

土曜日、午後から上野国立博物館で開催されている「法然と親鸞・ゆかりの名宝」を拝観しに向かう。2011111214290000

それまでは功徳などとは無縁の罰当たりな人生を歩んできたが、祖母や両親の死を境に自分の家の宗派に興味が湧き、双葉社から出版されている「うちのお寺は浄土真宗」などで遅まきながら学習した。

この度の特別展は、「早来迎」や仏書や書簡の他、「阿弥陀如来および両脇侍坐像」や「地獄極楽屏風」から絵巻物まで、副題の「鎌倉の巨星ふたつ。800年ぶりの再会」に相応しい充実した内容だと思う。

特に興味を引いたのは、親鸞ほどの聖人が実の息子の善鸞を義絶(勘当)している事。言い方を代えれば、理由はどうあれ子育てにしくじったとも言える。と言う事は、今後我が家で同じ様な事が生じた場合、ある意味宗派の教義を果たした事になり、世間様にも申し開きが出来る。我ながら良い解釈だ。

帰りは北千住で降りて一駅戻り、久々の町屋は「ときわ」。

午後四時過ぎにはテーブル席も座敷もほぼ満席、美味くて安いとくれば下町の方々は放ってはおかない。

取りあえずの酎ハイと、この店では欠かすことの出来ない「きざみ山葵」。20111112162500002011111216230000 酒好きには堪らないこの辛味と旨味。これだけで5合ぐらいは楽に飲れる。

直ぐ様日本酒にした。2011111216360000

この店には寿司コーナーのカウンターがあり、刺身類や海鮮物のつまみも充実している。その中から、「ワラサ・鮃・甘エビ・鰹」の刺し盛り。2011111216220000味も確かなうえ、これで500円は正にお値打ち。

この店のもう一つの定番、「赤身巻き」。2011111216400000いつもの様に見た目けして良くないが、この中とろ掛かった赤身が美味い。手頃な大きさなのでつまみとして食す。

いよいよ店内混雑して一人のコチラは当然相席。4人席の隣はおじさん、両向いはおばあさん。このおばあさん方が何かにつけて気軽に話し掛けてくれる。

一人は「お兄さん、あたし刺身注文したっけ?」。もう一人は「お兄さん、ほろ酔いで気持ちいいでしょう?」 。

こちらも相槌などを打ちながら「ちゃんと注文してたから大丈夫だよ」とか「この店は美味いし安いし最高だね」などと会話を愉しむ。

聞けば二人とも80歳。この近所にお住まいらしい。お一人は栃木県の烏山出身で「那珂川の簗から鮎をかっぱらって(ママ)よく食べたもんだ」と時効の武勇伝を披露して、じゃあねと言って去って行った。

心の中で「いつまもでもお元気で」などと願ったのは「法然と親鸞」の所為か。

燗酒を追加して数多い品書きから「桑名の焼き蛤」を頼んだ。2011111217290000 蛤の旬は産卵前の梅雨時とされているそうだが、この時期でも身はぷりぷりで滋味を感じ十分美味い。これは酒も進む。

良い感じで酔っ払い、店を出て千代田線に乗り込む。座ると最寄駅を通り越してしまいそうで、つり革で揺られながらも無事降車。

今日は家人が泊り掛けで出かけていて、息子と娘は一緒に外食。取り残されたこちらは独り大人しく手酌酒で専修念仏。

雨のエアポート。

午後より、およそ30年ぶりの成田空港へ、出迎えに向かう。

当時は車で行くか、箱崎からのシティーエアーターミナルからリムジンバスを利用するかだったが、この度スカイライナーに初めて乗った。

過去のトラウマがあり、浜松町からモノレールに乗っただけで未だに鼓動が高鳴り、俄然落ち着かなくなる。その点スカイライナーは初めての所為か何の躊躇も無く落ち着いて乗れた。

外は雨、成田に近づくにつれて辺りが靄ってきた。

1タミの南ウイングで到着便を確認するとまだ少々時間がある。

ふらふらとレストラン街へ歩き、適当にフードコートへ入る。

取りあえずビールセット。2011111114230001ビールにポテトフライと唐揚げ。勿論、味など期待もしてないが、このケチャップのしみったれた量がどうにも許し難い。

御上りさんよろしく辺りを見回していると、何やら中国系航空会社のCAがコチラを囲む様に、向い側や両隣に座り、各々食べ物のオーダーをしている。皆さん一様にお美しく、そのうえ店員さんに対する対応もお淑やかな事に驚き、その分コチラは居ずらくなる。

ケチャップを頼もうに、もこの状況ではちょっと小っ恥ずかしい。

さっさとビールとつまみを済ませ席を立とうとしたら、隣でパスタ系を食べていたそのCAさんが「すみません、ケチャップ下さい」としっかり頼んでいた。

さらにふらふら。和食系の「京成愛膳」に入る。気を遣ってくれたのうだろう、案内された席からは滑走路が見え、したがって飛行機の離発着も見える。マニアには堪らないのだろうが、コチラにとっては余計なお世話だ。

雨模様の所為か先ほどのビールの所為か何となく肌寒い。ここは熱燗と決めた。2011111114510000マグロの山かけをつまみに2合ほど。

窓の外では鉄の塊が、その重そうな躯体のこうべを上げて雨空の彼方へ飛んで行く。何とも自然の摂理に逆らう、神をも畏れぬ所業に思えてならない。などと思った瞬間 何所からか美空ひばりの柔、「♪馬鹿を相手の時でない」が聞こえたのは自分だけ?

無事に待ち人来たるで、帰りはスカイアクセス線で帰路についた。

Desperado。

午後から生業の用件で高崎まで。

駅からのアプローチを渡り某大手家電量販店本部へ。元来異業種ではあるが、今や大概の物が揃うGMS化の様を呈しているためベンダーを通してのお付き合い。古来より「餅は餅屋」と言う例えがあったが、規制緩和のお囃子に踊らされ最初に仕掛けたのはコチラ側の業界なので仕方が無い。

サクサクと用件を終らして夕刻の「MaXとき」に乗り込む。帰路は高崎から大宮まで新幹線、そこからは武蔵野線に乗り換え。高崎から大宮までは26分。その間、時間との戦い。生憎指定が満席だったので自由席三人掛けの真ん中に座る。

駅ホームの売店で慌てて買い込んだ黄色と赤。2011110917290000 座るや否や臆面も無く「ハイリキ」のプルトップを引いた。

喉を鳴らしながら流し込み、今度は赤い「丸善ホモソーセージ」のビニールを乱暴に破り、留め金を口で捻りながら千切り思いっきり貪りつく。う~ん、これぞ至福の時。回りの冷ややかな視線も気に成らない。ほんのちょっと気に成った。

それにしても、やはり缶酎ハイは「ハイリキ」、魚肉ソーセージなら「丸善ホモソーセージ」、これに限る。

漸く人心地付き満足して暗くなった車窓を眺めると、そこには左手に魚肉ソーセージ、右手に缶酎ハイを握ったおじさんが悲哀を帯びて映っていた。

秋霖。

日曜日、曇天の中時々雨気なので午前中からTVで鬼平を観ながら一献、ゆるゆる過ごす。

渡米している娘から、毎日豪勢な食事をしているとのメールに腹が立ち、昼過ぎに家人と共に「扇寿司」へ。2011110613380000 2011110613460000家人はビール、こちらは抹茶割り。

つまみには、「マグロの赤身 」「貝ひも」「子持ち昆布」「〆鯖」を頼んだ。2011110613510000 家人の好物の「安肝」が入った様なのでついでに頼む。2011110613550000 普通ならここで日本酒になるのだが、この日は家人と共に終始ビールと抹茶割り。

ちょっと小腹が空き、目の前に美味そうな小鰭が見えたので握ってもらう。2011110616230000

相変わらずのマスターとママを引きずり込んでお互いの子供談義。いつものように愉快に時は過ぎて結局4時間ほどの滞在になる。

このまま居座るわけにも行かずお勘定を済ませ店を出た。

家人のもう一軒、に触発されいつも居酒屋使いをしているラーメン屋へ。I井家ご夫妻も誘った。

ラーメン屋の生レモンハイ。2011110617260000 お通しの「こんにゃくのふくめ煮」がうまかった。  2011110617280000             この店の定番、鶏ハム。   2011110617300000              チャーシュー入り中華奴。 2011110617340001             手作り焼き餃子。

I井夫妻との話は専ら内輪の話。お互いを知り尽くしているので気兼ねが無い。

これも定番の焼きそば。2011110617520000             

             きくらげの玉子炒め。 2011110617560000 この店の料理はメインの麺類をはじめ、一品料理なども四人で取り分けても十分な量で供される。

最後にもやしそば。2011110619120000この店、色んな意味で以前に比べて元気が無くなった様な気がするが、贅沢は言わない。呑んで食べて、満足して本日終了。

店を出てI井夫妻と別れ、小雨の中よれながら家路に着いた。

新浪漫派。

文化の日、娘が4日より研修で渡航するため家人は娘と買い物などに付き合わされ何かと忙しそうだ。こんな時男親は完全に蚊帳の外、その方が気楽で良いのだが。

昨日、出張から帰宅してみると、ありがたい贈り物が届いていた。2011110309380000_2

白雲去来の蜷川様よりご恵贈して頂いた、軍歌が好きな方には垂涎物の「蜷川コレクション」。

コチラは甚だ門外漢ではあるが、小難しい事は抜きにして「故 野村秋介」さんの生き様やファッションセンスを含めた「男振り」に対してはミーハー的なファンなので、ご本人のナレーション入りの歌声を聴けたのは何より嬉しい。蜷川様に拝謝。

早速M酔軍氏にご連絡してお渡しするため、ご一緒に昼食でもと言う事に成り、コチラの自宅まで車で迎えに来て頂いた。

車に乗り込むや否や早速CDを聞く。イントロが流れた途端M酔軍氏はハンドルを握る指でリズムをとりながら口ずさむみ、ご満悦の様子。

CDに焼き直して義兄弟のTさんにも是非お聞かせしたい。

昼食の場所に選んだのは、手打ちそば「新玄」。2011110315140000 先ずは瓶ビールで乾杯。M酔軍氏のお内儀E子さんは運転があるため蕎麦茶で乾杯。

コップ1杯であとのビールは家人に任せ、M酔軍氏とコチラは「浦霞」の冷酒。2011110314020000 蕎麦屋酒の定石、蕎麦味噌が冷酒を引き立てる。

この店へ訪れるといつも頼む「煮込み」と「いかの沖漬け」。2011110314050000この店の煮込みは、さすが蕎麦屋ながらの鰹出汁が効いていて、そん所そこらの居酒屋などでは歯が立たないほど旨い。 2011110314030000イカの沖漬けも濃厚なお味わいに柚子の風味か相まって、酒肴としては堪らない。

続いては掻き揚げと、丁寧な仕事振りで評判の女将さんが糠漬けのサービス。2011110314140000 2011110314530001 片口が進み、その所為かげそ焼きも頼んだが写すのを失念。〆には「もり」を手繰る。2011110314530000 昼間から結構良い気分に成った。これこそ酒呑みには至福の時。

お勘定を済ませ、M酔軍ご夫妻に自宅まで送ってもらう。

夜はご近所のメンバーに娘がお世話に成ったT橋先生も交えて娘の壮行会。本日もめでたく大破・轟沈。

飯借り。

倉敷二日目、生業を済ますと電車の時間まで小1時間ほど待ちがある。

昨日の一番街と大通りを隔てた反対側にこれまた良さげな商店街を見つけ、こちらの商店街はまだ生きてい事に気付き悔しくて臍を噬む。

昼時を過ぎて少々小腹も空いて来た。

通りがかりに寿司屋「あづま」の暖簾を潜った。お目当ては勿論「ままかり寿司」。

カウンターに腰掛、店主にお奨めの酒を聞くと、昨日飲んだ地元の酒蔵の萬年雪の超辛口激辛。2011110213440000 品書きに「焼きままかり酢漬け」とあったのでつまみに頼む。2011110213460000 所謂南蛮漬けの様な感じで辛口の酒との相性も良い。

続いては蝦蛄。2011110213450000 江戸前の物も良いがこの蝦蛄は逸品。

さてここで真打登場。2011110213570000握りも小さめでつまみにはもってこいの大きさ、酢〆の塩梅も文句無い。やはり小魚は瀬戸内に限る。

問わず語りに店主が、今度もう少し寒くなったら是非鰆を食べに来てくれと熱弁を振るう。最初気難しそうな感じだったがこの店主中々面白い。ついつい話しに引き込まれ、時計を見れば電車の出発まで10分しかない。

店主にお礼を言いながら、お勘定を済ませ慌てて店を出た。

どうにか間に合い一安心。安心したところで店開き。2011110214500000これで準備が整い、東京まではあと一息。

虚しく往きて実ちて帰る。

本日から倉敷。

仕事絡みではあるが前乗りと言う事で、取りあえず。2011110111270000前乗りと言えども、そこはそれ、これくらいで抑える。

車窓より名峰を富士を仰ぎ見る。何とも良い気分、思わず手を合わせたくなる。 2011110112170000あっと言う間の4時間、やはり旅行は、もとい、仕事の移動は電車に限る。

少し早目に倉敷に着いて、取りあえずマーケィング(俄然仕事っぽい)。

途中で美観地区を冷かす。2011110116060000 2011110116070001お目当ての大原美術館は閉館間際で諦め、街並みを散策。この辺りさすがの景観ではるが、何となく綺麗に整備され過ぎているところが気に食わない、コチラ我儘な股旅。

前回訪れた倉敷駅側にある「一番街」と言う名の商店街。どことなく心寂しい風情に興味をそそられこの度再訪してみた。

ところがどうだ、夜に訪れた今回は心寂しいどころか殆どの店のシャッターが降りていてもはやゴーストタウンの様を呈している。これが地方都市の現実なのだ。

それでもその息吹きに触れたくて飛び込んだ一軒。2011110116330000 店内に入るとカウンターがあり、その上に京都で言うところの「おばんざい」が並んでいる。これは当たりだろうと思った。

取りあえず日本酒の冷とお通しのがんも、それにお奨めの鮭の白子煮。2011110116340000 2011110116390000ついつい顔を綻び一口頬張る。甘い。全般的に甘い味付け。甘いよりは辛い(しょっぱい)くらいが丁度良い東北人としてはこれは困る。さらに困ったのは、この店の女将さんが自分の様な一介の旅人に対してとても優しく気を遣ってくれる気立ての良い人な事。

一瞬、これで〆て河岸替えしようかとも思ったがさんな訳でそうも行かない。

次は燗酒と、里芋煮を頼んだ。ほうこれは中々旨い酒だ。銘柄を問えば地元倉敷の「萬年雪」だそうだ。それに釣られ油断して里芋煮を一口食べたら、やはり甘い。

女将さんに、「急用を思い出したので」と嘘を吐き、更に、また来るからねなどと、相変わらず嘘で固めた人生。

お勘定の時にも「端数はサービス、またこっちへ来たら寄ってや」などと言われる。「は〜い」と元気良く返事をして店を出た。

店を出て、もう一度一番街を横切ったところ微かに灯りが見え、ちょっと良さげ店が目に入る。「鳥好」。

雰囲気に誘われるままに店内に入ると、長いカウンターと小上がり 。早速酒を頼もうとすると、「すみませんが、うちは金稜しかおいてありません」と、女将さんらしき人がきっぱり言い放った。

大人しくそれに従った。2011110117220000 2011110117240000お通しが「温やっこ」。これで大体の力量が解ろうというもの。

お奨めを聞けば「ほとんどがスジ煮込みを頼みます」。それではそれを。2011110117290000これは堪らん。これは旨い。

しかしながら、ここは瀬戸内。そこはやはり、魚系が欲しくなる。

そこで平目。2011110117280000 う〜ん、旨い、思わず唸る。縁側も、これぞほんま物の縁側。

続いては貝柱の塩焼き。2011110117570000 焼き立てにカボスを垂らし、身が締ったところを口に運ぶ。文句無く旨い。

旅路の果てに、わが身を崩して少し酔っ払い良い気分。

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