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2011年10月

唐獅子牡丹。

昨晩の酔いを引き摺りながら、神田の古本祭へ出かけるべくJRに乗り込む。

ところが、急に理性?が働き面倒臭くなり江戸川を渡る手前で下車。

行き着いたところは24時間営業の食堂居酒屋「大都会」。2011103011390000 地下にあるこの店のシステムは、飲み物・食べ物を食券で購入して厨房のカウンターへ持って行く。

本日は鏡月のハーフボトルに緑茶割りセット。2011103012020000つまみは、おつまみ券180円を3枚購入して冷蔵ストッカーより自分の好きな肴を選ぶ。2011103011450001 蟹カマではなく正真正銘の蟹のブロック。この蟹、その氏素性までは解らないがしっかり蟹の風味がして、これで180円は偉い。時々蟹の骨が口に当たるがそこはご愛嬌とする。2011103011450002好物のゼンマイの煮物。過度に甘くなく、つまみには丁度良いよい。 2011103012070000イカフライ。冷凍物であるのは歴然ながら、揚げ物の中でも酒のつまみとして昔からファンが多いのは頷ける。

いつもながらこの店は多種多様なお客が居て観察していて飽きない。勿論食堂なので食事だけしている方も居る。

酒場では他のお客の頼んだつまみに目が移り、同じものを頼んでしまう事が良くある。本日の「釣られつまみ」は「鯖塩焼き」250円。2011103012380001 鏡月を空にして店を出た。〆て1590円。

「せんべろ」とまでは行かないが、それでも気持ち良く酔った。

家に帰り、一寝入りして目が覚めたら夕方の5時。こうして我が人生通りの怠惰な1日が暮れて行く。

これでお前は本当に良いのか。自問自答しては大いに惑い、これではいけないと一念発起して「駒」へ向かった。

家人よ、娘よ、止めてくれるなこれも渡世の義理、俺の生き様だ。それから、最近バカ息子を見ていないがどこへ行ったぁ〜っ。(どちら様も一人芝居にお付き合い下さり、ありがとうございました)。その時、「♪背中(せな)で呼んでいる〜」が聞こえたのは気の所為か。

いざ「駒」。いつもの朱色の暖簾を潜ると、日曜日の夕刻と言う事もあり小上がりや奥の座敷では家族連れや宴会が入っている様だった。

2011103019550000              カウンターに座り先ずは高清水の冷酒。2011103020010000             げそをつまみで頼むとエンペラもそのまま付けてくれる。 2011103020290000 鰯刺し。この店の鰯刺しに付ける自家製梅醤油が好きでこれがまた旨い。

誰に対しての義理だかが解らぬまま店を出ようとお勘定をすると、ここのマスターに「ブログを見たと言うお客さんが来ましたよ、ありがとうございます」と言われる。しかもランチに来られたとの事・・

どこのどなた様か存じ上げませんが、この店を寿司を食べる単なる寿司屋として利用されるのはあまりにも勿体無い、寿司屋由来の魚介系つまみの他、「生春巻き」や「エシャレットの生ハム巻き」などもありますので是非居酒屋使いをしてみて下さい。他意はございません、念の為に・・

望郷酒場噺。

生業とは言え、土曜日に出社とは因果な商売。しかしながら、たまに巡ってくるこの土曜出勤、実はそんなに嫌いでは無い。平日のせわしないラッシュも無く、電車はお出かけモードの人々でそこそこ混雑はしているものの、それでもどこか独特の緩い空気が流れる。

何と言っても都心が静かなので、いつもの時空を独占した様な気分になりとても気分が良い。

出勤と言えば、最近デスクの後ろにあるキャビネットでこんなヤツ達を飼っている。 2011102907390001海水に棲む体長1cmほどの「スカーレットシュリンプ」が3匹。もちろん当初は癒しの為だったのだが、元気で泳いでいるか気に成り、時々様子を伺う。これがストレスにならねば良いのだが。

それにしても今日は天晴れな秋晴れ。うん?この時期の秋晴れ?・・ そうだ芋煮会だ。我が同郷の方なら当然この等式が成り立つ筈だ。

そうと決まれば矢も盾も堪らず、急遽今夜我が家での決行と相成った。

急なご案内でも参加してくれる方々がいらっしゃるのは席亭としてはこの上無い喜びである。

この度参加された方々は義兄弟の盃を交わしたTさんとH美さんご夫妻、ご近所のI上さんご夫妻、そして毎年この時期、横浜スタジアムにて2000人が結集して行われる会社の運動会を終えてM酔軍氏とE子さんご夫妻も参加して頂いた。

こちらの会社の運動会は単に競技に参加すれば良いだけでは済まない。スターターピストルだけでは無く、朝から乾杯の号砲も鳴り響く。

皆様より過分なお心遣いのお持たせを頂き、恐縮しながら開宴。2011102918590000お誘いしておきながらコチラの料理は、玉こん・もって菊・そして芋煮と、いつもの代わり映えしない郷土料理と、この日は鰊の酢漬けと筋子おろしなど。2011102919170000 2011103000160000 馬見ヶ崎川の河原ではないのが残念だが、それでも一口食べる毎にその時々の情景が懐かしく蘇る。

この日が初顔合わせのM酔軍氏とTさん、お互い軍歌を歌わせれば人後に落ちないお二人、一度ご一緒のところを拝聴したいものだ。その後も愉快に談論風発する。

色んな話題の最中、要所要所での天然H美節も見事に可笑しい。

このシチュエーションでは当然ながら盃も進み、我が故郷の「樽平」から始まり、その後「一ノ蔵」・「月桂冠・雄町純米大吟醸」へと進む。

途中、M酔軍氏の口から「白酒」の名が発せられた。展開を十分知っているE子さん、I上ママそして家人からの制止を振り切り、ええい、ままよと「干盃」。いつものセメダイン臭が鼻から脳天まで突き抜ける。この度は58度。

この時点でM酔軍氏の飲酒耐久時間は既に12時間は優に越えている。いつもながらのその見事な酒豪振りに、これまたいつもながら感服する。

楽しい酒宴は夜遅くまで続いた。当然、大破・轟沈。

角打ち。

金曜日、生業を終える。生憎と明日は出社だし、寄り道せずに真っ直ぐ帰るか。などといつに無く殊勝な思いが脳裏を過ぎった正にその時、右手に見えてきたのは下町角打ちの聖地、「槇島酒店」。2011102819020000 御徒町駅から春日通りに面した路地、所謂ジュエリー通りを入って直ぐに在あり、角打ちが盛んな西国のそれほどではないが、都内に数ある角打ちの出来る酒店の中でもその名が知れ渡る有名店のひとつ。

かなり久々の訪店に成る。店内に入ると左手に頑丈なカウンター右手にはビールケースを重ねその上に板ばんを乗せた簡易テーブル。この店は天井が高く、その他の店にありがちな窮屈な圧迫感が無くて大変よろしい。2011102818100000 2011102817460000 2011102817430000 2011102818120000まだ常連さんが少ないのでカウンターの隅に寄らせてもらった。

女将さんの「いらっしゃい何します?」に透かさず八海山を頼んだ。つまみはもちろん乾き物と缶詰などがメイン。その中より鯖缶と迷いながらウインナーソーセージを選ぶ。2011102817440000軽く一杯ひっかけて帰ろうかと思っているところへご近所のI上さんよりお誘いのメール。

取りあえず有楽町からこちらへご足労を願った。

そうと決まればこちらもコップの中の八海山をぐびっと呷り勢い付いて ディンプルを水割りで頂く、つまみは6Pチーズ。2011102818060000 いよいよ店内も混んで来た。ほとんど常連さんだが、居心地はけして悪くない。眼光鋭く一見強面だが実は優しい店主が「初めてだよね?」と声を掛けてくれたので、「遠い昔に何度か」と答える。常連さんの話に混ざり笑っているとI上さんが登場。

ビールケースのテーブルへ移る。I上さんは酔心、こちらはディンプルのおかわりで乾杯。2011102818210000 満を持して頼んだノザキの「ニューコンビーフ」。コンビーフとゴールデンコンビのマヨネーズ、これがまたあまりの旨さとその至福の味わいに罪悪感さえ感じる。

キャッシュオンデリバリーなので幾ら払ったか憶えてないが「せんべろ」に近いであろう事は間違いない。

この店の看板娘猫のチャーミーには会えなかったが、満足して店を出る。

帰り道すがら、江戸川を越えて松戸宿で下車。

向かったのは、もつ焼き「開進」。2011102821020000 テーブル席へ案内され取りあえず二人で酎ハイ。

つまみは「赤物醤油煮込み」。2011102819500000 具材はタン・ハツ・ハラミ。歯応えとさっぱりとした味付け具合いが丁度良い。

続いてもつ焼き。2011102819530000 カシラとハラミを2本づつ。

更にポテサラ。2011102819520000 暫くして店内のポスターにプレミアムホッピーがあることを知り早速頼んでみた。2011102820130000 ホッピー自体久々なのであまり詳しくは解らないが、コクがあって中々イケてた。

I上さんと二人、結構な塩梅で酔っ払いながら家路に着く。本日終了。

アボガドグリーン。

JR最寄り駅で家人と待ち合わせるが、小一時間ほど間がある。

駅前ロータリー脇にある備長炭火ホルモン焼き「しちりん」で時間を潰す事にする。

取りあえず、キンミヤのボトルを頼み緑茶割で飲りはじめる。

2011102416490000 この店は店名のとおり個々に七輪が設えられて、ホルモンをはじめとする肉類や野菜魚介類などを自分で焼きながらのシステムなのだが、本日はあっさり系で攻めてみた。

2011102416590000「ネギおかか」。剣が立つ様な盛り付けが良い。ごま油で軽く和えてポン酢で食す。簡単そうだが立派なつまみ。

続いて「秋刀魚刺し」と「アボガド」。

2011102417010000今頃の秋刀魚はどこでも新鮮で焼きで良し、生で良しだが今日の刺しはまた格別に鮮度が良く弾力の在る歯応えが一層味を引き立てる。 2011102417180000 秋口に新ものが出回るアボガド。少々若いが、あまり熟れ過ぎてくどいものよりはこのくらいがつまみとしては具合が良い。

そうこうしているうちに家人から連絡が来て、残りのキンミヤを慌てて一気に飲み干した。

結局この日は七輪を使わず生もので終了した。この店でいつもながら感心するのはホルモン焼きをメインにしていながらもその他の魚系や野菜系のサイドメニューが旨い。

家に帰えり「マコガレイの刺身」と「烏賊と蒟蒻の煮物」があり、おだづ(駄賃)で二合ほど。

吉田類巨匠の「酒場放浪記」を観ていたら、以前M酔軍氏と共に訪れた事の在る浅草橋の酒場が出ていた。

この店で、〆鯖を頼んだM酔軍氏が、一口食べたのち即座に店主へダメ出しをした事がある。食べ物には確かな見識のあるM酔軍氏だが、この様な事は珍しい。この店の風情在る佇まいに期待が膨らみ、それゆえその時供された〆鯖の安易に手を抜いた仕事振りが残念で許せなかったのだ。

テレビの中で巨匠と店主とのやりとりで解ったが、この店は元々先代が築き上げたとの事に納得。実の勿体無い。

家人が鼻息荒く自信満々で作った新作料理なるものを試食させられた。コチラは正直にダメ出しをしたらとても悔しそうな顔をしていた。何と理不尽な。

Sちゃんが日光土産の生湯葉を届けてくれる。ありがたく頂戴した。

徒然なるままに・・

土曜日午後からマッサージ。そのついでに船橋の「あまから屋」。

この店は一応、「弁当・定食・仕出し」と標榜しているので、アルコール類はビールと日本酒のみ。焼酎が好みの酔人には物足りないかも知れないが、朝7時からの営業はそれを差し引いても余りある。

先ずは冷酒にまぐろブツ。2011102215130000 2011102215140000 赤身の旨いところはいつもながら満足。

最近この店でお気に入りの「カレーのルー」と「串カツ」。2011102215240000 2011102215350001 普通なら酎ハイやビールに合いそうなつまみだが、冷酒でも全然よい。

こんにゃくの煮物があったので、日本酒の熱燗と共に頼んだ。2011102215460000 2011102215470000 ここのご高齢のご主人の所作がまた面白く、注文を厨房に伝える時など、お客が「煮込み下さい」と店主に告げると店主は厨房へ「2番さん、煮込みですってよ」などと他人事のよう伝えるのが可笑しい。

お勘定を済ませ店を出て、一平へ向かうも満席、花生の前を通ったらこちらもご常連さんで賑わっていた。この日は真っ直ぐ帰宅。

日曜日、菊花賞を買いに朝から浅草WINSへ向かう。その前に「たきおか」で馬力を入れる。2011102311020000 さすがのたきおかも11時前だった所為かまだ混雑はしていなかった。

通称「中まど」近くのカウンターに陣取り、先ずは酎ハイに牛煮込み。2011102311030000ここで牛煮込みを頼んだのは久々だが、今日のはちょっと今ひとつか。

続いて焼酎の青汁割とポテサラ。2011102311240001 2011102311240000 往生際が悪く、今更身体を気遣い青汁割などを頼む自分が情けなくもある。

さて、いざ出陣。いつもは浅草通りか一つ入谷側の路地を巡りながら行くのだが、今回は逆の下谷神社の裏、春日通り側の路地に紛れる。中々の風情。

WINSへ着くと大変な賑わい。ハズレ馬券を買って早々に退散。

ホッピー通りを冷かそうか迷ったが、夕刻から予定があるので大人しく帰宅。

夜はご近所のI上さんのお誘いで「扇」で一献。2011102317530000この日が初対面の I上さんのご学友で現在ピアノの調律師をなさっているM上さんもご一緒。遅れて家人とI上ママも参戦していつも通り賑やかで愉快な酒宴が繰り広げられた。

途中、M酔軍氏より電話を頂いた。船橋の登運とんでE子さん、ご門弟のKさんと飲っておられるとの事。近々の一献をお約束。嬉しい予定がまた増えた。めでたい。

馬喰らう。

今宵はご近所会のI上さんと浅草橋で待ち合わせ。

小雨にあたられながら江戸通りを進む。途中浅草橋の袂からは神田川の舟溜まりに繋留された屋形船が見えた。さらに靖国通りを越えて馬喰町交差点から路地に入ると、ひっそりと佇む「佐原屋」。2011102117530000 2011102117580000 2011102118190000 暖簾を潜ると優しそうな女将さんが迎えてくれる。

この日は口開けの客となり気分が良い。白木のカウンターにしっかり白いカバーが掛けられている丸椅子、座敷の舟底天井など其処ここに粋な造りが施されている。これだけのシチュエーションで既に満足。

取りあえず瓶ビールで乾杯。

女将さんが突き出しの準備をしている。酒場の力量を測る基準は幾つかあるが、もっとも間違いの無い見極めがこの突き出し、所謂お通しではないか。2011102117580001本日の突き出しは白蒟蒻と細筍と牛肉の煮物。文句無く旨い。

堪らず直ぐに日本酒になる。カウンターにお奨めの日本酒が並んでいるが、その中に我が故郷の「初孫」「月山」に混ざり、「雪中八甲田」と「作田」があった。これにI上さんが即座に反応した。

何とこの「雪中八甲田」・「作田」は「駒泉」で名の通った青森は盛田酒造店の蔵出しで、I上さんの従兄弟の方が経営されているとのこと。

早速それらを順繰りに頼む事にした。2011102118130000 2011102117590000選んだ肴は〆鯖。飲み口の良い酒と程よい〆具合で邪魔しない肴。これぞ酒肴の相性。いや旨い。

続いては「初孫」。2011102118390000 2011102118080000品書きの中から牛すじ煮。懐かしくも優しい味わい。

そして「作田」と「葱ぬた」。2011102118570000 2011102118020000さっぱりとした酢味噌の塩梅が丁度良く、腰のある作田も進む。

改めて店内に貼られている品書きを見ると、どれも呑み助の心を擽る品々が満載。

女将さんの話によると昭和40年の創業との事。住所名は東神田でこの辺りは繊維問屋が多いそのビルの谷間によくぞ残ってくれた。

この佐原屋、御徒町や三河島にある「佐原屋」とは同系の暖簾分けだそうだが、少なくとも御徒町よりは十分風情を感じる。

お勘定を済ませ店を出る。表は相変わらずの小雨。

そぼ降る雨も酔いの内では悪くない。

浅草橋に戻り異口同音にもう一軒、と成る。

駅裏の路地に佇む酒寮「むつみ屋」。2011102121090000 2011102119440000趣の在る木の引き戸を開けて店内へ。

右手に白木のカウンター、テーブルが6卓ほど。

お互い少々喉が渇き、I上さんは黒ホッピー、コチラはウーロンハイで暫し潤す。

地元の常連さんが多くあちらこちらで同じ話題が飛び交うが、けして一見さんが居辛い雰囲気は無い。

早速日本酒の燗にする。2011102120280000それに併せ、名代「さくら刺し」と「ししゃもの味醂干し」。2011102119560000 2011102120350000「さくら刺し」の「サシ」の入り具合が丁度良い。好みの問題だが、これ以上のサシでは脂が勝ってしまい日本酒のつまみとしては向かない。

「ししゃも」の味醂干しはお初だが、中々の肉厚でこれはこれでよろしい。

I上さんご所望の自家製コロッケ。2011102119560001 揚げ立てで中味がほっくりして、一見アンバランスに見えるが、こんなものが存外酒の肴になる。百戦錬磨のI上さんのお見立てはさすが。

満足して店を出て、本日終了。

土佐の鯨。

今宵は予定通り、柳橋に酔う。

この街はその昔、新橋と並び称された花街で舟宿や料亭が軒を連ね、プライドの高い柳橋芸者が往来していたそうだ。

史実を踏まえた物語では、この辺りを土佐藩主山内容堂が無頼酒を呷り大虎に成りながらも幕末から明治へと変貌する激動の世の様を見据えていたのだろう。

現在も料亭「傳丸」の黒塀に見越しの松や、神田川沿いにある船宿小松屋などが微かに辛うじて往時を偲ばせる。

その傳丸のちょいと先にある「玉椿」。2011101418450000 2011101418000000 ここは以前戦友のO川さんに連れられて訪れた事が在る。

何の気なしに暖簾を潜ったが、予約で一杯。どうにかカウンターの端に滑り込んだ。

先ずは我が故郷の「十四代秘蔵純米焼酎」のロック。2011101418080000_2 鼻を擽るフルーティーな吟醸香りが芳しい。

つまみにはおでんを選ぶ。2011101418090000 邪魔に成らない上品な味わいが純米焼酎の品位を更に引き立てる。これぞ肴。

隣に座った中年のカップル。女性の方がTVで良く見掛ける顔なのだが、名前が出てこない。プロデュサーと思しき男性がこれ見よがしにしきりに業界の話を投げかけるがてんで噛合わないのが可笑しい。

日本酒が飲りたくなり、「福禄寿」のぬる燗。2011101418240000 片口で供されお猪口は様々な中から自分で選べる。勿論広口で肉薄なもの。底の見込みには赤蜻蛉が描かれている。さすが。

本日のお奨めのなかから、「生すじこの酒粕漬け」。2011101418120000_2一口食べたら酒粕の味が強過ぎ、すじこだけを選り好みしたらこれが旨い。酒も進みこれも肴。

お勘定を済ませ、結構酔い気分になりながら帰路につく。

自宅近所の行きつけのスナックでに寄り、柳ジョージを偲びメドレーで歌う。

満足しながら家に帰るとSちゃんが遊びに来ていた。四方山話で午前0時前にお開き。

Weeping in the Rain。

今朝のニュースで柳ジョージが亡くなった事を知った。

その昔は「パワーハウス」や「ゴールデンカップス」、一時期伝説のギタリスト 故成毛滋と「Gypsy Eyes」や「フライドエッグ」にも在籍していた事があった。

巷で脚光を浴び始めたのはレイニーウッドを結成してからの「雨に泣いている」が出てからだろう。

この曲がヒットした頃の自分は、高校生のバンドでアメリカの古いデルタブルースやそこから派生したブリティッシュロックなどに傾向していた為、生意気にも「こんなの全然イカしてないや」などと当時は全くと言って良いほど興味がなかった。

しかしその後リリースしされた「青い瞳のステラ・1962年夏・・・」や「さらばミシシッピー」を聞いた時、「これはちょっとやばいな」と感じ、魂を揺さぶられる思いがした事を今でも鮮明に憶えている。

このブログのメインタイトルの「酔って候へど」の起源となった司馬遼太郎の山内容堂を題材にした「酔って候」と同名の曲を出すにあたり、直接司馬遼太郎の自宅まで直談判に行き快諾を得たと言うエピソードもある。

「プリズナー」などは等身大の中年男の悲哀が実に上手く描かれた、蓋し名曲だと思う。

そのギタースタイルや一寸見の風貌からかマスコミなどから勝手に和製クラプトンなどと称される事もあったが、恐らく本人は嫌がっていたのではないだろうか。柳ジョージと言うオリジナルブランドである事はもはや疑う余地は無い。

甚だ余談ながら、一度恋人と柳ジョージ&レイニーウッドのライブを観に行った事がある。どうやらその恋人が今の家人らしいのだが・・

62歳、無類の酒好き故の糖尿病や肝臓・膵臓の病に冒されたそうだが、あまりにも早すぎてとにかく残念でしかたない。

今宵は「鯨海酔候」を真似て、新橋・両国・柳橋、辺りで酔って候。歌いに出かけようか。

芝生の下で安らかに眠って下さい。

合掌。

秋日向。

連休最終日、明け方の激しい雨も上がり、どうやら心地よい空模様。

「遠足の前の子供じゃあるまいしと」家人に笑われるが、休みの日はどうしても早起きになり、9時ごろに眠気が戻ってくる。

昼時になり、独り「朱色」へ。2011101012240000マスターに挨拶を済ませカウンターに腰掛け、 喉が渇いたのでグラスビールと高清水の冷酒を一緒に頼む。2011101012270000たかがグラスのビールを喉を鳴らしながら一気に飲み干し、一人悦に入り「どや顔」。

ネタケースから秋刀魚を見つけ、その刺身と定番の煮物を頼んだ。2011101012330000 2011101012550000 秋刀魚刺しは薬味たっぷりのこの店自慢の特製ポン酢で食すと脂が引き締まり冷酒との相性が実によろしい。

大根・里芋・牛蒡の煮物に枝豆が添えてある。いつもは薄味を頼むのだが今日は濃い味にした。味がしっかり付いていてやはり冷酒に合う。

隣に座った初対面のご老人から一方的に話しかけられる。聞けば福島に行って岩魚の刺身を食べて来て感動したとの事だった。そこから渓流釣りや岩魚の骨酒の話をちょこっとさせて貰う。

昼時のお客も引けてコチラもお勘定を済ませ店を出た。

夜はゴルフ帰りのI上さんと、I上ママとで我が家で一献。

50度のウイスキーと、姪っ子のスペイン土産の赤ワイン。

途中、仙台・山形の旅行から帰りった愚息が混ざり一緒に飲る。この愚息の就活も大詰めを迎え、後は役員面接だけだそうだ。

お役目柄、経験豊富なI上さんにより面接する側からはどんな質問が想定されるか、また好印象を得られる為の受け答え方などのレクチャーを受ける。さすがの愚息も神妙な顔をして聞いていたが、甚だ心配。

丁度BSで吉田類巨匠の「酒場放浪記」が始まり、皆で鑑賞しながら飲る。

その後暫くしてお開き。

パワースポット。

千代田線の霞ヶ関駅に家人と共に降り立つ。

地上へ出て桜田通りにある経済産業省前を過ぎ虎ノ門方面へ。

本日訪れたのは虎ノ門に在る「金刀比羅宮」。回りのビル群に負けずに毅然とした正面鳥居。2011100911590000 実は先月まで原宿の太田記念美術館で開催されていた「江戸パワースポット」。開催期限を勘違いして楽しみにしていた歌川広重の「名所江戸百景・虎ノ門外あふい(あおい)坂」を見逃してしまった。

あおい坂の場所の詳細は不明だがその縁の「金刀比羅宮」。

2011100912000000桜田通りに面した場所柄、正面鳥居を入り更に参道から本殿へはビルの下を潜る。

早速、手水舎で手と口を漱ぎ進むと里神楽の舞台になる立派な神楽殿が現れた。2011100912010001明日10月10日が大祭との事で、本日はその前日祭だそうだ。ビルの谷間に流れるお囃子は一種独特な雰囲気があるがそれも悪く無い。何となく「気」を感じた様な気がしたが、それこそ気の所為か。

本殿の手前にある銅鳥居の先には御百度石が置かれている。遠い昔日には心願成就を願いお百度参りが行われたのだろうか。

いよいよ本殿。2011100912020000 家人と二人、いつもの如く身勝手なお願いを済ませる。

社殿を出て新橋方面へ向かう。せっかくなので路地を漫ろ歩くもここはサラリーマンの聖地ゆえに休日のこの時間帯はほとんどの店が閉まっている。

途中にあった烏森神社。2011100912310000参道の右側には趣のある酒場が連なり、どうにも見栄えがよろしい。 2011100912330000先ほどの金刀比羅宮とはまた対照的に近代的な本殿。ここでも拝礼。

新橋のJRのガードを潜り、銀座へ。中央通りは歩行者天国だが、あえてそこは避けて金春通りを流した。

一時期よく通った名門「ピルゼン」跡を探し新しくなった交詢ビルの前に立った。立派で綺麗だが寂しく佇む。

気を取り直し踵を返し中央通りに出たら銀座ライオン七丁目店。日頃の罪滅ぼしに家人を促したら待ってましたと云わんばかりに「釣堀の虹鱒」状態。

誘ったは良いがいつも通りの大盛況。この店は一階の大ホールで飲らなかれば意味が無い。しかしながらこの状況ではかなり待たされる事は必死。予定変更を家人に告げると、既に喉を鳴らしながら目が釣り上がっている。

仕方が無いので銀座四丁目交差点側の地下にあるライオンに入った。2011100913380000地下はどうもなぁ・・ここまで来てやはりライオンは七丁目に限るなどと言うと、喉を鳴らしている方から蹴りが入りそうなので黙って店内に進む。

取りあえずここは生ビール。

2011100913180000ご覧の通り、コチラはエビス「ザ・ブラック」の中、家人は堂々とサッポロの大。乾杯のあと家人の喉の音が響き渡る。その様は実に旨そう。 2011100913220000_2 つまみにはソーセージとポテトのガーリック炒め。

取りあえず人心地が付く。

家人を覗き見たら取りあえず落ち着いた様だ。

タイミングを見計らい店を出て銀座線で上野まで。

上野で降りて、「たきおか」と思ったが「大統領」のオープンエアーが目に入ったがどちらも大変な賑わい。

諦めて「いづみや」へ向かうべく日暮里で降りるも何となく気が乗らずスルーして駅反対側の谷中銀座へ。2011100914350000「ゆうやけだんだん」から望み見るメイン通り。どこもかしこも大変な人出。すれ違うのにも一苦労して「よみせ通り」に逃げ途中にある延命地蔵尊にもお参り。

いつもなら酒を片手に人の流れを愉しむところだが、先ほどのビールが中り満腹で酒を飲む気にもならない。

西日暮里まで歩き千代田線で地元へ戻る。

地元へ帰り「扇」へ顔を出す。2011100915550000 2011100915570000 つい今しがたまでここ扇のビーユーザー「かっちゃん」居たらしい。

コチラは抹茶割りと家人は瓶ビール。2011100916000000イカゲソ・赤貝・鰯刺しなど、ちょこっとつまむ。2011100916030000 2011100916090000

これが呼び水になり、「八海山」を冷で。2011100916260000マスターと四方山話をしているところに、ママも参加。

郷ひろみファンのママが、野口五郎ファンの家人に野口五郎が出演している「ベストテン」をCSで 流してくれた。

一気に青春時代が蘇る。

満足して店を出ての帰り道、氏神様へお参り。

家に帰ったらご近所のSちゃんが来訪。鳥鍋と小鰭で日本酒。

めでたく、本日終了。

生々流転。

本日は秋晴れの中、池之端に在る「横山大観記念館」へ。

上野方面より不忍池の弁天島を渡り蓮池・ボート池の畔を歩く。

この辺、二本差しが闊歩した古の時代には出会い茶屋が点在した艶っぽい土地柄。見て来た訳ではないが、鬼平にはそう描かれている。2011100811330000 2011100810440000 池の畔には柳の木が多く、その昔より東京でも有数の柳の名所。

根津からの散歩コースの途中にある為、その存在自体は知ってはいたが中々訪れる機会が無くやっとの本日。

不忍通りにあるこの建物、周りのビル群とは対極的なその風情ある存在感は、否が応でも往時の息吹を醸し出す。2011100810470000

2011100810510000

拝観料500円を支払い館内へ入る。因みに館内の写真撮影は禁止だが、建物の外観や館内から外へ向けての撮影は良い良いとの事。

代表作の「無我」をはじめ、「月下逍遥」などレプリカ・習作から完成品まで展示されており、二階画室に展示の「雲去来」には圧倒され思わず息を飲む。

時計・帽子・カメラなど大観愛用の品々も観られるとの事だったが、この度楽しみにしていた大酒家由来の「スキットル」が展示されていなかったのは残念。

2011100811000000 第二客間より中庭、その先には夜な夜な酒宴が繰り広げられた「鉦鼓洞」。こんなシチュエーションで月を愛でながら酒を飲れたら・・などと脳裏を過ぎっただけで酔った心持になる。

この日はボランティアの方がいらっしゃって色々レクチャーを受ける。

作品も然ることながらこの記念館そのものの造りに興味をそそられ聞いてみると、大観さんは画家になる以前に建築家を志した事もありこの建物はご自身の構想によるものらしい。

なるほど、それを聞けば「筬欄間」や「舟底天井」など粋を凝らした趣向は頷ける。

空間識を存分に味わった。

これで心は潤ったので不忍通りを渡り来た道を戻り返し、上野のお山を跨いでアメ横は「たきおか」で今度は身を潤す。2011100811470000 今日は天気も良いので斜め向かいに出来た「大統領」のオープンエアーにも食指が動いたが、やはりここは王道を貫く。

先ずはウーロンハイと「里芋煮」最近お気に入りの「豚肉とこんにゃく」。2011100811510000相変わらずのクオリティー。里芋の甘くない味付けとねっとり感が良い。豚肉こんにゃくは淡白な結び糸コンが豚肉の脂を程よく吸い、それが醤油と相まって実の旨い。

ウーロンハイを一気に飲み干し、裁きたての「鰹」と「菊水」の純米酒になる。2011100812010000 2011100812050000 いつもながら盛りの良い日本酒。この時期の鰹にしては脂が丁度良い。

夜に備え人心地付いたところで店を出た。

最近めっきり宵闇が早く訪れるので、なんとなく物悲しさを感じる。

今宵は旧知のT夫妻との一献会。

JR最寄り駅側の「トラットリア朝日屋」。2011100818080000 街の洋食屋さんと言った感じで刺身などの和食も出す気取らない店。

Tさん、奥様のH美さん、コチラと家人、この四人で表で飲むのは久しぶり。

子供が縁で知り合ってから14年ほどの付き合いになり、文字通り家族付き合いをさせて頂く。子供達の成長に伴いお会いする機会も減ってしまったが、1歳年上のTさんとは義兄弟の盃を交わしている。

取りあえずビールで乾杯。その後刺し盛り・牛もつトリッパー、つぶ貝ガーリックソテー・イタリアンソーセージ・生ハムサラダなど正に和洋折衷。2011100818430000 2011100818480000 ハチノスを使ったトリッパーが好評だった。

付き合いが長い分、話題が尽きず昔話や子供達の近況などで盛り上がる。

このT夫妻は二人とも教員をされているが、ことTさんに於いては教師だけに留めておくには勿体無い程のキャラクターで、歌を歌わせたら玄人跣。軍歌から最近の歌までそのレパートリーの豊富さには驚かされる。

奥様のH美さんはこれほど「天然」と言う言葉が当てはまる方も珍しい。本日も麦焼酎のボトルのキャップをしたまま一生懸命グラスに注ごうとしていた。相変わらずで何よりである。

二家族総勢9名で箱根や白浜へ旅行した時の話題で懐かしくも楽しい時間が過ぎた。

T家の一番下の子、チー坊(女の子)が来春高校進学を控えており、一段落着いたら今度は夫婦だけで旅行に行ける。

近いうちまたの一献を約束して別れる。楽しい酒宴だった。

氏神参詣。

日曜の昼、家人と共にご近所の手打ち蕎麦「新玄」へ。201110021242000012時前に着いたらご主人が汗をかきながら蕎麦打ちの途中だった。

先ずは令酒と家人は瓶ビール。2011100211510000片口で供される冷とお、通しの蕎麦味噌。

つまみにはいつもの「もつ煮込み 」。2011100211530000 煩方に言わせれば、蕎麦屋でもつ煮とはこれまた面妖な、と思う向きもあるだろうが、堅苦しい事は抜きにして、これほどクオリティーが高いもつ煮を供するところも珍しい。

ここの定番の一つ、イカの沖漬け。2011100211560000見た目ほど濃い味付けではないが、この柚子の多さがよろしい。

最後は辛味大根で食べる「毛利蕎麦」。2011100212230000自慢の手打ち蕎麦はコシがあり喉越しも良いが、惜しむらくはつけ汁がどうにも弱い。個人的には蕎麦よりつけ汁に重きを置くコチラとしては甚だ残念だ。

店を出て公園通りを過ぎて向かうは昨日お世話になった「扇寿司」。昨日のお礼も兼ねての訪店となった。

2011100213010000 夏場の白地からこれからの季節は藍色の暖簾に変わる。

その暖簾を潜り、店内に進むと、カウンターに先客。一組はいつもの元校長先生。もう独りは地元の飲み師かっちゃん。

元校長先生に挨拶を済ませ、かっちゃんの隣に陣取る。

コチラは抹茶割り、家人は瓶ビールでかっちゃんと乾杯。2011100213160000お通しは鰹のたたき。

更にマスターから秋刀魚刺しのサービス。2011100213390000柑橘系の酢橘のパンチが効いて秋刀魚の味わいが引き立つ。

名物「バクダン」のタクアン抜き。それと共に「八海山」の冷になる。2011100213240001 2011100213270000かき混ぜたバクダンを軍艦巻きの上に乗せて、つまみとして食す。これがまた旨い。

翁の元校長先生は、右大臣よろしく少し御酒を余計に召されたか、足下がおぼろげながらも毅然として帰られた。いつも粋筋と忙しいかっちゃんもこの日も用事がありお先にあがり。

残されたコチラ夫婦は、マスターとママと四方山話で盛り上がり、楽しい一時を過ごす。

今日も美味しくお酒を飲めた事に感謝しながら店を出て、帰える道すがら扇のママの教え通り地元の氏神様へ家人と共にお参りを済ませてから家路に着く。

秋月会。

何かと名目を付けて盃を傾けるのは、呑み助の常。

今宵も「扇寿司」での宴。

一応幹事と言う事で家人と共にちょっと早目に扇の暖簾を潜ったところ、カウンターには先日お世話に成った翁二人が既に飲っておられ、コチラへ向けて満面の笑みで挨拶される。

早速側に寄って先日話題になった「海鞘会」の話をしたら、82歳のSさんの前には既に海鞘が供されていた。さすが。

このままカウンターで翁の方々と先日の続きがしたかったが残念ながらコチラは本日座敷。

K先生、Mさん、I上ご夫妻、I井さん、Sちゃん、それにコチラと家人が揃い、途中でI上さんの長女のTちゃん、次女のKちゃんも顔を出してくれた。

宴が始まり先ずは、刺し盛りとこの節からの楽しみ牡蠣鍋。2011100118000000 いつも通り、どれもこれも安心出来る美味しさの中、特に栄螺が秀逸。2011100118150000

肉厚でぷりっぷりっの牡蠣の食感も良いが、具材から出た旨味が十分に滲み込んだ豆腐と葱で飲るのがこれまた堪らない。

初めの1杯こそグラスビールだったが、後は終いまで「八海山」。

本日の全てのメンバーのキーワードはバレーボールで皆さんK先生の教え子の親。

今日も近所の中学で練習試合があり、その流れでの酒宴。

現役当時は親も子も、この「我儘なK先生には随分と振り回された」が、もとい、「一途で熱心なK先生にはお世話に成った」が、現在も時々こうして盃を傾ける。我儘は相変わらず(訂正無し)だが、所謂腐れ縁。

途中で巻物をつまむ。2011100121150000

K先生は最近名実ともにおじいさんなった事もあり、話題は多岐にわたり尽きず。

途中、翁のお二人は挨拶をされて、綺麗に帰られた。願わくば斯く在りたいものだ。

自分の信念を貫くK先生が眠たそうな顔をした事を合図にお開き。

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