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2011年9月

悠々として酔う。

股旅を終え、砂っ掃いも兼ね独りで扇へ行った。

マスターが玉子焼きを焼き終えたばかりで暖簾もまだ出していない。

先客に何度かここでお会いしている恰幅の良いご隠居さん。軽く会釈をする。

ここの定番、抹茶割りといつものお任せつまみ。20110927164000002011092716590000下駄が置かれ、どうもネタの量が多いなと思ったら、暫くしてマスターが「奥さん遅いね」。

独りだっつ~の。

仕方なく、家人を呼び出したらすっ飛んで来て、早速旨そうにビールを空けた。

隣のご隠居さんの囲碁敵のご友人も、何となく話をするうちに、落語の話・海鞘の話しで盛り上がる。

地元の中学の校長を勤められた元先生と、伊勢神宮の直ぐ側で産湯に浸かったと言う御歳82歳のこのコンビ。これまでは会釈程度だったがこんなに話を聞いたのは初めて。

ご長老の話を聞くのが大好きなコチラにとっては願っても無い事で、上野鈴本のくだりではつい調子に乗り、家人に諌められた。

それにしてもお二人ともお元気で、コチラの方が元気を貰う。

ここで冷酒に成る。

何といってもこのお二方、話や飲み方の間が良い。悠々として酔うとは正にこの事。

最後はここで「海鞘会」を開く事で4人一致し、二人の翁は綺麗に引き上げて行った。

そんな中供された鰯の刺身。

2011092719560000カボスを掛け生酢で食しながら 、やはり激動の時代を過ごして来た方達の話は面白いなぁ~、などと家人と話していると、カウンターの隅に座っていたやはり70オーバーと思しきご夫妻より声を掛けられた。

先ほどの話の中で我が故郷の話になったのを聞きとめたとの事。ご主人が現役時代、我が故郷に仕事で良く行き、ついつい懐かしくなり声を掛けてくれたそうだ。

そうと解ればこっちのもの、奨められるがままに不躾にも隣の席へ移動。それからは仙山線の話、次年子の蕎麦の話などなど。いやいや思わぬ至福の時を過ごせた。こちらのご夫妻とは途中まで一緒に帰り、また扇での再会を約束して別れた。

stomach・Claw。

今宵は姫路の街で酔っている。とは言うものの、明け方より刺し込む様な胃痛が、中々治らない。

どうしたものかと家人に相談したら、ここは一つ逆療法で飲りに行けとのお墨付きを頂戴したのでそれに従った。

ホテルのスタッフに聞けば、姫路城の側に飲み屋街があるとの事だったが面倒臭いのと体調を考慮して、近場をふらふら。

そんな折に見つけた。2011092616560000              立喰酒家「風林」。

2011092617110000             見事なカウンター。微妙な括れがまた良い。 2011092616570000             この店の品揃え。

出迎えてくれたのは和服が似合う女将さん。

日本酒を聞いたら菊正宗との事、もちろん異論は無い。 2011092617040000丁度良いぬる。

はじめの肴は蛤の酒蒸し。2011092617120000蛤の旬は春先だとばかり思っていたが、晩秋から早春だそうだ。この時期の蛤は、遅いのか早いのか、何はともあれ肉厚で汁の味も良く旨かった。

続いては「明石焼き」2011092617130000上品な鰹出汁に一味を振り掛け食す。けして薄味を感じず日本酒に良く合う。この出し汁に納豆か鯖缶を入れたら、などと不埒な思いが頭を過ぎる。

更に湯豆腐。2011092617320000これまた具が多いには良いのだが、豚肉まで入っている。やはり湯豆腐は鱈が良い。ポン酢と紅葉おろしが絶妙なバランスで、女将さんの目を盗み、明石焼きを付けて食べたら旨かった。

常連さんも集まり始めて、女将さんが関東から来られた方と紹介してくれた。口々に先日の台風のお見舞いの言葉を頂戴する。この期に及んで当日金沢に居たなどとなぜ言えようか。一言大変でしたと小声でしおらしく吐いた。

食が進まずやはり胃の府が本調子ではないのが解り無礼は承知で残す。

女将さんと皆さんにご挨拶して店を出た。

行き掛けの駄賃。

3連休の丁度真ん中、所用があり八重洲ブックセンターへ出向いた。

いつもは反対側のMARUZENがご贔屓なのだが、たまには趣向を変えてみるのも良い。

コチラの方が建物自体が古いのでその分本そのものの独特な匂いが感じられる。尾籠な話しながら昔からこの匂いを嗅ぐと便意を催す。

それにしても今日は清々しくこれぞ秋晴れと言った空模様。

八重洲から日本橋へ入ったあたり柳と共にを風に揺られながら散策。2011092412130000

永代橋通りへ向かう途中、随分と派手な立ち食いそばが見えた。2011092413550000 何気なく通り過ぎようとしたら、「うんっ?」。表の看板の端っこに「八海山\380」 に目が止まる。

どうせお猪口ぐらいのに容れらてくるのだろが、行き掛けの駄賃よろしく店内に入った。

つまみには「かき揚げ」。2011092413410000カウンターで呼ばれてとりに行くと、普通のグラスにもっきり。受け皿にも垂れている。これは中々なもの。この大き目のかき揚げにも温かいそばつゆを掛けてくれた。

つい気分が良くなり、2杯。

神田まで歩いてガード下の有名どころに入る。酎ハイを頼んだらお通しにはなめこおろし。十分に作り置きしているのであろう大根おろしが不味くてしょうがない。今が旬の秋刀魚焼きもダメ。酎ハイ2杯で店を出た。

夜はI上夫妻、K子ちゃんと我が家で一献。珍しくI上ママがスパークリングワインで酔っていた。

連休最後の日曜日。

家人と娘は買い物。自慢の息子は拐かしにでもあったか、行方不明。

この連休での内臓への気遣いで9時に船橋でマッサージ。

これも行き掛けの駄賃で「花生食堂」。2011092510040000誰も居ないと思ったら、さすがヘビーユーザーのこーちゃんがいつもの席でいつものウーロン割を飲っていた。

コチラもお付き合い。2011092510110000お通しにはピーマンと茄子の味噌炒め、旨い。

そして定番の湯豆腐。2011092511120000 こーちゃんの仕事柄、海外での面白い四方山話でついつい2時間近くも居座ってしまった。帰ろうとしたところのこれまた常連の松ちゃん。ご挨拶だけして店を出る。

ふらふらと駅まで歩く途中にある「あまからや」。そう言えばこの店もご無沙汰している。躊躇無く入店。

ここはビールと日本酒だけなので、先ずは冷をたのんだ。2011092512590000 ストッカーの中に何とも旨そうなブツが見えた。2011092513010001思い通りに赤身もトロも旨い。しかも二葉より安い。

続いは掟破りの「月見」と「納豆」。2011092513140000 2011092513160000 勿論、合体させるとこうなり十分なつまみ。

カツカレーがあったので、老齢の店主に事情を話すといとも簡単に「ルーだけね」と返って来た。さすが解ってらっしゃる。2011092513380000一口食べて驚いた。丸好の「かれーつまみ」や二葉の「紅しょうがカレールー」も捨てがたいが、個人的には一番うまいと思う。

結局この味に引っ張れら冷を追加。満足して着たく。

酔った勢いで夕方前に家人と娘の3人で「扇寿司」へ誘ったが、残念ながら珍しくまだ開いてなかった。酔い覚めにその件を思い出し、一人でラッキーと呟いた。

釣瓶落とし。

秋分の日の本日、M酔軍氏ご夫妻より浅草へお誘いを受ける。願っても無いお誘いに逸る心を抑えながら家人と共に待ち合わせの雷門下へ急ぐ。

合流して向かうは当然ながら通称「ホッピー通り」のいつもの居酒屋「浩司」。2011092311520000

カウンターや小上がりも空いていたが、この通りの殆どの店が設えてある店先のオープンエアーなテーブルに座らなければホッピー通りで飲る意味が無い。

取りあえずM酔軍氏とコチラは酎ハイ、お内儀のE子さんと家人は生ビールで乾杯。

いつもの定番つまみ。2011092311390000             具が多目の煮こごり。                     2011092311390001             牛スジ煮込み。 2011092311400000             ポテサラ。 2011092311450000              一度素揚げした、とり皮ポン酢。

この店で初めて頼んだ「砂肝ガーリック」。2011092311580000これが中々美味しく、好評。次回から定番入りする事は間違いない。

E子さんの菩提寺が西浅草にある「東京本願寺」と言う事もあり、中日の本日はE子さんの母上様もお参りを済ませ、ここ浩司まで寄って頂いた。初めてお目にかかったが、シャレも解りお年寄りお若く見え、お元気で何より。

このホッピー通りの両河岸にどれ程の酒場が犇めき合っているか知らないが、明らかに賑わいに差がある。正にお茶引き状態の店もあれば、以前良く通った「鈴芳」などはこの日も満員御礼だ。

この通りの正式名称は「公園通り中央商店街」と言う事を浩司のママから今日初めて聞いた。

場所柄を差し引いても、この通りの店の価格設定はけして安くはないのだが、大空の下で日中から堂々と飲れる爽快感には代え難く、特にコチラには「芋煮会」の血が脈々と流れているのでついつい足が向いてしまう。

本日は曇天ながら、それはそれで良い。

ここまで来て観音様へお参りしない訳にはいかない。2011092312580001 前回訪れた時にはまだ大修繕中で本堂全体にネットが掛けてあったが、本日は実に晴れ晴れした全容が拝めた。

手水舎で口を漱ぎ、本堂へ進みいつもより長く、そしていつも通りの厚かましいお願いをする。

2011092313020000 2011092313060000 この大わらじ、我が故郷の誇りでもある。

続いては仲見世通り裏をさらに1本外れたところにある大衆酒場「ニュー浅草」。2011092313140000 1階は独り客用なので、2階へ案内された。

M酔軍氏とコチラは日本酒のぬる。奥方様方は酎ハイなど。

2011092313220000 2011092313300000イカの一夜干しと、オニオンリング。 2011092313330000 正調ハムカツ。やはりハムカツハこの薄さが本筋。2011092313360000 餅チーズピザ。男だけでは中々頼めないが、旨いんだな~困ったことに。2011092313390000たぬき豆腐。豚バラも入っているのだから、品名を肉豆腐にするべきだ、いや天たまがはいっているからやはりたぬき豆腐でしょう、などと高尚な議論が展開されたところで店を出る。

ダメモトで「神谷バー」を覗いたら、やはりダメだった。

ここで一気に方向転換して船橋の「花生食堂」。2011092315110000 同郷のママのいつもの笑顔にホッとする。

カウンターは満席。取りあえず、キンミヤと名物湯豆腐。2011092315200000_22011092315400000 この店で、湯豆腐を頼まないのは野暮だ。特にこれからの季節なら尚更。

お通し代わりのサービスの糠漬け。2011092315250000 更に前日まで帰省していたママより、最近TVが発端で人気の出た故郷の「ぺっしょら漬け」もサービス。2011092315580000 1人を除き、他の3名は待ってましたとばかりに大喜び。

慌ててコチラは「親子丼のあたま」を頼んだ。2011092315580001 いよっ、待ってました。

実はまだこれから本日の大事なミッションが残されている。先日この店を訪れた時に、常連さんが何の躊躇もなく「ラーメン」を頼んでいたのを見て、己の修行の足りなさを実感した。しかもマルちゃんマーク。

早速そのラーメンを頼むとママが顔を赤らめた。これには訳がある。2011092316140000そばかうどんの丼に入れられ運ばれたラーメン、これはアリでしょう。ママに聞いたら冷やし中華もやきそばもあるそうだ。それも全てマルちゃん。感激一入はM酔軍氏。

ママに挨拶し満足して花生食堂を後にした。

私鉄の途中駅でM酔軍ご夫妻とお別れして地元へ向かう。

電車の中、家人が物足りなそうにしているので、急遽Sちゃんに連絡する。

そして駅まで迎えに来て貰い、そのまま「珍来」。メンバーはI井さん、Sちゃん夫妻に我が娘とこちら夫婦の5名。

I井さんと家人は生ビール、コチラは紹興酒。下戸のSちゃんと娘は水。

2011092317370000餃子が旨いとの事なので、早速頼む。野菜炒めとホルモン炒めもついでに。2011092317490000 噂どおり、昔ながらのもちもちの餃子は旨かった。2011092317500000 2011092317520001炒め物も旨い。この辺でI井さん、家人も紹興酒に成る。大分ご機嫌の家人。

更に麺類も追加する。2011092317520000             やきそば。 2011092318420000             わんたん麺。

この他にも、たんめんやラーメンなど。I井夫妻と我が娘は極普通の夕食の光景だが、コチラと家人は訳が違う。家人が益々ご機嫌に成りそうな感じを察して〆。

こうして壮絶な1日はあっと言う間に幕が下りた。

タイフーン。

台風接近。とは言うものの、大袈裟に騒ぐのはメディアばかり。いつもオオカミ少年の様で信用が成らんが、この度はどうやら本当の様だ。

そんな中、午前中はオプションでMRIの検査。

閉所恐怖症だけが気がかりと思っていたら、13年前に施術した胆嚢摘出時のクリップが残っており、せっかく眼底写真まで撮ったところでこの度は見合わせ。

いよいよ雨脚が強くなった。

今日はこれから金沢へ向かう。それにしてもこの寅さん稼業、いつまで続くのやら。

風と雨の影響により、ほくほく線が何度も止まり1時間ほど送れて金沢に着いた。やれやれ。

ホテルの部屋に荷物を放り投げ、夜の街へ彷徨う。

駅前が立派過ぎて何も無い。勿論チェーン店などは沢山軒を連ねているのだが、コチラの好みが中々見当たらない。

「加賀料理」の看板を誇らしげに掲げる店も多い。さすが100石。

どうやら今日は頼みの嗅覚が利かなのか、と諦め掛けていた頃、在りました。大衆酒場「おふくろさん」。2011092117350000_2 2011092117360000 初めはあまりにベタな店名に躊躇したが、大通りから一寸入った路地の三叉路の角地に在り、どうにも様子が良い。

暖簾を潜ると、元気な女将さんに迎えられた。店内は大きなL字型カウンターと奥には座敷もある。

カウンターに着くなり早速地元の福正宗をぬる燗で頼む。2011092117410000酒たんぽで供され、お通しはイカの塩辛。これは期待が持てそう。

隣の気の良い常連さんが何かと話しかけてくれる。普段ならウザったいと思うと時もあるが、旅先ではこんな接触はありがたい。

女将さんに奨められた、鰌の蒲焼。2011092117430000何とも素朴で野趣に富んだ味わいが、どこか懐かしい。これがきっかけで「駒形どぜう」の話しになり、先ほどの常連さんとも池波正太郎話で盛り上がった。

追い討ちを掛けるが如く、こちらの女将さんが浅草の「今半」裏に住んでいたの事が判明してさらに 盛り上がる。

品書きに見つけてしまった「鯖へしこ」。2011092117530000 一口食べたそのしょっぱさに感激。常連さんがお酢を掛けて食べる事を奨めてくれたので試したら、これが中々乙な味でよろしい。とにかくほんの少し箸先に乗っけただけで酒が進む。2011092118040000_2その後もこの 「へしこ」だけで天狗舞、宗玄、手取川、ご当地の名酒に酔いしれる。

このまま居座りたいが、明日が早い。

常連さんから金沢の酒場街「片町」へ誘われた。

片町には「ぴるぜん」がある。嘗て銀座の交詢社ビルにあった名門ビアホール「ピルゼン」と関連があるのかと期待したが、事情通の常連さんに聞くとどうやら関連が無さそうだ。

後ろ髪を引かれる思いで、片町は次回にして頂く。

いや愉快な一時、短時間ながら気持ち良く酔いしれてホテルへ戻る。

ご贔屓筋。

連休最終日、娘と家人が買い物に出掛けると言うので、コチラは気楽に町屋のときわ食堂にでもと思い最寄り駅に送ってもらう途中、話が二転三転し結局買い物に付き合うはめに成った。

付きあったと言っても、何の役にも立たないコチラは、大型SC内の本屋にて時を過ごす。

昼時になり、最寄のポポラマーマ。2011091912580000 2011091913200000 卓上に常備されているハバネロをペンネアラビアータに掛けすぎて味が分からなくなるが、どうせトマトソースの味がすれば良い程度の味覚の持ち主なので支障が無い。ピザも同様。

夕方から、近所の扇寿司でI上さんご夫妻と一献。

店に入ると、既に常連さんが3名ほど。

いつも元気の良いママが見えないのでマスターに聞いたら「HIROMI・GO」のコンサートへ出掛けたとの事。さすが筋金入り。

先ずは家人は瓶ビールとコチラは抹茶ハイ。

2011091917460000 2011091917520000焼きたらこには海苔が付いてきてそれに巻いて食べる。

ゴルフの練習の為ちょっと遅れて来たI上ご夫妻とここで合流。

いつもながら店内は既に満席でマスターは孤軍奮闘していた。予め独りでの営業が分かっていたので、あえて暖簾は出さないがそれでも常連は飲りにくる。

そんな中、何度かこの店でお見かけするご高齢なご婦人が独りで来られた。あとでマスターに聞いたら、帝国ホテルの嘗ての総料理長 故 村上信夫さんの奥様との事。

そう言えば村上さんはご近所に住んでおられて、お元気な頃はその立派な体躯をよくお見掛けした。亡くなられて何年経つのだろう。

昔はここ扇にもよく来店されたそうで、流石にマスターはその都度緊張したそうだ。そりゃーそうだろうな。

I上さんの来店と同時に「八海山」に成る。

2011091918320000 2011091918430000鯛のカマ焼き。食べ尽くしたあとは潮汁にしてもらう。塩だけの味付けにカボスを掛けて仕上げ。

コチラも程よく仕上がり本日終了。

秋の気配がのする心地よい風に吹かれながら帰宅。

秘蔵宝鑰。

巷では3連休の真ん中、朝から家人と上野の森に「空海と密教美術」を拝見しに向う。2011091812530000

9月25日までの開催と連休が重なり大盛況。季節にそぐわない炎天下のなか、なんと50分待ち。

東博の名入り日傘も貸し出されたが、その辛さたるや物見遊山のコチラの邪念を見下されたかのような試練だった。これも修行か。

密教なのに公開とはこれ如何に、などと罰当たりな思いの中漸く入館出来て一安心。

仏教書をはじめ、立像・坐像・金念珠・飛行三鈷杵などのこうごうしい展示物。

中でも縦4.242メートル、横3.94メートルと畳9畳分を超す「血曼荼羅」は圧巻。思わず息を呑んだ。

順路どおりに観覧していると、若い女性が多い事に気付く。これが噂の仏女か。中には薬師如来像を前に真剣な面持ちで手を合わせ呪文のようなものを唱えている方までいらっしゃる。

気持ちは解らないでもないが少々面妖。などと思っていたら千手観音像の前で家人が同じ事をやっていた。いよいよ怪しい。

退館する頃にはすっかり心が清められ、身体も清めねばと向かうは立ち飲み「たきおか」。

2011091813310000 いつもの様に、酎ハイと生ビールで人心地つく。

2011091813330000              マカサラ・新生姜・冷奴。 2011091813450000             カシラ・ナンコツ 2011091813460000             豚しらたき炒め。

生海苔が無かったのが残念ながらそれぞれが旨い。特に新顔の豚しらたき炒めはよろしい。

盛りの良い樽酒。2011091813540000手を使わず、 口をグラスに運びながら飲る。

更にはは鯖南蛮・里芋煮・鰻蒲焼。2011091813550000 2011091814000000 2011091814080000この鰻、尻尾に近い部位だがこれが想像以上に旨い。家人も満足して、たきおかつまみのクオリティーの高さに賛辞を呈していた。

満足して店を出たら、向かいの大統領新店に子供連れの健康そうな若い夫婦が見えた。そうそう、お子ちゃま連れはそこに居なさい。こっち河岸(たきおか)へ来るんじゃ~ねえよ、興醒めするから。

その後は下町のデパート「吉池」に寄り買出し。

夜はM酔軍氏ご夫妻、O川家ご夫妻と拙宅にて一献。

最近、夜中のピンポンダッシュに悩まされていると言うSちゃんも少々遅れて来訪。その後、I上家ご夫妻に次女のK子ちゃんも参戦しての賑やかで愉快な酒宴が続いた。

犬の遠吠え。

土曜日だと言うのに野暮用。

夕方前早目にあがり、金町は名店「ゑびす」へ向かう。

2011091716460000 風に靡く暖簾には、奥床しくも堂々とした「ゑびす」の文字。

引き戸を開け店内に進み、いつもの左側カウンターへ進む。

この店では何と言っても先ずは酎ハイ。2011091715400000お通しにはちくわの煮物。実はこの何て事の無いお通しが毎度楽しみ。その素朴な味付けがいつも美味しい。

今日は訪店した時間が遅く、まだ4時前と言うのにほぼ満席。肴が旨くて良心的な値段となればそれも道理だろう。

更に本日は葛西神社の御祭禮と言う事もあり、神輿の担ぎ手なのかダボシャツに股引き姿の若者も居た。

品書きから「白魚の刺身」。2011091715530000生姜醤油で頂く。口腔内に広がる甘さとほんの少しの苦味がアクセントになりその旨味が際立つ。

炭酸が優しいこの店の 酎ハイとの相性も抜群。

続いては「鳥刺し」。2011091716120000この店の定番人気の品、コチラの注文が丁度最後で売り切れた。ラッキー。

さすがにこれには日本酒のぬるにする。S 女将さんが「ぬる過ぎたらつけ直しますよ」と言ってくれたが、いつもの通り丁度良い。

ご高齢の店主は、調理の手が空くとカウンターの端に座り、角をコップに注ぎ蛇口から水を足しながら、ちょっとづつ何とも旨そうに水割りを飲り始める。

その堂に入った所作もこの店の密かな楽しみであったが、最近は角の水割りでは無くお茶などを飲んでいる姿が多く、余計なお世話ながら心配に成る。

いよいよ店が混み出したのでこの辺りでお暇。

地元へ帰り、「穂」。2011091717590000 白水の水割りと高野豆腐・椎茸・小エビの煮物。物好きなコチラには堪らない。

ここのマスターは地元では有名な和竿職人のご子息でヘラ釣り師、渓流との違いこそあれコチラも多少は嗜む。酔った所為か岩魚の黄金色の卵の話を得意げにする。

本日の品書きから「鰈の刺身」。2011091718270000昔から左ヒラメに右カレイと言うが 、やはり自分は「右」が好きだ。

ご親切な常連さんから高知は四万十の栗焼酎を奨められるが、昔から栗があまり好きではないのでお気持ちだけ頂き、丁重に辞退する。

ちょっと歌いたいくなり、近所のスナック「ふらっと」へ転戦。この店の常連さんとは殆ど皆さん顔馴染みなので正にふらっと行ける。

結局は午前様。

家まで歩いても高が知れてるのだが、酔った千鳥足。たまたま寄りかかった1階が駐車場に成っている家のインターホーンに偶然触れたら犬2匹に吼えられた。

インターホーンぐらいで吠え立てるとは、この家の嫁はどんな躾をしているのか。全く以ってけしからん。

難波産。

いつもの股旅稼業、奈良で野暮用を済ませ、本日は新大阪泊り。

野暮用が長引いた所為で遅くなり、早速宿で荷を解き、渇きを癒しに街へ急いだ。

新しい酒場を探すのが面倒になり、去年一度訪れた事のある立ち飲み居酒屋「よってこ」。2011091520120000 暖簾を潜ると、見覚えのある店主。この店は「立ち飲み居酒屋」と看板にもしっかり書いてあるが、店内に入ると、カウンターとテーブルにはちゃんと椅子が置かれてある。

店主に聞くと、「立って飲んだら疲れるでしょう」。けだし名言。

気を取り直し、ハイボールとオイルサーディン。2011091520150000_2 2011091520270000缶詰を直接コンロで暖めただけなのだが、これが中々なつまみ。ハイボールでは勿体無い気がして、ウイスキーにした。2011091520310000 それにしても、この店のアルコールは良心的に濃くてよろしい。

おすすめとして、品書きに「かじき刺し」。好物には簡単に喰らい付いた。2011091520170000画像の色が著しく悪いが、カジキの所為ではない。

一口食べるとそのねっとりとした食感に程よい脂が追ってくる。旨い。

これはウイスキーでは勿体無い気がして日本酒にした。2011091520440000このどこか哀愁が漂う菊正の正一合瓶。 燗にして飲る。

品書きに の端っこに「土瓶蒸し」とある。そう言えば前回訪れた時も頼んだ覚えがある。

菊正の追加と一緒に頼んだ。2011091520590000 2011091521010000今年初物。国産では無いにしても十分松茸。

店主に聞けば、「丹波産」との事、この価格で丹波産とはすばらしい。感激して詳しく聞くと「たんば」では無く「なんば産」だそうだ。

店主は「シャレですがな~」と一言に思わず笑ってしまう。流石おおざか。

軽めに済ませ再訪を約束して店を出た。

厓画無法。

日曜日、家人と共に丸の内にある出光美術館へ「大雅・蕪村・玉堂・仙厓と・・」を観に行く。2011091112520000_2特に文人画や禅画に興味があった訳でも無いが、それでも見覚えのある作品も多く、個人的には大雅の「寿老四季山水図」と仙厓の「お影さまでたすかる南無酒が如来」が良かった。

家人はというと、初めこそ珍しく神妙な面持ちで大人しく鑑賞していたが、急に警備の方をガン見している。聞けば家の近くのおじさんに似ているそうだ。

この時点でこの方の興味は意図も簡単にそちらに移り、ざわざわ警備員さんのネームプレートまで確認して「やっぱり」と満足していた。

「笑のこころ」とサブタイトルにある様に、ユーモラスな風刺の意味合いの作品が多く江戸時代の粋人達の英知と洒落を愉しめた。

さて、丁度昼時。有楽町まで歩き、ガード下を巡る。2011091112590000 2011091113090001まんぷく食堂がまんぷくだったので、「登運とん」にした。お誂え向きに店前のオープンスペースのテーブルで風を感じながら飲る。2011091113090000家人は生、コチラは酎ハイ。既に半分が無くなっている生ビール。相変わらず吸い込みが良い。

焼き物は、シロ・ぼんじり・カシラ。2011091113190000 2011091113180001このシチュエーションで旨くない訳が無い。

煮込みにするか迷って頼んだ「豚バラと玉子の酢醤油煮」。2011091113140000これが当たりで、旨い旨い。

更に「イカのワタ炒め」。2011091113270000 予想通りの味に満足。

店員さんに以前から気に成っていた船橋の同名店との関係を聞いたら支店ではなく、暖簾分けとの事で納得。

その後、数寄屋橋を廻って我が故郷のアンテナショップへ寄り目ぼしい物を買い込み帰宅した。

家人はしきりに楽しかったと連呼している。先ずは目出度い。

素面酒。

Age50の声を聞いた途端、情けないかな中々疲れが取れない。その主たる原因は肝機能にあることは明々白々なのだが、斯かる状況を改善すべく船橋のマッサージ店へ。

嘗ては月に何度か通った馴染みの店なのだが、ここのところ忙しくてそれも儘成らなかった。

首から肩、背中へきたところで、「肝臓が大分張っているね」と言われ、まさか「えっ?」などと素っ呆ける分けにもいかず、「知ってます」と答える。

マッサージも終わりお陰さまで身体が軽くなり気分も軽くなったので、ついつい久々の「花生食堂」。2011091010460000築100年の圧倒的な存在感はいつも通り。

ママにご無沙汰を詫びて取りあえず「キンミヤ」。2011091010510000  サービスのお通しのは、いつも「なめこおろし」か「シラスおろし」。本日は後者。2011091010530000 同郷のママは、今度のお彼岸に帰省するそうで、先日お盆に帰省したコチラと共通の故郷自慢を先客さんが羨ましそうに聞いていた。

別の常連さんが、ママにラーメンを頼んでいた。もちろん裏メニュー。この店にも大分通っているつもりでいたが、ラーメンがあるとは知らなかった。まだまだ修行が足りんな。

ママが作るのを見ていたら袋にマルちゃんのマークがハッキリと確認できたので早速M酔軍氏へご報告。さすがにM酔軍氏も驚いていた。

あっという間に出来上がり常連さんが旨そうにすすっている。

途中ウーロンハイに成ったり酎ハイに戻ったりしながら1時間ほどで店を後にする。

先ほどのマッサージ店の店主より、近所に毎日食べても飽きない美味しいラーメンあるとの話を聞く。

興味をそそられ丁度昼時なので寄ってみようか、などと考えていると、花生の向いにある「生そば 二葉」が目に入り、何の躊躇も無く暖簾を潜る。

やはり花生とこの二葉はどうしてもセットになる。2011091011480000花生が久々ならこの二葉も久々、いつも元気な店員さんが顔を見るなり「あら久しぶり!」と元気一杯言われ恐縮する。

奥のカウンターにタワー陳列されている「菊正」。2011091011530000 2011091011550001 この店では外せない「まぐろブツ」も一緒に。いつものクオリティーの高さに満足。

このまま居座ろうかとの思ったが、どうにもラーメンが気に成り、「もう帰っちゃう?」などと言われながらもお勘定を済ませ店を出た。

そして件のラーメン屋。10分ほど歩いたので先ずはビールと、デフォルトのラーメン。2011091012320000 2011091012350000_2 一口すすると総じて自分好みのらーめんであることは間違いない。確かにこれなら毎日でもいけそうだ。ディテール的には色々注文もあるが、ギトギトしてスープの量が少なくしみったれた最近流行のラーメンなどより余程良い。

夕方、「親父、今日暇だから飲みに行かないか」と言うような事を 愚息に言われた。「暇だから」が気に入らないが、愚息と言えども息子から酒に誘われる事は悪い気はしない。

わざと面倒臭い顔をしながら「しょうがねぇ〜な、軽く行くか」と勿体ぶって応えてやる。

しかし油断は出来ない、過去にコヤツからこの様な誘いがあった後は必ず何か恐ろしい事態が待っている事が多い。前回は留年の報告だったか、交通違反の反則金未払いだったか。

そんな疑念を抱きながら、近所の串揚げ工房「穂SUI」。この店の店主と奥さんは我が家の家族を良く知っているので安心して行ける。2011091018160000白水にお通しの店主お手製も出汁豆腐。これは茶碗蒸しを凝縮して豆腐状にしたもの。濃厚で美味しいつまみ。 2011091018410000焼き物とサーモンマリネ。

店主から、「息子さんと飲みに出掛けられるなんて羨ましいですね」なん言われたが、コチラはそれどころでは無く、愚息の口から、「あのさ〜」とか「実はさ〜」などの言葉が出る度に身構えてしまい中々酔えない。

そんな中、Tさんよりお誘いの電話。聞けば直ぐ近くの店でコチラも旧知の方々と飲んでいるのでどうですかとの事。

最近お互いが忙しく中々お会いする機会が無いが、1歳年上のこのTさんとは義兄弟の契りを交わしている間柄。家族ぐるみのお付き合いをさせて頂き、息子や娘もとてもお世話に成った。

お互い適当なところで切り上げ、近所のスナックで待ち合わせる事にした。

「穂」のママにお勘定を頼んだら、愚息が、「ここはオレが払う」とか言いやがった。ますます疑念が深まる。

待ち合わせのスナックへも付いて来たが、そのうち彼女から連絡が入った途端「じゃ〜お先」などとすかしてあっさりと店から出て行った。

相変わらず分けが解らん男だ。

暫くすると、TさんをはじめHさんNさんが登場。お互の久々に乾杯。あとは昔話や現在の近況などで瞬く間に時が過ぎ、午前様で帰宅。

結構飲んだ割には意識がしっかりしている。愚息のお陰か。

いや、やはりそれなりに酔った。その証拠にスナックの側の1階が駐車場になっている家のインターホーンを鳴らしピンポンダッシュをしたら犬二匹に吠えられた様な記憶がある。

Age50である。

鹿茸。

博多の宵も明けて、前日の酔いを引き摺りながら夕刻まで生業をこなし帰路に着く。

博多駅を17時44分発の「のぞみ」に乗り込んだ。

いつもなら、さてさて何から飲ろうか、などと嬉しい悲鳴が漏れるのだが、何と世知辛い世の中、新幹線700系には無粋にもしっかりコンセントが設備されており、必然的にPCでの残務整理となる。

一心不乱にキーボードを特うって1秒でも早く野暮用を済ませなくてはならない。こんな時の集中力には、我ながら感心する。

漸く解き放たれ満を持してのこれ。2011090717350000鯖は元々好物だが、敢えてこの鯖寿司を買うのはこれが立派なつまみになる。小田原の小鯵の押し寿司弁当とともに自分の中では双璧。

何だかんだで自宅に着いたのは丁度日付が変わろうとする頃だった。

さすがに疲労困憊。こんな時は北朝鮮の女子サッカーチームの様に鹿の角の栄養ドリンクを飲むか、飲みに出かけるかだ。後者を選び夕刻より久々の「駒」へ。

それにしても鹿の角エキス入りドリンクが雷に打たれた時に効くとは、なんちゅう言い訳だ。しかし、ニュースソースが北朝鮮と聞けば納得。

朱色の暖簾を潜り口開けに入った。白木のカウンターに尚更気持ち良く成る。

2011090816170000早速グラスビールと一緒に高清水の冷酒を一緒に頼む。

マスターに本日の刺身を聞けば、「シンコ」があるとの事。2011090816220000夏場の旬は少し過ぎたが、まだテカリも柄も際立っていてこれでも十分。この位の大きさが一番旨い。

品書きに「栄螺」があり、壺焼きで頼む。2011090816360000壺焼きも旨かったが、刺身にすれば良かったと後悔する。

ついでに「イカゴロ醤油漬け」。2011090816530000旨いねぇ。堪らんねぇ、これ。ついつい酒も進む。

こんな時に限って来週健診がある事を思い出したが即座に振り払う。

北朝鮮に押され気味な「なでしこ」に、何やってんだよ、などと俄かフアンに相応しい憎まれ口を叩きながらお勘定を済ませ店を出た。

博多バウンド。

朝一の新幹線に乗り込み、一路福岡は博多へ。

日中は目一杯働き夜に備える。長い昼が終わり宵闇も迫りいよいよコチラの出番になる。

ホテルに着くまでの道のりで、良さげな店に目星を付けた。

「飛車角」。2011090618390001 緊張しながら暖簾を潜り店に入ると、長いカウンター。そのカウンターの中には女性が二人。先客も二人。

取りあえずコップ一杯のビールを一気に飲み干した。労働の後のコップ一杯ビールは値千金だがもう十分。

店内のストッカーに「美少年」が隠れていたのでこちらへ呼び出す。2011090619250000 お通しは「マカサラ」、合格。

お奨めを聞けば「もつ鍋」との事に従った。2011090619020000 2011090619210000 ぷりっぷりのもつは程よい脂が旨くて、キャベツ・ニラ・豆腐とのコラボがまた良い。見た目ほどしつこく無く醤油味のスープもまた絶品。

カウンターの内側には昔の魚屋で見かけたガラス張りの大きなねたケースがあり、鮮魚類や豚足などが並んでいた。その中に興味をそそる物があり、聞けば「海月」との事、さっそく頼む。2011090619300000ポン酢で食すと歯応えも良く、箸休めには最適 。

隣のおじさん達がコチラに話しかけてきて、それを合図に一気にアットホームな雰囲気になる。

旅先で(あくまでも仕事)独り静かに飲るのも良いが、地元の人たちと交流も旅の愉しみ。思わず盃が進み、「そば作」のロックスに成る。

店のおばさんから、もつ鍋の残りのスープへ「ちゃんぽん麺」を入れていっぺん食べてみんしゃいと教えてもらう。

2011090620060000スープがこれだけ旨ければその後は押して知るべし、当然旨い。

これには胡椒だなと思いおばさんに頼んだら、それまでの笑顔が少し怪訝な面持ちになり「なんの胡椒?」と聞き返された。なんの胡椒とはまた面妖なと思いつつラーメンに掛けるやつと説明したら、「ああ洋胡椒ね」だそうだ。因みにただ胡椒と言えば唐辛子らしい。

常連さんと店の方に挨拶し、満足して店を出た。

酔いに任せふらふら漫ろ歩けば秋の匂いがする夜風が心地よい。

交差点の信号に立ち止り、何気なく後ろを振り返ると気に成る店構えに思わず踵を返す。2011090621230000大衆酒場「与一郎」。

長い鍵型のカウンターにテーブルが3席。老夫婦で営んでおられるようだ。

カウンターの後ろにはかなりの数の焼酎の瓶が並んである。その中から「白霧島」。

「黒」や「赤」は見かけるが、「白」は初めて。そう言えば先日熊本で「金霧島」も見掛けたがさすがに本場。「お通しにどうぞ」と供された赤い肉。「鯨の尾の身の塩漬け」だそうだ。

2011090622070000 これはこれはしょっぱい。そしてもちろん旨い。老店主曰く、これで酒を沢山飲んで貰う目論みだそうだ。わかってらっしゃる。

その後暫くは店主と女将さんの昔話を聞きながらまったりとしたした時を過ごした。

何となく後ろ髪を引かれる思いに駆られながらお勘定を済ませ、無事帰還。

品川夜曲。

M酔軍氏よりお誘いを頂き、久々の品川はホルモン料理の名店「みかさ」。

一寸遅れて品川駅に着き、いつもの狭い路地を右へ左へと折れて漸く辿り着く。2011090518470000 命綱がある急斜面な階段を上がり2階へ登る。

M酔軍氏・I上さん・K形嬢が既に揃って飲っている。

コップ1杯のビールで乾杯を済ませ、つまみは定席のM酔軍氏にお任せ。

2011090518540000お通しには山盛りの「ポテサラ」。実はこのポテサラ、ここでのお気に入りの一つ。

直ぐに白波に替えた。2011090519140000

続いては「牛中落ち」と、この店では絶対に外せない名物「ギアラ」。2011090519020000 2011090519050000何れも絶品、特にギアラに半熟玉子を絡めてのその旨さに舌を巻く。

更に「ほっぺ」。2011090519220000_2 濃厚で甘めの味付けに白波の波頭もが引き立つ。

遅れて参戦の巨匠大守氏とK上さん。それにしても、さすがTS社、コチラの存じ上げる方々は皆個性豊かで類稀なる人材の宝庫。

いつもながら大守氏の武勇伝に酒宴もより一層盛り上がる。

まだ20代のK形嬢は、その潔い飲みっぷりと世俗に対する考えに自分軸をしっかり持ったお嬢さん。頼もしい限りである。

入社3年目のK上氏・・あの後大丈夫だったであろうか。いずれにしても良い職場環境に恵まれ羨ましい限り。

翌日早いコチラを気遣って頂き早目のお開き。

暫くご不浄で悟りを開いていたK上氏が、やっと這い出てきて呆然とした面持ちで遠くを見つめていた。

少々人生の先輩面をさせてもらうと、今後も吐いて吐いて吐きまくって頑張って欲しい。でも、迷子はダメよ。

本日も満足して店を出た。

祭のあと。

日曜の今日はJR最寄駅前広場にてお祭があり、家人と出かける。

駅前に着いたら出店があったり、見物人が各々ブルーシートなどを敷いて宴会をやっていたりと中々の賑わい。

家人と二人4時開店の「しちりん」へ入る。

早速カウンターに着き、家人は生ビール、コチラは「キンミヤ」の緑茶割り。2011090416000000 目の前に七輪が設えられ、焼き物を頼む。「中落ちカルビ」に「上ミノ」。2011090416020000 2011090416040000 店内はクーラーでガンガンに冷やされている為、七輪があっても暑さを感じない。

続いては名代「もつ煮込み」。2011090416050000 これぞもつ煮込みと言う様な昔ながらのオーソドックスな煮込みだが、いつもながらこの店の煮込みは旨い。

品書きから「かつを刺し」。

2011090416140000 この店は屋号の前には「ホルモン焼き」と付くが刺身もあり、これが中々良い。

隣のお客が食べていた「ジャガイモ明太マヨネーズ」が旨そうだったので、頼んでみた。2011090416440000 真似したと思われるのが小っ恥ずかしいのでちょっと時間をおいて頼んだが、やはり旨かった。

最後はイカわたとバターを混ぜオイルで焼く「マッシュルームの丸長焼き」。2011090417410000 ぐつぐつ煮込まれた濃厚な味わいのタレがマッシュルームと絡まり旨い。

お勘定を済ませ店を出ると表は大変な人集り。

一応名目が「お祭り見物」だった事を思い出し、少し覗いた。2011090418220000 踊りがメインのこの祭、「小金宿まつり」などと情緒を期待させる名を打ちながら、演っているのは案の定「よさこい」や「南中」。

興醒めして、家人にもう一軒行く?と聞いたら二つ返事。

手近なところで、居酒屋な「日高屋」。2011090418340000 家人は酎ハイ、コチラは日本酒。

つまみにはその日毎にクオリティーの異なる「野菜炒め」と「餃子」。2011090418380000 今日は大丈夫だった。

更に最近のメニューのなかで気に入っている「冷麺」。2011090418420000 勿論、注文する時には「キムチを入れないで」ときっちり伝える。

家人と「仲良く」(←ここ大事)1杯の冷麺を分け合う。

実はこのキムチ抜きの冷麺、麺の食感やスープの微妙な温さ加減が我が故郷の「冷ったいラーメン」を微かにではあるが感じる。家人にも確認したらやはりそうだった。

今までいつも居酒屋使いしかしていなかったが、今度からはキムチ抜き冷麺を頼もう。もしかしたら夏季限定だろうか?

店を出た途端けたたましいソーランの掛け声を聞いたら、故郷の哀愁漂う盆踊りを思い出した。

獺の宴。

台風が接近している所為か、風があり雨も断続的に降りている。

そんな中の土曜日、久々のM酔軍氏との巡礼。

先ずは立ち飲み「たきおか」で待ち合わせ。2011090312360000 それにしても、この通りの立ち飲みをはじめとする酒場のカオスさは凄まじいものがある。その中でも朝7:00から飲れるここ「たきおか」は偉い。

一足先に入店していたM酔軍氏と酎ハイで乾杯。2011090312370000さすが M酔軍氏チョイスの「ゼンマイの煮物」と「ポテサラ」が既にテーブルに乗っていた。

定番の「赤ウインナー」と、「茹で立て空豆」に「シロタレ」

2011090312410000             白い括れが何とも悩ましい塩らっきょ。 2011090312530000飲んではつまみ、つまんでは飲みながら次のステージを模索した結果、「宇ち多”」へ向かう事で合致。

西郷さんの下の京成線に乗り込む。京成上野駅の脇が柵で仕切られ工事中になっている。ここに望郷レストラン「聚楽台」があった事を知らない年代も増えてくるだろう。

聖地「立石」で降りる頃に大雨になり仲見世のアーケードに逃げ込んだは良いが、何と「宇ち多”」の暖簾が外され半分シャッターが下りている。午後2時で既に売り切れ御免か。ハードルの高さを改めて思い知る。

京成線を乗り継ぎ、金町「ゑびす」へ向かう。2011090314590000口開けの客に成ると、まだ汚れていないマウンドへ立つ先発ピッチャーの気持ちの様で気分が良い。

飴色に磨き上げられたコの字型カウンターに、これまた「天羽乃梅」で琥珀色に染められた酎ハイ。2011090315020000いつも通り手造りお通しは本日は「竹輪の煮物」。お仕着せではなくそっと添えられるこの奥ゆかしさもこの店の魅力の一つ。お通しが楽しみな店はそうは無い。

壁に掛かった品書き板から「イカのゲゾ焼き」と「ままかり」を頼む。

女将さんの「はい、ゲソ焼き~」「はい、ままかり~」を合図に、いつも糊がパリっと効いた白衣を着たご主人が奥の厨房に入り腕を振るう。

2011090315130000M酔軍氏と共に醤油の旨さ、延いては焼き加減の良さに感心する。 2011090315090000この「ままかり」、酢〆具合と肉厚さが大変よろしい。

途中でレモンハイに成った。2011090315240000 ショットグラスに入れられた特製のレモンエキスを自分の好みに足しながら飲る。口の中が程よい酸味でスッキリしたところに、M酔軍氏御所望の「芝海老の天婦羅」。2011090315350000芝海老にしては大振りの天婦羅。良い塩梅。

満足して店を出た後、M酔軍氏を拙宅へお誘いした。

頂き物の純米大吟醸「獺祭」。2011090317060000飲めれば何でも良いコチラと違い、お仕事柄飲食全般に精通されているM酔軍氏のお眼鏡に適った様で、先ずは何より。

この幸せを御裾分けするべくI上さんをお誘い、更にK先生にもお声を掛ける。亭主として何より嬉しいのは皆さん二つ返事でお越し下さる事、これに尽きる。

結局、M酔軍氏ご夫妻とH嬢、I上さんご夫妻とKちゃん、しのぶ様とKAが来店され、それに我が家族四人の愉快な酒宴になった。皆様に過分なお持たせを頂き、恐縮する。

家人が用意したのは、いつもの郷土料理。2011090406360000今頃故郷の馬見ヶ崎川の畔では川原の石で拵えた石釜から幾筋もの烽火が上がり始めている事だろう。つい先日お盆で帰省したにもかかわらず、この「芋煮」を見ただけで望郷の念にかられる。 2011090406340000伝家の宝刀「味マルジュウ」をよく滲み込ませた玉こんにゃく。芥子をたっぷり付けて食す。

料理とは言えないが、「雪割り納豆」も添えられた。これが日本酒の杯を進めてくれる。2011090409050000 これは納豆に更に糀と食塩を混ぜて長時間発酵させたもの。白飯によし、味噌汁によし、何と言っても肴に最高。今や全国区の芋煮・ダシ・玉こんにゃくほどメジャーでは無いが、最高の名バイプレーヤーだと思う。

途中、M酔軍氏の合図でお約束の「白酒」を1杯だけ干杯。相変わらず脳天から突き抜けるような強烈なセメダイン臭とアルコール。この度の白酒は58度。

当然久々の「大破・轟沈」に、身心相反するが実に気持ちが良い。

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