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2011年5月

知の森が動く。

土曜日、雨。

朝7時09分千代田線根津駅に降り立った。

今日は本郷にある我が国屈指の某T大の教授で飲み師のシューテンさんより「五月祭」にお誘いを受けた。

その前に根津にある蕎麦屋「鷹匠」にて朝酒で慣らす。2011052807300000

ここは過去にM酔軍氏とも訪れた事がある。

朝の7時開店がすばらしい。この日は7時30分の予約で、メンバーはシューテンさんのご同僚でやはりT大の教授Hさん・ももちちさん・三の字さん・そして紅一点のしいの実さんの計6名。

先ずは生ビールと日本酒のぬるで乾杯。2011052807440000日本酒は鳥取の「鷹勇」・栃木の「四季桜」・同じ四季桜の「黄ぶな」 の三種を順番にぬる燗で飲る。

肴には「盛り合わせ」「焼きみそ」「生ゆばわさび」、それに「アメ-ラトマト」。このトマトは甘いだけのフルーツトマトとは一味違い、酸味も利いてそのバランスがとても良い。2011052808010000 2011052808180000 2011052807550000 どれもこれも呑み助には堪らない肴。

そして秀逸は「焙炉 ほいろ」。2011052807460000

灯りが燈る囲い箱の引き出しに「板海苔」と「板わかめ」をセットし頃合をみて取り出す。2011052808060000電球の熱で丁寧に乾燥され滋味深い味わいになる。

香ばしさが際立つと言う意味では炭火で炙るのも良いが、加減が中々難しい。

当然日本酒も進む。

このまま外の雨を感じながら居続けるのも悪くないがそうもいかない。

〆はせいろで。2011052809310000濃厚な蕎麦湯も堪能して店を出る。

店の造りや店内は市井の蕎麦屋と言う感じではないが、ご近所の方が下駄履きでビールや酒を愉しんでいる。実に羨ましい。

シューテンさんの誘導で雨の中を言問い通りから大学構内へと入る。

最初に向かったのは「利き酒」。幾つかのアンケートに答えれば全国有数の日本酒を無料で飲れると言うので例年大変な盛況振りだそうで、並びも出るそうだ。

飲み意地が張っているコチラにとってはアンケートなど造作もない事だ。2011052810160000 2011052810390000 2011052810400000画像に残したのは極一部だが、毎年全国のかなりの蔵元が日本酒を提供してくれているそうだ。我が故郷の酒では「東光」や「出羽桜」が目に付いた。

シューテンさんは教授の威厳を最大限に活用して、学生諸君に便宜を図ってもらい、コチラもその恩恵に預かる。

暫くしてインターバルを取る為、シューテンさんの研究室に案内して頂く。

建物の外観も然ることながらその内部の荘厳で重厚な校建物内部は、いにしえよりの歴史を感じさせるに十分な佇まい。そんな中、シューテンさんの「本業の顔」も垣間見えた。2011052812530001 この大学には幾多の来歴を見届けてきた「象徴」が幾つかあるがその中の一つ。背後に立つ理学部の建物が何とも無粋。

その大学構内に設けられた学生達の模擬店に足を運んだ。アジアンテイストな羊肉の串焼きや、フォーなどをビールを飲みながら食べながら歩く。

途中「四畳半」をモチーフにした店があり、テントの中に畳が正に四畳半敷かれていた。早速立ち寄ったが、惹かれた理由はそれだけでは無い。

2011052812030000 2011052811510000店先に電気ブランと赤玉ポートワイン(現スウィートワイン)が並んでいた。

これは捨て置けない。皆さんとなだれ込み電気ブランで乾杯。

浅草のホッピー通りよろしく、テントの外通る人並みを眺めながら電気ブランを舐める。

良い歳をしたおじさんが電気ブランを飲っている様は、店の売り上げに繋がる良いプロモーションになるのではないかと得意気に自己満足していたが、よく見ると店の前を通る人々は何とも奇異な表情でコチラに一瞥をくれ通り過ぎて行く。

コチラは夕刻から野暮用があり、皆さんとはここでお別れ。

シューテンさんをはじめ、本日ご一緒して頂いた皆様に感謝。

女子会。

金曜日、夜はI上さんと松戸駅近くの「開進」へ。

一足早く着いたら店内は満員。

焼き場担当のおばさんに「今すぐ空くからここで待ってて」と言われ素直に従い店頭で待つ。店内に入れない(入らない)常連さんが店前で焼きたてのもつを片手にコップ酒は中々良い光景。

漸く店内に案内され、とりあえず酎ハイに煮込みのゴールデンコンビ。2011052718250000 2011052718280000ここの煮込みは、これぞ家庭の煮込みと言ったビジュアルとテイスト。どこか懐かしい味がして郷愁にかられる。多少の温さはご愛嬌。

白鹿の常温と冷奴のこれまたゴールデンコンビに成った。2011052718440000葱も無く鰹節も無い、極々シンプルで控えめな奴は酒の邪魔に成らずこれはこれで良し。

ここでI上さん登場。

I上さんも白鹿の常温。もっきりで受け皿に垂れた白鹿を零さない様に乾杯。

さっぱりと、みょうがのおひたし。

そして焼き物。「カシラ」と「ナンコツ」を塩で。2011052718580000

先程の焼き場専任のおばさん自慢の焼き加減で、これも安心して美味しく頂く。

二軒目を何処にしようかとの話しているうちに、I上さんと我が家へ向かった。

家に着いたら、我が家に住んでいるのではないかとの噂もあるSちゃんが既にご来店されていた。

聞けば二人で「女子会」を開いていたとの事。

何が今更女子会だ、片腹痛いわ。とは言わず、単なる井戸端話で、その内容はお互いの亭主の悪口を言い合っているだけではないか。とも言わず。

それにしても「女子会」の「女子」の概念に年齢的な制限は無いのか。

何はともあれI上さんにご同行して頂き助かった事だけは確かだ。

さて、気を取り直しI上さんとコチラは「EZRA・BROOKS」のオンザロックス、家人はビールそして下戸のSちゃんは緑茶で乾杯。

四方山話をしながら0時少し前に解散。

HIDEAWAY。

家人と町屋の「ときわ食堂」へ。

開店まで少々時間がある。今日はどんな肴で飲ろうかと頭を巡らすこのわくわく感が堪らない。

開店と同時に店内のテーブル席へと着く。先ずは家人にお付き合いのビール。2011052511050000 ビールはからっきし苦手だがコップ1/2杯ぐらいが一番旨い。

この店のウリの一つが壁一面に張り巡らされた品書きの短冊。その数ある中から「赤身中トロの盛り合わせ」と、この店では必ず頼む「刻み山葵」を。2011052511090000 2011052511140000 2011052511140001 同時にビールは家人に預けてコチラは酎ハイ。

この「刻み山葵」の尋常でない辛さが脳天まで突き抜け、平素よりの怠惰な気持ちまでもがシャンとする。

続いて家人所望の「身欠きにしんと大根の煮物」。2011052511160000 北国出身の所為か、何処の店でも「身欠きにしん」の文字を見つけると即座に頼んでしまう。大根もよく味が滲みて美味。

酎ハイに飽き、トマトハイなんぞで戯れ、健康にも気遣うが遅きに失する事は明々白々。2011052511450000

さっぱりとして程好く酸味も感じ、これが中々イケた。

ちょいと小腹が空いたので寿司コーナーから握りと鉄火巻(この店では赤身巻きと呼ぶ)を頼んだ。2011052512030001常日頃より、蕎麦屋で蕎麦を頼まず、寿司屋で寿司を頼まず、ラーメン屋でラーメンを頼まず、全て居酒屋使いする悪行を繰り返しているが、この店では寿司を頼みつまみにする事がが多い。理由は簡単、旨いから。酢飯と海苔が自分の好みにドンピシャでCPも高い。

いくら天邪鬼のコチラとしても、流石に寿司にトマトハイは小っ恥ずかしいので燗酒にする。2011052512060000 2011052511330000 ついでに本来は禁じ手の「すじこおろし」も酔いに任せて、ええぃままよと頼んでしまう。

この店は満席でない事を願いながらもいつ来ても安心して飲れる。本日も満足して店を出た。

時計を覗くと丁度良い頃合。京成線で呑み助のメッカ「立石」に降り立った。

向かうは勿論「宇ち多”」。2011052513140000

開店までに40分ほどあるが表も裏も既にいつも通り並びが出ている。普段は列に並ぶ事などまるでダメだが、八広の「丸好酒場」とここは致し方なく、今日は仲見世側に大人しく並んだ。

今日が正しく「宇ち多”初詣」の家人は既にこの時点で驚いていたが、このリアクションは正しい。

辛抱した甲斐があり最初の口開けにめでたく座れた。

家人はビール、コチラは梅割り。2011052513580000グラスに盛っ切りに注がれた宝焼酎にほんの少し色付く程度に足される梅シロップ。

漸く店内の静粛が解かれ、次々に注文の呪文が厳かに発せられる。

名代「煮込み」と「シロ」「レバ」「アブラの少なめ」をタレで頼んだ。2011052514000000 2011052514060000 2011052514140000 それぞれ相変わらずの完成度に脱帽。

初見参の家人はスタッフの客捌きの見事さと、もつの旨さに最大限の賛辞を送りながらもビール瓶2本をやっつけていた。店のあんちゃんに「ビールは大?小?」と聞かれる度に元気良く「大で」と答えるその後姿が何とも頼もしい。

ここも満足して店を出る。

高砂で金町線に乗り換える。

金町へ着いたらこれまた丁度良い時間。

早速家人もお気に入りの「ゑびす」へ向かう。2011052515140000 暖簾を潜り引き戸を開け店に入るといつも通りの琥珀色のカウンターへ腰掛ける。どうやら口開けの客になれたらしい。酎ハイで3度目の乾杯。2011052515170000 ここのグラスは肉薄な上にいつも綺麗に磨かれている。こんな真面目さが必ず味に反映する。本日のお通しは空豆。

品書きの木札から「春キャベツの炒め物」「氷頭なます」。2011052515320000 2011052515250000 旨い旨いと言いながら家人は自分より先に酎ハイのお代わり。ビールに限らず酎ハイの吸い込みも良い。この方、本日は体調もご機嫌も絶好調のご様子。何よりである。

木札に「ナットウ」と書かれていた「納豆」も頼む。2011052515350000 これも立派なつまみ、美味しく頂く。

店が込み始めてきたのでお勘定を済ませ店を出た。

ビルに挟まれたこの辺りで、隠れ家の様なこの店は高齢のご夫妻が絶妙のコンビネーションで真面目に正直に営んでいる。家人と二人でこのご夫妻がいつまでも元気でと願う。

懲りないコチラ二人は江戸川を渡り、「開進」へ向かうもまだ開店前で渋々家路に着いた。

今日も良く飲み良く食べたが、一人ではこうは食べられない。いや、出張先などでは一人でも驚くほど食べられる事もある。

本日はトータル的な酒量で家人に遅れを取った気もしないでは無いが、気分良く飲れたので了とする。

お詫び行脚。

昨日の酔いも醒め幾分冷静になった脳裏で昨日を振り返る。

常連の末席を汚している「花生食堂」や「二葉」に於いて、愚息がお騒がせ或いはご迷惑を掛けたのでないかとの思いが過った。

少なくとも花生では雪隠に篭城している。

もしそうだとしたら、これは親として捨て置けない。と言った大義名分を考え付き再び船橋。

11時前に花生に着いたいたら、常連の先輩こーちゃんが飲っていた。

ママに昨日の愚息の醜態を詫びると、父子で飲めるなんて幸せだと逆に褒められた。

取り合えずこーちゃんに合わせて烏龍ハイ。2011052210580000蛍烏賊の煮物をサービスして貰う。

ママとこーちゃんから、やはり昨日起こった顔見知りの常連さんの話を聞き大笑いした。

2杯ほどでお暇して次は路向いの二葉へ。

いつもの元気の良い御姐さん方にも昨日お騒がせした事を詫びたら何やかんやと冷かされ、終いには本当の父子かと疑われたり散々肴にされる。

ここでも烏龍ハイ2011052211590000 偶然にもこの二店ともキンミヤを使用なので任せて安心。

隣で飲っていた先輩のあじの干物が美味しそうだったので真似をさせて頂く。2011052212060000画像で見た目以上に肉厚で塩加減も丁度良い。この「そば屋」は魚類にハズレがない 。

日本酒が飲りたくなり菊正のカップ。2011052212130000 この店で日本酒を頼むと、カウンターに積まれたこれになる。今日は常温で。

ところで、以前からこの店のタンメンが目の前を通過する度に実に旨そうだと感じていた。

今日はその検証。2011052212340000 スープの味といい、細麺と具財のバランスといい、期待通りの正に当たりで満足。

今日の命題はあくまでお詫び行脚、軽めで引き上げる。

更に明日は健診、どうなることやら。

薫風。

まるで夏の様な日差しの中、浅草は雷門でM酔軍氏と待ち合わせ。2011052112470000 土曜の昼と言う事もあり、いつも通り賑わってはいるもののいつものこの時期よりはやはり人出が少ないか。

仲見世の本道を避け脇道を通り伝法院に抜けホッピー通りへ向かう。

途中、花魁姿を見掛けた。黒塗りの三枚歯下駄の足運びが逆八文字になっていたり、その所作がまるで成っていない。観光の一環とは分かっていても見掛けたコチラの方はあまりに痛い。

気を取り直し「浩司」のオープンエアーなテーブルに腰掛ける。

女将さんとも話したが、昨日より始まっている三社祭は先の事情により本神輿はもとより町会神輿も出ないそうだ。

因ってこの界隈も「いつもの」賑わい。

何はともあれ、晴天で心地良い5月の風の下での酒は、何物にも代え難い事だけは間違いない。先ずは酎ハイで乾杯。つまみは「牛スジ煮込み」と「鶏皮ポン酢」。2011052112580000 2011052113010000 2011052113080000いやいや良い気分。これだから昼呑みは止められない。

暫くすると、今朝の5時頃まで飲んでいたらしい我が愚息も同席する事に成った。

この愚息、M酔軍氏とはこれまでに既に何度もお目通りを済ませ「洗礼」も受けている。

いくら母親譲りの学習能力の無さを以ってしてもM酔軍氏の尋常ならざる酒の強さは十分心得ているので、恐らく本日は決死の覚悟で同席しているのだろう。

愚息は猪口才にも生ビールなんぞで乾杯。

数ある品書きの中から愚息が頼んだのがポテサラ。メンチカツと併せて頼む。血は争えないものだ。2011052114240000 2011052114310000生ビールをちょこちょこ飲っていた愚息に、「泡が消える前に飲み干せ」。M酔軍氏の本日一回目のご指導が入る。

「ハイ」などどいつに無く神妙な顔つきで従っている愚息をみてコチラは「クックックッ」と心の中で笑う。

無秩序に通りを行きかう人込みの喧騒やカオスを愉しみ、その後三人で酎ハイを何杯か飲り、お勘定を済ませ店を出た。

これまで何度か浅草へは来た事がある愚息は、極一般的な浅草しか知らず、浅草のもう一つの顔である路地裏などを興味深く見ていた。

続いて向かったのは「駒形どぜう」。2011052115310000落語が好きだと言う愚息は、享和元年創業の老舗のその威風堂々した店の外観と、暖簾を潜り更に江戸情緒漂う店内に完全に圧倒されていた。

取りあえず、「まる」と「ぬる」を頼む。2011052115360002 2011052115330000 まるまると太った鰌にたっぷりの葱を被せる。2011052115360001_2 2011052115380000この店の愉しみは鰌だけでは無い。この徳利とお猪口の趣もその一つ。特に広口で肉薄のお猪口は口当たりが良く、酒の旨味に更に下駄を履かせてくれる。

ここで中南米を制覇した「男・大守」氏の登場。

改めて「ぬる」で乾杯。

次第にメートルの上がって来た愚息は、M酔軍氏や男・大守氏に対して不用意で挑発的な言葉を吐き始める。

お二方ともそんな非礼な愚息をやさしく受け流し、その代わり当然ながら日本酒での「カンペー」の応酬。

この頃より既に「結果」は見えていたが、本人は実際にその「結果」を体感しなければ分からないらしい。

それにしてもここの坪庭と家屋のバランスが見事。ご不浄よりの眺めもすばらしい。2011052115530000古の息吹を十分堪能し、下足札を返して店を出た。

さてこれから船橋へ向かう。

途中の乗り換え駅で、M酔軍氏が「これで角ハイボール四つ買ってきて」と愚息へお金を渡した。驚いた愚息は「どこでですか?」と聞いた途端、M酔軍氏は「売ってるところに決まってんだろう」と一蹴。

斯くして3人と一匹は電車の中、缶ハイボール片手に船橋へ降り立った。

そして「二葉」。黄色いレモンが鮮やかなキンミヤのレモンハイ。2011052117290000つまみはいつものラインナップ。2011052117320000 2011052117360000 2011052117430000 愚息は勿論、男・大守氏もこの度が「初二葉」。つまみの種類とその品質の高さに驚いていた。

ここで愚息は8割5分ほど壊れて、そのまんまの状態で二葉を出て路向こうの花生食堂へ。2011052118140000同郷のママに愚息を紹介したあと、キンミヤで乾杯。

腹具合も満足で、こんな時の花生の「なめこおろし」が実にやさしくてよろしい。

酔眼の愚息相手に、男・大守氏は中南米を制覇する事がどれほど素晴らしい事かを説いている。

その後、暫くしてトイレに行きっぱなしの愚息が気に成り様子を伺いに行くと正に便器を抱えて暴睡。正し い「結果」に親として満足。小間物を広げたのが便器の中で良かった。

M酔軍氏や男・大守氏にとってみれば、この不徳な若人など赤子の手を捻る様なものだが、この度は大変お世話になり感謝。

まだ十分に余力のあるお二人と別れ、重い荷物を抱えながら帰路につき、家人に駅まで迎えに来て貰った車の中「MさんとOさんには一生勝てない」と、うわ言の様に愚息が呟いた。

夫婦好う候。

此度の土曜日も出勤。その後夕刻より新入社員の歓迎会。

会場は過去に何度か訪れた事のある店で、当時店内に太鼓橋や池などがあり、そこには錦鯉が優雅にしかも悠然と客が通る廊下脇を泳いでいた。

店名は変わったが店内の創りはそのまま。正にバブル期の遺産。

普段仕事関連の飲み会は男だけが多いが、女性が多いのも華がありたまには良いか。

同席した同僚のOが、足首をまるでサリーちゃんのそれの様に腫らしながらビールをがぶがぶ飲っていた。風が吹いても痛かろうに、その根性は天晴れ。

そのOと二次会と言う事になり上野へ降り立ったが、足を引きずりながら苦悩の表情をされていたのではコチラとしても気が引けるで、また今度と言う事にした。

さて独り上野。M酔軍氏の話通り、「たきおか」の前の「カドクラ」の脇が大統領に成っていた。しかもその界隈はかなりの賑わいを見せている。

その光景にちょっと辟易してガード下沿いに逃げ歩いていると、またまた新たな立ち飲みが出来ていた。先程のエリアとさして離れている分けではないのに店内は閑散としている。

店に入りポテサラで酎ハイをやっつけてると、蜆汁がサービスされた。これと言った「ウリ」も無く気が利いたのはそれだけ。

暫くして店を出る。

この激戦区で他店との差別化を図り、尚且つクオリティーを高めるのは並大抵の事では無い。適当な品揃えで適当な値段の中途半端な店が生き残っていけるほど優しい街でもない。

翌日曜日は午前中に家人と買い物を済ませ、午後は「駒」へ行く。2011051512380000我々夫婦の休日の「流れ」を知っている知人から、「昼頃から飲ってると、一日がそれだけで終ってしまうので勿体無いのでは?」と言われた事がある。

馬鹿を言っちゃ困る、それがコチラの生き甲斐だ。

家人はビールで、コチラは緑茶割りと鰯刺し。2011051512480000梅醤油で食べるこの鰯刺しがこの時期の気候に重なり良い感じで旨い。

2011051513050000いつもの大根・牛蒡・里芋の煮物。本日はちょっと味が濃い目。それはそれで良い。

2011051513030000 刺し盛りも頼む。本日は「とり貝・コハダ・鰹・帆立・そしてメインの蛸の吸盤」。2011051513260000 家人の所望で頼んだ「薩摩揚げ」。

軽く炙ったアスパラや長ネギと共に生姜醤油で食す。くどく無く中々良い感じ。

程好く酔いも回り、我々夫婦にとっては至福の時である(仲の良き時は)。

摩訶不思議。

一昨日の夜、出張先で良い塩梅に出来上がり、ほろ酔い気分でホテルへ戻った。

暫くはホタルイカの燻製などを肴に部屋飲みをしていたが、何かと疲れた事もありウトウトし始めた頃、ドアの向こうの廊下で何やら騒がしい人の声。

時計を見たら丁度日付が変わる頃。どこかの団体さんが夜の街で一杯引っ掛けてご帰還されたのだろう。

そして眠りについた。

暫くして、ドア付近で何かが軋む様な「ミシミシ」とか「パチン」とか言う音で目が覚めた。

んん、なんだろう?

最初のうちは別段気に留める事もなかったが、断続的なその音がどうにも気に成る。

面倒臭いが意を決してフロントに連絡し、スタッフに来てもらった。

そのスタッフにも「怪音」を聞いてもらったが、「何でしょうねぇ」と首をかしげるばかり。

ご親切に「新しいお部屋をご準備致します」との事だったが、コチラとしても漏電などの身に迫る危険が無い限り何もそこまで大袈裟な事をするつもりも無い。ましてや午前3時過ぎ。

ホテル側の好意に対し丁重にお断り再度しベッドへ潜り込んだ。

10分ぐらい経っただろうか、今度は尋常ではない大きさでの連続音。

これには堪らず再度フロントへ連絡。

先程とは違うスタッフの方が駆けつけてくれた頃には何故かその音も止んだ。

「今更申し訳ないが直ぐ部屋を替えて欲しい」と訴えると、「わかりました」と廊下の向いの部屋に案内された。

随分とまた近くの部屋だなぁ~と思った瞬間、寝しなにこの辺りから聞こえた騒がしさを思い出して「今日はこの部屋辺りに団体さんが宿泊しているのでは?」と聞いたら、真顔で「いいえ、本日は両部屋とも空いております」の一言。

一気にゾォ~ッ。身の毛もよだつとは正にこの事。

部屋の全ての明かりとTV点けても寝着けなかったが、その後は何事も無く無事朝を迎えた。

このホテルは昨年の12月にオープンしたばかりで新しく、しかも駅のまん前。およそ怪奇現象などと無縁のシチュエーションなのだが、これが俗に言う「ラップ現象」なのか?

このホテル、唯一の救いは部屋の本棚に「聖書」では無く、田母上元空幕長の「誰も言えない国家論」があった事。

昭和は遠くになりにけり。

今宵は富山の夕闇を彷徨う。

日中はそれなりに疲れはしたがホテルにチェックインした途端、脱兎の如く繰り出したのがシネマ食堂街。2011050918230001 2011050918230000

哀愁が漂う路地を曲りくねりながら進むと見えてきた大衆酒場「助六」の看板。2011050919370000 2011050918240000暖簾を潜り引き戸を開けると、女将さんのいらっしゃいの声と常連さんが二人ほど。

良い具合に歴史を吸い込み黒光りしている店内。2011050919010000_2 2011050918500000 半年振りの訪店となるが、女将さんも相変わらずの様子。

銘酒「銀盤」を酒たんぽで温くしてもらう。

つまみはこの店の定番、「もやし炒め」2011050918320000 具財はもやしと豚肉が少々といたってシンプルだがこれがイケる。

続いては注文を受けてから肉を捌いて揚げる「一口かつ」。2011050918480000揚げたて故、余分な脂が無く思いの外あっさりしている。これで旨くない道理が無い。ソースをたっぷり掛けて食す。

女将さんとの話の途中で、前回訪れた時に紹介して頂いた昭和4年生まれの名物マスターが営んでいるBar「コクテール」。そのマスターが不慮の事故で現在休業されているそうだ。

この度も、この助六の後にお邪魔しようと思っていただけに残念でならない。再開の目処も立っていないとの事。もう一度あの自家製おかき(富山では凍みもち)を食べながら昭和噺を聞きたかった。

ここで気を取り直し、富山の隠れた名物「すりみ煮」と「すりみのバター焼き」。富山の酒場でこの「すりみ」を出す店は多い。2011050919110000 2011050919170000これが堪らなく旨い。「すりみ」は魚のすり身なのだが、そこは富山、やはり物が違う。

久しぶりの訪店で十分満足し、女将さんに挨拶して店を出る。また来るねと言ったら、こっちが元気ならねっと返された。

前回来た時には気が付かなかったが壁にはこれが。2011050918390000女将さんに聞いたらご本人が来られたそうだ。

さすが類巨匠、分かってらっしゃる。

二軒目に予定していた「かど番」が休みだったので近くのブラックではない極普通のラーメン屋でこれまた極普通のあっさり中華そばと餃子で酎ハイを流し込み大人しくホテルへ戻る。

天下御免。

日曜日、午前中に野暮用を片付け、昼にM酔軍氏と船橋の「二葉」で待ち合わせ。

コチラが少々早く着いたので先ずは一人で。暖簾を潜り引き戸を開けると、いつもの元気な御姉さんから「おはようございます」と挨拶された。

回りの緒先輩方はすでに良い調子に出来上がっているて、それと同様に先ほどの御姉さんを含めたこの店の女性スタッフ3人も各々酎ハイ片手に仕事をしっかりこなしている。これもいつも通りの光景。

ウーロンハイ、冷奴とおひたしから始める。2011050811570000 2011050812010000今日は天気も良く、こんなのが美味しい季節になった。

暫くしてM酔軍氏登場。

酎ハイとウーロンハイで乾杯。この店でいつも頼む定番の肴。2011050812230000              まぐろぶつ。 2011050812300000               カレーのルーだけ。2011050812430000              レバー塩焼き 。2011050812500000              塩辛。

どれもこれも旨いが、特にこの店の「まぐろぶつ」と「レバー塩焼き」は逸品である。

この辺でM酔軍氏のお内儀E子さんと家人が一緒に来店。

お二方は朝からお互いの娘達がお世話に成った高校の部活応援の帰り。

喉も渇いていたのだろうが、家人の威勢良くビールを流し込む姿に一瞬たじろぐ。

何事も無かったかの様につまみを頼んだ。2011050813060000              焼きそば。 2011050813060001              厚揚げ焼き。 2011050813090000              みりん干し。 2011050813190000              赤うおの粕漬け焼き。

やはり旨い。この店の事を記事にする時には必ず記載している様な気がするが、もう一度改めて正式な店名を言うと「生そば 二葉」。

外の看板にも暖簾にも、誰に憚る事無く公然としかも堂々と「生そば」と変体仮名で明記されている。

そしてそば屋の中華そば。2011050813570000 これこそ正調中華そば。丼には縁起物の龍と双喜紋。

味はもちろんだが、丼の中でスープの中で面が泳ぐ様などの優美なバランス。どこぞの勘違いしている「中華蕎麦屋」に拝ませてやりたい。

これをつまみにして飲る。誰にも文句は言わせない。

お勘定を済ませ、満足して店を出た。

次は路の向いにあるもう一つの名店。「花生食堂」。2011050814030000 M酔軍氏は前日との連チャンとの事。

相変わらずのママの笑顔に迎えられる。

M酔軍氏とコチラはキンミヤ、奥方様方は瓶ビール。2011050814110000

いつもの「なめこおろし」と天下無敵の「湯豆腐」。2011050814140000 2011050814390001               もちろん旨い。

この日は好物の里芋の煮物があると言うので早速頼んだ。2011050814150000 これだよこれ。この味の濃さはさすが同郷。

ママにもビールを1杯献上したら、この気の良いママが「自家製糠漬け」をサービスしてくれた。2011050814430000自分を除いたお三方の実に旨そうな食べっぷりを見ながら、よほど旨いんだろうな~とつくづく思った。

こちらも負けていられない、納豆と玉子も頼む。2011050814390000 一気にかき混ぜ、先ほどのなめこおろしへかけるとこれがまた旨い。

常連の松っちゃんからビール1本ご馳走になる。

これまた満足して店を出た。

ここらで切り上げられれば上出来なのだが・・

最後はガード下、もつ焼き「登運とん」。2011050815520000 明日から富山へ出張なのだが、此度は「家訓」の「酒の誘いは断るな」に従った。

酎ハイとビールで〆の乾杯。

この店のシロタレは中々旨い。

漸く帰路に着いた。

M酔軍氏夫妻と途中で別れ、どうにか乗り越さず無事家に辿り着く。めでたし。

Modern Jazz。

今宵はI上さん夫妻と一緒に私鉄の最寄り駅側の彩食酒房「TAKE5」。

コチラは土曜なのに野暮にも出社していた為、直接店へ向かう。

この店には家人と何度か訪店しているが、I上さん夫妻は初めてとの事。

「イタリア居酒屋」と銘打つ通り、気取りが無く敷居もけして高くない。2011050718180000 先ずはエビスの生ビールで乾杯。I上さんとコチラは小さい方のグラスで、奥方様方は堂々と大きい方のジョッキで始まった。

人心地着いて、ワインになる。

価格もお手頃な物からそうでない物まで多数。その中から丁度中間ぐらいの値段の物をオーダー。一緒にハムとサラミの盛り合わせと生ハムのサラダをアンティパストで。2011050718130000柄にも無いが、コルトレーンなどを聞きながらのワインもたまには良い。

因みに「TAKE FIVE」何と言ってもやはりデイブ・ブルーベックのtpだろう。

ところで、酒場に限らずとも店内でBGM的にJazzを流す店が多い。どこか小洒落たイメージを醸し出す為か 蕎麦屋などでもその手の店がよくある。得てしてそんな店は値段も高かったりするのだが。

個人的な趣味で言えば、もっとブルースを流す泥臭い店が増えてくれれば良いのに。

閑話休題。

この店でいつも頼む「タコとトマトのバジルソース和え」。

2011050718180001 2011050718450000ワインも空いたので次の赤へ移行した。先ほどは冷だったが今度のは常温で頂く。それに合わせて「ブルーチーズのブルスケッタ」と「浅蜊のワイン蒸し」も同時に頼んだ。2011050718570000 2011050719010000 ここでI上家の次女で美容師のK子ちゃんも途中から参加。

車で来たK子ちゃんはソフトドリンク。「じがいもとチーズのピリ辛おこげ」と「手打ちペンネ」を一緒に突っつく。2011050718210000 20110507191100002本目の赤も空いて、奥方様達はまたビールに戻り、I上さんはバーボンをロックで。

その後K子ちゃんの運転で我が家で2次会。

我々亭主は「EZRA BROOKS」のロック、奥方様達 はビールやら酎ハイやら。

I上さんは明日ゴルフの為、早目のお開き。

時間こそ長くはなかったが、内容の濃い宵であった。

光と影。

本日は目黒にある「藤城清治・自宅スタジオ展」を家人と鑑賞に行く。

この藤城清治作品との出会いは古く、記憶が正しいなら恐らく最初の出会いは幼稚園の頃のキンダーブックの中ではなかったか。

それ以降もNHKのみんなのうたのBGや小学校の音楽の教科書の挿絵などでも時々会った記憶がある。子供心にもその御伽噺の絵の中に引き込まれそうになった感覚を今でも覚えている。

言わずと知れた影絵の巨匠で、皇后陛下美智子様へ献上した「つり橋はぼくのハープ」などでも知られる。

スタジオの最寄の駅が目黒線の洗足駅で、更に駅から10分程度歩く。今日は天候も良く、町の中の木々には丁度青葉がまぶしく生い茂り歩くには何の支障も無い。

瀟洒な住宅街のなかに佇む。201105041150000011時開場の15分前に着いたのだが、それでも既に多数の方が並んでいた。

行列と言うものがからっきし苦手だが、この度は子供のようにわくわくしながら大人しく列に並ぶ。

住宅内を利用しての展示なので、少々の窮屈感はあるものの、子供の頃の感動が蘇るに十分な作品の数々。

自分の中ではモノクロの陰陽こそ影絵の真髄と思っていたが、カラーが色とりどりに放射され散りばめられた作品の見事さにも簡単に圧倒されてしまう。

人生すべからく、何事にも単純明快直球で生きている家人もこの時ばかりは神妙な顔つきで見入っていた。

いや満足満足。日頃より酒で毒されたうえに世俗的なこの脳味噌が少しはクリーンナップする事が出来たか。

帰りは途中で銀座線に乗り換え、浅草へ向かう。

上野からかなりの客が乗り込んできた。いつもの事だがGWの終盤は浅草など近場の観光スポットが混雑する。

急遽変更して田原町で下車。

家人が蕎麦が食べたい(この場合蕎麦屋で飲みたいの意)との事。浅草で蕎麦と言えばいつもなら文句無しに「並木藪」になるのだが只今改装中。田原町交差点側の「甲州屋」にする。2011050414030000

初めての訪問だが噂は予予聞いていた。

店内に入ると昼過ぎにしては混雑していたが、丁度テーブル席が一つ空いていてそこへ腰掛ける。

品書きを見渡すと、酒類もつまみ類もこれがまた呑み助の心を擽る品揃え。

取り合えずビールで乾杯。2011050412560000お通しから蕪と胡瓜を家人に退けてもらい紅しょうがだけにする。

コチラは直ぐに冷酒に替えて、つまみには「イカの一夜干し」と「蓮根のつつみ揚げ」を頼む。2011050413020000 2011050413100001このイカの一夜干しが絶品。胴内には肝も入り、その塩辛さも堪らない。これだけで酒が進む。家人もしきりに舌鼓を鳴らしていた。

どうしてもこの店のそば湯割りが飲みたくて頼んだ。2011050413100000 2011050413100002この店では焼酎のボトルと蕎麦湯の湯桶が供され自分で調合する。湯桶の口から注がれる蕎麦湯にはとろみがあり、如何にもルチンが豊富そうで本末転倒ながら身体に良さそうだ。

続いては田楽、そうなれば燗酒であろう。ついでに蕎麦もつまみにする。2011050413480000 2011050413380000 2011050413250000 瓶の徳利が熱くても大丈夫なように袴が履かされている。

田楽で飲る燗酒はまた格別。ボリュームのある蕎麦はご愛嬌。

まだまだ試してみたいつまみが沢山あったがそれはまた次回にする。

場所柄純粋に食事だけの客人も多いが、酔客にもこの店は中々よろしい。

すっかり長っ尻の野暮を飲ってしまい、当然その分酔いも重なる。このまま帰ろうか、上野に戻り、「たきおか」へ引っかかろうか迷ったが、鶯谷へ向かった。

鶯谷「信濃路」。

どう言う訳か、何故かここの「ワンタン」と「しらたき煮」を家人に食べさせたくなった。それだけ食べる分けにも行くまい。酎ハイを頼む。2011050414220000コダマサワーの炭酸が酔って弛緩した脳裏に心地よく響く。

そして「ワンタン」と「しらたき煮」。2011050414270000 2011050414250000 一見なんの変哲もなさげに写るが、これがまた実につまみで旨い。味付けがコチラの好みに見事に合致する。

家人も案の上喜んだ。喜んだは良いが、勢い余って酎ハイの中とハムエッグも頼んでいた。自分よりペースが速い。2011050414400000 このままでは「♪走り出したら止まらないぜ~」みたいな状況になりつつあったので、慌ててお勘定を済ませ家路に着いた。

本日の最大の幸運は最寄り駅を乗り越さず帰宅出来た事か。

相性。

前日、前々日と我が家で酒宴があり、その労を労う為に昼時に家人と共に「金太楼寿司」へ向かった。

自宅の近所には幸いにも3軒の寿司屋がある。その中で特に理由は無いが何故かこの「金太楼」が訪問頻度としては一番低かった。2011050311450000

引き戸を開けると、カウンターはほぼ満席、座敷にも6~7名のグループが2組ほど入っていて、何とかテーブルが空いていた。

いくら昼時と言えども、回転寿司意外でこれほど繁盛している店も最近では珍しいのではないか。

先ずはビールで喉を潤す。2011050311530000 2011050311570000_2お通しに「ゲソわさ」と「茶碗蒸し」。

続いて刺し盛り。2011050312100000 つぶ貝と中とろ、鰹が旨い。

家人はそのままビールでコチラは燗酒。2011050311560000この店を含めた近所の3軒の寿司屋はそのカテゴリーこそ一緒だが、それぞれ店の雰囲気や「ウリ」も違い、純粋に寿司が食べたい時、居酒屋使いをしたい時、一人静かに飲りたい時など、利用する側の使い分けが肝要になる。

一通り飲って、最後に家人がにぎりを頼んだ。ちょっと摘ませて貰う。

「う~ん」、と一言。その後は黙る。

寿司飯にはネタ以上に食べる側との相性がある。

それも人それぞれなので一概には言えないが、自分にはこの柔らかめのシャリと酢飯の弱さが全く合わなかった。海苔が旨いだけに残念至極。中々上手くいかない。

夜はご近所の居酒屋「弥生」で、娘が小学校時代にお世話になったクラブチームの10周年記念イベントの打ち合わせ。なんやかんやと午前様。

初孫。

朝目が覚め、千両に値する水を飲もうとキッチンへ行くと、前日お世話に成った「白酒」グラスが目に入った。

その刹那「うっ」、あのセメダイン臭が蘇り思わず嘔吐きそうになる。

そんな中、前日の酒宴中に吉報が入っていた事を思い出した。

娘の中学時代のチームメイトの親O畑家より、孫が生まれたとメールが来ていた。それは目出度いと言う事で今夜は(も)我が家で祝宴。

そのO畑ご夫妻、ご近所のI上ご夫妻、そして娘達の中学時代の監督、K先生も参加しての祝宴。2011050219130000 偶然このK先生も今年の10月に名実ともに爺様になられるとの事で二重の慶事になった。

♪めでためでたの若松様よ~、って事で今宵も焼酎、日本酒、バーボンと巡り、K先生が「白酒」の臭いだけでも嗅ぎたいと言うので、白酒グラスを用意する。

1杯はK先生、もう1杯はI上さん。

K先生は臭いだけで音を上げられたが、何度も実戦経験があるI上さんはさすがに「カンペー」と一気。

主役のO畑夫妻は、いつもの様に夫婦漫談よろしくボケと突っ込みをいつまでも繰り返し、引き潮の如く満足げに帰られた。

いつもなら既にご就寝の時間のK先生は今日は元気が良く、あと少しで日付が変わるというところでごI上ご夫妻とご帰還。

我が亭も無事閉店。

響宴。

本日は予てより予定していた酒宴を我が家で開く。昼の12時開宴。

何だかんだで途中参加者などを数えると係わった人数は12名ほど。

さして広くないリビングだが、こんな時丸テーブルがとても役に立つ事を改めて実感した。

本日お越し願った方々との括りは、娘の高校時代の部活。もはや酒仙の域に入られたM酔軍氏をはじめ、お陰さまで色々な方と交流が持てた。本日はその中でも先輩後輩の違いはあるもののコアな集いで実に楽しい。

家人だけでは行き届いた対応が出来ず、ご近所のSちゃんにも料理やその他で大活躍してもらい助かる。

話題も様々。当然共通の話題も出たが、後は皆さんの多岐に渡る人生経験を基に面白い話が噴出。

こちらの用意した料理はいつもながらの郷土料理中心だが、Sちゃんの洋風料理や皆さんのお持たせ料理が丸テーブルに彩を加えた。M酔軍氏のお内儀のE子さんがお赤飯を持ってこられた。さすがに分かってらっしゃる。

酒にいたっては日本酒、焼酎、泡盛、バーボン、蠍と高麗人参とクコの実入りの何とも怪しい酒などなど。

皆さんそれぞれ酔いしれてホストにとってはこれほど嬉しい事は無い。車で来られたE子さんは気の毒だったが、それにしてもYママの日本酒をぐいぐい飲る姿や、特にケイコ姐さんの酒豪振りは半端ない。バーボンをショットグラスで空けても平気な素振り。

途中地元の名士かっちゃんが参戦。それを見止めた大守さんの安堵した顔が印象的だった。

さて、宴も酣メンツも不足なく揃ったし、そろそろか。

実はここまで只管隠しておいた「モノ」がある。家人や回りの人にも硬く言い含められている。

しかしながらこのメンツでその「モノ」出さないのはホストとして怠慢ではないだろうか。義理と人情の間で暫し葛藤し熟慮の末断行した。

伝家の宝刀「白酒」。

アルコール度数58度。以前M酔軍氏が訪台した折にお土産に頂いたもの。

丸テーブルの上に置いた途端、満面の笑みを見せたのはM酔軍氏だけ。大守氏にいたっては「なんで余計なことをするんだよ~おめぇはよ~」と言う表情が在り在りと見えた。しかし一度出してしまったものは仕方ない。

あとはあのセメダイン臭を我慢して生のまま「カンペー」の一気。口腔から食道を通り胃の腑に達する過程がまるで導火線のそれの様で正に爆発しそうだ。

過去に何人もの犠牲者が生まれたが懲りない面々である。

酒宴自体はとても盛況で実に愉快な宴となった。途中家人が郷土料理の「半殺しの納豆餅」を出した。随分と久しぶりに食べた。手前味噌でお恥ずかしいが酔った思考の中でも旨いと思った。

皆様三々五々帰られたあと、ご近所組みが残ったそうだ。

当然、大破・轟沈

生日快楽。

昭和の日、娘が高校時代にお世話に成った部活の懇親会で60名ほどの酒宴に参加。二次会のカラオケまでお付き合いした。M酔軍氏も同席され、例のグラスやお猪口などを頭上に掲げ「カンペー」。顔見知りや初対面などは関係なく犠牲、もとい「洗礼」を受けた方も多かったのではないか。

明けた30日はコチラの誕生日。

今更有難くも無いがどうにか大台に乗り、この世に生を受けてからこれまでお世話に成った方々に只管感謝。

家人が家族四人での誕生会を「扇寿司」で開いてくれた。2011043016550000

先に着いた息子娘とカウンターに腰掛ける。運転手役の娘はお茶で自分は瓶ビール、息子は生で乾杯。「おめでとう」などと改めて言われると何ともこそばゆい。2011043017020000息子の生ビのグラスがキンキンに冷やされていて旨そうだ。コチラは瓶ビール1本も飲み切れずコップ1杯でビールを終えて直ぐに抹茶ハイ。2011043017230000

マスターにつまみをお任せで頼む。2011043017130000 いつもながら安心してお任せできるが、本日は今まで活きていた「とり貝」「中とろ」「桜鯛」が絶品。

本日仕事の家人が遅れて登場。改めて乾杯。カウンターは既に満席。

暫くするとI井家のSちゃん・長女のRちゃん・次女のBAがやってきた。日頃から親子共々家族同然の付き合いをさせて頂いているので何ら違和感が無い。

ここで座敷に移る。

同じ様な年頃と言う事もあるがお互いの子供同士も仲が良く 、子供達は子供達でかたまり、Sちゃんと我々夫婦は昨日の反省会。

その間つまみも次々に頼んだ。2011043018010000             鯛のカマ焼き。 2011043019060000             鯛の鯛。これを探し当てないと鯛を食べた気がしない。2011043018170000             鴨を入れて新たに追加した刺し盛り。 2011043018230000Rちゃんが頼んだ牡蠣も身がプリプリで美味しそうだが、他のI井家のメンバーはちょっと訳があり牡蠣を絶っている。2011043019060001             子供達から絶大な支持のある「エビキューサラダ」。 2011043018570000泣く子も黙る「ばくだん」。この店では、これでもかと言うぐらい掻き回した後、マスターが用意してくれる素の軍艦巻きの上に乗っけて食す。 2011043018240000I井家からの誕生プレゼントを頂く。これはコチラには何よりのプレゼントだ。 2011043019340000 勢いが付いて「八海山」。

最後は巻物各種で〆。2011043019580000 気心の知れた者同士の宴は楽しい。しかしながら本日はI井父が居なかったので酒を飲んでいるのは自分と家人に愚息の3人。呆れずに付き合ってくれたI井家に感謝。

本人の達ての願いにより画像で載せたI井家の次女KAの数少ない芸。

焼きタラコを頼んだ時に付いてきた海苔を使って「お歯黒」だと。かわいいヤツだが、やはり我が息子同様おバカさんチームでもある。

2011043018230001              実におめでたい。

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