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2010年4月

遣らずの雨。

今年は初春から雨が多い。恵の雨と言う方もあろうが、コチラは花粉が飛ばずお陰で商売上がったりだ。(関連症の方にはお詫びします)。

今日も降ったり止んだり。自宅の近くで早目に仕事が終わったので帰ろうと思ったところに雨。「これでは何処かに寄らずばなるまい」。何とも長ったらしいプロローグではある。

と言う訳で、ご近所の「弥生」。

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ここは地元で長らく営業されていて、常連さんも多い。この日は口開けの客と成った。

小奇麗な店内でご主人も奥さんもとても感じが良い。

外はちょっと肌寒かったので、まずは熱燗二合で呑る。

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本日のお通しは「ホタルイカの酢味噌和え」。

ついでに品書きで見つけた「北海タコ刺し」を肴にする。

この「北海タコ」、まずは何も付けずにそのまま食すと程好い弾力と噛む毎に甘味が広がるが。これなら山葵は醤油に溶かない。その方がタコ本来の味を楽しめる。 

さて次ぎはこちらの名物「白レバ」か「こにく」か・・と思案していたら家人と娘から連絡が有り、「万丈軒」へ行きたいとの事。「こっちへ来れば?」と誘ったが、どうしても「万丈軒」がいいらしい。

そんな分けで僅か30分程度でお勘定。この店のご夫妻も良い方で料理も美味しい。それ故地元の繁盛店でもある。しかしこの度僅かな滞在時間で改めて分かったが、どうも自分にはケツの座りが良くない。相性の所為かコチラの我儘か。

雨の振る中、3分ほど歩いて「万丈軒」。

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ここは一般的には「ラーメン」で有名なお店。その手のランキングを記した雑誌にもよく掲載されている。

しかし我々(ご近所会)では、ここは「中華居酒屋」として利用する。

先ほどの流れで純米酒二合550円を燗、家人は生ビール。お通しは「揚げと水菜のポン酢和え」。つまみは「自家製鶏ハム」300円、「ジャーマンポテト」350円、「鶏スープの水餃子」400円。

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どれもこれも、かなりのボリューム、そして呑み助好みの味付で旨い。CPの高さに改めて感心する。そこいらの居酒屋には是非見習って欲しい。

幸せのお裾分けと言う事で、I井さんご夫妻を誘いだし、急遽プチ宴会。

その後、I井さんとコチラは日本酒のまま。家人はグレープフルーツサワー、下戸のSちゃんと運転手の娘は素水。

「汁なし坦々麺」や「つけ麺」などを小皿にとって分け合う。何せこの店は麺類も料理もかなり嵩がある。

更に「中華冷奴」や、「肉野菜炒め」「棒棒鶏サラダ」「もやしの辛味噌挽肉炒め」など。

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因みのここのデフォルトの「魚だしらーめん」は中々旨い。残念なのは具に「水菜」が乗っかっていること。甚だ偏った好みだが、自分の中ではラーメンには「ほうれん草」と昔から決まっている。それと脂の美味しいチャーシューだがちょっとTOO MUCHかな。

それにしても居酒屋としては十分だ。

球春。

昨日の悦楽の巡礼から一夜明けた今日の日曜日。

午前中より娘がお世話になった高校の野球部の応援に家人と出掛ける。

絶好の野球日和の中、スタンドに立ちフィールドを見下ろすと芝の緑が眩しく何とも言えない開放感に包まれる。これがアウトドアスポーツの醍醐味だろう。

隣のおじさんは自前のお弁当に500mlの缶ビール片手に観戦。これも野球ならではの特権。

おじさんを恨めしそうに横目で見ながら、一応こんな時だけ「体裁」を繕って応援に専念した。

「やっぱ野球は面白いわ」などと呟きながら、家人が細かい守備のフォーメーションやバントシフト、はたまたスローイングまで「ダメ出し」している。エラーなんどしようもんならしっかり叱咤していた。この方、それほどの野球好き。

得てしてこのような興奮状態にある場合は近寄らない事が賢明。それまで並んで観戦していたがコチラはそっと一段上に座りなおした。

試合も終わり、家人の総評は「先ずはピッチャーとサードのコンバート、それにまだまだチームが出来ていない」と手厳しい。1時過ぎ、地元まで戻り昼食にする事にした。

駅まで歩きながらどこか適当なところへと思っていたが途中ご近所の「小太郎」が開いていた。聞くと土日は2時よりの営業だそうだ。

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この店は以前「釜めし太郎」と言う店名で長らく地元で営業していたが、そこて働いていた現在のマスターがそこを引継ぎ 「小太郎」と成った。オープン当初に脳梗塞で一度倒れられたが今は無事復帰され元気の働いている。地元の名士「かっちゃん」の幾つかある「定宿」の一つだ。

取り合えず瓶ビールで乾杯。「手作り餃子」と「もやし炒め」、それに「カシラと軟骨」を塩で。ずっとお天道様の下に居たのでビールが旨い。珍しく1杯飲み干してハイボールにする。

「イカの姿焼き」と「鶏ポン酢」を追加する。この「鶏ポン酢」はここでのお気に入り。鶏肉の脂とポン酢万能ネギのバランスが丁度良い塩梅。

仁義として「かっちゃん」に一報を入れたら暫くしてご到着。「かっちゃん」お奨めの「いも」のお湯割りに成る。聞けば今まで「扇寿司」で「ランチ」をしていたとの事。

なんやかんや先日の「白酒」の話で盛り上がり、思いがけず楽しい一時になった。

店を出て「かっちゃん」と別れそぞろ歩くこと1分。「扇寿司」の藍色に染めぬかれた暖簾が揺らいでいる。

「ちょっと寄るか」になり「扇寿司」。

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「いらっしゃい」と相変わらずのマスター。「かっちゃん」との入れ替わりを伝えると笑っていた。

家人は生ビール、こちらは抹茶ハイで。つまみは「ちょい盛り」を頼んだが「シンコ」も乗っていて嬉しい。

中途半端な午後のこの時間ほぼ貸切状態の中、奥から「ヒロミ・ゴー」の大ファンのママも御目見えしてマスターと四人、お互いの子供の話や昔の苦労話で大いに盛り上がる。

夕方になり次第にお客さんも入りだしたので、ついつい長居してしまう我々はお邪魔にならない様にここらでお勘定とする。

帰り際、ママから貴重な「幻の岩茸」を頂戴した。お二人にお礼をして店を出る。

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早速下処理を施し、先ずはシンプルにポン酢で食べる。独特の歯応えに加え滋味溢れる香味が何とも蕎麦焼酎と合い実に旨い。この他、酢の物・胡麻和え・天婦羅など様々な楽しみ方があるそうだ。沢山頂いたのでこれからが楽しみ。

長閑巡礼其の二。

さて、芝大門(だいもん)より地下鉄に乗り「浅草」を目指すが、酔い覚ましの為「浅草橋」で降りる。

江戸通りを「蔵前」「厩」「駒形」「吾妻」の橋を右手に見ながら浅草通りとの交差点で「松屋」の前を過ぎ浅草寺を通り越し「花川戸」方面へ進む。

ここは吉原大門(おおもん)の交差点。

今、吉村平吉著の「吉原酔狂ぐらし」を読み返している。

吉原遊郭をはじめ浅草全体が隆盛を誇っていた古き良き昭和の「アスビ」を丁寧に教えてくれる。

今では往時の面影を見つける事は出来ないが、「吉原大門」の交差点名と「見返り柳」が十字路脇にひっそりと揺れていた。

M酔軍と待ち合わせの「雷門」。土曜日のこの陽気、いつもの賑わい。

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本日はM酔軍氏の門下生Y島さんもご一緒。

さっそく「ホッピー通り」の「浩司」。もちろんオープンエアー。

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ホッピーとチューハイで乾杯。先ずは「牛すじ煮込み」。この通りは別称「煮込み通り」とも呼ばれるほどどの店もその味を競っているが、これまで食した中ではここの煮込みが一番コチラの好みに合う。

続いて「鶏皮おろしポン酢」と「ポテサラ」など何時もの定番。ここの鶏皮おろしポン酢は鶏皮を一度カラッと揚げてから大根おろしとポン酢を掛けてある。これがホッピーやチューハイと実に良く合い旨い。

こちらはご愛嬌で「にごり酒」などを悪戯に呑む中、M酔軍氏の指令がY島さんに下された。

電気ブラン40度にビールのチェイサーの王道呑み。さすが冷食部のホープY島さんは満面の笑顔で挑んで難無くクリアーされていた。 

飲み終えた感想は、「白酒より全然美味しい」そうだ。そりゃそうだ。それにしてもM酔軍氏の門下生の方々は皆さん天晴れな飲みっぷりの方が多い。

この後、聖地「立石」へと向う。

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一縷の望みを抱いて「宇ち多”」を目指すも3時前にすでに完売、店仕舞いをしていた。

側の立ち食い寿司「栄寿司」も満タン。土曜日では仕方ない。「ゑびすや食堂」・もつ焼き「江戸っ子」・立ち飲み串カツ「毘利軒」と巡る。

困った時の「ゑびすや食堂」。

店内に入ると相変わらずカラフルでアバンギャルドな陳列ケース。

改めて「ボール」乾杯。ここでのつまみはY島さんにお任せ。数ある品書きの中からのチョイスは「たこ刺し」に「ハムエッグ」。

この方、分かってらっしゃる。

この店には聖地立石の数あるスター店とはまた一味違ってまったりとした時が流れていてよろしい。

この後、鶏の半身揚げでその名も轟く「鳥房」へ向うが既に戦意喪失するくらいの大行列。直ぐ先の「江戸っ子」へ。

こちらも列を成していた。ガラス戸からは名物女将「マリーアントワネット」その容姿に反してテキパキと仕事をしている。

何かを合図にあっと言う間に一斉に行列が店内へと雪崩れ込むみ、どうにか二席を確保。ここはM酔軍氏と本日が江戸っ子初見参のY島さんにお任せしてコチラは呑兵衛横丁」の怪しい路地を散策する。

再び合流して「毘利軒」でチューハイに串揚げ各種。上品な薄味のソース、二度漬け禁止は分かるが個人的にはドロっとした「とんかつソース」で食したい。

そして本日の最後の巡礼地に「柴又」を選んだ。

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夕刻のこの時間帯、参道の店も殆どが店仕舞いをしている。その中で「川千家」の提灯に灯が燈り、何とも見事な下町情緒を演出をしてくれる。

「帝釈天」へお参りしていると「大鐘楼」より六時の「鯨鐘の音」が聞こえてきた。一瞬、もしかして「源公?」、当然そんな分けは無く若いお坊さんだった。しかしながら正に「男はつらいよ」の世界。

参道を戻り、いつもの「かなん亭」。いつもは早い時間には表で呑るのだがさすがに今日はこの時間、店内に入る。

ここの「牛すじ煮込み」も逸品で立ち寄ると必ず食す。それに樽酒。

この樽酒、いつもは升の端に粗塩が盛ってあるのだが今日は三人と言う事なのか別皿で供された。気を利かせてくれたのだろうが、へそ曲がりのコチラには余計なお世話だ。

駅前広場へ戻ると「春ちゃん」がやっていたが立ち寄る余力が無く、寅さんの像にだけ挨拶した。

いや酔った。充実した巡礼を十分堪能して本日はこれにてお開き。

長閑巡礼其の一。

久々の程好い天気。しかも土曜日。

これでは巡らない分けにはいかない。

「どうせなら朝から行ってしまえ」と、王子の名店「山田屋」。

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ここは7時半頃の開店だが9時過ぎに到着。

縄暖簾を潜って店内へ入ると、瞬時に何とも懐かしい雰囲気が漂う。高い天井、見事に使い込まれた1枚板のテーブル、そしてコンクリートの床。

既に三組ほどの大先輩方が大分出来上がっている。

さっそくチューハイと、こちらの名物「半熟玉子」240円と「ハムカツ」160円。壁に貼ってある品書きを覗くと、刺身・煮物・焼き物・揚げ物などその殆どが240円。ご立派。これぞ名店の証。

この「半熟玉子」は文字通り半熟の玉子とそこに蕎麦が入りダシ汁が掛かってある。実に酒呑みの心を分かっているつまみだ。

途中、M酔軍氏にお誘いのメールをして12時半過ぎに「雷門」で待ち合わせ。それまでまだ時間がある。この調子で呑り続けていれば酒豪M酔軍氏のお付き合いなど到底出来ない。まだ冷静な頭で考え、チューハイ3杯でお勘定。と言っても1300円ほど。何とCPの高い事か。

王子の駅へ向う途中に「そうだ」と、思い浮かんだ。

駅の反対側にある10時開店の「平澤かまぼこ店」。今日はこれからの事もあり一瞬迷ったが、背中を押され(自分で押した)飛び込んでみた。

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店の前で「おでん」が煮込まれていて、その奥がカウンターの立ち飲みに成っている。

「大根」「はんぺん」「ちくわ」など、腹に溜まらないものをおかあさんに頼み、酒は北区の地酒「丸眞正宗」を燗にしてもらう。

緒先輩方も次第に集まりだした。

カウンターの先を見渡すと「玉子焼き」があった。王子で「玉子焼き」を頼まなければ「権現様」に申し訳が立たない。セルフの「紅しょうが」もたっぷり「もる」。この時点で燗を2杯、ここで一旦打ち止め、店を出た。

待ち合わせまでおよそ2時間あまり。

ちょいと思うところがあり電車を「浜松町」で降りた。まだ開いていない「秋田屋」をチラ見しながら向うは徳川家の菩提寺でもある芝「増上寺」。

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先ずは「大門 だいもん」を潜る。

日比谷通りを挟んで見えてくる「三解脱門」。戦災を免れた建物の一つ。

先日観覧した「川瀬巴水」の作品に「増上寺之雪」を始め「芝増上寺」「芝大門の雪」などがある。その思いが消えずこの度の拝観となった。

題材にした対象建造物でほぼ当時のまま現存しているのはこの「三解脱門」くらいではなかろうか。

「むさぼり」「いかり」「おろかさ」の解脱どころか、不謹慎にも酒の匂いをさせながら門を潜ると、雄大で荘厳な「大殿」を仰ぎ見ることが出来る。

その横にはこの所「スカイツリー」の所為で憂き目に遭っている「東京タワー」が、「主君(大殿)」に付く「お小姓」の様でもあり、ここぞとばかり自己主張している様でもあり、如何にも可笑しい。

さて、そろそろ良い頃合。浅草へ向う。

旅情詩人。

本日より柏高島屋にて崇敬する「川瀬巴水 木版画展」が開催されている。

これは何をおいても拝観しない分けには行かない。

「生業」をさっさと済ませ夕刻に柏へと向う。

入場無料との事なので過度の期待はしていなかったが良い意味で予測が外れた。

さすが渡邊木版美術画舗。大したものだ。

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去年両国は江戸東京博物館以来の再会。

此度は開催場所柄「手賀沼」や茨城などの題材も多いが、旅情詩人の名の通り津々浦々旅先での作品も多数残している。

しかし、やはり秀逸は何と言っても「東京二十景」の「馬込の月」「桜田門」「雪の向島」などなどのお江戸情景だろう。夜景の藍から垣間見る月明かりや、障子から水面こぼれる「灯り」は何時もながら見事。思わず息を呑む。「増上寺の雪」など、これだけで上戸は十分であろう。

興奮冷め遣らん中、駅側の立ち飲み屋にて気持ちを鎮めるべく一杯。

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まだ口開けで先客は2名ほど。

取り合えず「角ハイ」と、ここの一押しらしい「牛スジのどて煮」。ついでに目に留まった「カレーコロッケ」。

スタッフのお姉さんに聞いたらここは今年の3月にオープンしたばかりらしい。

肴のクオリティーとか、角ハイの後に頼んだレモンハイが甘過ぎるとか、まだまだ改良点はあるが若いご主人が頑張っているので応援したい。

立ち飲みの定義などと言うと堅苦しいが、最低でも昼頃の開店でなければいけない。理想を言えば朝から。「たきおか」に倣へは酷であろうか。

因みにここは午後5時オープンの日曜定休とのこと、まぁ頑張ってほしい。

気を取り直し立ち飲み「柏二丁目酒場」。

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ここまで来ると安心して呑れる。

チューハイに焼き物は「こめかみ」と「食道」を塩で。

「どぶろく」があるのを思い出し、頼もうと思ったら大仰にも「江戸時代の味」なぞと書かれていた。せめて「昭和の味」として欲しかった。「大関の辛口」をもらう。

ここはカウンターの下に高さ15cmほどの「足休め」がある。これがあると立ち飲みも大分楽になる。

隣のお客の「ネギレバ」が旨そうだったが、適当なところでお勘定。

駅に戻ったら、もう1軒寄りたくなった。

スペイン料理バル「サンラッソォ」。

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テーブル席より10%安くなるカウンターでここも立ち飲み。

フルボディーをグラスで。本日のタパスは「ホワイトアスパラのオリーブマヨ添え」と「サバのエスカベッチェ」 所謂南蛮漬け。旨いね。

ここにもある「足休め」に片足を預けて、今度はライトなのを頼む。

目の前にある「ハモンセラーノ」と「ハモンイベリコ」の立派な太腿を眺めながら先ほどの「巴水」に思いを凝らす。

心身ともにゆるりとして家路を辿った。

本所の鉄。

三日間の軟禁状態からやっと解き放たれ、この開放感のなかの一献はまた格別である。

四人で向うは末広町の魚河岸「おに平」。「鬼平」と記さないところが奥床しい。

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何はともあれ終了を祝してサッポロ黒の瓶で乾杯。

相変わらずの店内は土曜日と言う事もあっていつものネクタイ姿のサラリーマンは少ない。

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ビールも済み、ここの名物5合徳利での熱燗に成る。

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酒肴一覧。

名物の一つ「厚切りベーコン焼き」、「まぐろぶつ」「厚焼き玉子」「タコぶつ」「ネギトロ&鉄火巻き」。ここまでは定番。本日は更に「平貝」「肉豆腐」「鴨チーズクラッカー」。

他にもこの「おに平」には「タコの姿刺し」や「天婦羅盛り合わせ」「おに平サラダ」など幾つかの名物がある。

「タコの姿刺し」はその名の通り、蛸が姿のまま刺身で供される。これまでも何度か食したが、自他共に認める「蛸っ喰い」のコチラも、さすがに普通の「タコぶつ」で十分だ。

「天婦羅盛り合わせ」と「おに平サラダ」はその量と天高く立錐する巨大な柱の様な盛り付けはもはや芸術の感さえする。

この「おに平」、以前によく通っていた頃は二階に畳の座敷があり中々情緒豊かな風情があったが、数年前にリニューアルした。それと共に若い人が増え客層も変わった。

時代の移り変わりと共に「大人の遊び場」が次第に変貌していくのはやはり寂しい。

火盗改めのお頭同様、皆脛に傷を持つ本日の同席者。

お互い出合った若かりし頃の馬鹿っ話は尽きないが、皆さんお疲れの様子。この辺でお開き。

春霙。

どんなにハードスなケジュールでも呑み助は怯まない。

それにしても4月も半ばと言うのにこの寒さは身に凍みて厳しい。先日の暖かな花見が嘘の様だ。

そんな分けでちょいと一杯。

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湯島は春日通りとの交差点側にある「赤提灯」。そのまんま。

迷う事無く「熱燗」とこの店のおかあさんお勧めの「高野豆腐と鶏の煮物」。高野豆腐が鶏の出汁を程よく吸って中々旨く熱燗との愛称も良い。

続いて芋焼酎のお湯割りに軟骨とカシラを塩で。お湯割りを重ねるうちに次第に体温も上がってきた。この軟骨とカシラも噛むごとに旨味が染み出て旨い。

品書きに「たこ刺し」を見つけたのと、隣のカップルが食べていた「マカサラ」が旨そうなので併せて便乗する。

さて、次は・・と思案しているころにご近所会から直ちに「扇寿司集合」との召集がかかった。2010041713190000

ちょっと迷っていると、M四のK先生より直々に℡があり、気力を振り絞って「扇」へ向かったら既に皆さんお揃い。

毎度の定例会と相成った。

ほぼ貸切状態の店内を、座敷とカウンターを行き来しながら熱燗を飲る。かなり酔いも回りちょうど良いころお開き。

マスターとママに挨拶を済ませ表に出ると、なんと季節外れの素っ頓狂な霙。

自宅へ帰り、霙で一杯。いや、忙しい。

開戦前夜。

本日より土曜日までの三日間は「生業」で缶詰状態となる。斬九郎よろしく「片手業」との噂もあるのだが、明日から些かハードになるのは間違いない。

その「苦行」を乗り越え英気を養う為に会社の先輩I岡氏と一献。Ca340031_okame11 Ca340032_okame21_2

ロックな立ち飲み「しょっと・おかめ」。

店内には往年のロックスターのポスターをはじめ、当時は垂涎もののコンサートチケットなどが貼られていて客のリクエストや店主好みで60年代〜70年代のロックやブルースがDVDとともに流れている。余興として「グレコ」の「レスポール」も堂々と「展示」してある

ここのシステムは飲み物や食べ物とのキャシュオンデリバリー。

好みのものを佐藤蛾次郎似のマスターに告げて現金と交換。

バーボンのオンザロックスにギョニソ・6Pチーズを頼んだ。これで二人は十分ロックな気分♪

このI岡氏、後楽園での「ツェツペリン」と伝説の「GFR」を生で観ている。羨ましい。

お互い熱くなり、話もグラスも止まらず最後は最近の「ジェフベック」の軟弱さを嘆いたが、その昔このギタリストが「恋は水色」演った事を二人で思い出し「しょうがねぇか」と納得して解散。

上野まで歩いて「たきおか」。Taki21 2009091621110000

相変わらずの盛況振りは見ていて嬉しくなる。

奥の樽席に滑り込み、「角ハイ」と「赤ウインナー」「鰊煮」「煮込み」で。

暫くいつもの様にマンウォッチングをしていたら、別件で酒盛りをしていたNさんより連絡をもらい、「たきおか」合流を迫られたが電話の向こうの様子が既に「いっぱい。いっぱい」状態なので、「やなこった」と断り、家路へ着いた。

昭和の味。

所用で稲荷町へ出向く。

先ずは何はともあれ下谷神社へお参り。

この辺りは「稲荷町の師匠」こと「八代目林家正蔵(林家彦六)」が生涯長屋で暮らしていた。

今でも路地を入ると三軒長屋が堂々と佇む。

そんな路地中にあるのが中華そば「和楽」。2010041312240000  

見事な外観。

以前からここを通る度に横目で眺めながらもずっとスルーしていたが、この度は勇気を振り絞って入店。

それほど入り難い。

せーので暖簾を潜って引き戸を開けると、老齢のおじさんが「どうぞいらっしゃいませ」と丁寧に迎えてくれた。無愛想な小難しい親父を勝手に想像していただけに、これはちょっと意外だった。

店内に入った途端の漂う匂いも良い。

入り口から想像される様に狭い店内。両端に3名づつが座ればいっぱいのカウンターにテーブルが一つ。

外観だけではなく店内の内装や調度品に至るまで丁寧に使い込まれている。

メニューからラーメンを1丁600円を頼む。料理は息子さんが担当の様だ。2010041313290000_2

程なく銀の盆に乗せられて仰々しく運ばれて来た。

鶏ガラと牛脂の匂いとスープの色、一口啜ると口腔内に広がる生姜の風味としょっぱさ、これぞ文句無しの東京ラーメン。

どんぶりの模様も双喜と龍。

あっと言う間に完食したが暫くその余韻に浸る。いや旨かった。そして懐かしかった。

お勘定をすると、息子さんが「お待たせしてすみませんでした」。コチラはちっとも待っていない。更にはおじさんが、「ようこそいらっしゃいました、またよろしかったらお立ち寄り下さい」とご丁寧な挨拶を受けた。

実に心の篭った温かい接客はこちらの気持ちまで も豊かになる。

何と真っ当な店だろうか。物見遊山で立ち寄った事が恥かしい。興味本位で立ち寄る余所者などよりずっと前から地元の方々に長らく愛されて来ての現在なのだろう。

夕方より仕事関連で400名ほどのパーティー。

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いつもながら名刺交換だの挨拶だので辟易するがこれも宮仕えの悲しい性。

前菜からメインまで、シャンパンに始まり、ビール、ワイン、ウイスキーと飲み倒し、デザートの前にフェードアウト。

自宅に帰ったらSちゃんが、娘の入学祝にとわざわざ花束のプレゼントを持って来店していた。ありがたい。

遠山景元。

今日は昼より近所の公園にて、今シーズン最後の花見の宴。

曇天模様の予報が覆り青空も覗いた。

そしてこの気温、絶好の花見日和。

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口開けはM酔軍氏とお内儀E子さん・I上ママ、それに我々夫婦と娘の6名で開宴。

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先ずはビールで乾杯。M酔軍氏とコチラは直ぐに日本酒に成る。

M酔軍氏が持参された新潟は長岡の銘酒「純米大吟醸 得月」。

玄米を28%まで磨き醸し出される。円やかでサラリとした香味は正に純米大吟醸。

儚く散り往く桜を愛でながらの酒は、何とも風流で格別である。

その後、Sちゃん・I井さん・I上さん・I上家の長女T子ちゃん・丸ちゃん・かっちゃん・S宮さんが合流。

幻想的で見事な桜吹雪が舞う中での宴はいよいよ盛り上がりを見せる。

肴は適当に持ち寄りで和洋中と多種多様。異論があろうが、洋とはナポリタンとポテサラ。

かっちゃんより提供された宮崎地鶏の「鶏たたき」が酒に合い実に旨かった。

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それに伴い酒も「土佐鶴」・「住吉」と過ぎていったが、これでお開きにする分けにはいかない

拙宅に移動して第二幕の始まり。

ここで登場したのがI上さんの中国土産「白酒」38度。ここでは「魔酒」とか「狂い酒」とか呼んでいる。

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当然M酔軍氏の音頭で「干杯」の一気飲み。因みにこの男性陣の平均年齢は恐らく50才ほどか。やんちゃ盛りだ。

案の定、I上さん・I井さんと自分の3名は見事に大破・轟沈。

めったに無いのだが、久々に記憶が斑で実に情けない。もしかしたら無礼な言動もあったかも知れないので、予め関係各位へお詫びしておきます。

スマン、スマン、オスマンサンコン。(横浜の蜷川様、失礼ながら拝借致します)はたまたワリーネ、ワリーネ、マリーネデートリッヒ。本日も反省の色無し。

伝え聞くところによると、前回「狂い酒」の餌食になった「かっちゃん」はさすがに学習していると見え、最後まで冷静だったそうだ。何と大人。

その後、I井家の次女「K・A」が合宿を終えて寄ってくれたそうだが全く知らない。

何はともあれシーズン最後を飾るに相応しい豪快で愉快な酒宴と相成った。

蕎麦屋の支那そば。

今日は朝から晴れて少し歩くと汗ばむほどの陽気だ。

こんな陽気では矢も盾も堪らず散歩に出る。

先日の桜祭りで家人と歩いた、常盤平から五香までのコースを独りで歩いてみるのも良い。

屋台こそ出ては居ないが、沿道の公園には今年最後になるであろう花見や酒宴を開いている方々も多い。

路面に舞い散り踊る桜の花が春風に吹かれて波打つ様に流れる。

気が利けばここで俳句の一つでも詠めるのだろうが、何分無粋ゆえそれも叶わない。

昼をちょっと過ぎたあたり。

「長壽庵」。

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暖簾を掃い、先日お邪魔した際にお世話になった店員さんに挨拶をする。

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取り合えず「清風」のガラス徳利を今日は常温で。お通しには「揚げシュウマイ」。芥子を乗っけて、これが中々イケる。

店員さんと先日の話などをしながら酒のおかわりと「鯖みそ」を追加した。鯖はもちろん塩焼きも良いが、味噌煮にすると鯖の脂が程好く抜けて、酒の肴には都合が良い。

当然蕎麦屋なら「もり」を手繰って〆と成るところだが、ここでは本日の目的通り敢えて「ラーメン」。

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チャーシューにナルト、メンマに海苔・ワカメと極々シンプルな盛り付けだが、このラーメンが旨い。しかも450円はどうだ。

スープは牛脂と牛骨それに鶏ガラか、程好い甘さと香り。麺のうねりも丁度良い。

以前にこちらで食べた時と同じ様に感激する。旨い旨い。

我が故郷では街の蕎麦屋さんでラーメンも出す店が多い。そして間違いなく旨い。その思いを追い求めて、蕎麦屋でラーメンがあるとついつい頼んでしまう。

その結果、しくじる事の方が多いがここは数少ない「当たり」の店。

そう、この匂い、この味が正しく我が故郷の「蕎麦屋の支那そば」に酷似している。

多目のスープの中で悠々と泳ぐ様な麺、これも良い。このバランス、独断と偏見ながら「中華そば」とはこうでなければいけない。

先日食べ逸れたので余計に思いが募った性か、その旨さに感激のあまり徳利をもう1本。

お店の方々に挨拶したあと満足して店を出る。

ラーメン好きではあるが「通」ではない。誤解を恐れずに言うなら、高々中華そばを1杯600円以上の価格設定をしている店はどうにも怪しい、と思うのはコチラの勝手だ。

酔い覚ましに来た道をそのまま引き返し、桜のアーチの下を歩いて帰った。

はらりと。

今日は(も)桜の匂いに誘われて近所のもつ焼き「鳥一」にちょんの間。

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桜もそろそろ少しづつ散り始め、今週末あたりが花見も最後になるだろう。

ところで、敬愛する「白雲去来」の記事に、桜の「咲いて、散る」に対して梅は「ほころび、こぼれる」と表現すると載っていた。改めて日本語の奥深さとそのニュアンスの多彩さに感銘を受ける。

鳥一は老齢なご夫婦がこの地で営んでらいらっしゃる地元密着の焼き鳥屋さん。

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取り合えずのウーロンハイを頼んだら、お通しに「竹輪の磯辺焼き」。以前ここのお通しのポテサラに甚く感動した記憶がある。こんな何でもない極普通のお通しだが酒の邪魔にならずに良い。

今日の焼き物は「カシラ塩」「軟骨つくね塩」「ネギ間タレ」。全て岩手の十文字チキンカンパニーの菜彩鶏を使用しているそうだが、残念ながらコチラはその違いが分からない。とにかく旨けりゃ何でも良いわけで、これらも普通に旨い。

居丈高に下町のそれらと比べるのは野暮と言うものだ。ここはこれで十分。

珍しく最後までウーロンハイで通した。この店からなら自宅へは這ってでも帰れる。こんな時こそ大破・轟沈しても良さそうなものだがこう言う時に限って酔わない。

これからの季節1軒ぐらいの寄り道では外はまだ十分に明るい。なんだか得をした気分になるのは自分だけか。

昼夜桜。

曇天模様の花冷えの中、昼過ぎころより家人と桜祭りへと出かける。

八柱から五香までのおよそ3kmのこの通りは、日本の道100選にも成っていて沿道に植えられた老木の桜が満開になるこの頃はそれは見事なものである

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新京成線沿いにある為、この桜祭りは大勢の人出で賑わう。祭りとなれば当然テキヤさんの出店。昨今はシロウトさんの安易な店も多いがやはりそこはプロ、出し物が違う。

射的・型抜き・輪投げなど、どれも腕が鳴るがグッとこらえて涼しい顔をしながらやり過ごすのに苦労した。

B食グルメの影響だろうが今年は「富士宮焼きそば」や「肉巻きおにぎり」の店が多くどこも繁盛している。

歩きながらつまみ片手にビール、またはオープンエアーの簡易テーブルなどで腰を据えて呑っている人も多い。それらの店を冷やかしていたら五香へ着いた。

丁度良く喉も渇きホルモンの「しちりん」へお祭りの土日は昼12時の開店らしい。

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コチラはチューハイと家人は生ビールで乾杯。

この寒さのお陰で目の前に置かれた七輪が暖かい。

焼き物は「シロタレ」「カシラ塩」「ナンコツ塩」で。

メニューに「豆腐カツ煮」とあったのでついでに頼んだら、カツ煮のカツを厚揚げ豆腐に置き換えたもの。まぁこれはこれで旨い。タコぶつもあったのでもちろん。

家人が頼んだ「ガツ柚子こしょう和え」がさっぱりして旨い。

その頃こちらは芋焼酎の「お湯割り」にしたが家人は「生」のまんま。何杯かやっつけて店を出た。

酔いに任せて来た道をちょっと戻り、ラーメンの美味しい蕎麦屋、「長寿庵」。

「御宿 かわせみ」の様に「長助」は現れないが、その代わり元気なおばさんが迎えてくれる。

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秋田の両関酒造の清風を温燗で。家人は相変わらずビール、どこにそんなに入るのか?などとは聞かない。

温かいものが欲しくなり、日本酒ならと天婦羅盛り合わせ。やはり天婦羅には日本酒でなければいけない。この海老の弾力のある歯応え、飾らない衣の厚さも申し分ない。これぞ市井の蕎麦屋、これで良い。

あとはカレー丼の「あたま」。しょっぱ目のに片栗。具は玉ネギと豚肉だけ。これがまた心身ともに温まる、冷めてもそれはそれで良し。

隣の席に偶然居合わせたご年配のご夫妻。

ご主人が祭りの宵と酔いも手伝い、コチラに話しかけて来られた。

話すうちに、何と共通の親しい知り合いが居てお互い驚く。

しかもこの方、現在は引退されているが、経営されている製靴会社の工場を左沢(あてらざわ)にもお持ちとの事。

寒河江の「慈恩寺蕎麦」や間沢の「玉貴」の話題で大いに盛り上がる。

故郷の賛辞を受けるのはいつになっても嬉しいものだ。

丁度我々の親の世代で、ご主人は北海道で奥様は小笠原群島のご出身だそうで、お二人の馴れ初め、硫黄島の玉砕、靖国の英霊の合祀など、実地で体験されているこの年代の方の話を聞くのは実に興味深く面白い。

ガラス徳利も4、5本空いた頃、またの再開を約束してお開き。

辺りは既に夕まづめ、祭り提灯にも灯りが燈る。

家人と共に提灯と一緒に揺れながら家路につく。

春高楼。

只今お江戸は桜が満開。名所の一つ上野のお山も大変な賑わいを見せていた。

そんな中、今日はM酔軍氏よりお誘いを受け品川でお花見。

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M酔軍氏と待ち合わせをして会場の公園へと向う途中、大守氏を前方に発見。

その哀愁を帯びた後姿に思わず山頭火の「うしろ姿のしぐれてゆくか」の句を連想してしまった。因みに余談だが、酒と女にだらしの無い山頭火にはもう一つ「どうしようもない私が歩いている」と言う句もある。あくまで余談だが見事な自由律ではないか。

閑話休題。

高層ビルを仰ぎ見ながら公園へ着くと、M酔軍氏が統括されている部署の方々が既に準備万端で迎えてくれた。

お手製の煮込みの他、さすが大手食品会社のこちらは食べ物の殆どが自社製品。

「えだわさ」と「焼きそば」が旨い。「えだわさ」は枝豆の山葵味、有りそうで無かったが無論つまみには抜群。焼きそばも麺の太さと濃い目の味付けは、二・三本でつまみになり酒の邪魔にならずこれまた呑み助には都合が良い。

先ずはビールサーバーから注がれたプレミアムで乾杯。

この度のアルコール類は、このビールをはじめ「羽黒山」や「櫻正宗」などの日本酒とワイン・缶チューハイ、それに電気ブランなどなど。

若い方々はこの電気ブランをご存じない様で珍しそうに味見をしておられた。

無類の電気ブランフリーク大守氏の、ビールをチェイサーに電気ブランを煽る「神谷バー飲み」は圧巻。

宴も酣、途中に数少ない他社商品の「ホテイのやきとり缶詰」が開けられていたのには正しくこれぞ正調花見と感嘆した。

酔い覚ましと買い物ついでに辺りを散策。

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東京湾を控えているこの辺りには運河が多い。お江戸の名残りか天王洲運河にある「船清」。

品川遊郭が栄えたその昔なら猪牙舟で舟宿へ繰り出し、粋なお姉さんと二階にしけこむのも乙なものだったろうに。

M酔軍氏のお内儀E子さんとご令嬢のH嬢も合流して、一門の方々のその強烈なキャラクターを楽しみながらの楽しい花の宴もお開き。

皆様方には大変お世話になった。

ご挨拶をして駅へと向う途中、話のタネに最近話題の天華の 「コショウそば」と思い港南九龍エリアへ紛れ込んだが残念ながら定休日。

コンビにでチューハイを買い夕暮れ迫る街並みを肴に一缶呑り終え電車に乗った。

苔生す。

昨日からの凄まじい暴風雨も治まり、本日は西船で後援会の打ち合わせ。

それまでちょっと時間がある。

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暖簾を潜ると、表情も態度も紛れも無くチャイニーズ系の女の子達にカウンターに通される。

先ずはチューハイ。お通しはいつものキャベツをマヨネーズソースで。

つまみは「レバ刺し」や「馬刺し」「カレー煮込み」を頼みたいところだが、これから打ち合わせで人に合うの為ニンニク系は見送り、「ナンコツ」と「カシラ」を塩で焼いて貰う。残念ながら当然付け合せの「ニンニク味噌」も素通り。

そのままでも十分美味しいが、「醤油を掛けないポテサラ」の様でやはりちょっと物足りない。

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隣のお客が「赤ウインナー」を頼んでいたので、コチラも相乗りしようかと思ったら、品書きに「マグロのカマ焼き」を見つけた。

早速頼んだら「今日のはちょっと小さいからマケておくよ」と、ここのおにいさん。

昨日からこんなのばっかり。

実はここのもう一つの名物は食べ物でも飲み物でも無く、カウンターの中に居る「ちょっと歳のいった」ファンキーな、このおにいさん。

何が凄いって、いつも着ている「コックコート」が尋常で無いほど見事に歴史を吸っている。

「ちょっと綺麗好き」の方なら恐らく見た時点で卒倒するに違いない。それほど凄い。しかしながらそれとこの店の味とは全く関係無い。念のために。

「LAYLA」や「ボヘミアンラプソディ-」などをBGMにチューハイを3杯ほどやっつけて待ち合わせの店へと向った。

駅の反対側にある居酒屋「一九」。ここは何度か訪れている。

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我儘なもので、ここはまた綺麗過ぎてどうにも落ち着かない。

「二階堂」のボトルを頼みお湯割で呑る。

ここは極々普通の居酒屋で、あまり期待もしていなかったが、「玉子入り煮込み」が思いのほか旨かった。

ボトル2本が空き、日付が変わる前に終了。

春のほころび。

4月に入り暦通りの暖かさで拙宅のすぐ下の桜道の桜が大分咲き始めた。2010040111440000_3 2010040114510000

道端には健気にもムスカリの花が今を盛りに鮮やかなコバルトブルーの花色を放っている。

今年は心なしか春の季語としてもよく歌われる沈丁花の芳香が少ない様な気もしたが、これから暖かくなるにつれて春の草花が一斉に咲きほころぶ。

雪国育ちのコチラは待望の季節を前に柄にも無くその芳しい香りに思わず心が勇躍する。

そんな中、馬橋にある蕎麦屋。.20100401130800002010040113120000

「そばきり うめ吉」。

この場所には以前「真っ当な普通のらーめん」で人気を博した「らーめん ひがし」があった。

取り合えず日本酒を冷やで。と頼んだところ、優しそうなご亭主が一瞬うろたえた。

よくよく聞けば、冷や酒の在庫が1合分に満たないとの事。

実質7酌程度の入った徳利とぐい飲みを運んで来て「申し訳ありません、御代は結構です。」と。それに「板わさ」までサービス。

それではコチラの方が申し訳無い。食券で既に支払っている酒代を返そうとするご亭主を押し戻しながらも、成り行きでお言葉に甘えてしまった。しかしこのまま帰る分けにも行かず、焼酎を1杯追加した。これでチャラか?

「酒を飲まないくらいなら蕎麦屋へなんぞ入るな」。とは崇拝する池波正太郎先生のお言葉。蕎麦にはやはり日本酒でなければダメなのだ。

最初に酒が足りないと分かった時点で店を辞するべきだったか。まだまだ修行が足りずからっきし意気地が無い。

何となく恐縮しつつ店を出て駅の反対側へと回る。2010040114190001 2010040113320000 2010040114190000 2010040113370001

おでん「あら川」。

富嶽三十六景の一つ、「凱風快晴」の暖簾を潜る。

随分久しぶりの訪店になる。相変わらず優しい笑顔のおかあさん。

ここのおかあさんは浅草は観音裏で40年間屋台を引いていた。

亡くなられたご主人は任侠道の方で波乱万丈の人生を送られたそうだ。

店内にはその当時の名残りで今でも屋台が留められていて、その上でおでんが煮込まれている。

「会津ほまれ」を「ちょっとだけ温めて」と注文をつけると、一升瓶よりチロリに注いでおでん汁の中で温めて、こちらの合図で「日向燗」程度になったものを角七酌酒グラスに並々注ぎ、当然受け皿にも溢しぼしてくれる。

「大根」「すじ」「練り物」など適当に見繕ってもらい、おかあさんの浅草時代の昔話に聞き入った。あっと言う間に酒グラスと受け皿が空き何度目のお代わりか定かでない。

丁度良い頃におかあさんと常連さんにご挨拶をして店を出た。

酔い覚ましと興に乗り、南風のなか桜の道を歩いて帰る。

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