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2010年3月

待乳山参詣。

今日は生憎の曇天模様。それに肌寒い。花冷えとはよく言ったものだ。

それでも浅草は昨日に引き続き観光客で賑わっている。2010032811180000_2 2010032811200000_2

二天門を横目に江戸通りに出て更に進むとちょっとした丘陵が見えてくる。

ここが本日の大命題「待乳山聖天(まつちやましょうでん)」。

本堂までのアプローチに江戸の名残りの見事な築地壁を辛うじて見る事が出きる。

ここのシンボルは「大根」と「巾着」。

毎年1月7日にその大根を「風呂吹き大根」にして大勢の参拝客に振舞われる「大根祭り」でご存知の方も多い。

お参りの前に手水舎にて両手を洗い口を漱ぎ浄め、本堂へ進むとご本尊の毘沙門天の前のその中央に堂々と大根と巾着が設えてある。

一通り無病息災や家内安全などを祈願する。

此度の参詣のもう一つの目的。2010032811240000

ここは昔は浅草聖天町と言った。

粋作家「池波正太郎」はこの地で誕生している。

そのモニュメントがあるという。

池波ファンのコチラとしては放っておけない。

参道の入り口、階段脇に確認した。

この時点で11時を少し回った時刻。

言問い通りまで戻り交差点を左折して言問橋を渡る。この肌寒い中でも大川端には出店もチラホラそれに伴い花見客も出ている。

上総屋を過ぎて6号を四つ木橋方面へ下る。目指すは勿論「丸好酒場」。

目出度く口開けと同時に入店。Photo Photo_2

程なく満席。

何も言わなくても氷無しの「本格下町ボール」が供される。

一心地着くと、さてつまみ。

ここでの必須、天下無敵の煮込みは一人ではちょっと量が多い。そこで娘さんに「少なめに出きる?」と聞いたら「ミニね」と笑って応えてくれた。相変わらずの美味さに感激する。

本日のアラカルトより「昆布と氷下魚の煮物」を選ぶ。これも歯応とえしょっぱめの味付け、共に申し分ない。

更に「しめ鯖」。鮮度の良いうちに〆るので旨味が凝縮され、酢とのバランスがとても良い。

立て続けにボールがあっと言う間に進む。

ここで天下御免の「じゃがカレー」登場。Photo_3

この甘辛さは迷う事無く正真正銘「つまみ」。

ここのおかあさんが言う様に、この味付けではご飯には合わない。

それがひとたび酒のつまみになると絶品の味わいに変わる。

ゴツゴツのジャガとニンジンが旨い旨い。更にボールが進む。

先ほどの煮込みをわざわざ「ミニ」にしなければ「じゃがカレー」までは手が伸びなかった。食い意地の張った、欲張りの知恵か。

この丸好酒場、4月5日から4月22日まで長期の連休をするそうだ。それまでにあと一度は行きたい。中毒症状が出る前に。

聖地見参。

今日は夕方に上野で野暮用があり、それまではフリーなので予定を組む。

午前11時に呑み助達の聖地「京成立石」へ到着。

改札を出て階段を転げ落ちる様に降りる。2010032711560001_2 2010032711080000_2

階段を降りた直ぐ側の愛知屋のハムカツ・コロッケ・メンチカツなど、垂涎ものだが今日はかまっていられない。

逸る心を抑えて角を曲がると、げっ!、土曜日は12時の開店の筈だが既にこの時間に店が開いている。

立石の代名詞、「宇ち多”」。

しかも当然の如く行列。

裏にも同じく列を成している。

表か裏か迷ったが、正当に表の殿に並んだ。2010032711260000 2010032711370000_2 2010032711410000 2010032711480000

暫くして仕切り名人の「あんちゃん」に店内へ導かれた。

取り合えず、「梅割り」。

角七酌酒グラスに並々と注がれる宝焼酎。

そこへ、ほんの気持ち程度の梅シロップ。殆ど生の焼酎が受け皿へ滴る。

注文なしの「煮込み」に「レバタレ」。注文付けの「カシラ素焼きお酢」「アブラ少ないとこタレよく焼き」と、立て続けに「宇ち多”の呪文」を唱える。どれも2本で180円。因みに梅割りも同じく180円。

行列が滅法苦手でしかも一人なら尚更。しかしこの店なら仕方が無い。この煮込みや絶品もつ焼きを食べるとつくづく安堵する。素晴らしい。

梅割り三杯で〆。いやはや旨い。

次は駅の反対側へ渡り平和橋通り方面へと暫く歩く。2010032712330000 2010032713070000 2010032712420000_2 2010032713130000

やがて「倉井ストアー」が見えてきた。

その名の通り、二つある入り口の左側は普通の食品ストアー、右側が食堂になっている。

こちらのシステムは左側のストアーで飲み物を自分で選び手に取り、カウンターにあるトレーの惣菜を選んで皿に盛り付けてもらう。

先ずは「ハイリキ」280円に、隣のおじさんのが旨そうだったのでそれに習い「あこう鯛の粕漬け焼き」。

ちょっと小腹が空いたのでナポリタン280円だがそれでも普通の量はある。

ここで「下町ハイボール」に替える。

旨いなぁ~、このナポリタン。イケるね。ケチャップの上に少量のミートソースも混ざっている。各テーブルに置かれているレギュラーサイズのお酢を回し掛けるとまた美味しい。

フライ物・オムレツ・おでん・ラーメン(350円)、その他定食の「おかずだけ」でも頼めるので品数があり、それだけで楽しいね。

徐々に酔いも回ってきた。

浅草まで出て「ホッピー通り」を冷やかそうかと思ったら、この晴天の土曜日と言う事で浅草は凄まじい人。

このままでは人酔いしそうなので、春風に押されながら上野まで歩く。

2010032715150000 2010032715190000

上野もこの節、浅草同様凄い人出だ。

正に人を掻き分け「たきおか」。

思ったほど混雑していないので奥の樽を独り占め出来た。

ここの「煮込み」と「もつ焼き」も中々のものだが、何せ今日は「宇ち多”帰り」、相手が悪い。

「チューハイ」と最近の定番、「生海苔」に「塩らっきょ」。

野暮用の時間までここで暫く戦ぎ店を出た。

八柱酒宴。

今日は戦友のお一人O畑さんよりお誘いを受けて八柱へ。

先日のお彼岸時にはここら辺りはかなりの大渋滞だったに違いない。2010032316350000_2

2010032316360001 2010032316540000 2010032316580000

本日は八柱駅ビル下の「大漁船」。

店内に入ると、テーブル席の他に広い座敷もある。

儀礼的に瓶ビールで乾杯。

お通しは嬉しい事に「白子ポン酢」。

つまみに「活き鯛」「活き平目」「活きシマアジ」の三点盛り。新鮮且つ肉厚で申し分無く美味い。2010032317060000 焼き鳥なども3本250円で提供している。隣のご婦人方は本日の目玉、大ぶりな「カサゴの唐揚げ」を食していた。人気の秘密はこの辺りだろう。

ここでそば焼酎「雲海」のボトルを頼む。

先日ご一緒したO川さんや今日ご一緒のO畑さんがこれまでの三年間、いや都合6年間の事情を察してコチラを労ってくれる気遣いがありがたい。お互いひと安心。

そんなこんなで感慨に耽っていると、ある事に気が付いた。

この店の店員さんは失礼ながら年配の女性方が6名ほどフロアーで元気良く頑張っている。その性か同じ様な年代のお客さんが多く、繁盛している。

この店のこの状況ではで我々二人もまだまだ若手。

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ここに居る我々以外のお客さんは勝ち組世代だね、などと話が盛り上がりつまみを忘れてしまった。

急いで頼んだのが「烏賊の丸焼き」と「タラの芽の天婦羅」

イカ焼きと言うと、故郷の「お薬師様のお祭り」の屋台で売られていた「イカのポッポ焼き」を思い出す。

その時のまるで寅さんの様な威勢の良いおばさんの「啖呵売」が懐かしい。

プリプリのイカが程好く焼かれて、それをちょっと甘めのタレに潜らせたその香ばしさが何とも言えず郷愁をそそった。

旬のタラの芽は滋味に富んだ深い味わいが塩と馴染んでとても美味い。これも故郷の味で春を感じる。

O畑さんの「得意技」はそれまで普通話をしながら呑んでいると、突然急にガクッと眠りに落ちる事だ。

あっと言う間にボトルが空いたが、「得意技」が出そうなので惜しみながら本日はお開き。

芽吹き。

今日は朝から家人の叔母さんのお参りに館林へ向う。

外環から東北道で館林インターへ1時間少々で着いてしまう。

帰りの東北道の反対側下り車線で車が真逆を向いてクラッシュしていた。当然大渋滞。家を出るのがもう少し遅れていたらこれに嵌っていたかと思うとゾッとする。

午前中にコチラへ戻り、両親の眠るお寺へお参り。これまで散々ぱら不摂生をしているくせにこんな時ばかり両親に手を合わせる、何とも身勝手な事この上ない。

お寺の入り口に「人生一生、酒一升、気が付けば空」と書かれた標語があった。

これは「酒一升は人生一生と同じなので大切に呑みなさい」と言う意味・・かどうか分からない。いずれにしても中々粋な和尚だ。

自宅へ帰り、JRの最寄駅まで散歩と昼食を兼ねて家人と歩く。家の側の桜並木も大分膨らんできた。あと少しで呑み助待望の季節がやって来る。

以前からちょっと気に成っていた餃子屋が目的だが今日は定休日らしい。2010032213440000_2

さてどうしたものか。蕎麦屋かラーメン屋か、迷った挙句結局ここ。

昨日も来た様な気がするが、まぁいいか。

それにしてもこの階段、結構斜度もあり階段の下は直ぐ道路になっている。蒲田行進曲でもあるまいし酔っ払って転落したら大事になりかねない。余計なお世話だ。

店内に入ると食事だけのお客さんや、ちょい呑みのお客さんも結構居た。

2010032213560001 2010032214000000 2010032214040000 2010032214190000

家人は「サッポロ赤☆」、コチラは正一合の樽酒「杉蔵」で乾杯。

朱塗りの升に「ちゃんと」粗塩も。

メニューを見ながら、「これ昨日頼んだっけ?」「食べた様な気がする。」などと、おバカで脳天気な夫婦。

「月影兵庫」か「花山大吉」よろしく、「おから」と「焼き鳥」の塩とタレを二本づつ、それに塩キャベツ。昨日の暴飲暴食の後にはこれくらいが丁度良い。

暇つぶしにメニューに載ってる「親子丼」の「あたま」を店員さんに頼んでみたら、そこはチェーン店の意地だろう、きっぱりと断られた。当然だ。

〆にざる蕎麦を頼んだら燗酒を飲りたくなり我が故郷「大山」に替える。こちらもきっちり2合ある。

15時よりランチメニューからディナーメニューに変わるとの事だったが、二日連チャン鼻っから長居するつもりは無い。

階段を転げ落ちる前に店を出た。

彼岸荒れ。

昨夜からの強風雨のなごりでまだ風が強い。

今日は娘の後輩達の応援で代々木体育館まで。最寄駅の神宮前まで千代田線1本で行けるので便利が良い。

やはりオレンジコートは、野球の甲子園同様に独特の雰囲気を醸し出すのだろう。残念な結果に終わったがまだ時間がある、また頑張れば良い。

会場で一緒になったM酔軍氏ご夫妻と急遽と言うか、当然一献。

日曜の夕方何処にしようか迷ったが、M酔軍氏の妙案で町屋の名店「ときわ食堂」に決まり。

逸る心を抑えきれず、改札を出ると年甲斐も無く小走りに成る。

危惧した通り、満席。今日は寿司カウンターも同じく満席に近い。さすが真っ当な商売をしている人気店だけある。

暫く並んで漸くテーブル席が空いた。

この店、実はここからが大変。数あるメニューの中から注文したいつまみを選ぶのが一苦労。それほど呑兵衛には魅力のある「つまみ」が並ぶ。

先ずはM酔軍氏とコチラはチューハイ、E子さんと家人は声を揃えて「生中」を頼んだ。Photo Photo_2 Photo_3 Photo_4

つまみは何時もの定番からスタート。

「刻み山葵」・「かに味噌バター」・「イカ肝珍味」・「牛スジ煮凝り」それに「納豆の磯辺揚げ」と「にんにくの丸揚げ」。どれもこれも美味い。

途中にネギトロ巻きを頼んだが、ここの巻物はシャリはもちろん海苔が絶妙に旨い。

運んできた板さんが「刻み山葵」を指差し、「これは一気にがばっと食べたほうが美味いよ」と舌をペロッとだしながら言ったが、こちらはそんな手には乗らない。マッチ棒の先ぐらいでも十分辛いのにそんな事をしたら大変な事になる。まったくお茶目な板さんだ。

口開けはチューハイだったが、一瞬白ホッピーに移りそのご素早く温燗になる。Photo_5 Photo_6

こちらの旦那さんに本日のお奨めを聞いたら「ホッキ貝刺し」との事、「ひかりもの盛り合わせ」と「ハムカツ」もあわせて。

注文する順序がめちゃくちゃの様だが、この店を訪れた方ならこの気持ち分かる筈。

数あるメニューから、まるで「宝物探し」の状態なので、「見ぃ~っけ」とばかりに直ちに注文したくなる。これは致し方無い。Photo_7

段々に酔いが浸みてくる。

「バラカツ煮」。こんなつまみも呑み助には嬉しい。

その他にも「にんにく味噌漬け」や「イカの塩辛」を頼んだ。

あっ、そうだ「レバニラ炒め」も。写メには残ってないが記憶には残っている。

思いがけず、「本気呑み」の楽しい酒宴になった。

京成線で帰るM酔軍氏ご夫妻とここで分かれ、一路帰宅の徒に着いた。

オレンジコートで色々大変だったSちゃんに連絡したら、我々の少し後の電車に乗っているらしい。今日の慰労も兼ねて、JR最寄駅前の「天狗」へとの事になった。家人はビール、こちらは大徳利。

「タコのカルパッチョ」「ピザ」「コーンバター」などなど。

暫くして下戸のSちゃんが合流。一体どっちの慰労会なのか分からない。

いや酔った、酔った。

繁盛思草。

今日は戦友のO川さんのお誘いを受けて、JBLのアイシンホースVSトヨタアルバルクの公式戦を観戦する為に錦糸町駅で14時30分の待ち合わせ。

会場の墨田総合体育館は本日が杮落としとの事で綺麗で立派な体育館。

4クォーター二時間足らずの試合時間、いやいや実に面白かった。これほど面白いとは正直思ってもみなかった。

迫力のある白熱した試合内容も然ることながら、まさか高橋マイケルが今でも現役で活躍していようとは、恥かしながら知らなかった。それだけでも大満足。

「ついで」に言うと、インターバルやハーフタイム時のチアガールも良かった、かな。

会場を出ると丁度酔い時間帯。

仕事柄、総武線・京成線の下町酒場に精通しているO川さんに今日はご案内していただく。

ここ錦糸町は歓楽街としての歴史もあるし、「ウインズ」があるせいか表通りや路地裏には午前中から元気に開いている酒場が多い。観光客が居ない分浅草よりもディープで猥雑感が誠によろしい。2010032017520000

先ずは先日の錦糸町巡りで行きそびれた「小松」。

人や車の往来が激しい14号線沿いにあるものの、「人を寄せ付けない外観」に耐えて店内に入ると、コの字型のカウンターにテーブル二つ。

奥には座敷もある。間口からは想像出来ないほど奥行きがある。

カウンターは緒先輩方でほぼ満席。テーブル席に案内された。

2010032017050000_3 2010032017270000_3

席に着くなり「ボール」で乾杯。

「鶏皮炒め」が切れていたのは残念だったが、つまみには、「肉豆腐」と「イカフライ」。

煮込み過ぎの甘じょっぱい「肉豆腐」も、衣がメインの「イカフライ」もこの雰囲気ならまったく気に成らない。

ボールにも良く合う。

暫くして二軒目へと向うは「平井」。

恐らく記憶違いでなければ、この駅に降り立ったのはこの度が始めてではないだろうか。

恐縮だが、錦糸町や新小岩に挟まれてちょっと地味な感じは否めない。しかしそこはお江戸、「匂いのする」好い感じの路地裏も多い。

続いて案内された「松ちゃん」が満席だったので、「予約」をして次ぎの店に向う。

蔵前通りにある平井の名店「豊田屋」。2010032018570000

カウンターに空きがあり、運良く滑り込ませて頂いた。

「綺麗に汚れている」カウンターも名店の証だ。

「豊田屋」と言えば「鍋」。

ボリューミーで美味しい「あんこう鍋」や「白子鍋」などが安価で食する事が出来る。

2010032018240000 2010032018340000 「AZUMA炭酸」で割った「ボール」を頼んで、つまみはO川さんご推薦の「レバ刺し」と、ここはやはり「鍋」と言うことで、この度は「ねぎま鍋」。

これぞ正調レバ刺し、鮮度の良さは歯応えで分かる。

予想はしていたものの1人前の「ねぎま鍋」のその量の多さに驚く。そしてその旨さにまた驚いた。

これで元がとれるのかねぇ?などと二人で余計なお世話を焼きながらボールがすすむ。

律儀にも先ほどの「松ちゃん」からO川さんの携帯に「席空きましたコール」が丁度良いところに入り、満足のうちに豊田屋を後にした。2010032018110000_2 2010032019070000_2

満を持して暖簾を潜ると、カウンターに座敷があり、店内は老若男女で賑わっている。

メニューも豊富で価格もどれもお手頃。

パニくってもおかしく無いほど混んでいるのに、店の方々はにこやかで丁寧な対応が実に好感がもてる。

こうの様な真っ当な店が繁盛しない道理が無い。

ボールに飽きて、ここで「温燗」に成る。2010032019120000_2 2010032019240000_2

刺身系が美味しいというO川さんからのレクチャーに従い、「マグロの赤身」と「タコ刺し」。

どちらも予想通り旨い。特にこのタコはイケる。

徳利もすすみ、数ある品数の中から本日の「おすすめ」を聞いたら、「若鶏の鉄板焼き」との事で早速頼む。

一口食べる毎に表面の香ばしさと鶏肉の旨味がしみ出てくる。さすが「おすすめ」。

最後は再び「ボール」に戻り本日の〆。

下町の「底力と奥深さ」をまざまざと見せつけられた。

昭和の香り。

四日間の拘束からやっと解き放たれて、今日は会社の先輩で元は直属の上司のI岡氏と久々の一献。

昭和通りを岩本町方面に進み神田川に架かる和泉橋の手前を地下に潜る。住所で言えば神田佐久間町の大衆酒場「山城屋」。2010031817330000_3 2010031817370000_2

階段を降り、入り口を入ると忽ちそこには昭和の香りが流れる。

手前にはどこか哀愁の漂うバーを彷彿させるカウンターと、奥にはテーブルが三つ。

六時の開店に少し早いが、ママが優しく招き入れてくれた。

壁に貼られた様々な品書きでこの店の「昭和度」が分かる。ママに聞いたら今年で45周年だそうだ。

店内に流れる「sentimental journey」でjazzyな、そして昭和な雰囲気の中、コチラは「ハイボール」とI岡氏は「生ビール」に瓶の「ギネス」を加えたハーフ&ハーフで先ずは乾杯。2010031818000000 2010031818060000

つまみは「鯨ベーコン」と「ニラ玉」、それに「ハムカツ」。

これがまた旨い。

この鯨ベーコンは「この種」のそれらにありがちな「クセ」が全く無い。

ニラ玉の味付けや、ハムカツの揚り具合も丁度良く手習の仕事が窺われる。もちろん、鯨ベーコンとニラ玉には醤油、ハムカツにはソースをたっぷり掛けて頂く。

その後二人で「電気ブラン」を頼み、完全にあの時代に「入り込む」。

六時を過ぎたあたりから、カウンターは常連さんでほぼ満席。店全体に和やかな雰囲気が漂うのはママのお人柄からだろう。2010031818180000 2010031818030000

結局コチラは「会津ほまれ」の燗になったが、I岡氏はチェイサーこそ水だがそのまま電気を呷る。

この方とはお互い性格は全く違うが、生い立ちや物事の優先順位、音楽的趣味なども似ており、BBKINGなども一緒に観に行ったり、夫婦同士のお付き合いもさせて頂いている。

由って、仕事と之プライベートを織り交ぜた昔話や現在、今後の話などで盛り上がった。ましてやこの酒や肴である。

暫くしてお勘定を済ませると、ママが来た時と同じに優しく送り出してくれた。

「名店だねぇ」。いつもは横浜は「野毛」辺りをホームにしているI岡氏も、「武蔵屋のそれに似ている」と感心していた。

二人納得のうちに再訪を約束して本日はお開き。好い酒席だった。

楽天地。

今夜は後援会の打ち合わせが西船である。

会社を出てアキバから総武線に乗るが、待ち合わせ迄ちょっと時間があるので錦糸町で降りた。

ここは東京の東方の歓楽地としてその名を馳せた駅だけあり、怪しいエリアもある。

南口より出て裏通りには目もくれず14号線沿いを歩く。大通りをWINS側に渡り更に路地を進むと見える大衆酒場「もつ焼き 三四郎」。2010031718110000 2010031717440000 2010031717470000 2010031718000000 2010031717540000

昭和26年創業の堂々たる面構え。

暖簾を潜り店内に進むと白木の変型コの字型カウンター。片側は常連さんで既に埋まっている。カウンターの中には着物姿の昔は美人だったであろう老齢の女将さんが店員さんとお客を取り仕切る。

壁に掲げられた数ある品書きを見渡すと、いつもの下町価格より若干高めか。

「ボール」に「マカサラ」と「板わさ」を頼む。

マヨ多目のマカサラに醤油を回し掛け、それをボールで飲るとこれまた格別。

厚めに切り揃えられた板わさんのその弾力と旨みに驚く。美味い。時間調整の「ちょんの間」のつもりだったが、それが引き金になり堪らず日本酒へ移行する。

斜向かいの常連さんが「神輿がどうのこうの」「隣の町会からは文句は言わせねぇ」などと威勢の良い江戸弁で啖呵を切っていた。見ていて小気味良い。

もつ焼きを頼もうと思ったら、「鰻のくりから焼き」があったので迷わずタレで注文する。焼きたての熱々に山椒を振掛け一口齧ると、濃厚な甘みが旨い。これ一品で楽々燗酒2本は空く。

時計を覗いたらそろそろ時間。もう少し探索したい気持ちを抑えて駅へと急いだ。

和顔愛語。

夜半からの豪雨も上がり、暖かな朝を迎える。TVの天気予報によると、3月半ばのこの時期に20℃を超えるとの事。しかし夕刻からは冷え始めコートが必要だと。厄介な気候だ。

出社する前の心地よい朝に新御茶ノ水で降り、湯島聖堂を横目で眺める。2010031607350000 2010031607350001

心なしか朝もやがかかる先に朱色の鳥居と同じく社殿が佇む。

朝日に映える「神田明神」。

今年初めに成田山新勝寺に参拝している事もあり、少し躊躇われたが、幾らなんでも素通りは無礼と言うものだ。

心の広い将門様もお許し下さるだろう。

鳥居の端を潜るとまだ7時を少し回った頃だと言うのに流石商売の神様、この時間でも老若男女参拝者の姿も多い。

お参りを済ませ社務所の脇を通り、「明神男坂」を下る。この辺りは粋な小料理屋も多く、その多くの店が屋号の前に「明神下 神田川」の様に、どこか誇らしげに「明神下」が付いている。

銭形平次もここら辺りに住んでいた、そうだ。

さて夕刻。道すがら金町は「ゑびす」へと赴く。2010031615180000 2010031615210000 2010031615260000 2010031615340000_2

下町と言えどもここ最近高層ビルが建ち並ぶこの一角に、ひっそりと佇む大衆酒場。

染込まれた藍色の暖簾を潜ると、いつもの飴色のカウンターが迎えてくれる。

相変わらず柔らかな表情で語りかける親父さんと、きりりと引き締める女将さん。このお二人の掛け合いが絶妙に良い。心も和むと言うものだ。

定番とその時々の旬の食材を使った品書きの板番から、先ずは「チューハイ」に「若わさび菜のおひたし」と「春キャベツの炒め物」で始める。

ほろ苦くも微かに辛いわさび菜が旨い。

春キャベツの炒め物はハム・もやし・鞘えんどうを油で炒めた物だが、やはり旬のはしり、歯応えと甘味が増してソースと実に相性が良い。

途中日本酒にしようかとも思ったが、このソースの香ばしさに、そのままチューハイを続けることにする。

調理担当の親父さんが仕事の合間にサントリー角をちびちび飲る姿が何ともほのぼのとして良い。

暫くこの癒しの空間を十分に楽しみ店を出る。

隣の駅で私鉄に乗り換え最寄駅へ。

改札を出ると吸い寄せられる様に「えきそば ときわ」2010031616170000_2 2010031616290000_2

日本酒の温燗と、鯖の塩焼き定食の鯖だけを頼む。

直ぐ様温燗が届けられ、つまみの鯖の塩焼きを待っている間にカウンターの下に乱雑に置いてあるコミック雑誌を漁ると、「乱」や「鬼平犯科帳」が備えられていた。

はは~ん、なるほど。燗酒を頼むと「熱燗か温燗か」を問われたり、つまみのその種類に頷けたり、もしかしたらこの店が呑兵衛に対して「分かってらっしゃる」理由が分かった様な気がする。嬉しくなり温燗を追加して〆る

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蕾。

日曜の朝は働く者の特権、昼頃までダラダラと過ごすのが一般的なようだ。

しかしコチラは遠足や運動会の前夜よろしく、休みの日に限って早起きに成る。

今日も4時には目が覚めて、CATVの雷様の「大菩薩峠」など昔の時代劇やドラマに現を抜かす。

そんな一日の始まりのコチラとは対照的に、漸く眠りから醒めた家人を誘い近所の蕎麦屋「新玄」へ11時半の開店に向う。

しめしめ口開け一等賞。2010031411410000 2010031411480000 2010031411500000 2010031411530000 2010031411550000

取り合えず瓶ビールで乾杯。お通しはお約束の「蕎麦味噌」。

コップ1杯のビールを十分に頂き、直ぐに大き目の片口で供される冷酒にする。

併せて、柚子たっぷりの「烏賊の沖漬漬け」と海老・キス・南瓜・薩摩芋・茄子・椎茸・うるいの「天婦羅の盛り合わせ」。

昼時の、しかもこの穏やかな天候の下に酒を酌み交わせる慶びをご先祖様に感謝しつつ、有り難く押し頂く。

ここは常陸秋蕎麦をはじめモンゴル産蕎麦粉など、純然たる蕎麦をウリにしているのだが、ここの「もつ煮込み」も旨い。これはコチラにしては嬉しい誤算。

暫くして満席に近くお客さんが入ると、この店の「弱点」配膳などのオペレーションにまだまだ問題が残るが、そこは皆さんご近所のよしみで我慢強い。

コチラは一等賞の特権で難無く切り抜け、問題無く店を出る。

酔い覚ましに春の匂いを嗅ぎ遠回りして帰る道すがら、桜の蕾も膨らみ始めた。

もう直ぐ訪れる、呑兵衛にやさしい季節の到来が待ち遠しい。

石榴口。

4月の陽気だと言う浅草。今日は奇を衒って先ずは路地裏にある天然温泉「蛇骨湯」で汗を流す。2010031314000000

江戸時代にこの辺りには「蛇骨長屋」と呼ばれる長屋があり、そこに銭湯を作ったのが始まりらしい。落語や浪曲にもこの地名は登場する。

しかも「黒湯」と呼ばれるれっきとした温泉。昔は三助さんも居たのだろう。

自動ドアより入ると自販機が並び現代風に改築されているがそれはしょうがない。入浴料450円と手ぶらセット(タオル・石鹸・シャンプー・髭剃り)150円を買い求め、早速浴室へと進む。

予想通りご隠居さん方が沢山いらっしゃる。遠慮して端の方からこっそり入ろうと手摺りに摑った途端、「ビリビリ」と電気が走った。な、なんだなんだ?驚いて周りを見渡したらその名の通り「電気風呂」だそうだ。

露天風呂も本格的で、滝が流れる小庭園も中々情緒があり癒される。場所柄?倶利伽羅紋々の御仁も目に付くがそこはご愛嬌。男湯女湯に跨る富士山の絵も見事だ

その昔なら、そのまま浴衣で手拭いを肩に酒場へ繰り出したに違いない。

いずれにしても湯上りの一杯はまた格別だろう。

お清めも済み、ではそろそろ。

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「浅草ビアホール」。

ここはその昔「松風」と言う浅草でも屈指の名店があった。

残念ながら未訪問のうちに近年閉店してしまったが、通ったいた先輩に聞くと、それはそれは見事な燗酒を提供していたそうだ。

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取り合えず「角ハイ」と「オイルサーディン」で。一見カウンターやサーバーなど拵えは若者向けの様だが、実際には結構熟年の方々が多い。

さすがに銀座にある「百獣の王」ほどの趣は無いが、価格は至って良心的。

平日、土日共に昼12時よりの営業も良い。

続いては仲見世通りを跨ぐ。

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雷門の側、仲見世通りの一本裏にある「大桝」だいますと読む。

ここは店頭に出羽桜の薦被りを飾ってある。地元出身のコチラとしては捨て置けない。この店は二度目の訪店。

もともと酒屋さんのプロデュースによる酒場なので店内に展示されているお酒もその場で購入できる。

奥のカウンターに案内されて、迷わず「出羽桜 桜花」と「オリーブのアンチョビ詰め」を頼む。この相性が抜群。グラスを口元に運ぶと、例のフルーティーな香りも追ってくる。するりと入り、旨い旨い。

店長と、出羽桜美術館の話などを一頻り話してお勘定。

さて、どうしようか、「大林」と「丸好」。

浅草からの利便性を考慮して八広は「丸好」に決めた。

すでにこの頃から心が逸る。浅草より10分。丸好前に到着したのが15時半過ぎ。

既に何人か並んでいる。危ない危ない、ここで入れなければ意味が無い。2010031316010000

顔ぶれを見ると、いつもの常連さんも居れば、如何にも鼻息荒く「勢い勇んで来ました」みたいな方々も見受けられる。

気持ちは十分分かる。

それ程この「丸好酒場」には呑兵衛に対して魅力が満載なのだ。

ガラガラっとシャッターの開く音が合図。

16時丁度に開店。娘さんとママのいつもの明るい声で店内に進む。2010031316070000 2010031316300000

即行、ボールに煮込み、それとニラ玉。

この煮込み、シロの脂の旨さが堪らない。何度食べてもその都度その旨さに感激してしまう。正に絶品。

ママがちゃちゃっと作るふわふわにニラ玉も、これに秘伝の「特性タレ」が掛けまわされると一段と味が引き締まりボールが進む進む。

因みに「花生食堂」のママは肘折、この「丸好酒場」のママは赤湯出身で同郷。両店ともしょっぱさ加減がコチラの好みと絶妙に合うのはこの性か?

知らぬ間に大分酔いが回ってきた。もう少し割り箸を重ねたいところをグッと堪えて店を出た。心地よい日差しの中、東向島まで歩いて帰宅の徒につく。

七三の道。

野暮用があり朝から東京駅に居る。

用事を無事済ませ、丸の内線に乗り銀座で日比谷線へ乗り換えて築地へと向う。2010031108470000 2010031108480000

築地本願寺前を過ぎ、晴海通りと新大橋通りの交差点を渡るといよいよ築地場外の一角。

狭い歩道なので行き来する人々もお互いに端を歩けば良いものを、堂々と真ん中を我が物顔で歩く異国人。

こんな基本的なルールはガイドブックには載っていまい。

平日だと言うのに有名ラーメン屋の前は並びが出ている。そんな処へは目もくれず向うは「きつねや」。通りに面した店先にて大鍋にグツグツ煮込まれるホルモン。

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タイミング良くカウンターが空いていたので座るや否やホルモン煮と日本酒を燗で。

一口食べると途端に広がる旨味が堪らない。

濃厚だが無駄にしつこく無く、シロの脂が実に美味い。

自分の中での「東京三大煮込み」を改めて確認した。

角七酌酒グラスの盛っ切りも瞬く間に3杯空いた。

アーケードの外はピーカン。正に至福の時。

いい気分で築地を後にして向うは上野「たきおか」。2010031109380000 2010031109550000

店へ入ると緒先輩方でそこそこ混んでる。

取り合えずチューハイと最近贔屓の「生海苔」。

生海苔とポン酢が気持ちよく舌に乗っかり美味い。

この時間帯の特権で「野菜天」は注文と同時に揚げてくれる。

隣の先輩に相乗りしてそれを頼み、天婦羅ではやはり酒に成る。

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さて次ぎ。

浅草へとも思ったが、こんな天気だし興に乗り日暮里まで歩く。

日暮里駅前の「いずみや」。

カウンターに座りいつもの「ブラックニッカ水割り仕様」とここの名物「ハムポテトサラダ」。

定食の種類もあるので普通?のサラリーマンも昼食に来る。チラ見されるがここで怯んではいけない。むしろ堂々と大きな声で「梅割り焼酎」を頼んでやった。「宇ち多”」程ではないが、この梅割りが結構効いてきた。そろそろ引き上げるか。

最寄駅まで愚息が車で迎えに来た。弱みを確り握っているのでコチラの言う事は素直に聞く。何と言う親だ。

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しかしこんな親でもたまには「アメ」を与える。

腹が空いたと言うので「駒寿司」でランチのにぎりをご馳走してやった。と言うと大袈裟に聞こえるが、ここのランチはにぎりにサラダ・アラ汁が付いて600円。

マスターも「お酒を飲んで貰わないと儲からない」と嘆いていた。

コチラは待っている間に高清水の正二合で少しだけお店に貢献する。

漸くして帰宅。

傘かしげ。

今日は朝から冷たい雨。雨と聞くと憂鬱になる方もある様だが、コチラは腰を据えて家呑みするには絶好の大義名分である。

朝からゆるりと、と思ったが、家人が「花生食堂」へ行きたいと言うので、急遽お忙しいM酔軍氏ご夫妻をお誘いして昼食も兼ねて「軽く一献」と成った。

駅で待ち合わせていざ向うと、カウンターと四人掛けのテーブルに先客が居る。ママちゃんに「一回りして来て」と言われたので他の店で時間をつぶす。

他の店と言っても昼ちょい過ぎのこの時間である。そこでちょっと思案して思いついたのは、M酔軍氏と以前より気に成っていた店。ここら辺りの名店「一平」の並び。2010030713410000 2010030712380000 2010030712470000 2010030712420000 2010030712480000 2010030713060000

その名もうなぎ「鶴長」。この暖簾の天然の染みはどうだ。

店内も蒲焼の煙で十分燻されている。シチュエーションはバッチリ。壁に掲げられたつまみの種類も中々良い。先ずは何と言っても「タコ刺し」「川エビ揚げ」、それとここはやはり「蒲焼」。「巻貝のながらみ」も頼んでみた。

何故か貝類の品揃えが豊富なのはありがたい。ながらみも、今までは塩茹でが定番だと思っていたが、この店はだし汁に葱をちらせて供される。よってその汁も呑み助にはありがたい。川エビもこれくらい塩っ気がなきゃしょうがない。などと言いながら必然的に高血圧の話に繋がったのはこの歳になると自然の法則。

奥方達は生ビールで、旦那達はSTの生酒。お通しに「ザーサイ」が来たがコチラはまだ不調法なので家人の方へ差し出した。2010030712520000

鰻以外の酒肴も中々充実していて価格も手頃だ。「ここは使えそうだ」とM酔軍氏とニンマリほくそ笑む。

酒もSTから「原酒 大多喜城」に成る。

これは原酒故にアルコール度数が19度。

どれどれ、うん、旨い。

一口飲んでその切れ味の良さにM酔軍氏と喜ぶ。4本ほど傾けたか。その後M酔軍氏が「花生」に空き情報確認の℡をして店を出た。2010030713450000 2010030713450001

相変わらずの外観。

表向きのこの品書き。

潔い白地に黒の堂々とした「花生食堂」の文字。

この店は何度訪れても、一番最初の時の暖簾を潜る前の不安と店内に入った刹那の驚愕と感動は今でも忘れられない。

今日はコチラ側は四人。ママちゃんといつもの気の良い常連さんが温かく迎えてくれた。

このママちゃん、長年女手一つでこのお店や様々な荒くれ酔客を切り盛りして来たので見掛けに反して度胸も満点。気に入らない客は瞬時に察知してガラ空き状態でも帰してしまう。

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好みを知っているママちゃんは黙って「なめこおろし」。これが突き出しとしては程好く旨い。

この店の隠れ名物「湯豆腐」、家で同じ様にやっても中々この出汁の味が出せなく、仕舞いにはこの土鍋の煤の味と言う事にした。単純な様で、いや単純ゆえに湯豆腐は奥が深い。

いつもはここら辺りまでがこの店の定番の「つまみ」なのだが、今日はさらに親子丼の「あたま」をつまみに。これがまた何て事のないものの様だが頗る旨い。これではキンミヤも進むと言うものだ。こうなったらもう歯止めが利かない。

酔った勢いで「玉子丼」も頼む。昔、肉全般が嫌いで食べられなかったので丼もので食べられるのは唯一この玉子丼だけだった。

程なくしてテーブルに置かれた「玉子丼」、まずその丼の様子が何とも良い。肉薄の素朴な歴史が刻まれた昔の極普通の丼で、これだけで合格。コチラはそれらを眺めるだけで胸が一杯になったが、家人はそれを美味しそうに実食していた。

特に「ご飯がうまい」と言ったら、我々夫妻と同郷のママちゃんが「それ田舎から送って来た米なのよ」との事。

これが口火となり、一頻り故郷話に花が咲いた。家人はこれを期待して居ただけにご満悦の様子でコチラはなにより。ここのママちゃん、新庄出身とばかり思っていたが実は有名な湯治場の旅館のご出身だそうだ。

続いてはガード下「もつ焼き 登運とん」2010030715370000_3 2010030715420000

M酔軍氏と最初は「ドブロク」。

飲み口は甘いが、油断すると痛い目を見る。

つくね・シロなど焼き鳥を見繕ってもらい、後は「ニンニクのバター焼き」など。これはニンニクをバターで炒めてその後に玉子を溶いて玉子焼きにしてくれる。

しちりんか?

ここら辺りから酔いも増して来たが、この後またしても図々しくM酔軍家にお邪魔してお隣のNさんも参戦して更に杯を傾けた。いつ何時のんでもキンミヤは旨い。E子さんお手製の大根とひき肉の煮物も塩梅程好く旨い。

直ぐにお暇するはずがついつい甘えてしまった。

さて、家人と途中乗り換えに「無事」成功して私鉄の最寄駅に到着。

コチラが弱味を握っている愚息に駅まで迎に来させる。

僅か5、6分の待ち時間。これが酔っ払い夫婦には大人しくしていられる筈も無く、駅蕎麦の「ときわ」で、何故か「かけ」で瓶ビールを家人と。殆ど家人が飲み干してしまったが、これで〆。

漸く家に着いて焼酎1杯で目出度く「大破・轟沈」。いや充実した一日だった。

祝い日。

3月1日、娘が高校を卒業した。

思えばこの三年間、多少大袈裟だが親も子もこれまでの人生で稀に見る多忙な時期を過ごした。

それも本日で漸く一区切り。

今後娘は「藤枝梅安」を目指すと言う。

親としては鋭意努力を重ねてくれる事を陰ながら祈るばかりだ。

ところで、この高校の創始者の座右の銘が、南洲翁遺訓の「敬天愛人」だ。

現在もこの高校の建学の精神として受け継がられている。

しかも式場のステージ上には国旗と校旗が掲揚されてありながら国歌斉唱が無いのは些か面妖だ。「仰げば尊し」が歌われたのがせめてもの救いか。

その式典も昼で終わり、打ち上げを兼ねて同じ戦友の親と子で稲毛の「天狗」へ。ここはチェーン店ながら昼間から本気の営業をしているところが偉い。

親同士はこれまでのお互いの労をねぎらいながら生ビールやらサワーで乾杯。ご職業が刑事さんの親御さんも、夜勤明けだそうで生ビールで美味そうに喉を鳴らしていた。

家人も昨日の今日なのに相変わらず「吸い込み」が良い。コチラはプレミアムハイボールにかえた。三年間の苦労話や笑い話は尽きる事無く暫く続いたが夕方前に〆。

今日はもう一つのメモリアルイヴェントがあり、オールで打ち上げがあると言う娘を見送りながら、家人とコチラは最寄の私鉄駅側の店へ出かける。2010030118130000 2010030118140000

彩食酒房「TAKE5」。

この店はベースはイタリアンだが、焼酎・日本酒などの品揃えも有る。

店内のスペースもカウンターと6人掛けテーブル席と4人掛けがあり、外見よりもかなりのキャパがある。

隣にはパーティールームもあり、以前利用させて貰った。

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いつもなら生ビールの家人もここは最初からワインで飲る。

何だかんだと、有り過ぎるほど有ったが周りの皆様のお力添えで無事に?、22年を迎える事が出来た。

これからの人生に思いを馳せた時、一緒に酒が飲めてお互いそこそこ元気な程度で過ごせれば良いか。

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「蛸とトマトのオリーブオイル」

「頬肉の赤ワイン煮」

「レッドホットチリペッパーポテト」

「マッシュルームとアンチョビ炒め」

途中から隣のテーブルに着いた歳の差有りのカップル。

見るらかに「同伴前の腹ごしらえ」と言った感じ。

他人様がどんな状況だろうとコチラには関係ないが、この御姉さん、異常にパフュームがキツ過ぎる。これは堪らない。

またその後に入ってきた若いカップルのあんちゃんの方が、店員の女性に「すいません、マヨネーズありますか?」と聞いていた。コチラの方が驚いた。

何にマヨネーズを掛けるのかは知らないし、怖くて見られなかったが、なかなか良い根性をしている。元祖マヨラーを自負するコチラもこのシチュエーションでは絶対言えない言葉だ。更に驚いたのはこの店、ちゃんと小皿に入れて持ってきた。

何かグチャグチャになって来たのでここらで店を出る。

家に帰ったら、ご近所のSちゃんがありがたい事にお祝いに駆けつけてくれた。下戸のSちゃんを相手にコチラは家人と二人でまた飲みはじめ、日付が変わる頃にお開きに。

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