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2009年11月

双六。

京成線八広駅、11時45分。

駅前から通りに出る。ここからが大変。

通称「小走り通り」と更生橋の歩道橋を急いで渡り、いよいよ6号交差点。

目指すは本日のスタート「丸好酒場」。

5分前に店先へ到着したが既に5名ほど並んでいる。よしよしどうにか滑り込めそうだ。

店主おかあさんのシャッターを開けるのを合図にお客がなだれ込む。

息せき切ってカウンターへ着いた。2009112912010000 2009112912030000

目の前には大鍋に煮込まれた名物「もつ煮込み」や「じゃがカレー」「中華煮」など「名役者」が準備万端の出待ち。

何も言わぬ間に「ボールでいいよね」と、サーバーから威勢良く焼酎ハイボールがグラスへと注がれる。

氷の入らない正調ハイボールは喉越し良く五臓六腑へと流し込まれ、身体の細胞へ一々染み渡る様だ。

さぁーて、つまみは何を頼もうか。

2009112912110000 2009112912150000

何時もなら、何はともあれ名物「もつ煮込み」なのだが、今日は趣向を変えて「じゃがカレー」から攻める。

大ぶりのジャガイモと人参。程よい甘味とトロみが何とも言えずボールとの相性が良い。

ついで「ブロッコリーとセロリ」を頼んだら、「今日は山形からカリフラワーを送って来たから」と赤湯出身おかあさん。

これを皮切りに常連さん方も追随して頼む。何の変哲も無い食材だが、マヨネーズとの相性は抜群。旨い。

この店はおかあさんと娘さんが、常連さんも一見さんも分け隔てなく接してくれるのでとても居心地が良。ついついボールの杯がかさむ。2009112913060000

そろそろ「もつ煮込み」を、と思案していると、常連の皆さんが立て続けに注文をしているのがこれ。

「豚足と野菜のスープ」。

コチラも直ぐに訳知り顔で同調すると、これがまた旨いのなんの。

豚足のコラーゲンたっぷりのとろける脂と、野菜のダシが絶妙に絡み合って旨味が増幅し、これは納得の味わいだ。

ボールの杯数を示す「割り箸」の数も増えて5本(5杯)になった。ここらへんでお勘定。と、思ったところ「もつ煮込み」を未食な事に気が付いた。「丸好」へ寄って「もつ煮込み」を食べない事ほど愚行はない。と言ってこれから食べるのちょっとキツい。

そうだ、「おみや」にしよう。

娘さんに頼んだら快く応じてくれて、持ち帰りの準備をしてくれた。これで家人にも面目が立つ。

本来ならこの後、神田神保町へ足を延ばすつもりだったが、何だか面倒臭くなり帰路へ着くことにした。

しかしだ、帰るには「メッカ」「立石」を通らなければならない。2009112914080000 2009112913550000

素通りする事など神をも畏れぬ仕業。到底出来ない。

サイコロの目に従い二つ戻って「しかたなく」「わざわざ」下車する。

立ち食い寿司の「栄寿司」は満員御礼の行列。

「宇ち多”」などの名店は定休日なので、ここはひとつおでんの「二毛作」へ立ち寄る。

この店はこの街では新進気鋭の店だが、それ故客あしらいなど、まだまだ「粗さ」が目立つ。もう少しだろうなぁ。

禊も無事終えて金町へと進む。2009112915060000 2009112915100000

京成金町からJRへ何気なく歩いていると、一軒の立ち飲み屋。

あれ、こんな所にこんな店あったけ?と思う間もなく扉を開けていた。これも神様の思し召し。

店内は殆どの品が300円。

先ずは「チューハイ」と「牡蠣のしぐれ煮」を食券にて購入する。

聞くところによると、先週オープンしたばかりだそうだ。店のコンセプトや思い入れなど少し話しを聞いたが、今ひとつ「ウリ」が無いのが残念。この業態、「流行」だとか「中途半端な安さ」だけで成り立つほど「世の中」も「酔払い」も甘くない。

足下が怪しくなる前に地元へ帰ろう。

自宅へ着くも落ち着く間も無く、家人・娘と近所の中華料理「大福元」。2009112916370000 2009112916500000

甕出し「紹興酒」とビールで今日の無事を乾杯。

その後、「鶏蒸し煮」「水餃子」「小籠包」「砂肝炒め」などを頼む。

ここは一品毎の量が多く、しかも旨い。いつ来ても安心して食べられる。

今日はマネージャーの「張さん」は留守のようだが、全て中国系の店員さんもいつも通りお行儀が良くて気持ちがいい。

店内も混雑してきたので頃合が良いところで店を出た。本日はこれで「あがり」。

因みに、丸好の「おみや」の「もつ煮込み」を娘に食べさせたら、ただ一言「やばい」だそうだ。そうだよな、やばいくらいに旨いよな。いい親父が「小走り」する気持ちがわかるだろう?やばい、やばい。

地回り。

如何にも「中村主水の袖の下」の様な訳け有り気な言い回しだが、単に地元の近場再確認。

「♪燦々(33)栄光の燦々(33)鐘が鳴る」。

興味のある方はご存知だろう。松戸競輪のCMソング。

一周333mで最後の周回で「ジャン」が成る。通称「33、サンサンバンク」。

ギャンブル場がある地ではその特性から開催と共に午前中より開店する酒場が多い。

この競輪場へも何度か足を運んだが、我が家系は先祖代々博才が無い。

2009112811170000 2009112811250001

今日の土曜日、処は北松戸へ一人。

既に11時には場内に一番近い、立ち飲み「松しま」が開いていた。

取り合えず缶チューハイを頼んだら何と400円、しかも「ハイリキ」。直ぐ側に「宝焼酎」の工場があるのに。

店主のおやじさんに「競輪?」と聞かれたので、「いや、単なる飲みに」と言ったら「偉い」と褒められた。

続いて「けいちゃん」。2009112811340000 2009112811390000

引き戸を開けたら気持ちが良いほど「余所者」&「お前誰だ?」の常連さんの一瞥ビーム。

ここで怯んではダメ。これは「独り飲み」の洗礼なので軽く受け流す。

カウンターには大皿に「焼き鮭」・「胡瓜糠漬け」・「タラコ」が横たわって存在感を誇示している。

「ウーロンハイ」と「冷や奴」で切り替えして辺りを窺うが、どうにもケツの座りが良くない。しかしこの感じも嫌いでは無い。

お代わりをする頃になると漸く馴染んで来たが、その頃には店を出る。2009112811160000 2009112812040000

次は、目と鼻の先の大衆蕎麦屋「やまわ」。

この辺に有る「蕎麦屋」は「酒もつまみ」も充実している筈だと期待して入った。

「会津ほまれ」の1合お燗瓶の「ぬる」と、蕎麦屋での定番「板わさ」。

好みから言えば「白の板かま」が良いのだが、ここは「赤」。供された板かまは鮮やかで見事な飾り包丁の細工が施されていた。その他、「天婦羅」や「かつ煮」、「刺身系」「田楽」などもある。

周りの方を十分観察させて頂きお勘定。

まだ昼をちょっと過ぎたあたり。

天気が良いので坂川沿いを一駅歩いて久々の「大都会」へ。2009112812550000 2009112813270000

24時間営業のこの店は様々な人種が屯する。

特に昼時は、単に食事だけのお客も多いのと、既にメートルがぐんぐん上がっているお客とのコラボが面白い。

地下に潜ると、店先には「但し書き」。

色々注意事項が記されている。

店員さんはその限りでは無さそうだが、コチラはドレスコードその他、どうやら大丈夫そうだ。

2009112812560000_2 2009112812570000

それにしてもここは安い。

アルコール系が殆ど1杯180円。

その他つまみも180円から。

この店のあっと言う間に出来る「ラーメン」「そば」「うどん」など、限りなくインスタントだが中々のもので、そん所そこらの店にもまったく引けを取らない。

そんな理由から3年程前に、「この場所」に「この店」を「発見」した時は嬉しかった。2009112813010000 2009112813170000

チューハイ180円と、数あるおつまみ180円コーナーのストッカーからハムを選ぶ。

続いては少し奮発?して、この店の高級品、「ふぐの一夜干し」280円。と更にチューハイお代わり。いずれも旨い。

子供連れやサラリーマン、または女性だけのグループなど、雑多な人種が交わりそれぞれ楽しんでいる。

こう言う店は本来ならもう少し「後ろめたさ」があるものなのだが、珍しくここはそれが無い。M酔軍氏が言う様に、あと10年もしたらここも「名店」の域に達するのではないか。

娘と待ち合わせる為に新京成の最寄の駅まで行く。2009112813450000 2009112813500000

少し早目に着き、、手持ちぶたさを理由に駅蕎麦「ときわ」へ入る。

常々思うのだが、駅の立ち食い蕎麦の「出汁」の匂いほど食欲をそそる物は無い。

夢遊病者の様に引き込まれる。

今日もその通り、引っかかってしまった。

「かけうどん」をつまみに「ひや酒」を頼む。

店内には、定食の「おかず」を「酒のつまみ」として頼める旨のお達しが書いてあった。中々よろしい。

それならと、酔いに任せて品書きにあるカレーライスの「カレー」だけを頼もうかとも思ったが、この度は勘弁してやった。

次回のお楽しみ。

出羽路巡礼上がり編。

二泊三日の充実した行程もいよいよ終わりへと近づく。

朝、相変わらず酒の抜けない頭を揺り起こし外へと出てみた。

360度のパノラマで辺りの山々を仰ぎ見る。2009112212260000 2009112212080000

西には「霊峰 月山」が山頂に掛けて雪を蓄えてその様は、正に「銀嶺 月山」の名に相応しい。

さらに東の方角へパーンすると、そこには「名峰 蔵王連邦」が悠々と聳え立つ。

盆地ゆえ四方八方を山に囲まれ、どこか閉塞感のあるこの土地に辟易した時期もあったが、迫り来る冬の厳しさを忘れたかの様に、今ではこの景色に郷愁を感じる。

その景色とも暫しの別れだ。「アディオス!」

10時4分発の「つばさ」へ乗り込むと、座席に座るや否や電車は標準軌を滑り出した。2009112310180001 2009112310200000

駅の売店で買い揃えた品々。

電車の旅の醍醐味は何と言ってもこれ。

昔の「つばさ」には「食堂車」もあり旅情をそそられたものだが、上野~山形間が3時間程度に短縮された便利の代償に、それも無くなった。

間もなくして里山から徐々に景色が移り、山懐に抱かれた村落などを眺めながらの一杯は何とも言えず旨い。

米沢を過ぎ、段々斜度が上がり奥羽本線の難所、栗子峠へと差し掛かる。

車窓の外は人を寄せ付けない切り立った断崖絶壁の景色が流れる。

崖下には底を這う様に鋭利な渓谷が脈々と続いている。

これらのロケーションを肴に、黙って飲む。これまた格別。2009112311460000

「でわざくら」を飲り「乾き物」にも飽きてきた頃、家人がバックより取り出したのは、何と「カップ納豆」。

何故にこの方がこのシチュエーションでこの様な物を携帯していたのかは、何だか怖くて聞けなかった。

まさか、新幹線で納豆をつまみにするとは考えも及ばない。

しかし旨いので良しとする。

福島も過ぎ平地を走る頃になると、外の景色もコチラの気持ちも現実へと切り替わって、12時56分無事上野駅へ到着。

既に車内より「帰省報告会」または「砂っぱらい」の名目で、ご近所会のI上家・I井家をお誘いして3時半より拙宅にて宴会。

「納豆汁」、「イナゴ」、「茄子漬け」などなど郷土料理で盛り上がり、最後は「館林うどん」を「鯖缶入りのつけ汁」で締めくくる。

出羽路巡礼其の二。

この度の慌しい帰省では色々な方に義理を欠きまくっている。

そんな中、せめてご先祖様には日頃の悪行三昧のお詫びにと、昨夜?の余韻も醒めぬまま朝からお墓参り。

まずは家人方のご先祖様にお参りするべく天童市内にある佛向寺へ。

いつもながらの立派な本堂・格式のある庫裏に感心する。

一通りお参りをして、勝手に許しを請うて山形市内へ。2009112211210000_2 2009112211230000

その途中にあるのが銘酒「出羽桜」の蔵元。

その中にある「出羽桜美術館」に寄り道。

以前より気には成っていたが中々立ち寄る機会が無く今日まで来た。

拝観料大人800円を支払い、民家をそのまま展示館にしている母屋へと入る。

2009112211360000_2 2009112211290000

「赤い陽の村」や「吉原夜景」などの「斉藤真一」の作品や、「李朝期の陶磁」、「茶器」や「酒器」。

その厳選された名品の品々、創設者の「粋」振りが窺われる。

余興で、先のIWCで「チャンピオン サケ」に選ばれた「出羽桜 一路」も堂々と展示されていた。

展示品以外にもこの建物自体が何とも様相が良い。それだけでも立ち寄った甲斐があった。

満足して表に出ると、「利き酒とかがあるのかと思った」、と家人がとても残念そうに言い切った。

このあとコチラ方のご先祖様が眠る山形市内寺町の「善龍寺」にお参り。

ここは藤沢周平が山形師範学校(現山形大学)時代にここに下宿していたそうだ。

さて、昼時。色んな店を思案して結局辿り着いたのが、冷やしラーメンで一世を風靡した「栄屋本店」。2009112213310000 2009112213210000 普段なら行列は必死だが、ラッキーにも二席だけ空いていた。お参りの成果だろう。

家人は名物「冷ったいラーメン」。コチラは「普通のラーメン」。それにビール。

この日も県外からのガイドブックを片手にしたお客さんが沢山いた。

こちらに限らず山形市内には「冷ったいラーメン」を提供する店は他にも沢山ある。初めて食される方は色んな店で試して頂きたい。まぁ好みの問題ではあるが、家人と二人で「オオミヤ食堂」の方が口に合うと言う結論に達した。それにしても、あっと言う間に行列。

腹ごなしと酔い醒ましも兼ねて、七日町のメインストリートをぶらつく。

昔の面影など何処にも無い。「大沼デパート」だけが辛うじて当時が偲ばれる。

家人は堪らず地下に降りて、ここのデパートの名物「たこ焼き」を買っていた。子供の頃から同じ様な場所にあったっけ。

やはり、と言おうかこの街にも「何とか横丁」なる、「昭和」をモチーフにした「最新テーマパーク」が出来ていた。わざわざ日本手拭いを頭に巻いて、酒屋か醤油屋の前掛けをして呼び込みをしている。申し訳ないが、チンプな事この上ない。なんだかなぁ~。心意気だけは買おう。

気を取り直して「文翔館」。2009112214430000 2009112214390001 ここは昔の山形県庁。

現在は郷土館として無料で拝観出来る。

明治10年に建設されたここはルネッサンス様式を基調とした建物で中に入ると、その重厚なモダンさと当時の建築技術の高さに驚かされる。

その裏手には幼少の砌、ミッション系の幼稚園に通わされて、毎日曜日礼拝に通った「六日町教会」がある。

何度も脱走しては捕まり連れ戻された。当時の神父様を偲んでクロスを切る。

ここら辺りは子供の頃の遊び場だったせいか、全てを見通されている様で何かこっ恥かしい。早く立ち去ろう。

薬師町大通りの「八千代寿司」で、義母さんへのお土産に頼んであった折詰めを受け取り家人の実家へと戻る。

親父殿の作った「牛もつ煮込み」と義母さんの作った「芋煮」や「なめこおろし」「煮物」「お浸し」など心のこもった品々、ありがたくも美味しい。

酔いに任せて炬燵でごろ寝。背中の寒さが懐かしい。

つづく。

出羽路巡礼其の一。

そうだ、田舎へ行こう!と、思いたった日から暫く経つ。

夕方家人と上野より「つばさ」へ乗り込んだ。

山形までの所要時間は三時間弱。

新幹線と言う事は、当然これ。2009112117090000 2009112117130000

足りるだろうか?

転ばぬ先の杖、とでも言おうか・・

バーボンをTESCAの「スキットル」に入れて忍ばせる。

これで準備万端一安心。

いざ。

発車して暫くすると、車窓の外は時々映る街灯り以外は漆黒の闇夜になる。

気が散る事無く「これら」に専念出来る。

空き缶・空き瓶などが邪魔になりだした頃、丁度良く新幹線は山形駅へと滑り込んだ。

一歩車外へ降り立つと、辺りを覆う冷気が酔人には心地良い。

そのまま「旭銀座」へ、向うは「こまや」2009112120070000_2 2009112120070001_2

この店は今から30年ほど前に家人とよく通った。

この辺りは「七日町」・「旅篭町」などと趣のある町名を残しながら、「再開発」と言う「無粋」な行為によって昔の街並みや面影が段々消滅しつつある。

しかし、ここは変わらない。

早速潜り戸を開け店内に進むとマスターの懐かしい顔。

ちょっと後ろめたく、入り口付近のカウンターに腰掛けようとしたら、「そっち寒いからこっち」とニコっと笑って招き入れてくれた。2009112120090000 2009112120490000

人心地ついて、店内を見回す。

いやはや当時とまるで変わっていない事に家人と共に感動する。

ちゃきちゃきのママの姿が見えなかった事が少々気に成ったが、今では所詮余所者、余計な事だ。

2009112120120000 2009112120190000 30年のブランクを詫びながら、早速燗酒とここの名物の「どて煮」を頼む。

間もなくして供されたそれは、正に昔の味のまま。濃厚で甘味のある深い味わい。そうそうこれこれ、この味、旨い旨い。

続いて「タン焼き」を頼んだら、「今日は馬刺しが旨いから」と、マスターに直された。

このマスター、昔は鬼瓦の様な強面で気難しかったが、未だにその片鱗が残っている様で、ちょっと安心した。

カウンターの中の立ち居振る舞いも相変わらずカッコいい。

帰り際、マスターの「近くに来たらまた寄ってね」の言葉にガラにもなく涙腺が緩む。

特に予定した行程では無く、家人の一言で急遽立ち寄ったのだが、大満足。

月並みで無責任な物言いだが、マスターいつまでも元気で頑張ってくれよ。

その他余計なところを回る気にならず、家人の実家へ。

ここで、家人のお母さんが心尽くしの手料理で待っていてくれた。

親父殿は既に床に入って居たが、わざわざ起きて来て乾杯。

結局、日付が変わった午前2時過ぎまで内輪で盛り上がり、紹興酒で〆。

つづく。

巷説。

「解禁」と言う言葉を耳にすると、またこの季節が来たのだなと感じる。

同じ言葉でも、昔なら間違いなく「鮎や岩魚の渓流釣り」だった。

近頃は専らこれ。2009112020390000

「ボジョレーヌーボー」。

何でも「50年に一度の出来映え」だと、メディアが挙って囃し立てる。

家人が、自称「付き合い」で買って来た品は値段は千円足らず、安い所では700円台もあるそうだ。

今日のアンティパストは、最近お気に入り肉屋さんの、豆入り粗挽きソーセージや生ハム。好物のkiriのクリームチーズ。イナダ゙の刺身を大蒜オリーブと塩胡椒でちょっと寝かせ、青葱を散らす。

さて、一口啜ると予想通り、と言うか当然「軽い」。今年は持ち上げても「軽い」ペットボトル。

因みに本家フランスではペットボトル入りは伝統やイメージが損なわれる観点から「ノン」だそうだ。

家人とも、もっと安くても普通のワインの方が良いと言う結論に達したが、味が云々と言うより所謂「儀式」だ。

我慢強い家人はそのままボジョレーを飲み切る様だが、コチラはどうにも辛抱が足らず、すぐさま日本酒に直る。

負惜しみではないが、このつまみで日本酒もありだな。

そもそもこの国では、50年前「ボージョレヌーボー」をどれ程の人が認知していただろうか。

正気の沙汰とは思えぬ乱痴気騒ぎはここ10年ほど前。

それも今は昔。

帆曳船。

茫々たる霞ヶ浦を擁する土浦へちょっと仕事絡みで来ている。

その昔、料亭や遊郭など隆盛を誇り県南の都として随分賑わったそうだが、地方都市のそれら同様今は栄枯盛衰、斜陽の感は否めない。

しかしながら、歴史のある街には歴史のある建物も残っている。2009112013250000 2009112013250001

ここもその一つ。

以前より気に成っていた。

その名も天婦羅「ほたて」。

見事な佇まいは往時を忍ぶのに十分だ。

期待を込めて暖簾を潜る。

2009112013270000_3 2009112013360000_2 長い間時を刻み続けている貫禄の柱時計が迎えてくれた。

小上がりに飯台・柱など辺りを目で探るとやはり重厚さを感じさせてくれて天井も高くて良い。

予てより楽しみにしていた「掻き揚げ天丼」を頼む。

このシチュエーション、仕事で来た愚かさを怨んでみても仕方が無い。

敢えて見ないようにしていた大判のお品書きには、「創業明治二年よりの味、あら汁250円」とある。と言う事は創業140年ほど。へぇ~、などと感心しながら更に左の方へ目で追って行くと、ありました「日本酒300円」。天婦羅と言えば誰が何と言おうが日本酒だ・・・いかんいかん、邪な考えを振り払いじっと我慢をした。

暫くして供された「掻き揚げ天丼」。見た目は濃いが味は良い塩梅。付いてきたお汁これが「あら汁」であろうか、大きく切られた豆腐と確かに鰹と鯖のアラが入っている。こりゃ旨い。

お新香には醤油が掛けてある。好きな方には堪らないだろう。

昼に天婦羅定食や丼を食べる事は殆どない。理由は簡単明瞭、胃の腑がもたれて夜の酒が不味くなる。

ここの掻き揚げ天丼は大丈夫、実にあっさりしている。いや旨い。

店の趣や風情が味に下駄を履かせたか。満足。

父娘酒。

久々のO畑氏と。

折角なのでお互いの娘達も呼んでの宴。

常盤平で待ち合わせて、沖縄&鯨料理の「あおい」へと向う。2009111919050000_2 2009111919080000

お約束の、ご当地オリオンビールの生。

娘達は我々父親の責任に於いて一緒に「乾杯」。

あっと言う間に干杯。

こ、こいつら中々やるなぁ。

つまみには、取り合えず「ゴーヤチャンプル」と「島らっきょ」。

やはり琉球美人の女将さんが作るとさすがに美味い。今日届いたばかりの「島らっきょ」も親子共々唸ってしまう。それほどに美味しい。

泡盛に代えての「ポーク玉子」も文句無しに美味い。

自宅などで同じ材料、同じ味付けにしているつもりでもこうはいかない。

店も段々混んで来た。2009111919220000

店内には相変わらず「ゆる~い、沖縄時間」が流れている。

女将さんの「海ぶどう」の差し入れに恐縮しつつ遠慮なく頂く。

プチプチとしたこの食感が堪らない。

ポン酢で食すこの風味が、清々しい舌触りの泡盛と一体になり、仄かな磯の香と甘味を醸し出す。

杯が進んで仕方がない。

ここの女将さんの優しい心遣いで、帰り際娘達に「サーターアンダーギー」をお土産に貰う。きゃっきゃと喜び騒ぐ様は、まだまだ子供。そりゃそうだ。

この後、四人で隣の駅の「チェーン店」へ転戦。2009111920170000

目的はそこに働く「愚息」をからかいに。

我々父親は焼酎のボトルを入れ、娘達はサワー系を頼んでいた。

色んなつまみがある中で、娘達が一番好きなものとして各々「海鼠ポン酢」と「えいひれ」を頼んでいる。中々やるもんだ。

愚息を脅して、許容範囲内でのサービスして貰ったが、そこは所詮「チェーン店」。違う意味で唸ってしまう。まぁこんなもんだろう。

それにしてもこの娘達、善し悪しは別にして「酒」に関しては互いの父親と母親のDNAを確実に受け継いでいる。

今度の忘年会と新年会の再会を約束してお開き。

浅葱裏。

先日の事、仕事関連の2軒の得意先より頂き物をした。

一つは上州名物、某有名食堂の「もつ煮」。

もう一つは出羽の「田舎蕎麦」。

「もつ煮込み」の店は名前は聞いていたが、今まで食べる機会が無くこの日を楽しみにしていた。

さて、ビニールに入ってるままを直接煮立ったお湯で一度温め、その後ビニールから取り出し更に煮込む・・っと、ここまでは順調。

うん?何だろう?

今までの「もつ煮込み」とは明らかに違った匂い。

料理人の特権でちょっとつまみ食い。

うん?・・更にうん?・・何だ?。

家人にも味見させる。この方、一口でよいところを思いっ切りガブっといかれた。

こんなもんなのかなぁ~などと、からっきしアテにならない。

この為にわざわざSちゃんを拙宅へお呼びしている。このSちゃんと側に居た娘にも味見をして貰った。

異口同音に「すっぱ~い」。 やっぱり間違いなかった。

確認すべく、この○○食堂に連絡しようとネットでこの店のHPを閲覧したところ、トップにデカデカと「賞味期限14日~20日の商品は、機会の不具合により商品にエアーが入り賞味期限が大幅に短くなっている為自主回収しております」旨の案内。

読み終わった途端、みんな大爆笑。

結局、もう一軒からの頂き物、生粉打ち「田舎蕎麦」を堪能した。

笑い話しで済んだからいいようなものの、今思えばあの酸っぱさは尋常ではない。

後日、I井夫妻を改めてお呼びして送られてきた交換品を再度食べたが、先入観の性かあまり感動が無い。

やはりもつ煮込みなどは、その場でグツグツ煮込まれている鍋から食べるのが一番なのだろう。

重なる時は重なるもので、生粉打ち「田舎蕎麦」を頂いた方から連絡があり、「ちょっと匂いが変だったので製造元に問い合わせたらちょっと不具合が・・」だそうだ。

「生粉打ち田舎蕎麦」に関しては全くノーマーク。美味しい美味しいと頂いた。

「田舎蕎麦」と言うよりも、所詮こちらが「田舎者」。

黒門町。

今日は先輩、Nもっちゃんと上野。

中央通りからアメ横に入り、JRのガード下を潜る。2009111617250000 2009111617230000

いつも繁盛している久々の「文楽」。

ビール党の先輩に敬意を表して瓶ビールで乾杯。

ここの「もつ煮込み」は、見た目もその味も上品で他店のそれらとは一線を画した洗礼された旨さがウリだ。

中身の臓物はもちろん、脂まで旨い煮込みはそうは無い。

初見参のNもっちゃんもその旨味に唸る。改めて「上物」の煮込みを堪能した。

その後チューハイ、樽酒と進み、焼き物も頼む。2009111617290000 2009111617310000

程よい歯応えのカシラと、中身がほんのりレアなレバーを塩で。

旨い。

即座に正肉も塩で。

一噛み毎に、じゅっわ~と肉汁が追いかける。

旨い、旨い。

2009111617300000斜め向かいには、有名店「大統領」が聳え立つ。

ここも相変わらず賑わっている。

ネームバリューなら敵わないが、「煮込み」なら「文楽」に分あるのではないか。

余韻を残しつつホームの「たきおか」。

「味噌キャベ」・「らっきょ」・「青柳刺し」をウイスキーハイボールで〆る。

向かい側にある同系他店が気に成るが、そこはまだまだ「たきおか」。

山茶花酔い。

今日はM酔軍氏と船橋で。

待ち合わせまでちょいと時間がある。2009111217210000

そんな時は迷わず「一平」詣で。

変形カウンターが相変わらず満席状態。

仕切りの上手いお兄さんに一席空けて貰い漸く滑り込んだ。

先ずは210円の「ボール」。値段以上にガツンとくる。

「黄身納豆」と「チーズ」を頼み、米のお湯割りに代える。

隣に座る妙齢の女性二人が、威勢よく「牛もつ煮込み豆腐入れ二丁ね!」カッコイイね。

2009111216280000_2コチラも 4杯ほどでお勘定。2009111218000000「千ベロ」を340円オーバー。

いよいよ待ち合わせの「花生食堂」。

既にM酔軍氏と、この度初お目見えのI江嬢・H田さんがチューハイを飲っている。

いつも通り「ゆる~い」時が流れる中、「湯豆腐」「糠漬け」「ニラ炒め」などで。

まだお若いお二人だが、そこはM酔軍氏の門下生、勢いよくお代わりをする姿勢が良い。

ここの名物の「ご不浄」にも行って頂き、予定通り驚いた様子でコチラとしても満足する。

7時の閉店まで粘り、ママちゃんを交えて愉しんだ。2009111216250000

続いてはガード下立ち飲み「登運とん」。

有楽町のガード下にある人気店の支店。

M酔軍氏と受け皿付きの角七酌で供される酒を無理矢理「ぬる」で。

若人二人は初めこそビールなどを飲っていたが、ウイスキーダブルをロックに代える。なんとも頼もしい。

よく食べよく飲む、こんな若人を見ていると実に気持ちが良い。

それにしてもここの「ふんわり玉子焼き」、こんなに美味かったか。

そろそろ終宴も近づき、最後はもし空いていれば「一平」へとなった。

コチラは異論無く、一平なら何度でも良い。

一縷の望みをかけて挑んだが残念ながら満席。

人形町にお住いのI江嬢とはここでお別れ。噂に違わぬ酒豪、またお手合わせ願いたい。

その後、三人で「加賀屋」で一杯。

明日から鴨川で「白酒」を「飲む」、もとい「飲まされる」であろうH田さんを肴に暫し。

良い酔いでお開き。

巨星墜つ。

名喜劇役者の「森繁久彌」さんが亡くなられた。享年96歳。

堂々の大往生だろう。

「俳優」・「声優」・「歌い手」・「作詞作曲」・「書道」など実に多才な才能を持っておられた。

盟友の「伴淳」とコンビを組んでの「喜劇・駅前シリーズ」は大好きで全て観ている。

その中で必ず描かれる当時の料亭や酒場、あるいは蕎麦屋の風情、趣のある酒器や食器など「昭和が良い時代」だった頃の情景が覗けた。

名作「知床旅情」の歌詞がまた良い。

♪「飲んで騒いで 丘に登れば・・・旅の情けか 酔うほどに彷徨い・・・」なんと見事な叙情詩。瞬く間にその場面に引き込まれ、忽ち一升瓶をコップで飲りたくなる。しょうがない。

因みに歌詞中の「今宵こそ君を抱きしめんと 岩かげに寄れば ピリカが笑う」の「ピリカ」はアイヌ語のピリカメノコ(美しい女性)の意味と、エトピリカ(鳥の種類)の意味があるそうだが、詩の流れから言えば後者の方だろう。

そう言えばこの巨星、以前に寿司屋で「〆鯖」を食べて「アニサキス症」に罹患した事があり、当時のその報道で「アニサキス」の何たるかを初めて知った記憶がある。

役者としても、今ではさして珍しくはないがコメディアンが老練に成るにつれてシリアスな役を演じる。その魁であるがこの方の場合、常にちゃめっ気があった。

正に名役者。それに代わる後継者がいないのが甚だ残念だ。

「♪忘れちゃいやだよ気まぐれカラスさん 私を泣かすな白いカモメよ」

献杯。

小金牧宴。

今日は娘の友達T花が我が家に泊まりに来る。

折角なのでO川ご夫妻もお誘いしての急遽「ご苦労様会」

このご家族とは縁があり娘達が中学の時からのお付き合いで、お互いの夫婦が飲んで我が家に雑魚寝して頂いた事もあった。

我々にしか分からない共通の話題もある。

何はともあれ一つの区切りとして親子共々お互いの健闘を讃え、また、娘達に感謝をしつつ「四人」で乾杯。2009110809250000_2

O川家より申し訳無いほど沢山のお土産を頂いた。

銀座の山形プラザから「住吉」・「真室川漬け」・味付け納豆「てんこ盛り」・日本海産「ホタルいかの姿干し」。

その他にも、上野昇龍の「名物餃子」・「焼き鳥」・「たい焼き」。

どれも美味い。

家人とOママはチューハイや白ワインに。

O川父とコチラは「天狗舞」の「山廃純米吟醸」に代える。2009110808420000

その潔い見事な味わい、銘酒である。2009110720310000

家人の料理はいつも通り、この時期の定番「芋煮」・「なめこおろし」・「玉こん」・「煮豚と煮玉子」・「砂肝ポン酢漬け」・「葱塩鶏焼き」・「ポテトサラダ」と「馬刺し」など。

ここは自治区、両家の親承認の下に娘達も「レッドカシスグレープ酎ハイ」などをお裾分け。もっとも初めてでは無さそうだ。

その後、I上ご夫妻、I井ご夫妻もお誘いして、いよいよ話が盛り上がり、いい気分で酔いしれて今夜はこれにて閉店。

鞭声粛々。

夕闇迫る神楽坂下の交差点。

M酔軍氏・I上さん・O川さんと待ち合わせ。2009110416480000_3 2009110416550001_2

坂を上がると、神楽坂のシンボル「毘沙門天」が威風堂々と迎えてくれる。

この坂を挟んで右側、大正時代に隆盛を誇った花街。

路地を入れば名だたる「料亭」が今も現存する。

その昔、「紅葉」や「鏡花」あるいは「漱石」なども闊歩したに違いない。

2009110417010000_2 石畳を漸くして名店「伊勢藤」。

呼吸を整え、戸板を開ける。

囲炉裏端の店主に挨拶をして、予約した座敷へと通される。

既に店内にはこの店特有の静粛で研ぎ澄まされた空気が流れている。

先ず供される一汁四菜。

本日は「鰻甘露煮」「赤大根・らっきょ」「卵焼き」「雲丹海月」に「豆腐味噌汁」。

ここ伊勢藤は何と言っても灘の銘酒「白鷹」の「燗」。

御燗番に全身全霊を注ぐ店主の心意気も汲み取られ、この絶妙の柔らかさ、いよいよ旨い。

当然の如く卓上の「鈴」を鳴らし「上燗」の追加する。

この店のもう一つの名物「どなた様もお静かにお願い申し上げます」の店主の「指導」も二回ほど発せられた。その都度店内の空気がピーンと張りつめる。

これを「縛り」と取るか「クオリティー」と取るかは銘々様々であろうが、常日頃より怠惰な生活を旨としている自分にはどこか清清しくも感じる。たまには良いではないか。

野毛の「武蔵屋」同様、「国宝」の呼び名に違わぬこれぞ名店。

さて、続いては・・「生半可」な処へは行けない。との皆様の統一見解。2009110419090000_2 2009110419160000_2

些か「禁じ手」或は「盆正」の感もしないではない。

しかしながら根岸の里は「鍵屋」。

座敷に通され、「辛いの」と「煮奴」「煮こごり」「鰻の倶利伽羅焼き」、この店の錚々たるラインナップ。

先ずお通しの「煮豆」で乾杯。これがシンプルながら味付け辛味共に中々イケる。

銅壺で丁寧に燗されるのは「辛いの」は大関、「甘いの」は櫻正宗。その他には「菊正宗」も。

ここはもちろん酒・肴、申し分無いが、程良い喧騒の中「ゆるり」と流れるこの「空間」が堪らない。

神楽坂「伊勢藤」とはカテゴリーでは同じだが、「武家屋の静」と「町屋の動」のそれに通じる異質なもので、その起因には山の手と下町の様相が深く関わっているのだろう。

皆さん満足されて、この「非日常」を「日常」に戻すべく、上野に戻り「たきおか」。

冷酒・チュウーハイで「赤ウインナー」・「ポテトサラダにソース」・「鰊煮」・「蕗煮」・「スタミナもつ煮」等々。結局これ。これも現実。

翌日から「旅行」の大守さんも合流して宴も酣、その後お開き。

右隻左隻。

今日は見事な日本晴れ。

天皇陛下ご即位20年を記念した特別展「皇室の名宝ー日本美の華」Ⅰ期。2009110311460000 2009110311450000

この天気もあり、上野の森も沢山の人出があり、国立博物館も盛況の様だが、コチラは「阿修羅展」で「修羅場」を経験しているので、この程度の行列はどうってことはない。

「狩野永徳」の「唐獅子図屏風」や「伊藤若沖」の「動植綵絵」など、宮内庁所蔵の名高い名品を思う存分堪能して来た。

個人的には「横山大観」の「朝陽霊峰」が素晴らしかった。

「天皇陛下」と言う言葉だけで同行した家人も、それなりに感動していた様だ。

思うに、古の昔から受け継がれたこれらの名品、宮内庁の所蔵ゆえにこれだけの品質を保てるのではないか。

さて、昼。どうするか。

2009110312220000 2009110312080000 そうだ、東照宮の側にある店。正式名称は「上野東照宮第一売店」。

前から気になっていた。

「お薬師様のお祭り」と「護国神社の花見」など、幼少時代の経験か、この手のチープな店には弱い。

店内に進むと、そうそう正にこんな感じ。掘建て小屋の安普請。こうでなければいけない。

早速、ワンカップ・ビール・おでんを頼んで乾杯。この店の名物は「カレーそうめん」と「パンダそうめん」。気持ちは分かるが怖くて頼めない。

隣でチャイニーズのお兄さん方が美味そうにラーメンを啜っているが、チャーシューであるはずのそこには、紛れも無く薄いハムが乗っていた。

東照宮に参拝して、上野大仏の脇を通り、アメ横と迷ったが結局京成で町屋へ。2009110313120000 2009110313150000

町屋と言えば「ときわ食堂」。相変わらずの人気で少々待っての入店。

そして「ときわ食堂」と言えばこれ「きざみ山葵」。マッチ棒の先ほどで、「ジャイアント馬場」の「脳天唐竹割り」ほどに効く。

チューハイと生ビールを頼んで、更に「スタミナ丼」をつまみ(上だけ)で。「中とろ」「納豆」「山いも」「芽かぶ」「卵黄」をぐるぐる掻き回し醤油多目で食すと旨い。2009110313340001 2009110313380000

丁度、店内を見渡せる席だったので、笑い顔・むっつり顔、清まし顔、色んな顔があり面白い。色んな人生もあるのだろう。

秋刀魚刺しで日本酒に代える。秋刀魚の脂と生姜が日本酒に程よく合い旨い。家人は「トマトハイ」だと。

ここの徳利は底上げなんぞ、まやかしは無い。大徳利で正二合は入っている。

ここでは珍しく「ホルモン焼き」を追加して、ここは焼酎にしようかと思ったが、どうも日本酒の「温」が後を引いて、続けて追加で頼む。改めて旨い。

芸術の秋、よりも、飲食の秋酣。

文反故。

ちょいと思うところがあり、今日は「柏」。

その昔、「SOGO」にあった京料理の「浜作」には縁あって良く通った。京都祇園の本店まで足を延ばした事もある。

それ以外の飲み屋は何故かあまり「縁」が無かったが、そんな中唯一柏の有名店「ホワイト餃子」。ここで餃子と「塩辛」で「ハートランド」を飲るのが定番だった。

柏神社の脇道を通り、その「ホワイト餃子」の前。2009110217550000 今まで全く気付かなかったなぁ。2009110217580000

いかにも怪しげな路地。

道の両端に、以前は賑わったであろう店がシャッターを下ろしている。

夕闇が余計な景色を隠してくれる。

これが昼間なら余計に怖い。

その奥に進むと、もつ焼き「華升」。

7人掛けのL字型とテーブルが一つ。

暖簾を潜ると、先客が3名、その他は既に予約席の印。ギリギリセーフ。

温厚そうで気の良さそうな初老のご主人と女将さんで切り盛りしている。

取り合えずチューハイ。これは宝焼酎。

炭火で丁寧に焼かれる、レバー・カシラ・とりを頼む。う~ん、好きな方には堪らないだろう。

満席になる前に店を出た。

続いては駅の反対側、「高島屋ステーションモール」の裏に昔からある2009110218120000 「鳥平」。

ここは柏でも老舗なのだろうが、コチラは今日が初見参。

チューハイを頼む。

おねえさんが「煮込み」でも如何ですか?と聞いてきたので、素直に従う。

早速、口に運ぶ。う~ん、好きな方には堪らないだろう。

複雑な心持のなか、折角なので「ホワイト餃子」で「おみや」を買った。

「悪戯に下町に思いを馳せて安易に手近で済まそうとする、その根性が気に入らない」とバッカスのお叱り喰らったか。

まぁ、こんな日もある。

鼓舞激励。

今日は船橋でM酔軍氏ご夫妻とKコーチと一献。

このKコーチには娘共々お世話になった。

コーチと言ってもこの方、国立T大を卒業されてこの春より県立U高校で教鞭を執られている歴とした先生。当然まだお若いが国体のコーチでもある。

この度はその「苦労話を聞く」と言う「大義名分」も一応ある。

Dsc131661 しかしながらコチラ人生の先輩としては遠慮なく「花生食堂」へご案内。2009103115580000 2009103115580001

築100年の外観・店内と、一通り驚いて頂いた後、ビールの苦手なコチラと同じく苦手なKコーチ、M酔軍氏は「キンミヤ」のチューハイ。お内儀のE子さんはビールで再会を祝し乾杯。

M酔軍氏と、「家でも同じキンミヤを使ってチューハイを造るが、こう言う味にならない」と話しているところにママちゃんが好物の「なめこおろし」を出してくれた。これも旨い。

更に歴史のある土鍋で供されるここの名物「湯豆腐」と、手付け何十年の糠どこから引き出す「糠漬け」。

湯豆腐は「豆腐」・「白菜」・「春菊」・「鱈」。タレには「葱」・「柚子」・「鰹節」あとは水道水。

ありふれた何て事の無い具材。しかし、いつもながら美味い。しかもこれで300円。

毎度の事で「湯豆腐」のタレの作り方を聞いても相変わらずママちゃんは、はぐらかす。これもいつも通り。

「キノエネ醤油を使ってるでしょ?」に、このママちゃん、ちょっと真顔に成りながら「ううん使ってないよ・・」。コチラは言葉にはしなかったが、「嘘だねぇ~」。

あっ、そうそうもちろん「糠漬け」も滅法旨い「そうだ」。

若いKコーチの為に親子丼の「上だけ」を頼んだが、これまた旨い。

ところで、この店はあくまでも「花生食堂」なので丼物や定食なども品書きにある。しかしそれらを食べている人を見かけたことが無い。

この店は板の間や廊下の他、トイレも同じく歴史を重ねていてさすがに中は水洗に代えられているが、その木製の板扉や戸鍵は当時のまま。「根津の甚八」より古いのではないか。

二階へと上がる階段も黒光りしていて、「怖くて何年も二階へ上っていない」と、おちゃめなママちゃんは言う。

そろそろキンミヤ印チューハイグラスのスライスレモンが段々増えてきたところで、店をあとにした。

続いては無理矢理「拙宅 酔狂亭」へご案内。2009103119040000 2009103118520000

この季節はやはり「芋煮」と、家人は張り切っていた。

その他、温海カブの「赤カブ漬け」や、M酔軍氏に好評だった、まるよね食品のみちのくの味「雪割り納豆」。

などなど、いつもの郷土料理のオンパレード。

始めは「キンミヤ」の水割りで飲っていたが、この「アテ」ではと、こちらも我が故郷の「初孫本醸造」に代える。

花生を出て一旦帰られたE子さんと、明日リーグ入れ替え戦のあるM酔軍家の女子大生H嬢もここで合流。

ご近所の下戸代表のSちゃんもお呼びし、いよいよ盛り上がる。

ありがたい事にご両家より沢山の頂き物をした。

2009110104340000 M酔軍氏の職業柄もあり、いつも色々な美味しい物を頂戴する。

この度はこの「にんにく辛味味噌」。

これも絶品。

つまみにはもちろん、ご飯にも合いそうだ。

その証拠に下戸代表のSちゃんも絶賛していた。

気分良く酔い、これにて一旦中締め。

その後はいつもの如く、素面Sちゃんと酔っ払い家人の「漫才談義」が延々と続いたそうだ。

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