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2009年7月

鯨と沖縄。

一昨日はI上家・I井家でのご近所仲良し会の「子供」の壮行会。

昨日は当事者同士I井家との「親」の壮行会。

大義名分はまだまだ幾らでもある。

その昨日は、鯨と沖縄料理「鯨賓館」。開店は16時。偉い。

新京成の最寄駅の側と言う事もあり、通る度に気に成っていた。

この厳しい景気の中、開店して大分経つのでリピーターも居るのだろう。と言う事は何かが支持されていると言う事だ。

お店に入ると、一目見て「海んちゅ」と分かる様な「おかあさん」が笑顔で迎えてくれた。

先客さん方もこれまた分かり易い、沖縄の方だろう。BGMは勿論「三線」。

先ずはご当地へ敬意を表して「オリオンビール」の生と、下戸のSちゃんは「シークワーサー」ジュースで乾杯。

お品書きなどを眺めているとお客さんが次々入って来る。テーブル席が5卓と座敷、それとライブスペースがある。週末などは盛り上がるのだろう。

2009073018410000 2009073019220000 定番の「海ぶどう」・「島らっきょ」・「ゴーヤチャンプル」・「ポーク玉子」・そして懐かしい「鯨ベーコン」・「鯨竜田揚げ」。

どれも美味い。

これ以外にも鯨は尾肉やさえずり。胃・腸などその他沢山ある。

ここで手許は久米仙35°を「オンザロックス」で。

さすがに沖縄料理や鯨との相性が実に良い。

店員さんが来るまで、おかあさんが一人で切り盛りしていたので飲み物や料理がちょっと遅れ気味になった。

日頃から世知辛くせかせかした生活を強いられているので、どうも「せっかち」な性質。「酒だけでも早く持ってきてくれれば良いのになぁ」なんて言ってると、Sちゃんが目敏くポスターを発見。一同目視。

そこには「みんなで ゆるゆる 島時間」 なるほど、一同合点。

遅れてきたご店のご主人がサーターアンダギをお客さんにサービスして回っている。初対面だが愛想が良く、目が合うと「よっ」と言う感じで右手を挙げる。こちらも「よっ」。これが沖縄。

「まぜご飯」や「ソーミンチャンプルー」もサービスして頂く。恐縮しながらも美味い。

更に興に乗り、泡盛も「菊の露40°」を。キツイが味が良く濃くて旨い。

Sちゃんが頼んだ「ソーキそば」も良かった。

店の方の対応が良いので居心地が良い。ここは酒・料理はもちろん、お店の雰囲気も人気の所以だろう。

両家共に早速お気に入り。お店の方々に挨拶をして本日は閉会。

最後は正しく千鳥足ながらI井家の「マジェスタ」で送って貰った。

天網恢恢疎にして洩らさず。

ふぅ~っ、やっと終わった壮行会。

とに角無事に終わって良かった良かった。

こんなにも大変だとは思いもよらなかった。

それにしても、利用させて貰ったケータリングの評判も良く、また事実内容も良かった。

ケータリング業者さんとは打ち合わせの段階から関わっているので、お仕事柄とは言え、中々大変な仕事だ。

立場上、ご挨拶や接待が忙しく食べたのは「鮪の寿司」が「1カン」だったが、アルコール飲み放題の中の「赤ワイン」、これが中々美味しくて、ワイン通の「M田ママ」も、そっとボトルをバッグに収めていたそうだ。おいおい、フリードリンクだよっ。

こう言う催しのなかで忙しく動いていると、不思議と「全体」が見えるものだ。

「動いている場面」と「止まっている場面」がハッキリと分かって面白い。そう言う意味からも「お前らもっと働けよ」組が炙り出される。そのうち信賞必罰。

場所を移しての先生方・来賓者と主催者での二次会。

当然飲ませて頂きますよ。酒類に関しての意地汚さはには自身がある。先程飲めなかった「貸し」はきっちり「返して」頂きましょう。

従って「鯨飲」。

始めのうちは「お偉いさん」もいらっしゃったので、大人しく遠慮しがちにしていたが、後半は「焼酎の量が足りない」と文句を言ってやった。

いい時間になって全体に酔いが回ってきた頃、忘れていた。やばい、みのっちの「M田節」が始まってしまった。しかもお偉いさんの前で。

この御仁、人柄はこの上無く良い方なのだが、「KY」ぶりも「銀河系一」である。

机の下から足を思いっきり突いて合図したが、全く無反応。「だめだこりゃ」。

斯くなる上は、もはや「強制終了」しかない。「宴もたけなわですが・・」と急遽中締め。

駅に着いたら、何と津田沼までで終電。

こうなったら津田沼でみのっち、二年のお父さん方数名と夜を徹して語ろうではないか。

半分醒めかかった頭で目論んでいたが敢え無く断念。

皆様「今日はお疲れ様でした」だと。

みのっちに至っては、「鍵をもって無いから今夜は帰れない」なんて言ってたクセに、「今夜は犬小屋で寝る」とか言って早々とタクシーに乗ってご帰還された。実に良い人。

みのっちに同乗を勧められたが、これ以上一緒に居ると自分の「感情制御システム」がイカれてしまいそうなので丁重にお断りした。そのタクシーのドアが閉まると同時に、「アホ!」っと叫んだ様な気がしたが覚えていない。人生の先輩に対してそんな失礼な言葉を吐く筈が無い・・・と思う。

駅前のチェーン店に飛び込み冷酒を頼み自分に向って「お疲れ様」。

周りの喧騒が幻覚の様に感じられ、そのままフェードアウトして気が付いたら狭い箱の中。ギョっとして起き上がったらカプセルホテル。

財布、携帯、時計を失くしていない事を確認して早々に表に出た。こんな時に限って良い天気だよ、まったく。

何となく空腹を感じた。そう言えば昨日から大した物を食べていない。

駅蕎麦でもと思い入ったのが何故か「松屋」。何で牛丼?

牛皿と生卵とビールを頼む。生卵を溶き、牛肉に絡めてその上から一味を掛け「つまみ」にする。もちろん好物の「紅生姜」もたっぷりと。朝8時に飲むビールは堪えられない。

いいなぁ~こんな感じ。ささやかな幸せだなぁ~なんて浸っていたら、家人より電話があり昨日の「昨日の収支報告」でこれから学校に行かなければ成らないそうだ、「えっ、俺も」っ?間髪入れずに「当然です」。「え~っ、これから?」。世の中なかなか上手くはいかないものだ。

唯一の救いは、カプセルへ泊まる旨の連絡は日付が変わってから、怪しい口調ながらも入れたそうだ。めでたし、めでたし。

RETRO。

昔から硝子製品や、綺麗にバフ研磨されたアルミやスティール製品に興味を引かれる。

幼少の頃、往診に来てくれたお医者さんは簡単な問診と聴診・打診のあと、分厚い牛革の鞄の中からスティール製の箱を出す。

いよいよ死ぬほど嫌な注射の準備。その箱の中には綺麗に整われた注射器と薬剤アンプルが鎮座する。

そこで登場するのが「ハート型」の鑢。これで薬剤アンプルの括れた「首」を擦り、「ポキ」っと言う音と同時に「首」を折る。そうそう、擦る前にアンプルを振ったり、指で「首」を弾いたりしてた。

かかりつけの医院へ行くと「カルテ」を「ガラスペン」で書いたり、調剤した薬はまるで折り紙でも折る様に薬袋(やくたい)に詰めていた。この一連の動作がとても魅力的だった。

その昔、郵便局員とお医者さんを間違えて(当時どちらも同じような鞄を持っていたので)通っていたミッション系幼稚園を逃げ出し、その後牧師先生方が大騒ぎになった経験もある。

それほど類を見ない注射嫌いだが、蛍光灯の下アンプルと液体・スティールの三つ巴が放つキラキラした光や、その何とも言えない芸術的な流線に子供心にも嫌いな注射とは違う意味で「ワクワク」したものだ。2009072207580000

今では安全性の問題で薬剤充填形のプラスティック製注射器が主流で、アンプルも同じく注射針を直接刺すディスポーサブル容器に取って代わられた。

現在我が家には以前工場研修時に、当時の責任者に「頼み込み」と言うより半ば「拝み倒して」手に入れた、正真正銘の硝子製3ml注射器と1ml・3ml・20mlのアンプルがある。

時々引出しから取り出しては一人「ニンマリ」して悦に入る。

ここで大事なのは他人様はもとより家族にもその姿を絶対見せてはいけない。有らぬ勘繰りをされたら厄介だ。

スティール製ではこんなのもお気に入り。2009072208120000

正式名称は「回転自動印」と言う。

昔は公共料金などの集金に来る「おばちゃん」の「領収印」は殆どこれだった。

銀座の「ITOーYA」になら必ず有ると高を括り問い合わせたが、「お取り扱いが無い」とのツレ無いお返事。

しかし執念深くツテを辿って漸く手に入れた。

時間は掛かるし、値段も高いし、重いし、今更何で??みたいな質問を受けるが「好きだから」としか答え様がない。以来5年ほど使い続けているが判を押す時の「ガチャッ」と言う音が何とも言えない。

レトロの範疇か否かは分からないが本日のお気に入りはこれ。2009072218580000

月桂冠「CUP ACE」。

これ、白い「お猪口」の部分はさすがにプラステックだが、「徳利」は今だにガラスで出来ている。よって「温燗」も出来る、偉い。

昭和のTVドラマ「雑居時代」の「ジャック(石立鉄男)」もよくこれを薬缶で燗にして旨そうに飲んでいた。

これには一つ「鉄則」があって、如何なる場合でも必ずこの「白いお猪口」に注いで飲まなければならない。

理由は簡単明解、このお猪口を使わなければこの「CUP ACE」を買う意味が無い。

早速スクリューキャップを開け猪口に注いで呑んでみる。何とも郷愁を誘い、「家呑み」にも関わらず何故か旅情をくすぐられる。こんな日は「茗荷」を乗っけた「奴」でいい。

今夜は酔いと共に何処へ旅に出ようか、なんて「のほほ~ん」としていると、家人の超現実的な話しで現実に引き戻された。

そうだ、忙しいのだった。やらなければならない事が沢山ある。

一杯呑んで、頑張ろ~っ!!

福と成す。

常日頃より自分勝手な生活を送っている為、会議などはとても苦痛だ。

かと言って「宮仕い」の身では仕方ない。

その苦手をたっぷり二日間もこなさなかればならない。

一日目が終わり、「ふぅ~っ」っとため息と共に八柱の「某店」へ。

ローカルチェーンのこの店、自分の中では所謂「そこそこの店」だと思っていたら、とんでもなかった。

「チューハイ」「牛筋煮込み」「高野豆腐」総て「×」。したがってオペレーションもダメ。

「高野豆腐」の煮物は好物なだけに落胆した。

店舗が違えば内容もこうまで違うのか。

さっきのとは違う意味でため息を吐いていると、救う神あり。

M酔軍氏よりお誘い。早速「ギャンブル線へ」飛び乗り一路待ち合わせの「西船」へ。

最近、西船と言えば「よっちゃん」か「大漁船」だが、たまには「反対側で」と言う事になり飲み屋街の「まる福」。100682595191

ここは、「大衆酒場とは斯くありたい」。そんな店だ。

邪魔にならない「喧騒」。

たっぷりの品揃えとCP。

由って当然繁盛している。

「シロ」をタレで、「カシラ」を塩で。カシラはちゃんと「アブラ」も間に挟まれている。箸休めに「朝鮮もやし」所謂「ナムル」を頼んだら、M酔軍氏より漬物の定義を問われたが自分でも解からない。しかし、ここら辺がギリギリ限界だと思う。

品書きに「鰊の塩焼き」を発見。我が故郷では「かどの塩焼き」。

大振りな「かど」が立派に反り返っている。早速注文して、手許も「菊正」の「樽」に。

枡の中にグラス並々に注がれた「菊正」を、枡の角に盛ってある「塩」を舐めながら頂く。

「かど」のご馳走、「雌卵」が旨い。「白子」も好きだがやはり「かどの子」だろう。これがまた「菊正」にぴったり。

本日は思いがけず、災いが転じた。

正調酒場。

何度目かの挑戦でやっと途中下車。

金町は「ゑびす」。100682595191

隣には有名店「大力酒場」。

二店仲良く並んでいるが全く違う雰囲気を醸し出している。

静のゑびすに動の大力と言ったところか。

100682595191_2 久々の「ゑびす」は「店内」も「親父さん」の使い込まれていながらも清潔な白衣や「女将さん」の接客も相変わらずだ。

カウンターの端に腰掛け親父さんは既にビールを大事そうに飲っている。

以前は「角」の水割りだった。

呑み助の心をくすぐるお品書きの中から酎ハイ250円と「烏賊ゲソ刺し」を頼むと、注文と同時親父さんは厨房に入り、女将さんは酎ハイ作りにとりかかる。2009071516300000

自然で見事な連係プレーで供される。

本日の「お通し」は良く冷えた「卵豆腐」。わかってらっしゃる。

ゲソ刺しは肝を付けて食す。甘みが有り濃厚な味わいがまた旨い。

ゲソの付け合せが何とも旨いので、聞いてみたら「美味しいでしょう、生もずくだよ」と嬉しそうに親父さんが教えてくれた。

客は自分一人。普通なら居づらい雰囲気が出来てもしょうがないところだが、ここはそれがない。まったく自然と言うか極普通。

居心地が良いんでついつい菊正を「温燗」で頂き、気分の良いままお店を後にした。

向暑。

7月も半ば、これからが夏本番。

既に30℃オーバーの日が続いて、十分に真夏だ。

「心頭滅却すれば火もまた涼しい」。とは言うものの、修行が足りず中々そうは行かない。

湿度の高いこの国の先達の知恵で、「打ち水」や「風鈴」「葦簀張り」など酷暑を少しでも快適に暮らす思考が此処彼処にこらしてある。

都内にもこんな風景が。100682595191

瀬戸物の火鉢や器に水草を廻らし、中には悠々と「和金」が泳いでいる。

昔は「棒売り」の金魚売りも夏を代表する風物詩だった。

何とも涼しげで江戸は神田の街にも良く似合う。

その時々の風情を愉しむ。昔の方々は豊かな遊び心をお持ちだ。

それはそれで良いとして。

この暑さ、やはり「冷酒」だろう。

出来れば「江戸切子」の酒器が良い。

「凍結酒」等もあるが、これはやり過ぎ、「野暮」と言うものだ。

それでは「つまみ」は何にしようか。

シンプルに「枝豆」や「冷奴」、ちょいと捻って「赤貝と胡瓜の酢の物」も良いが、ここは「鯉の洗い」と行きたい。

淡水魚特有の「こりっ」とした噛み応えを「からし酢味噌」で愉しむ。口の中に滋味が広がり冷酒と相まって、文句無く旨い。

これが「温燗」ならどうだろうか?、旨い。では「上燗」では?、やはり旨い。

結局そう言うことだ。

いつも通り。

相変わらず所用が多い。

ケータリングの打ち合わせを業者さんと行い、その後、天台体育館へ、更に船橋アリーナと正に東奔西走の様相を呈している。

どうにか三時近くにお役御免で家人と「扇寿司」へ。2009071217060000

ここを「定宿」にしている「かっちゃ」も早々と「抹茶ハイ」を飲っている。

マスターの、神業的接客は相変わらず。2009071215100000

取りあえず「おまかせ」で刺し盛りを頂く。

「ひらめ」「赤貝」「中とろ」「かに」、そして「玉子焼き」旨い旨い。

珍しく生ビールで乾杯。

名うてのビール嫌いではあるが、ここのは「大丈夫」。

その訳は、サーバーの掃除をしっかり行っている。瓶ビールと違い、実はビール嫌いにはこれが大事。

2009071215220000 とか何とか言いながら、すぐさまここの常備酒「八海山」と「久保田」を立て続けに。

ここで、下戸のSちゃんを呼んで、共通の話題で盛り上がっていると、人情マスターも混ざって更にヒートアップ。

娘達の中学の後輩で、現在はライバル○船に行っている子供の親もこのお店には顔出す。「今日あたり来るかもね」とマスター。

この近辺で「大きな顔」をしてもらっちゃぁ困る。言って置くが親子共々の先輩後輩の関係は、何時までも何処までも続くのだ。本当に大人気無い事甚だしい。

ところで、前の日に夜を徹して「伊勢海老釣り」に出掛けていたかっちゃんは座敷でぐっすりご休憩。やはり「定宿」だ。

ゴルフ帰りのSちゃんのご亭主I井さんも混ざっていつものメンバーになったところで、かっちゃんを起こし皆さんで拙宅「酔狂亭」へきて頂く。

I家と我が家のお互いの娘二人も練習を終えて帰って来て、ご近所の焼肉「とけいだい」の牛カルビ弁当をお持ち帰りでご馳走になる。一人は「奈良」が終わったら現役引退なのにも拘らず良く食べる。引退後も今のペースなら「大変な事」になるのは自然な摂理だ。おいおい大丈夫かよ。

いつもの様に愉快な夜は更けて、気が付いたら朝だった。

幻酒場。

会合が終わり、ちょっと一杯慰労会でも。

お父さん方四人と稲毛駅前「とり焼き一億」。

いわゆる「それ」っぽい作りで、「それ」っぽい料理、「それ」っぽい味。なんだかなぁ。

不完全燃焼のなか、「もう一軒行きますか?」のこちらの問いに、「蓑っち」ことM田さん、「いいですねぇ」。しかも、「船橋でM酔軍氏をお誘いしましょう」。無謀だ。

と言うわけで、M酔軍氏へ連絡を入れたところ二つ返事を頂いた。

この日は奥様もご一緒して頂き「四人で入れる店」と言う事になり「加賀屋」へ。

相変わらず満席の「一平」をやり過ごし、加賀屋を見ると何と表まで並んでいる。

「こりゃダメだ」と河岸を替えて、立ち飲み「登ん登ん(とんとん)」。

「しろをタレで」も良い。「ガツ刺しポン酢」も旨い。ちょっとインターバルで京都は伏見の「塞翁」。

折角M酔軍氏ご夫妻をこちらからお誘いしたのでこれで帰る訳にはいかないし、蓑っちもお約束通りかなり「メートル」が上がり、己の狼藉をすっかり忘れ、M酔軍氏直系の大守氏の話にまで及んでいる。

次いでは、そのまんまの店名「菊正宗の酒場」、と思ったがたった今店終いの準備をしている。

しょうがない、路地裏を「本能のまま」歩いて行くと、人目を忍ぶ様に「あった」。2009071121490000 2009071121500000

呑み助はこんな感じの店構えに滅法弱い。

店名も無く、只々路地裏にひっそりと佇む。

引き戸を開けると、カウンターの向こうにご高齢のお姉さんが二人。

「絵」もない、「花」もない、「飾る言葉」もないが、「歌」と「シャレ」はあるそうだ。そんな店。

M酔軍氏と共に、ここら辺りは「花生食堂」で「止めを刺した」かと思っていたが迂闊だった。

何かつまみは?

何も無いと言いながら「めざし」をどっさり。これがまたなんとも旨い。

久々に飲んだ「松竹梅」の「温燗」の旨さにもちょっと驚いた。もっともかなり熱燗に近かったが、まぁそこはご愛嬌。

それにしてもこの店、何か「幻」か「狐に抓まれている」様な気がしてならない。

是非再訪してみたいが、もしかしてもう一度行ってみたら、そこは草っ原だったりして・・・

思いがけずの酒宴、思いがけずの出会いの中、蓑っちの意識がしっかりしているうちに本日はお開き。

つったいⅡ。

今や故郷を代表する食べ物になった感がある。

「冷ったい中華そば」又は「冷ったいラーメン」。

いわゆる巷の一般的な「冷やし中華」との違いを語る事はもはや不用ではないか。

それほど認知度が高まった。

そもそも我が故郷で子供の頃から普通に食されていた。

なので、この時季食べない訳が無い2009071010000000

「冷ったい」ので、「氷」を入れたりもするが、始めにお湯で濃い目に溶いたスープに冷や水や常温の水を加えた「ぬるい」のもまた美味い。

動物脂は冷たすぎるとの凝固するので、胡麻油などの植物油を使うこともあるが、一気に冷やさず徐々に冷まして油が固まる直前に食べる。

インスタントや生麺など市販のラーメンでも簡単に出来る。

具は普通のラーメンと同じく「葱」「メンマ」「チャーシュ」「赤の板カマ」や「胡瓜」など。我が家では「紅しょうが」。

味付けを濃い目にするのがポイント。熱くない分「のびる」のも遅いので「つまみ」としてビールは勿論、冷酒でもいける。

こちらではあまり見掛けないが、故郷のスーパーに行けば「冷ったい肉そば」「冷ったいラーメン」どこでも「専用」が売っている。

スーパーと言えば地元の個人スーパーで「干だら」が売っていた。2009071021430000

随分大きくて肉厚で立派なもの。

入っていたビニールには「無添加」のあとにご丁寧に食べ方が記してある。

「熱湯で数回、塩抜きをして、酢かマヨネーズ等で召し上がって下さい」。

「又は小さく切って胡瓜かわかめ等と一緒に酢の物でもいけます」。

最後に「乙なものです」と書いてある。いいね、この言葉。

この「乙なもの」で決まり。

この言葉は恐らく「呑み助」だけを対象にしていると勝手に思った。この製造元、中々分かってらっしゃる。

但し、食べ方だけはこちらに任せて頂こう。と言っても、ただ炙って細かく割いてそのまま食す。

これには訳がある。実は先日M酔軍氏・大守氏との巡礼の折に山谷の「たから酒場」でこの「干だら」を食べて以来、どうにも気になっていた。

さて、一口。

おおっ、これこれ。この時代に刃向かう「しょっぱさ」、見事だ。

当然、つったい酒の盃が重なる。

つったい。

この季節の風物詩、我が家では故郷より蕎麦とラーメンが届く。

普通にざる蕎麦やラーメンも美味いが、この季節は何と言っても「冷ったい(つったい)肉そば」と「冷ったい中華そば」、これで決まり。

今日は「冷ったい肉そば」。故郷では夏冬問わずこれを食す。

今では「冷ったいラーメン」程では無いが、大分認知される様になった。「秘密のケンミンショー」のお陰か。

元々は最上川の畔にある河北町谷地というところが発祥だ。

何でもその昔、どこぞの呑み助が酒場にて酒をちびちび飲りながら冷めてものびない蕎麦を所望したのが始まりだそうだ。まったく何時の時代も酒呑みとは我儘なものだ。

2009070820260000 2009070820230002          

恐らく「ヤマザワ」で買ったであろう城北麺工の「羽黒そば」。

一般的には鶏肉を「煮て」出汁をとるのだろうが、今回はは鶏肉を鍋に入れ塩胡椒して「蒸す」。

鶏肉を取り出した鍋には鶏からでた油がいい感じで残り旨味が凝縮される。

それに鰹ダシや麺つゆなどで味付けしてゆく。

その汁を十分に冷やして「かけそば」の如く丼に注ぎ、そこへ麺を入れ先ほど蒸しあがった鶏をスライスして麺の上に乗っけ、普通は輪切りだが好みで白髪葱を乗っける。

冷やして食べるので味付けは「濃い目」が良い。勿論つまみとしてもだ。

これには冷酒だろうな。

さて、冷ったい肉そば。うん、美味い、十分つまみ。

こちらにも下町に「角萬」系列の「ヒヤニク」がある。中々ではあるが、豚と鶏では全然違うが贔屓目を差し引いてもやはり「冷ったい肉そば」だ。

                                      

ちゅうちゅう蛸かいな。

二つ区切りの数え歌なのは知っていたが、本を正せば平安時代の貴族方の双六遊びから端を発し、それが江戸時代に「遊び人」の丁半博打のサイコロの目の呼び方を経て現在に至っているそうだ。

自他共に認める無類の「蛸」好き。しかも「北海だこ」と言う文字に弱い。

部位で言えば、誰が何と言おうが「吸盤」。これに尽きる。次いで漏斗状の「口ばし」だろう。

ついでに言うと、「烏賊」「ホヤ」「貝類」など、無脊椎類を好んで食する。

蛸に関して言えば恐らく日本各地で獲れるのと思うが、最近モロッコやモーリタニア産などが出回っている。

蛸くらいは「地産地消」しようよ。フェアプライスと言う言葉もある。

この蛸、食べ方は幾らでもある。「生」「茹で」「焼き」「煮」「揚げ」「干し」「漬け」。

「漬け」?これはお正月の定番「酢蛸」。これも旨い。

個人的には「茹で」だ。

蛸本体の味が楽しめると言う意味ではやはり「茹で」に軍配が上がる。

あとは何をつけて食べるかだ。オーソドックスに「山葵醤油」や「塩胡椒」、その他にも「山葵酢」、最近の好みは胡麻油に塩胡椒をふったのに蛸を「ちょん」と付けて食す。ここで大事なのは胡麻油が「邪魔にならない程度」。これが大事。

胡麻油の香りと塩胡椒の相乗効果で蛸の旨味が引き出され、旨い。

2009070816040000 本日も「北海だこ」の「足」を一本仕入れてきた。見事な吸盤。

この足を三つに分ける。まず「吸盤」・「皮」・「足本身」。

三様に味と食感が違い飽きない。

これにはよく冷やした「冷酒」がいい。

淡白ながらも噛む毎に濃厚な味わいと切れ味の調和、盃がすすむ。

この時季から蛸は産卵に入る。その前の正に今が蛸は旨い。

「麦わら蛸」「梅雨蛸」と言う呼び名もある。

因みに「飯蛸」、これはいけない。

あの口ばし、可愛過ぎてとても食べられない。

GB戦。

久々の東京ドーム。2009070718510000

同じ齢のO畑T雄ちゃんと水道橋で待ち合わせ。

この方とは何かと「縁」がある。

息子同士が高校の野球部でチームメイト。

娘同士が中学のバレーボール部でチームメイト。

しかもその娘達はお互い違う高校へ進学したが、この度めでたく両校がインハイ出場となった。

今日の東京ドームはメモリアルと言う事で選手達が昔のユニフォームを着ている。今の股引の様なみっともない物では無く、もちろんアンダーソックスもちゃんと見えている。カッコイイ。

先ずはビールで諸々を祝して乾杯。

野球はやはり青空の下で観戦しながらのビールが最高との意見に落ち着いたが、飲み始めれば結局「どうでもいいや」。

それにしてもGのスタメン三人ほどが知らない顔ぶれだ。昔はこんな事は無かったのに、何となく寂しい思いがする。

その後、酎ハイ・日本酒と順調にイニングが進んだ頃、「表で飲もうか」。

5回で回転ドアを押して表へ出た。あくまでも野球観戦が目的だある。

そこそこ良い酔いのまま水道橋駅へ歩いていくと、何やら総武線が事故で遅れているとの事で急いで地元へ帰ってきた。

何処へ行こうか思案していたが、ピ-ンと閃いた、「そうだ、名案がある」。

この駅の居酒屋チェーンには我が愚息が厨房でバイトしているんだっけ。

二人のいいおっさんが、魂胆ありありでいざ店へと乗り込む。

一通り注文を済ませると。「厨房にT・R君って子居る?」とフルネーム。

「はい、おりますよ、呼んで来ましょうか?」「どちら様でしょうか?」

「K瀬と言います」。愚息の中学の担任の名前を出した。

すっ飛んで来た愚息を、いいおっさん二人が「ば~か、引っかかってやんの」。馬鹿は俺達だ。

その後も注文する度に、「会計は全部厨房のT・R君に付けておいてね。」と自分が言えば、「T・R君の給料天引きでも良いですからね」。とT雄ちゃん。全く懲りない同い年。

その脅しのせいか、頼んでも居ないサ-ビスおつまみが次々と届いた。「よしよし」。

酔っ払いながらも「馬刺し」がえらく旨かった。

一頻り馬鹿っ話しをしたあと、お勘定をしに会計に向うと、店長さんと言う方が「お父様ですか?いつもT・R君には良く頑張ってもらってます」。

おいおい、こんな状況でかしこまってなんだよ。もっと早く言ってくれればもっとまともな対応をするのに。しょうがない、こちらも一応居ずまいを正して、「何も分らない息子ですがよろしくお願いします」。

と繕ったが遅かった。

T雄ちゃんが、呂律の怪しい口調で「T君の給料は全部こちらへ振り込んで下さい」とか「女の子の店員さんはみんなバニーガールの格好させた方がいいよ」とか言っている。

ちきしょう~。

奈良での再会を約束してお互い轟沈。

夕まづめ。

日没から日暮れ迄、釣りならば魚の喰いが活発になる絶好の時間帯。

酒呑みのクセに、どうもこの時間帯が苦手だ。何故か寂しくなると言うか、切なくなると言うか。ご批判を恐れずに言うならば夜が怖い。「饅頭怖い」。

TVで「柴又」の草団子屋さんを取り上げて放送していた。

ちょっと行ってくるかなぁ。どう言う風の吹き回しだろうか、多少酒の勢いも否めないが、急に何となく思い立った。が吉日。2009070518010000それにしても、一人で日曜のこんな夕方近くから出かけるのは珍しい。

金町から江戸川土手の川風にふかれ、帝釈天へお参りを済ませ参道へ流れる。

昔から寺社の参道をそぞろ歩くのが好きだがここもいい。

日曜のこの時間、人出も丁度良いし、また良い塩梅に風情良く「ゑびす屋」も「大黒や」も灯りを点けている。

このゑびす屋の、店内にての夕暮れはM酔軍氏とご一緒した事があるが、秀逸だ。

今日は一人、柴又駅前広場の「春ちゃん」へ。日曜の今日は表へテーブルを出して賑わっている。

何度か家人と連れ立ったので、「あれ、お兄さん今日は一人?」。ママに尋ねられたが一人で飲みたい時もあらぁ~な。

ここへ来たらはこれ2009070516500000

「行者にんにく」で「レッド春」2009070516460000

焼酎をトマトジュースで割りそこへ沖縄の「コーレーグース」を流し込む。

辛味があって中々旨い。

寅さん目当てのお客さんが帰り、地元の先輩達が集まりだして来た。

余所者にも気軽に声を掛けてくれるが、長居は無礼。米焼酎で〆てお勘定。

このまま帰るのもなぁ。参道をもう一往復するか。

柴又街道に抜ける手前に「昭和の駄菓子屋」をモチーフにした店がある。以前から存在は知っていたが、ずっとスルーしていた。

どうせ、出来合いでつまんねぇ~んだろうなぁ、と高を括って冷やかしに入った。

間口の割りに結構奥行きがある。・・・次の瞬間、「えっえぇ~っ!!」思わず声が出た。2009070516150000

「フリッパー」。正式には「ピンボール」

少々自慢をさせて頂くと、30数年ほど前ゲーセンはもとよりボーリング場・デパート・映画館、etc 故郷の市内全域のフリッパーを友達とつるんで荒らしまわった。その腕前はと言えば、授業料を頂き(無理矢理ではなく・・いや多少・・)教えてもいた。

機種は様々で、そのデザインや絵からは「アメリカ」を感じられた。正しく「アメリカングラフティー」。

80年代以降、ボーリング場の衰退に揃えてその姿が徐々に消え始め、今ではそれを探すのは至難の業だ。それが三台とは、しかもオーバーデコレーションでは無く、初期に近いシンプルで年季の入った代物。いや恐れ入った。

兎も角。先ず左足を前、右足を後ろに構え、腰を落とす。

立て続けに三台、腰を振り、時間差打ち・止め打ち・触り打ち・「TILT」(ティルト又はテルト)になるギリギリまでマシンを揺らし、スペシャルを点けワンゲーム、ゲット。どうにか面目躍如。

後ろで子供達の羨望の眼差しを感じ振り向くと、「笑われ」ていた。「クソガキ」め。

いやぁ~興奮した。興奮覚め遣らんとはこの事だ。

直ぐさまその興奮をおさめるべく「かなん亭」。2009070517310000 2009070517340000

ここは升酒を頼むと、「ちゃんと」粗塩が付いてくる。

左手の親指と人差し指の付けにね乗っけて舐めながら酒を愉しむ。

ここの「牛スジ煮込み」は塩味で汁まで飲めて昔から旨い。いつも升酒とセットで。

つい先ほどまで散々アメリカに浸って居たのが嘘の様に「純和風」。都合の良い性格は生まれつきらしい。

お約束の亀屋本舗で草団子をみやげに柴又を後にした。

このまま帰ろうと思ったが、自宅近くの駅にある「立ち飲み」が気になり、ちょこっと。

以前に寄った時は開店して一週間との事だった。その時はあまり良い印象では無かったが、昔同じ場所に立ち飲み屋があり閉店して以来、地元に久々に出来た立ち飲みだ、頑張って欲しい。

やはりこの度もコンセプトと言うか、何か「匂い」が感じられない。

余計なお世話は十分承知だが「煮込みとか、品書きに何か目玉があった方が良いんじゃないですかね」と探ったら、「手間ヒマがかかるんですよぇ~」だと。更には「昔からある立ち飲みってみんな汚い感じがするじゃないですか」・・・「死ね」。思い虚しく、「ダメだこりゃ」。

家に帰ると娘のチームメイトのY里とN子が「テスト勉強」と言う大義名分で泊まりに来ている。一体誰が誰に教えるんだ??

KADUKOが送ってくれたらしく、相変わらず賑やかだ。

A美とSちゃんもお手伝いに来てくれている。

早速I上夫妻をお誘いして宴会。

I上さんから頂いた、「百年の孤独」が効いたのか、単に飲み過ぎか目出度く「大破・轟沈」

西船快談。

今日は西船でO川夫妻と待ち合わせ。

30分、時間を間違え早く着いてしまった。

どうするかなぁ、ほんの少し迷ったが家人と二人「よっちゃん」で早稽古する事で意見が合致。と言うか、合致しない訳が無い。2009032416500000

2009070418130000 2009070418260000

先ずは酎ハイと生ビールで乾杯。

お通しの生キャベツが普通に美味い。

いつもここでは「赤ウインナー」を注文するが、今日は「かしら」と「ハツ」の塩を頼む。大蒜味噌をちょんと付けて食べると、先ず香りと歯応え、それを追ってくる肉汁と旨味がまた良い。

興に乗り、昔懐かしい「鯨ベーコン」300円。食べる直前まで追懐に浸り、食べると同時に現実に戻る。生ビール、酎ハイともに二杯づつで店を出る。

この辺りは「よっちゃん」「浜寿司」「大漁船」と三軒並んでいるが、次は一軒飛ばして「大漁船」。200904042261

程無くO川夫妻と合流。

土曜日のまだ早い時間帯と言うのにここは盛況だ。中山競馬の流れもあるのだろう。オケラ街道側には幾多の飲み屋がある。何せここはギャンブル線の交差駅、様々な人種が屯する。

生ビール・酎ハイで、お互い先の決戦を讃え乾杯。

あるカテゴリーの中で様々な話題が出たが、お互い現場の人間としてその苦労が手に取る様に理解出来る。それにしても相変わらずI橋夫妻の話題でこれ程盛り上がるのは何故だろうか。そうそう、取りも直さずI橋夫妻のご人徳に他ならない。

刺し盛り、豆腐サラダ、ハムカツ、イカフライ、そして好物の鮪皮ポン酢。付き出しの大根とマグロの煮物も味が浸みて旨い。

O川ママと家人も一頻り話しが盛り上がり満足気に落ち着いたところで、奈良での一杯を誓いお開き。

Bridge over Troubled Water 。

そんな訳で、色々と気持ちばかりが焦ってどうしようもない。

ギターを弾いたり、好きなCDを聞く気にも成れない。

密かに目論んでたS&Gのコンサートも、スケジュール的にも精神状態的にも難しくなった。萎えるなぁ、どうしたものか。

只一つの救いは、如何なる状況下に於いても「酒」だけは飲めることか。

飲みに出よう。

さて、何処へ行こう。

こんな時は、一人で行ってもこちら合わせの勝手が出来る店が良い。

駒寿司か。

ここのマスタは必要以外は極力話さない。

引き戸を開けると、「らっしゃい、まいど」。

いつもはここから暫く沈黙が続く。

今日は珍しく、「先日、紹介されたって方がいらっしゃいましたよ」。とマスター

「うん?あぁ、たいちょさんだ。」そう言えばかなり挑戦的?な「蛸の吸盤」の写メが送られてきた。

今日も悩む事無く、「マスター、いつものやつ」。2009070316340000

程無くして届いた。そう、これこれ。

早速食べる前に写メを撮り、たいちょさんへ御返し。全く大人気ない。

今日は赤貝の酢の物がサービス。

冷酒を二本。と氷頭なます。

一人所在無く盃を重ねていると、顔見知りの常連さんが現れる。

丁度良い引き際、目礼を済ませ表へ出た。こんなもんか。

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