最近のトラックバック

« 2009年2月 | トップページ | 2009年4月 »

2009年3月

獅子頭。

今日は「常陸府中」、現在の石岡市。

以前このブログでも記したが、ここはその昔「常陸国」の「国府」が置かれた由緒正しい街で、平安の世「平将門」の襲撃を受けたのがここの国府だそうだ。その後やむなく「朝敵」と見なされ「新王」の道を辿り、非業の最期を遂げる。

その史実の恩恵を受けて、旧市街(旧街道)の街並みも落ち着いた旧家が建ち並び、往時を偲ぶ事が出来る。

もう一人、壮絶な戦いに挑み散って行った、賭け将棋の鬼才「真剣師 小池重明」もこの地で亡くなっているそうだ。

そんな中、街の南部には「恋瀬川」なんて言う名の可愛らしい川も横切っていたり、街のシンボル高さ10メートルの巨大獅子頭Isioka21 もある。

中は展示館になっていて金歯より下界を見渡せる。なんでも常陸國總宮大祭で執り行われる「獅子舞」に因んでとの事だが・・将門も浮かばれまい。

昼時、この地で評判の「朝日屋食堂」。Asahiya08073011

まず、外観で圧倒された。

初めは何かの記念館かとも思ったがしっかり現役で営んでいた。それだけで「偉い」。

恐る恐る引き戸を開けると、早速来ました老店主の「見かけねぇ顔だな」がひしひしと感じる鋭い一瞥。極々小さな声で「らっしゃい」。

6人がやっとの鍵型カウンターと壊れかけのテーブルが一つ。もちろん満席だが、この店主の小さな声が聞こえるくらい「シ~ン」と静まり返っている。

店内を見渡すと、全てのディテールが歴史の息吹きを吸い込んで、柔らかいながらも重厚さを醸し出している。テーマパークにはあり得ない、これぞ「天然物」だ。

ふと視線を感じた。老店主が見ている。即座に「ラーメン」下さい。に老店主、「はい」と。Pict00111

出てきたラーメンを見て、これは誰が何と言おうが「支那そば」だ。

店内の鶏ガラと節系の匂いで期待した通り。間違いなく旨い。一気に、しかも珍しくスープ迄完食。

お代の400円を払って店を出る背後で、老店主の「ありごとうございました」。今度ははっきり聞こえた。

小金原夕餉。

近所に本格中国料理の「大福元」が先ごろオープンした。

「一度みんなで行かなきゃねぇ~」なんて、ご近所会で話していたところ。

そんなこんなで今回は予察も兼ねて、家人・Sちゃん・不肖の息子、まづは4人で。

混んでるとの噂通り、日曜の午後6時過ぎ、まさに列を成していた。

普通ならすぐさま他所を当たるのだがここはグッと我慢。

寒風吹き荒む中(大袈裟)、30分程待ちいよいよ店内へ。

スタッフ全てが中国系の方の様で、オペレーションが甚だ悪いが、みなさん「ニコニコ」笑顔を振りまいていて、なんか「ほっと」する。中国には「サービス」と言う概念が無い、などと悪態を吐いていたが、これも立派なサービスです。

とりあえずビール・焼酎ボトル・ホットジャスミン・ホットウーロン等を頼みながらメニューを見ると、これがまた凄い品数だ。

あ~でもない、こ~でもない言いながら各々好きなものを適当にオーダー。2009032918590000_2

くらげと大根のサラダ・麻婆豆腐・水餃子・小篭包・烏賊と野菜の黒胡椒炒めホタテとほうれん草炒め・・・etc

ここで単純な疑問、なんで紹興酒じゃないの?の声に、そうだね!早速「甕出し紹興酒」をボトルで。

常温で飲む紹興酒は味に深みがあり、それはそれは旨い。

ここの料理は「本場」を掲げているが大分こちらに気遣いしている。しかし旨い。味も良いが嵩も多い。

そこへ頼もしい助っ人、現役「女子」高校生の「〇い&〇み」が部活帰りに来店。

二人も満足げに麺類等を食べている。店長の「張さん」も、この「女子」高生をからかい和んでいる正にその時、何気なくしかも不用意に「白酒」あんの?の問いに、店長即座に「あるよ」。

ピーンと空気が一瞬にして張りつめた。

その刹那、江戸っ子気質のSちゃんの目が鋭く光り「ここでは止めときな!」。と心の叫びが聞こえた。ような気がした。(イメージは、くの一忍者の梶芽衣子風)

冗談冗談、冗談ですよ。また店内の喧騒が戻り穏やかに時が過ぎた。満足の宴だった。

浅草田圃。

ふと思い立って、「池波正太郎記念文庫」へ行く。

東京メトロ日比谷線の入谷で降りて、言問い通りを歩いて10分程度。

台東区の生涯学習センターの1階にあるBunko1

著作本約1,000冊。蔵書約10,000冊とある。

当時の書斎がそのまま展示されていて、机の上には丸剤の瓶とスキットルがあるのはやはりこの先生らしい。

この先生、本職以外にも多才な才能に恵まれており、自筆絵画「ノルマンディーの野」や「月夜の船入り佃島」はお見事。

その他、グルメで玄人はだしの料理人である事は周知の通りだ。

「鬼平犯科帳」の「五鉄」の「軍鶏鍋」や「剣客商売」・「藤枝梅安」の「根深汁」など、この先生の描写に懸かれば、まずイチコロだ。呑まずにいられない。

一通り「浸って」館を出ようとした時、館員さんに呼び止められ、一言感想を書いて欲しいとの事。もちろん固辞したが執拗に迫られた為、しょうがない「願わくば此処で呑みたかった」と記して、逃げるように出てきた。

お昼に「雷門」でM氏と待ち合わせ。

さあ巡礼開始。まずは定石通りホッピー通りの「鈴芳」でホッピー・チューハイに牛スジ煮込みとこれも定番のふぐ皮ポン酢。少々肌寒いが、ここはオープンエアーの心意気と言うもんだ。

2軒目は裏道を入った生蕎麦専門「翁そば」。ここは「カレー蕎麦」が評判だそうで、少し待って店内に入り、即座に「燗酒」を頼んだら、置いていないとの事。無い物はしょうがない。二人でお互い苦手な「ビール」を1本飲んで潔く出てきた。お店の方の対応が良かったのがせめてもの救いだった。

次はそぞろ歩きながらふらっと、完全オープンエアーの店でおでんを肴にチューハイ。まるで日向ぼっこの様に気持ちが良い。

それにしても浅草は天婦羅屋が多く、観光客で賑わっている。

それではと、続いて天婦羅と寿司の「徳仙」。萩本欽ちゃんが修行時代に通った店だそうで、店主は口数が少ないが、掻き揚げの海老のさばきなどその仕事ぶりはさすが。但し我々は塩辛と燗酒で店を出た。

さっきの蕎麦が頭に残り、ここはやはり「並木藪蕎麦」と言う事で意見が一致。2009032815090000

運良く並ばずに入れた。「天ざる」に「菊正」。しょっぱさが身上の汁が天ざるの時は熱く出てくる。海老と衣の絶妙なバランスと歯応え、そこに辛い汁。杯が進まぬ分けはない。後は蕎麦湯で締めるだけ。

最後は「神谷バー」で「電気ブラン」を一杯ひっかけてと向ったが、やはり土曜は満席。残念至極。

ここでM氏とは終宴。

入谷まで酔い覚ましに歩く途中、懐かしのスマートボールをやり、中華料理の「来々軒」にひっかかり、喉が渇いたので餃子とビール。まだ明るいがだいぶ日が傾いて来た浅草に別れを告げて、漸く帰路に着く。

江戸川慕情。

今日は水戸街道の「松戸の宿」で。

0畑父と待ち合わせし駅近くの地下1階にある「大黒」へ。

まずは瓶ビールで、先の「大健闘」を讃え「乾杯」。

元来「ビール」が苦手で、コップ1杯でも多い位だが下手な「生ビール」を飲むなら瓶ビールの方が100倍良い。

即行、麦焼酎の水割り。お店のお姉さんが「このお水はアルカリ水です」と専用のボトルに入れて持ってきてくれた。

ありがたく押し頂く。どれどれ、う~ん、「かわんねぇし、わかんねぇな」とは言えないので、ずっと見ているお姉さんに「ホントだ」などと、曖昧な大人の対応をした。「鰯の頭も信心から」と言うではないか。

さて、つまみは、鰤大根・レバ刺し・厚焼き玉子・きんめ焼き。きんめ焼きが800円台でしかもそこそこ大振りなのには驚いた。味も大振りではあったが。2009032717300000

暫く近況など話して杯を重ねる。

そこへI上さん登場。

大健闘を祝し「乾杯」。

I上さんは先日「中国」へ出張され、その際お土産に頂いた「天津甘栗チョコレート」がとても美味しく、家人が喜んで知り合いの方々にお裾分けしたら皆さん絶賛されてたらしい。

秦の始皇帝時代の「兵馬傭」を実際に見られたとの事で、羨ましい限りだ。

お店の対応が「いかにも」だったので早目に切り上げ、拙宅へ移動。

O畑父は久々の来店?だったのでSちゃんやI上ママもお誘いして二次会の開宴。

I上ママが手土産に持ってきてくれた「紹興酒」。2009032806000000

おごそかに木箱から出てきた陶器は何とも面構えが良い。

栓を開けると正に「いにしえ」の香。10年熟成と記してある。

そのまんま、ストレートでと言う事になりグラスへ注いだ、まさにその時、I上さんが声高らかに「カンペェ~」と。「乾杯」ではなく確かに「カンペェ~」と発せられた・・

しかも、中国では「カンペェ~」と言ったら飲み干すもんだよとの解釈つきで実演された。この掛け声、聞いたことがある・・

一瞬のうちに悪夢が蘇ったがこれは「白酒」ではない。と高を括って居たら、O畑父早速轟沈、I上さん轟沈、気が付いたらありがたい事にSちゃんがいつも通り皆さんを送って行ってくれたそうだ。と言う事は三人轟沈。

そのうちの一人は、酒類の違いこそあれ先日も同じ愚行をやっている。この様な学習能力の無い人間を、世間では「おバカ」と言うのだろう。まぁ、これからもそんな人生だ。

お稲荷様。

今日は仕事で笠間に来ている。

笠間と言えば、「笠間焼き」と日本三大稲荷の一つ、「笠間稲荷」。2009032610240000

別名「胡桃下(くるみがした)稲荷」と言うそうだ。

少々時間があるので参道より進み参拝する。まだ朝早く天気も良いし清清しく気分が良い。

参道前には「にごり酒」を売っているお店が有り、思わず足を止めたが「何を考えてんだよ」と一人つっこみの後、邪念を振り切り鳥居の端を潜り本殿へと歩く。

昔から寺社仏閣を巡り参拝するのが好きなのだが、日頃の悪行三昧に対する「excyse」は明々白々だ。

参拝後は裏道を抜ける。2009032610250000

おぉっ、これは立派な4斗樽のご奉納酒!

しかも薦被りがこれだけ揃う壮絶さに、思わず生唾を飲む。

これは早速お参りした「ご利益」だ。

背後で「ば~か」と聞こえたのは気のせいか・・

邪な気持ちを抱きながら、お稲荷様を後にした。

ここ笠間は好物の蕎麦も有名である。

お昼は予てより楽しみにしていた、そば家「和み」。♪

この辺りは蕎麦粉の産地「金砂郷」があるが、ここは「山形県大蔵村」産を使用しているらしい。更に、今更遅いと思いつつも「マクロビオティック」料理も気になった。

うん?なに、あらっ、あれれっ、そりゃないぜセニョール。

「本日定休日」。だそうだ。

正に「天網恢恢疎にして漏らさず」。神様は全てお見通しでいらっしゃる。

八柱。

ちょっと思うところが有り、家人と近場へ飲みに。

この店はローカルチェーンながら、品数・質・プライスともに中々いい。

2009032516110000 2009032516270000

取り敢えずは、瓶ビールで乾杯!

突き出しは鳥り皮の詰め物。

お通しの美味い店に失敗は無い。これは定説だ。

期待と共に「ホッキ貝」と「数の子たっぷりの鰊焼き」。

うまい、うまい。

やっぱりね、定説通り。

チューハイの後、日本酒の「ぬる燗」を4合ほど頂く。酒よ肴、どちらもいい。

終いには何故かこちらはお猪口で、家人はコップで飲っていた。

このままの酔い心地を誰かに伝えたくて、下戸の女王Sちゃんを偉そうに我が家に召集。

馬鹿っ話しに華が咲き、盛り上がっているところに、ご亭主、I井さん。

更に馬鹿っ話しをして盛り上がる。話題はもちろん先日の「杯盤狼籍」。

かっちゃんも「立ち直った」ようで、何よりだが、「白酒のカンペェー」の恐ろしさに、改めて暫く「封印」を誓い合った。

話題は尽きぬままお開きに。いや、笑った。

目の下1,5寸。

用事があり稲毛へ。思ったより早めに済んだ。

あまり迷わず、「一平」。開店時間を10分程過ぎている。

無理かなぁ~と、思いつつ暖簾をはらうと、「あらっ」先客が3人程。

「珍しぃ~っ」こんな事もあるんだ。ここは開店とほぼ同時に満卓になる。こんな予想外なら大歓迎だが店員のお兄さんに聞いたら、「WBC」ですかねぇ~との事。なるほど。

取りあえず「チューハイ」。と「煮込み」・「小鰭」・「普通のウインナー」2009032415180000

ここは、名物に「大根煮」と「煮豆腐」がある。じっくりコトコト長時間煮込んでいるので、それぞれに深く味色が染みこれに辛しを添えて食べるとこれまた旨い。

それにしてもこの「小鰭」、旨いねぇ。噛む毎にちゃんと「味」がして〆具合も丁度合う。これならM氏も満足される筈だ。

その後、「にごり酒」・「麦焼酎」のお湯割り等々。その頃にはいつもの「一平」で、満員御礼。

気分も良い、そろそろお暇しようか。お勘定は2000円で250円のおつり。

ここはM氏の「シマ」なので、一言「仁義」のメールを入れ帰路に着くべく電車に乗って乗り継ぎ駅へ。

うん?ここはもしかして「よっちゃん」のある駅?などど一人とぼけた事を言いながら結局寄り道。07122707s1_2 

「濃い目」のチューハイを頼んで、つまみは「赤ウインナー」。

一平でも頼んだ気がするが、まあいい。「赤」だし。

今度は「本当」に帰路に着く為、駅へ向うと「おちょぼ鯛焼き」に人が並んでた。

酔い覚ましに並んで買ったのがこれ。2009032420010000

3月~4月の天然物の真鯛は、俗に「目の下1尺」(約30㎝)と言われる2kgくらいの物が脂が乗っていてしかも身も締り極上と言われる。

この「おちょぼ鯛」は5cmほど。

中身は何種類かあったが、「クリームチーズ」をチョイス。「16匹」で525円也。因みに、一平のチューハイなら2杯半は飲める。それはいい。

まほろばの里

家人が少々興奮気味に、「ファミマ」に「これ」が売っていたと、丸テーブルに置いた。

200808291603561 200903021944281

何もそんなに鼻息を荒くしなくても。

この方、酔うと何故かコンビニで大量に「大人買い」する癖がある。今までに犠牲になられた方々も沢山おられる。

今回は「まほろばの里チーズ」の「ブラックペッパー味」と「一味唐辛子味」だそうだ。

二人で興奮していてはとてもこの先持たないので、当方少々斜に構えて「へぇ~っ」位の程度でやり過ごす。

早速「フォアローゼス」のショットと一口かじり、「美味いね」等と冷静さを繕っていた。

今までの様に6Pやプロセスチーズも良いが、これは確かにに美味い。その他、「スモーク味」「柚子こしょう味」のバリエーションもあるそうだ。これは試さなくては。

そこで迂闊にも「スモーク」と「柚子こしょう」も食べたかったなぁ、と発してしまった。当然「どうもすいません!、無かったんですっ!!」。と語尾荒く棘のあるリアクション。予定通り。

何故にこの方がこれまで勢い勇んでこれを買って来たかは「まほろばの里」のネーミングと製造元を見れば分かる。

「まほろばの里」とは「古事記」や「万葉集」に出てくる言葉で「周囲を山々で囲まれた実り豊かなで住みよい処」の意味があり、我が故郷の置賜地方とりわけ高畠町辺りをも昔からそう呼ぶ。

それだけなら未だしも。製造元が「日本製乳」とある。なるほど、これでこの方「スイッチ」が入ったんだ。

我が故郷には有り難い事に、自薦他薦を問わず数々の名物・名産品がある。

その中の一つにこの日本製乳の「おしどりミルクケーキ」がある。Milkcake_thumb1

これは知る人ぞ知る、故郷の有名名産品だ。

昔から甘系が苦手だがよく食べた記憶がある。ケーキと名乗りながらも飴を短冊状に伸ばした様な形をしている。

その昔は「郷土のお土産品」として、かなり活躍したものだ。TV・CMも流れていて、知らない人はまずいない。

家人が昔から「大好き」だったと、そう言えば聞いたことがあった。よってこの方、日本製乳と聞くと自動的に「おしどりミルクケーキ」に直結されたのだろう。

因みに「日本製乳」は日本で最初に「粉ミルク」を製造されたそうで、その副産物に加糖して作られたのがこの商品。そして「おしどり」は我が故郷の県鳥。

さすがにここ何十年も食べてはいないが、これや山田屋の「富貴豆」など、郷愁と共に食べてみたくなった。

それにしても、「実にや食べ物への思いは」、何と凄まじい事か。

つくば颪。

今日も風が強い。そんな中、仕事で常総市へ。

旧名は「水海道市」(みつかいどう市)。こっちの方がかっこいい。

興味深い事に、この辺りには何故か「鯨」と言う地名もある。

地元の方に勧められて近くのの有名店へ。ここは元々は「小絹」だったが、最近変わった地名は「つくばみらい市」だと。センス無ぇ~。

そこの国道沿いにある「もつの屋」。

と言っても平日の昼間、もちろん「飲み」目的ではない。

外観の造りは、いかにもフードコーディネーターが「今風」に造ってみました風。R0029861s1

「過度」な期待はせず、店内へ。

メニューの中から、迷わず「塩もつそば」をオーダー。Img_826389_56196818_11

うん、香がいいね。

スープはほんのり魚介系と鳥スープ。中々いける。

もつを一口、そのまんま旨い。ほのかな甘さ、噛み応え、申し分ない、ただしここまで。

残念な事に麺が弱い。細麺は良いのだがこのスープにこれは致命傷。惜しいなぁ。

これ、もしかしたら「塩もつ」だけを「ウリ」にした方がいい。これなら日本酒にも焼酎にもホッピーにも合う。赤ワインにも。

などと勝手な事を思いつつ、それらのメニューが視界に入らぬよう、脇目も振らずさっさと食べて、とっとと出て来た。

春の風。

二日続けての代々木体育館。今日は家人と。

過去ここに、同じく二日続けて通ったことがある。「エリッククラプトン」の日本公演。

当時はアンプラグド発売前で余計なファンが居なく、それはそれはリラックスしたライブだった。それどころかこの先生、少し酔っておられた。

オーデイエンスの前で寝たり酔っ払ったりしてもファンに優しく支えられるのはこの方と、古今亭志ん生くらいなもんだろう。

どうでも良いけど、今日は風が強い。会場内はもちろん何ら影響はないが、今日も出ている屋台の店は大変だろうなぁ。ま、まずい、もうそっちに気がいってる。まだゲームが始まってもいないのに。

無事応援も済み、結果も良かった。

これで役目は終了。風はいよいよ強くなった。

丁度昼時だなぁ。が合図で千代田線に飛び乗り、一路「町屋」へ。

ここには名物食堂「ときわ食堂」がある。家人も気に入っている。しかし場所が決まったからと言って安心出来ない。ここは競争率が高い。和洋中はもちろん、寿司のカウンターもあり本格的な料理を低料金にて提供するので「呑み」の客と同じくらい「食い」のお客も居る。

やっぱり混んでいる。不安な面持ちをしていると、おぉ、2名だけ丁度空いた。「ラッキー」。

取りあえず、「大生2丁!」。一口飲んで家人へ渡し、ホッピーかチューハイか迷ったが結局チューハイ。

ここの店員さんお年を召した方が多いが、とに角フットワークが良い。しかもよく気が利く。人気の理由は品揃えの多さや廉価な事だけでは無く、こんなところも人気の秘密なんだろう。

たこブツ・小イカの煮物・さばの塩焼き・納豆とろ(納豆・とろろ・中トロ・卵黄)・普通の目玉焼き、旨い旨い。

ここで必ず注文する「きざみ山葵」。真打登場。2009032212480000

山葵の茎と摩り下ろしたワサビを合わせた物。

これが、半端な辛さではない。

ほんとは綿棒の先っぽ位を箸でつまんで食べるが、うっかり多めに取って口に入れ様もんなら、確実に「泣く」。

しかし辛いだけではなく、味と香と辛さのバランスがまた良い。究極の「酒、盗み」だ。

ただ、最初に頼むと後は何も要らなくなるのが難点だ。

風の影響でダイヤが乱れ電車に遅れが出ているとの事。

お急ぎの方には申し訳無いが、酔人の酔い覚ましには丁度いい。

玉響。

朝早く表参道を神宮前まで歩く。

少し前まで、ここをこうして歩くのが好きで、よく往来したものだ。

その訳の一つに「青山同潤会アパートメント」。5e86c7061

関東大震災後に都内に何ヶ所か建設された、当時はとてもモダンな住処だった。

それが年輪を重ねる毎に街並みに溶け込み素敵な景観を醸し出していた。

しかも「原宿」と言う場所柄、新旧の融和した協演を楽しませてくれた。

そこへ何で「表参道ヒルズ」なのか。正に愚行だ。まぁ、100年もしたらどうにか「もの」になるのか。後世に担うしかない。

気を取り直し、今日の天気は歩くのに丁度良い。代々木体育館でちょっと用事を済ませ表にでると、代々木公園の入り口に屋台が並んでいる。全てB食。これを見ると子供の頃から心が躍る。

ジャージのポケットの中にたまたまあった小銭を掴み、思わず「フランクフルトとビール」。

「ちょっと冷たいフランクフルト」に、「ちょっと冷たくないビール」。このロケーションなら文句無い、最高だ。

さぁて、どうしたものか。まだ時間も早いしお天道様も真上をちょっと過ぎた辺り。こんな時間に飲める店など無いし、世間様に申し訳が立たない。などと心にも無い事を一瞬思いつつも、一路「たきおか」へ。150x150_3567941

ここは朝7時からの開店。安心安全。

午後の眩しい日差しの中、暖簾を潜る。

若葉マーク。

今日は無理を言ってM氏と「花生」で待ち合わせ。Dsc131661

何やら立ち退きの話題もあるが「ママちゃん」と話しているうちに、その気丈さにこれなら「大丈夫」と一安心。

ここは外観も然る事ながら、店内もまた文化財の価値は十分にある。

2009032016010000 今度、県知事選があるが選択肢の一つに「ここ」を守ってくれそうな方に一票投じるとしよう。

あの歌舞伎座を立て替えるなんて無粋な知事さんがいるのは何とも情けないねぇ。

閑話休題。

いよいよ、M氏登場。っと思ったらこの度はスペシャルゲスト、M氏の「奥様」もご同行頂いた。

チューハイとビールで乾杯。特製「糠漬け」を美味しそうに食べられた。ここで花生七不思議の一つ、「湯豆腐」。どうも、家で作っても同じ味にならないんだよなぁ。付けタレはキノエネ醤油に水を足して葱・鰹節・味の素・柚子。当たり前の素材。秘訣が有るとすれば、あとは土鍋のコゲ具合しか見当たらない。しかし旨い。

続いて2軒目は総武線ガード下、もつ焼き「登運とん」。有楽町のガード下にある店の支店だと何処かで聞いた覚えがある。焼き物も中々、途中にごり酒を頂いたがあまり甘くなく美味しい。それを注ぐ、おでんの屋台などでよく見掛ける肉厚の耐熱グラスが気になった。これ、中々売ってないんだよなぁ。

続々3軒目はその名も「菊正の酒場」。2009032019090000

綺麗なビルの1Fにある。つまみも美味しい。「菊正」はご存知の通り、板前さんも実直そうで好感が持てる。十分及第点だろう、以前ならばね。

店の前に当時のお店の写真が飾ってあった。

何故このままで・・は、こちらの我儘。残念。

路地裏を散策中、匂いでもう1軒。

さぁ、そろそろお開きと思いきやM氏に完全に腕を「ロック」され半ば「拉致」状態で図々しくもM氏宅へ。ご子息、ご令嬢にもお会いでき何よりだ。

訳有りの「出羽桜」をM氏宅の常備肴の「カラスミ」で。濃厚なカラスミにフルーティーな出羽桜。味の繊細な表現が出来るほど正気ではなかったが、旨かった事だけは確かに記憶している。

今度こそ本当にお暇しなくては。このまま調子こいている事を許さない人間が一人だけ我が家に居る。

ところが何とした事か、H嬢が運転してM氏と奥様が同乗して我が家まで送って頂いた。このH嬢、運転免許は確か最近静岡にて合宿して取得した筈だ。

周囲の心配をよそに、さすが自動車部出身のM氏のご令嬢。「逆ハン」をきっていたかどうかは分からなかったが、狭いカーブを「気合一発」だけで攻めていた。さすがだ。

そんなこんなを感心していると、家人より電話が入り内容は失念したが、何故か話しの最後に「あばよ」と言われた気がする。いや確かに「あばよ」って言われた。

何はともあれ楽しい酒宴だった。そして今のところ無事だ。何が「あばよ!」だ、柳沢慎吾か。

春爛漫。

ここのところ、陽気が良い。

この麗らかな日を放って置いては御酒の神様に申し訳ない。

などと思いつつ、夜ごと酒仙の道を邁進する所存だ。

ところで、この季節。日本人ならやはり、「桜」だろう。

梶井基次郎の「櫻の樹の下には」の様な話題は置いといて、間もなくこの樹を眺めながら其処で酒宴が開かれる。

お天道様の高いうちからでも皆さん寛容になるので、「左利き」にはありがたい。

「桜」を冠した酒もある。「出羽桜」「黄桜」「美和桜」「桜正宗」・・etc

我が家では「桜ご飯」と言うのを作る。2009031906210000

普通桜ご飯と言えば、もち米と桜の葉の酢漬けを使うようだ。

そこはそれ、我が家の桜ご飯は酔った勢いの乱行により偶発的に出来た代物、したがって「紅しょうが」。

レシピなどと言うと大仰だが、例えば2合のお米なら市販のビニールに入っている紅しょうがの袋の中の汁を全部、研いだお米に掛ける。後はお米を炊く為の適量の水を加えて、全体にかき混ぜる。ここで少々の「味の素」もとい「うま味調味料」、ここがポイント。

汁と一緒に決して「紅しょうが」本体は入れてはいけない。色が褪せ台無しだ。

あとは炊き上がりを待つだけ。ご飯茶碗によそい、ほのかな酢の匂いとほんのり桜色を楽しむ。ここで満を持して「紅しょうが」を乗せて出来上がり。

これを眺めながらの一献、しょせん酔狂だが、たまには良いか。

おかめ。

秋葉原のガード下。

お目当ての店が閉まっていて、取りあえず傍の酒場「文蔵」。

最初からチューハイ・ホッピー・トリスハイ、順調に走り出した。

途中、お目当ての店を覗きに行ったら開いていたので速攻移動。

立ち飲み「しょっと・おかめ」。2009031720290000 チューハイ・ホッピー・日本酒・バーボン。

コロッケ・揚げシュウマイ・ポテサラ・魚肉ソーセージ・6Pチーズ・・・

とくれば正調「立ち飲み」。

本日のご同行願ったお相手は会社の酔人、I岡さん。

このお方、当時のエマーソン・レイク&パーマーや、サディスティクミカバンド、更にはマキ&OZ、、リブヤングにてキャロルなどをライブで観ている兵だ。それでいて「カーペンターズ」も好きだと、小さい声で言っていた。

そこで本日の「しょっと・おかめ」。

フラワームーブメントやウッドストック世代のI岡さんと是非行きたかったこの店。

店内に足を踏み入れるとそこはパラダイス。2009031720140000

なんとなんと、壁にはグレコのSGとレスポール。

ライブDVDは、師匠クラプトンを始め、恐らく千余枚はあるだろう。

マニアには垂涎物のポールコゾフ・ロリーギャラガー・レスリーウエスト・デュアンオールマン・等々。これらのレコードジャケットが所狭しと店内を賑わしている。しかし本当に凄いのはレコジャケだけに止まらず、それらの来日アーティストのコンサートチケットが一緒に貼付されている事だ。しかも「ビートルズ」の日本公演も。いや、恐れ入った。

もちろん店内にはこれらのビデオが流されていて、贔屓のアーティストが流れると見ず知らずの同年代の男達が瞬時に意気投合してお友達になれる。

ここがそれ風のお店なら何ら面白みが無い。ところが「ROCK」とは対極のいわゆる純和風の立ち飲みの体を成しておきながら、これだ。洒落が効く。

今宵は8ビートの酔いに乗せて、「JIM BEAM」のリフレーン。

ギャンブル線。

総武線と交わる「西船橋」。今宵はここで。

O川さんと待ち合わせ。この方、金融関係で下町の担当をされているお仕事柄、下町名店酒場に滅法詳しい。

南口には名店「よっちゃん」がある。

ここは店の「経ち具合」と「染み具合」が良い。定番の「赤ウインナー」はもちろん。

O川さんの推薦で、よっちゃんの直ぐ先の「大漁船」。

100707717651 入り口から中を覗くと、広い店内は「大盛況」。

それなりの訳があるんだろうなぁ。これは期待できる。

カウンターに通されると、目の前のネタケースに新鮮な魚介類と内臓系の串焼き物。どちらも鮮度良く光っている。

品数も多く好みだ。

瓶ビールで乾杯のあと、直ぐチューハイ。

取り敢えず、赤身・ひらめ・タコの刺し盛り、浅利のヌタ、季節の若竹煮をオーダー。

自称、蛸っ喰いとしても十分納得の行く代物だ。旨い。

メニューにあった、「マグロ皮ポン酢」。「ふぐ皮ポン酢」は大好物だが、これは初めて。100707717641

一口たべて「合格」。ゼラチン質の歯応えに加え、噛んでいくうちに程よい脂を感じ、いよいよ旨い。これ、ビールにも合うね。

CPも良くここも名店だろう。

その後O橋さんと合流して、M4中、3人組みであと二軒ばかし。O川さんとは日本酒の「ヌル燗」代え、遅くまで杯を重ねた。

終電間際の武蔵野線で酔歩帰路。

春の宵。

春、ここ彼処で自然が織り成すこの季節の匂いが良い。

ユーミンの「春よ、来い」にも歌われた、「沈丁花」。この季節、春風と共に芳しき香りが流れて来る。

これから花見に向けても「桜」に因んだ粋な慣わしがある。

「桜酒」もその一つ。

花びらを千切るなんて野暮な事はしない。

春高楼の下、降ってくる花びらを杯で受けて杯を空ける。昔の人はなんと粋で風流なことか。

これからのシーズンが楽しみだ。

昨年はM氏・大守氏と共に、まだ咲ききらない上野のお山でワインでの花見をした。傍らには「ニューコンビーフ」の缶。これもまた一興。

桜の芽吹きと共に食卓で春を感じられるのも日本人の特権だろう。特にこれからは春の山菜が名乗りを挙げてくる。

故郷より送られてきた「月山筍」。もちろん旬は5月位からだが水煮の缶詰でも十分春を感じられる。12095767907681630330812_2

生の月山筍は、皮のまんま焼いて「ほっくり」した所を味噌で食べる。

あるいは「味噌汁」。

または月山筍と、糸蒟蒻と牛肉との含め煮。等々。

今日は帆立貝と厚揚げと月山筍の煮物。

手前味噌ではあるが旨い。

禁じ手。

所用で古の街栃木市へ。
この街にはもう何度も泊まりがけで訪れて居るので、この街の情緒ある風情にも馴染んだ。
それとこの街の何気なく入る極々普通の「ラーメン屋」で、不思議としくじったためしが無い。

定石の「ラーメン・餃子・おまけのビール」も極々普通に旨い。

さて、お腹も満たされたし、ちょっと「本屋」でも冷やかすか。
どれどれ店内を見渡すと、平積みの当店推薦コーナー、いわゆる「島」が店舗の中央に設けられている。

ほぅ、食関連がずら〜っと。
おっ、これはこれは「池波正太郎」先生。ご無沙汰しております。「梅安・味暦」以来ですね。
うん?それと一緒に並んで何かあるね。

何々?
ちょっと待った。世の中にはやって良い事と悪い事があるし、世時の流れもコンプライアンスでしょうが。

哀愁漂う呑兵衛推薦コミック誌、「深夜食堂」の頭上にあるのは紛れもなく食品サンプルケース。しかもその中には何と、「赤ウインナーのタコさん」と「ポテトサラダ」。

ここは「本屋」だ。これは反則技。しかしこの本屋さんは見事「優勝」。

禁じ手。
禁じ手。

大虎。

酩酊状態で四つん這いになり、手が付けられない。これも「大虎」。

「あぶさん」の中に登場する何とも風情のある大衆酒場「大虎」。Shop_image11

川端に佇み、その向こうには大阪が誇る聖地「通天閣」が覗く。

ここ大虎のカウンターがまた良い。Shop_image21

出来ればカギ型の檜が良いが、何と言ってもカウンターの要は「高さ」でなないか。

ネタケースや余計な物がデンと構えていたり、高過ぎるのはいけない。圧迫感があり、酒も肴もそして会話も活きてこない。

そんな条件を満たす店は中々無いものだ。「根津の甚八」のカウンターも良いが、料理が別の台所で造られて供される。そこはやはり、鶯谷の「鍵屋」だろうか。と言う事は「三丁目の夕日」の「やまふじ」も。

ところでこの大虎、特に肴には拘らず、おでんや焼き鳥等だが、お品書きの端にしっかりとしかも堂々と「なめこ汁」と書かれてあった。さすが分かってらっしゃる。

一人、思いを馳せながら悦に入っていると、家人が「市場で新鮮なレバ差しの塊があったから」と食卓へ。昨日も食べた事は知っている筈だ。内臓系でプリン体が最も多い事も承知の筈だ。そう言えば先日、保険の見直しとか言ってたな。

’70s。

最近何故か「しちりん」。

バンドの話しで「しちりん」と言うのもまた乙なもの・・か?

取りあえず、白ホッピーで乾杯のあと、焼き物ホルモン系・イカ肝鉄小焼き・センマイ刺し。

生来の面倒くさがりな性分ゆえに、焼き物を網に乗っけるだけで反さない。

見かねて誰かが反してくれる。今夜も相方さんが。

それを一口、「ちょっと、焼きが足りないなぁ」。何様?2009031118370000

メニューに「納豆」250円と大きく堂々と書いてある。

早速頼んでみると、大粒納豆、卵黄、葱多目、海苔、山盛り芥子。

とくれば当然、「通風」一直線。だが発作の恐怖を知らない強み。

醤油を垂らし、「親の敵」の如く必死で掻き回す。納豆のこれ以上の食べ方は無い。「魯山人味道」によると、かの北大路魯山人先生も424回、掻き回すそうだ。勝手にどうぞ。

カシラもシマ腸もシロも放ったらかしで、納豆。これは改めて旨いな。

ただし、程よい時間で食べ切らないと水気が出てくる。

かた脇に「ホッピーと納豆」。このシチュエーションで70年代のロックムーブメントについて熱く語っている40代の男二人には、何の説得力も無い。

大寒桜。

何だかんだ言っても仕事の付き合い。

今日は「小江戸」川越。街並みは良いよ、情緒がある。

しかし、Pホテル。しかもフルコース。それに350人余り。どうだいこれ?2009031017540000

器もナイフもフォークも料理も。

どうなんだこれ。

ウェーターのお兄さんが、「お好きなお飲み物を仰って下さい」との事。

遠慮なく「焼酎の水割り、氷無しで」って頼んだら。「えっ」て顔しやがった。

おととい来やがれ。

今度は余興でプロの「生バンド」。タイトルが「昭和懐かしの歌パレード」だと。

ボーカルのお嬢さんはまぁ良い、可愛いから。

問題はバックバンド。多分40代で同じくらいの人相。

分かるよ、分かる。本当はあなた達こんな音楽やりたくないんだよね!分かる。

本当は70年代のハードロックをやりたいんだよね?ギターやエフェクター見りゃ分かるよ。

でもね、プロならしっかりやんなさいよ。いくらPAが悪くてもそこそこやんないと。それがプロってぇ~もんでしょう。

そんなこんなで途中で逃げ出し、本物の「江戸」は「根津の甚八」。

ここには既にM氏一門が。

おおっ、これはこれは5回に6回は断る大守氏。久々に拝見しましたがお元気そうで何よりです。イジられキャラは変わってませんね、安心致しました。

M氏の額に燦然と光り輝く「早乙女介主水之介」ばりの三日月の傷も勲章ですよね。

本日はM村夫人の「壮行会」だそうで。この方のご主人M村氏とは「並木藪」から「ホッピー通り」〆は「たきおか」を中立国の「スイス」相手に転戦した戦友だ。福岡に転勤だそうで羨ましい。呑兵衛にはサンクチュアリでしょうよ。

皆さんそこそこ酔われて来た。そしたら当然「たきおか」。

2009031023130000

上野のお山の入り口の「大寒桜」が見事に咲き始めている。

店内になだれ込んで、とりあえず「蕗の煮物」180円・「赤ウインナー」180円、その他諸々。

今日はM村夫人の壮行会だ、清水の舞台から飛び降りたつもりで奮発した「スタミナ煮込み」300円。どうだ。

うん?やばいな、今週一度死んだ筈なのにチューハイが旨い。

やばいやばい。

明日から少し控えよう・・かな、量を。

はい、よろこんで。

昨日の余韻を保ちつつ、今宵も。

愚息にはフラれ、家人と娘と。

さて何処へ行こうか。

まだ完全に立ち直らない身体と脳みそ。

こんな時は何の気負いも要らない大手チェーン店に限る。2009030917570000

メニューを覗くと、なるほどこれなら未成年の娘も飽きないな。

その分、大人は飽きる。

活ほっき貝を頼んだら、威勢よく「よろこんで」。

まだ身が動いていた。これは新鮮と期待して口にしたら、何と歯応えが無い。

活きてるだけではダメ。ちゃんとシメないとね。人間も同じね。「はい、よろこんで」。返事は良いね。

昔から物事に飽きると自分で面白い事を見つける習性が未だにある。2009030918190000

つまみに頼んだ「鮪のカブト焼き」。

おお、良い玩具がきた。味はさておき。

魚の胸鰭付近には一対必ずある軟骨で通称「鮪の鮪」。

本家は「鯛の鯛」。真鯛のこれが一番美しい。めでたい鯛の中に更にめでたい鯛の形。昔からの縁起物。

中々立派な鮪の鮪だ。味はさておき、ご馳走様でした。

大破轟沈。

12時30分にM氏と「八広」駅で待ち合わせ。

八広と言えば「丸好酒場」で決まり。547a9a1bthumb1

平日は16時開店だが、日曜はお客さんからの要望で12時開店。

本日は開店から30分経過している。

駅から店へ向う道すがら歩道橋に「更生橋」と書いてある。しかもご丁寧にローマ字表記も。う~ん、一瞬脳裏をよぎったが、もう遅い。

心なしか無口に成る二人、更生しているのでは無い。そう、座れるか否かが心配なのだ。

暖簾を払って中を覗くM氏、うん?、満席か?不安が過ぎる。

常連さんに詰めて頂き漸く二人入れた。超ラッキー。

先ずはボールで乾杯。目の前には大鍋で煮込まれた「目的の代物」。

間髪入れずに大鍋の「煮込み」を注文。

一口、感動的に旨い。その後は一箸毎に二人で感動し続けた。

続いて禁じ手の「レバ刺し」。日本で最初にレバ刺しを出したのがこの店だそうだ。

注文毎に塊から切り落としてくれる。63c9ef6d02868af803d3232cd3eethumb1Fantasisitaksk10301712_lthumb1極力、普段はレバー系を食さないM氏もこれには堪らず、「明日、足が痛くなってもいいや」と男らしく食された。ご立派。

ふと隣のおねえさんの袂にある物が目に入った。おぉ、これは紛れも無く「つまみカレー」ではないか。

早速注文すると店主のおかあさんが、「カレーはご飯じゃなくつまみだよ」の名言。供された「じゃがカレー」を一口。粘度が有り旨い、間違いなくこりぁつまみだ。

ここのおかあさん、典型的な「下町のおかあさん」で、がらっ八だが気配りが良い。お店の人気に違わず一級品。

これだけの有名名店ゆえ、有名人も見えられる。もちろん「褒め殺しの吉田類」さんも。面白かったのは下町酒場評論タレント?の某氏が評判悪かった事。個人的には嫌いでは無いがこの御仁、洒落の切れが悪い。

感動のまんまお店を後にして、何ともつまらない駅名の東向島駅へ。駅名標のしたに「旧玉の井」の表記が、せめてもの救いか。

墨東綺譚「ぬけられます」の旧寺島町をそぞろ歩く途中にも趣のある名店が連なる。荷風先生も酔眼千鳥足でここら辺りを歩いたに違いない。

本日其の二。M氏に拙宅へ寄って頂いた。

頂き物の「久保田・万寿」を二人でかるく制覇。確かに旨い。難を言えば少々旨過ぎること。

ここで常連で日頃よりお世話になってる元江戸っ子のSちゃん登場。この方、見た目・ノリの良さ・に不釣合いだが下戸。

その後、かっちゃんに続いてI井さん登場。Sちゃんのご亭主。

ここまでは良かった。良い筈だった。

ここでM氏の中国土産「白酒」。酒精度53%と書いてある。セメダインの懐かしい(変な意味では無い)香がする。後悔先に立たずとはこの事だ。

白酒を前にしてM氏が見逃してくれる道理が無い。直ぐ「乾杯」。もとい「干杯」の始まりだ。有り体に言えば「一気飲み」。この干杯で是までにどれほどの方々がひと時、人間を辞められたか想像もつかない。最近では「みのっち」齢51歳。パンツ一丁、捕らえられた宇宙人状態。思い出すだけでも身の毛がよだつ。恐ろしい。

暫く酔談談笑の後、何事も無かった様に(正確には右大臣程度のホロ酔い)M氏は颯爽と帰られた。そして我が家には、状況だけが残った。杯盤狼藉の最中、拙者、十何年振りの「マーライオン」の後、無事に大破轟沈。

いつしか終宴になった、らしい。

何とも愉快で楽しく充実した一日だった。

 

しちりん2

今回は先日とは別の「しちりん」。Kogane1

先日は接客が若いお嬢さんだったが、ここは若いお兄さん。

この際好みは置いといて、どうしも店の比較をしてしまう。 

肉類はホルモンも含め20種くらいで一皿450円から。定番メニューは同じだが、少しづつ違いがある。こんなところはローカルチェーンならではで、その店舗の特徴が出て面白いね。

若者の一生懸命さは同じ。今時珍しく、見ていて小気味いい。

後は細部の気遣い気配りだろうなぁ。お兄さんの方はお客に背を向けない。いつも対面でのオペレーション。個人的には甚だ残念だが、どうやら若いお兄ちゃんに軍配が上がる。

先日の店のお客は殆どが男性と言うか「おっさん」。しかしこちらは若い娘からそうでない方まで女性が目立つのは気のせいか。

チューハイを頼んだら、「氷入れますか?」とお兄さんが聞いてきた。合格。君は偉い。

その気遣いを忘れなければいつ社会に出ても大丈夫だ。後はおじさんが頼んだホルモン三種盛り600円を忘れなければ完璧だった。

それにしても、隣のおじさんが食べてた「ブリかま」&「マグロかま」300円は旨そうだった。

ホッピー350円。チューハイ300円。パフォーマンスは悪くない。

下町の名店と比べるのは酷と言うものだが如何せん中途半端感は否めない。

頑張って欲しい。

コリアンテイスト。

以前に頂いた、秩父の酒焼酎「だんべえ」。Img554307671

つい最近まで飲む機会がなかったが、いざ飲んでみるとこれが中々。

普段の焼酎は「蕎麦」が多いが、これもあっさりとして「邪魔」しない。

この酒焼酎と米焼酎との違いは、清酒を特殊な製法で蒸留し清酒の風味をそのまま取り入れたそうだ。なので酒の香も立つ分けだ。

今日は対極にある芋焼酎のお湯割り。そこで肴。2009030411170000 2009030419140000            

今夜はスルメと鰹と帆立。

好物のスルメは烏賊っ喰いには堪らない「足」と「エンペラ」も付いている。

いつもはスルメは生姜醤油で、帆立は山葵醤油で、鰹は芥子醤油で、と決めている。

しかしこのままでは「芋」に邪魔されてしまうので今日は少し趣向を変えて。

胡麻油に塩と胡椒でやってみる。

烏賊はコリコリした歯応えと共に甘味が染み出て、帆立は本来の味に濃厚さが増す。

鰹も申し分無く旨いじゃないか。そこへ自家製の島ラッキョの浅漬け。こりゃいいや。

芋お湯との相性も抜群、今夜も杯を重ねる。

                                                       

カムイ。

今日は家人と二人呑み。たまにはね。

以前より機会を窺っていた北海食堂「カムイ」。2009022418430000

昔良く飲んだ街に出来てまだ新しい。

この街も変わったなぁ。

でも良い意味で進化するなら大歓迎だね。

噂を耳にしていたので心待ちにしていたこの店。

店内にはロシニョールのノルディック用スキーが飾ってある。

まだお若いご夫婦がスタッフとテキパキ切り盛りしていて感じが良い。

まずはご挨拶代わり生ビール・米焼酎ロックと鮮度抜群の「ホヤ塩辛」と「ホッキ貝」。2009030317400000 2009030317460000

新鮮なので歯応え味とも申し分ない。

「ホヤ食っい」でホヤには一家言有る家人もこのホヤの塩辛にご満悦。(ミッション1成功)

お品書きを見ながら何々、おおっ、「キンミヤ」があるではないか!迷わずキープ。

次いで「アイヌ葱の醤油漬け」。う~ん、これは行者にんにくだな。家人共々杯が進む。(ミッション2成功)

これまた家人の好物の「白子」。しかもポン酢の他に塩で食す。機嫌が良さそうだ。よしよし。

和・洋・中とバラエティーに富んだ品揃えは酔客を飽きさせない。

なんと「赤ウインナー」まで。タコさんに化けて出てきた。

いいとこ見ぃ~っけ。そんな感じ。

こんな店に、80年も100年も頑張って続けて貰いたいと思うのは我儘か。

しちりん。

今日は一人呑み。

常磐線・新京成線沿線にある、所謂「ローカルチェーン」。2009030217360000

しかし、大手チェーン店にない拘りがあり安心して呑める。

ホルモン関連はもちろん豊富でその他刺身類もある。最寄の駅にある事もあり一人呑みの時は結構重宝している。

一時は愚息もバイトでお世話になっていた。

その店名から察する様に、一人でも目前に「七輪」が置かれる。

そこで、牛豚肉・ホルモン・魚介。野菜を自分で焼いて食べるシステム。2009030217510000 2009030218230000 2009030218500000

ホルモンも充実しているうえ、焼きたてを直ぐ食べるのでもちろん旨い。

でもここの名物はホルモンでは無い。

来店するお客のほぼ全員が頼む「にんにくのオイル焼き」。直系8cm程の鉄小鍋にオイルとにんいくを入れ七輪に掛ける。

不思議とこの鉄小鍋でなければ、上手くいかない。以前興に乗りこの鉄小鍋を譲って欲しいと懇願したところ、3000円との答えに、じゃあ、チュウハイ10杯呑んだ方がいいや、思い留まった事がある。

にんにくがこんがり色付き、塩コショウで食べると、ほっくりとした歯応えと甘味が何とも旨い。ここで終わりと思うのは些か早計。実はこの後が目的で皆これを頼む。

たっぷりにんにくの旨味エキスが残る鉄小鍋に満を持して生卵を溶き入れる。

見る見るうちにドーム型に盛り上がり、そこで間髪入れず一気に醤油を回し入れる。仕上げを御覧じろ。香ばしい匂いが辺りを包む。後は酒と交合に口に入れるだけ。蕎麦屋の「卵焼き」は思うに日本酒限定だが、これは一味違って、また一興であろう。

宴と縁。

総勢15名の宴席が我が家であった。名目は「Y子とI家の送別会」。

と、冒頭で申し上げたところ、「送別はY子だけ」とI夫妻に訂正された・・そうなんだ。

取り敢えずリビングのグランドピアノを囲んで皆さん各々ゆったりとくつろいで・・・

すみません、嘘で固めた人生でした。

ホントは丸い卓袱台におまけのテーブルをくっ付けてもはや「立ち飲み」状態

IママやSちゃんに色々と手の込んだ料理を作ってきて貰った。どれも評判良くみな旨い。

我が家の担当は定番の「納豆汁」。2009030109170000

15人前×2位の量となると中々大変だが、大量に作ればそれだけ旨味も増す。

いつもは家人が作り手だが今回は自分が。

擂鉢で納豆を擂り丁寧に作った。ただ昨夜食された皆さんには申し訳ないが、一晩寝かせた今日からが一番美味しくなる。残念でした。

宴も酣、男衆の方々早々轟沈され一人残されてしまった。まぁ一人飲みも好きなので、と思ったら家人が物凄い勢いで飲む。この方の様に是だけ気持ち良く酔えたら幸せだろう。何やかんやで2時過ぎ終宴。皆さんお守りお疲れ様。

全く話しは飛ぶが「龍上海」。今朝セブンに行ったら売っていた。これも何かの縁と懐かしさのあまり無意識に手が伸びた。2009030109230000

赤湯名物「辛みそラーメン」。

学生の頃、故郷のダイエーの裏に支店が有って良く通ったものだ。

やたら怖いおやじとおばさんが居て緊張して食べた記憶が蘇る。

今から30年以上も前にあの「辛いみそ」と調和の取れた絶妙の味付けは子供心にも衝撃的で生まれて初めて食べる味だった。

最近は新横浜ラーメン博物館へも出店しているそうだ。

昨今の第何次目かのラーメンブーム。ひっそりと息を潜めて真面目に営業していた町のラーメン屋さんが、つい乗っかっちゃって悲惨な末路を辿る。こんな例を何軒か知っている。

老婆心ながら。

« 2009年2月 | トップページ | 2009年4月 »

2013年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ