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2008年12月

終宴お開き。

今年もいよいよ暮れようとしている。

年々暮れの風情が薄れていくのは寂しい限りだが、これも時世であろう。

こんな時代だからこそ、昔ながらの行事や儀式、仕来りを保持して行きたいと思う。

暮れから明けて三が日(もう少し長く)は毎朝お神酒を頂くのも我が家に代々伝わる立派な儀式だ。

と、杓子定規的な事を言いつつ、この時季これが来る。2008123019350000

「鳩納豆」と「羽黒そば」。どれも我が故郷の食品。

「鳩納豆」はデラップス(デラックスではありません)と言われる独特の外側の包装を空けると昔ながらの経木の中に大粒の納豆が並んでいる。普通に食べても美味しいが、葱を太めに切り麹味噌と和えた「味噌納豆」。日本酒が進む進む。

「羽黒そば」はいわゆる生(き)そばの太い田舎そば。コシが有りタレは液体と顆粒を混ぜていただく。もちろん蕎麦湯も濃い~のが出来る。

これらをつまみにお酒を十分頂き、「行く年来る年」の永平寺の雪景色を観ながら新年を迎える。これが我が家の仕来りだ。それまでまだ時間があるので、あと一呑み二呑み・・

今年も様々な人にお世話になった。縁あってこの拙いブログをご覧の全ての方々にとって来る年も酔い(良い)年であります様に。

M氏様、special thanksです。

寒柳

柳の合う町は間違いなくお江戸だろう。

歌にもある「銀座の柳」は有名だ。

酒呑みの聖地、浅草も負けていない。2008122810210000

その昔、吉原土手の柳に思いを馳せた先人も居た。

掘割の柳に酔った勢いで絡みついたりもしたに違いない。

時代劇等でいかにも人相の悪い輩が待ち伏せるのも柳が多い。

所詮「風任せ」である。

本日も巡礼。もちろんM氏ご同行。

古の粋な場所となると、やはり「浅草」だ。その浅草は日本発の地下鉄、銀座線が走っている。歴史がある所に名店あり。これは定説。

その銀座線の松屋口に程近い、地下改札口の直ぐ側。ありました。「福ちゃん」。

2008122811110000

ここの地下街一帯は正に昭和の風が流れている。

早速、牛筋煮込みでグラスビール。ついで熱燗。

おおっ、徳利のみが菊正の小徳利。中身は教えない。

焼きそばが名物とあって、日本酒だろうが何だろうが、皆さん焼きそばをオーダーしている。如何にもソースの中で泳いでます、みたいに黒い麺にこれまた食紅鮮やかな紅生姜。これぞ下町焼きそば。

地上に上がり仲見世・伝法院通り・ホッピー通りを冷やかす。

やけに人が出ているなぁ。そうだ、今日は有馬だ。なるほど。

裏通りに逃れて立ち飲み「安兵衛」。2008122811430000

ここには看板娘が居る。

年の頃は三十路凸凹。

いわゆる客捌きが実にお見事。

M氏と共に、う~ん我が社に欲しい。

チューハイにつまみは、ねぎま・ぼんじり・かしら。裏メニューのカレーライスのライス無しが絶品。故ウガンダ虎は「カレーは飲み物」の名言を残したが、ここのカレーは「立派なつまみ」だ。

さぁ~て3軒目、どこへ行こうか?

こう混んでては浅草もなぁ。そうだ、メッカ「立石」へ行こう。唐突だが満場一致。しかも電車の便も良い。

立石の駅に降り立つと、くんくん、匂う匂う。旨そうな匂い。

日曜なので、泣く子も黙る「宇ちだ」はお休み。

これぞ江戸前立ち食いの「栄寿司」は相変わらずご盛況。

目指すはえびす食堂へ。定番のニラ玉と銀杏で「ボール」(焼酎ハイボール)を頂く。

立石2軒目(名前は失念)が凄い。ネタケースの中にマルちゃん「緑のたぬき」と「赤いきつね」が堂々と鎮座していた。もとろんつまみとして。

次いで下町の雄、柴又帝釈天へ。

中庭があり江戸情緒たっぷりの「えびす家」。座敷に上がり、鯉の洗いで一杯。辺りが良い塩梅に暮れてきて名入り提灯が映えてきた。

本日6軒目は寅さんの銅像側にある「春ちゃん」。粋筋ママの一人語りに耳を傾け、あ~ぁ酔った。お通しの車麩の煮物が旨い。

夕暮れの街を振り返ると心地よい風が頬を撫ぜた。

今年最後の巡礼に相応しく、只々最高。

雪冷え。

季語ではなく、日本酒の温度の高低での呼名の一つ。

その他にも、花冷え・日向・などがある。よく言うのが常温・人肌・ぬる燗・熱燗。

「雪冷え」は温度が一番低く5℃前後。それに対して「飛切燗」は55℃前後とその差何と50℃もある。その間に5℃~10℃位の違いで呼び名が変わる。実に微妙で繊細だ。

燗酒の名店などで、専門のお燗番がいてチロリや銅壺に全神経を傾けて目を凝らすのも納得する。

徳利やお猪口にも好みがある。2008122707110000

酒場に通いとおして無理矢理頂戴した物から、瀬戸物屋での衝動買まで様々。

やはり基本は白磁の背だか徳利であろう。それに広口お猪口。

菊正の名入り1合徳利の流線具合はどうだ。これぞ、芸術品。

最近はM氏の受け売りで檜升で飲む事も多いが、やはりこの季節、燗酒を自分の好みの酒器で楽しむのも左利きの特権。

同じ酒を違う徳利とお猪口で飲むと多少味が変わる気がする。気のせいでは無い。徳利の大きさや肉厚の違いで温度が変わり、よって風味や飲み口が変わる。

さて、今宵はどれにしようか。

酔客万来。

「酒とつまみ」と言う、そのまんまの季刊誌がある。

3年程前、初めて丸の内丸善にて発見(大袈裟ですが)した時は感激のあまり思わず複数号を大人買いした。

一見その方面の真面目な趣向本の様だが、全くの真逆。

ゆえに実にくだらなくて実に面白い。

毎号メインゲストを迎え、呑みながらのインタビューする。故高田渡・なぎら健壱・井筒監督・重松清・玉袋筋太郎・安部譲二。等の錚々たる酔客達である。編集者が文字通り身体を張って取材(呑み回り)している。

その他様々な企画があり「山手線一周ガード下酩酊マラソン」や「7時間耐久立ち飲み店巡り」。酒呑み簡単つまみなども大変充実していてB級グルマンにも堪えられない内容が満載である。

もちろん下町名店案内もそんじょそこらの店とは違い、恐ろしくディープでレアな店を教えてくれる。

ただ残念なのは季刊誌と言えど何時発刊されるかホントに判らない。現在1号~最新号の11号まであるが、部数も少ないのでバックナンバーも号によっては売り切れだ。何より心配なのはスポンサーが見つからず何時廃刊になるか分からないと編集長が言っていた。11hyousi1

もうこれは口コミしか無い。

1冊400円です。直販もしていますのでご覧の皆様どうぞ宜しくお願い致します。

酒とつまみで検索するとHPがあります。

*数々の酩酊による失敗談等も載ってます。是非、大守様・・

順路。

雲一つ無い日本晴れ。寒さも調度良い。

東京駅でM氏・大守氏と待ち合わせて、いざ皇居へ

12月23日は天皇誕生日。初めての一般参賀。

天皇陛下・皇后様 皇太子ご夫妻 秋篠宮ご夫妻。宮殿・長和殿にてお出ましされた。

「皇尊弥栄」。

松の廊下跡や本丸跡を回って皇居を後にし、次は定石通り靖国神社。

本殿に参拝し遊就館を拝観した。やはり、このリアルさは戦後生まれにも感慨深いものがある。

靖国神社は何度か訪れているが能楽堂があった事は気が付かなかった。老松が見事。

ここまで結構歩いたので程良く喉が渇いたと思っていたところに、さすがM氏分かってらっしゃる。辿り着いたのは、境内脇の「外苑休憩所」。ここがまたい〜感じ。

早速、喉を潤すビール・・では無くここはワンカップ。定番のおでんに焼き鳥、フランクフルト・いか焼き・みそこんにゃく。青空の下、最高である。心意気のある大先輩方が陸軍・海軍の軍服を着て進軍ラッパと共に行進されていた。思わず拍手。

ここは九段、靖国通り。とくれば異論無く「神田まつや」でしょう。Chiyoda_matsuya_kamae1

相変わらずのご繁盛振り。少し並んでこれぞ江戸情緒へ。

先ずは「菊正」。奥ゆかしい小徳利の酒に付き出しの「蕎麦味噌」が見事に合う。これまた定番の「とりわさ」が盃の後押しをしてくれる。

店員さんの見事な捌きに何時もながら感心する。

最後は「もり」を手繰って〆。150x150_143738_954461

「並木藪」に比べると多少甘みのある濃い口もいいか。

ここの汁猪口の蛸唐草模様がまた粋だ。蕎麦湯もたっぷり堪能して別件の用事があるM氏・大守氏とここでお開き。

酔い覚ましに趣のある路地裏を歩き、ふと気が付けば「たきおか」の前。

自分にご褒美(?)と暖簾を潜った。

どんどん焼き。

1月半ばににその年に飾った注連飾り、門松、書初めなどを持ち寄って焼く、いわゆる左義長。これもどんどん焼き。

我が故郷屈指の級Bグルメこれも「どんどん焼き」。

これは故郷のお祭りや全てのイベントには必ずと言って良いほど屋台で売られている。正に老若男女誰もが食べる。

昔は屋台を引いて売りに来た。遠くからチリンチリンと鈴の音(大昔は太鼓をドンドン、これが由来らしい)が聞こえたらそれが合図。胸躍り真っ先に家を飛び出した。おじさんとおばさんが交合に作ってくれる。皆おじさんが作る方に並ぶのはオマケしてくれるから。

作り方は、小麦粉を水で溶かしそこに紅生姜を刻んで入れ、それを鉄板で楕円形伸ばして焼く。程なく鰹節、青海苔、丸く切った魚肉ソーセージと角切り海苔を乗せヘラでひっくり返す。ソースを一刷毛塗ってあとは一気に割り箸二本で巻く。最後にこれでもかって位ソースを塗りたぐる。これで出来上がり。Ef643fd71

スペシャルで卵入りもあったが、文字通り特別だった。

なぁ~んだお好み焼きか。いやいや似て非なる物。

似てるところはお互いビールに合うところか。海苔や鰹節が入ってるから日本酒にも・・

夕方、エチレンガスの揺れる炎や煙と共に屋台が去っていく。ハナタレ小僧が妙に哀愁を感じた。

鶯谷お晩方

鶯谷駅で降り、右手に上野寛永寺を仰ぎながら橋を渡り言問通り方面へ。

ここに関所がある。「ささのや」だ。濛々と立ち上がる焼き物の煙。オープンエアーで串を片手に旨そうに呷っている。煙だけならまだしも匂いも遅れて着いて来る。ダメだダメだ、今日は構っていられない。言問通りを渡り、要伝寺を過ぎ路地に入るとそこが「鍵屋」だ。0d6fdad4s1

下町屈指の名店酒場。

店面が良いと感心しながら暖簾を潜ると、店中は更に良かった。

カギ形の歴史を十分吸い込んだカウウンターに腰掛、ふっと誰かの視線を感じ顔を上げると、いらっしゃった。着物に日本髪を結ったお姉さんが。しかもビールを注いでくれるらしい。

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そんな上手い話は無い。カブトビールのポスター。

お姉さんには悪いが、さてお酒を頂こうか。ここでお酒を注文すると、甘口と辛口のどちらかを選択する。銘柄は菊正宗・大関・それに野毛の「武蔵屋」と同じ櫻正宗の三種だ。これで十分。

漏斗と桝できっちり計られて白磁の背高徳利に入れられ、丁寧に自慢の銅壺へ02c6199a9295409d755b599da9a56f601

これなら日向燗~上燗までの繊細な燗づけが出来る。

小上がりもあるがやはりここが特等席だろう。店内も程よく霞んできた。

間が良く、何かおつくりしましょうか?の声に、豆腐・砂肝・玉ねぎを醤油で煮た小鍋仕立の「煮やっこ」。香ばしさが酒に合う「タタミ鰯」。それと名物「鰻の倶利伽羅焼き」菊正と共に、いや旨い。因みに「ALWAYS 三丁目の夕日」の中の一杯飲み屋「やまふじ」のモデルはここだ。

角打ち。

かくうち。「酒屋」にて呑む。「酒場」で呑むなら普通だが、あくまで「酒屋」。

元々は気の短い職人さんが酒屋さんで酒を買ったついでに、店先で升の角に口を付けてその場で呑む事から「角打ち」。

酒屋だけに酒は売るほどあるが、つまみは?心配ご無用。

まずは乾き物。柿ピーはもちろん、いか薫、基本のスルメ、それに丸善の魚肉ソーセージ!6Pチーズだって黙っちゃいませんよ。そして満を持して角打ち唯一の汁物でメインディッシュの缶詰!!これは種類も豊富で、鯖・鮭・鰯・さんま・オイルサーディンの魚系からノザキのコンビーフ・ほていの焼き鳥・少し贅沢したいなら、蟹・ホタテ・鯨だってある。それに醤油やソース・マヨネーズ等のサービス調味料。これ以上何を望む。

本職は酒類及び食品販売なので、煮たり焼いたりの調理加工は免許上出来ない。そこがいわゆる立ち飲み屋との違いだ。ただし角打ちでそれを望む野暮天も居ない。角打ちスーペースもお店の隅の極限られた空間。テーブル?ビールーケースに板。それで良い。本物の酒好きの本物の大人の時空だ。カタチだけの輩もここへは来れまい。

一人で角打ちが出来るようになったら酒呑みの免許皆伝ではなかろうか。

御徒町の角打ち名店「槙島酒店」。10083659301_s1

悠々として急げ。

今年も、今更ながら酒場遺産に思いを馳せる。

今年のまだ暑い頃、惜しまれつつ暖簾を落とした下町名店「神谷酒場」。E7a59ee8b0b7e98592e5a0b477e5a496e8a

そこはJR田端駅よりスロープを下り明治通りにひっそりと佇む。

元々はかの有名な浅草「神谷バー」より暖簾分けされたそうだ。

初めての巡礼はM氏とご一緒。既にその外観に圧倒された。

しかも店内に足を滑らして更に驚いた。まだ口開けの澄んだ空気の中、

100x100_5590091 正面に鎮座ましますは木製冷蔵庫。その存在感はどうだ。

シャイな親父さんと上品な女将さんが奏でる雰囲気も堪らない。

ちょっと頼り無く音を立てて旧式炭酸サーバーから注がれるチューハイ。

もちろんハチブドウ酒やデンキハイボール(デンキブラン)も顔を揃えている。

やっぱりね。居る居る。見るからに職人気質の方々が。コロッケや串カツをつまんで旨そうにチュ-ハイをやってる。いいなぁこの風景。こんな方々が下町を支えているんだ。

どうにか大正浪漫の最後に間に合った。でもこうしちゃ居られない。

青菜 せいさい。

ついにこれに付いて触れなければならない時季がきてしまった。

出来れば看過してほしかったが・・・

この季節、故郷より「嬉しい」贈り物を頂く。2008121323110000

我が故郷を代表する漬物「青菜漬け」と「おみ漬け」。

冬の故郷の食卓には欠かせない。

青菜漬けは茎がメイン。パリッとした歯応えと独特の辛味が、炊き立ての新米にも酒にも良く合い、何とも言えないほど美味しい(注1)。

一方おみ漬けは青菜の葉を大根・人参などの野菜と刻み漬け込む。あっさりとした味わいでこれがまた美味い(注2)。2008121323130000_2

更にこのおみ漬けに納豆を加えた「おみ漬け納豆」は涙きたくなるほど美味い(注3)。

これらの漬物、来客された方々に食して頂くと総じて評判が良い。

昨日もI上家夫妻、K嬢が我が家の酒席にお越し頂いた際、調度宅急便にて届いた。早速I上家のご家族にもお出ししたが、〆の「つっぱりうどん」共々喜んで頂いた。良かった、良かった。

     *文中の(注)は一般的な評価です。訳があり自分自身の感想ではありません。

ソウルフード。

昨日TVで「秘密のケンミンショー」を見た。しかも我が故郷特集。

何やらブームらしい。いや、変わっているらしい。失敬な。ほんの少しだけだ。

特に食文化は特筆される。数多ある中で、「あけび」と「ひょう」

確かに薄紫が綺麗な「あけび」の中実を食べた記憶が無い。Oraho_no29_image011

これは物心付いた頃よりあけびと言えば肉詰めだった。

豚挽肉・玉ねぎ・きのこ・を砂糖と油と味噌で炒めたものを皮に詰めて干瓢で巻き、焦げ色が付くまじっくり焼く。ほろ苦くてこれがまたご飯・酒どちらとも相性が良いいんだなぁ。

TVで雑草と言われてた「ひょう」だって美味しく頂きますよ。夏にはお浸し、正月には干した「ひょう」を糸コン・油揚げ・人参・ちくわ等と炒めて縁起物として食べる。Oraho_no76_img_51 ひょうだけに、「ひょっとして良い事がある」なんっつ~て。だがこれはマジ。

それから菊の葉もね。鮮やかな黄色菊と紫の「もって菊」。これはもっての外美味しいからきている。胡瓜なんぞと酢の物にすれば乙な逸品。

もちろん、トランプのハートは「赤もも」スペードは「黒もも」、クラブは「みつぱ」、ダイヤ「かぐ」。普通に言う。

日・中・韓

今日は焼肉。だが違う。

普段はあまり行かない。食べるなら食べる。呑むなら呑む。或いは食べながら呑む。精々ここまでだ。この間に「焼き」が入ると、どうにも面倒臭い。

他の人に焼いて貰えば良さそうだが、それもダメ。とても任せられない。そう、その通り。勝手にします。

え~っと、飲み物は「マッコリ」。まぁ、こちらで言うところの「濁酒 どぶろく」。ちょっと甘いなぁ。どれどれ、米・麹・ん?アスパルテーム・・これだ、人口甘味料。○○薬品の○○サプリにも入っている。甘いはずだ。

何だかんだ言いながら、一通り肉を食べウーロンハイも呑んで。さて、このへんで頼もうかな?もう少しあとかな?実はこの店に来た目的は焼肉でもマッコリでも無い。

メニューに載っていない、いわゆる裏メニューの存在を情報通より入手。ここへは何度か来ているが、今まで頼んだ事も、食べている人を見たことも無い。ホントにあるのか?こんな疑問を抱きながら恐々「すみません、和風らーめんください」。間髪入れず、「は~い」。2008121018200000

冷麺、温麺は当たり前だが、和風らーめんって。

でも考えて見ると、焼肉屋さんって牛・豚・鳥、らーめんの素材は揃っている。その有効利用と言う事か。

和風と言えど焼肉屋で中華そばである。

どれどれ。おおっ、和風だ。だからと言って下手に鰹や煮干が邪魔してない。もう少し弱火で煮込んだ澄んだスープなら更に良いが、確かに普通に美味い和風らーめんだ。

熊手。

ご近所にある「扇寿司」。2008120916060000 今年も、もうこの季節だ。

気が付けば近所で個人経営の寿司屋は寂しい事にここだけになった。

ここは実に気さくなマスターと強気のママで人気を博している。

ご近所会でも良くここを利用させて貰ってる。

ここの凄さは、頼めば柿ピーやインスタントラーメンが出てくること。

それと、店内の様子が良い。これは寿司屋さんの必須条件だと思う。

鍵方のカウンターと座敷が二間。2008120915240000

何と言っても寿司屋の醍醐味はカウンターに座り、お好みで肴や握りを頼む事だろう。

初めて寿司屋に一人で入り、難しい顔をした親父さんとの会話を楽しめたら一丁前だと思ったものだ。

ここでつまみを頼むと、ゲタの端に紫蘇の葉を沢庵で鳴門巻き状にしたものが必ず供される。皆さん美味しそうに食される。マスターが考案した自信作だ。一介の酔客が「俺、沢庵苦手なんだよねぇ~」などど、どの口で言えよう。よって自分のゲタに未だに乗っかって来る。

今日は地元の名士で人気者の「かっちゃん」とご一緒。元々はこの方の師匠I井さんから紹介されて以来のお付き合いだが、今では我が愚息が色々お世話になっている。

2008120915260000

この辺りの名家のご子息で、故に津々浦々色んなお店をご存知だ。仁義に厚く優しいので皆に愛されている。なのに何故か独身。

かっちゃんはホッピー(寿司屋には珍しい)と焼酎の抹茶割り。こちらはぬる燗で。

その後我が家に移動して、下戸のしのぶちゃんと合流。

で、〆は「ひっぱりうどん」のお決まりのコース。

めでたく痛飲。かっちゃん轟沈。

有楽町で・・

これは先日無くなられたフランク永井さんの名曲。

古き昭和の良き時代、往時のあの辺りの様子を彷彿させる良い歌だ。

ところで、「絶滅食堂で逢いましょう」。17164671

徳間書店より発売されている、なぎら健壱氏の最新著書。

何軒か書店を巡り、紀伊国屋さんでやっと入手。

なぎら氏と言えば本職はフォークソング歌手(多分)。その昔、中津川フォークジャンボリーで飛び入りゲリラライブで名を馳せた。が、今は下町酒場案内人。これまでの著書にも「東京酒場漂流記」や「酒にまじわれば」等がある。

絶滅食堂とはまた大仰なタイトルだが、けして、誇大ではない。ここで言う「食堂」とは単に定食を提供するだけでは無く、そこには必ず旨い酒と肴がある。もう一つ人情も。

下町と呼ばれるエリアからどれ位の名店が暖簾を外しただろう。

このままでは、時間と共に次々に名店が消滅してしまう。そんな焦燥感に駆られる。まずい、急げ急げ、急いで巡らなければならない。

因みにこの本の表紙は赤羽の名店「まるます家」。これは洒落だ。朝9時からの営業で、いつも大盛況。絶滅するわけが無い。

波乱万丈。

これが語源か分からないが、ご近所の「万丈軒」。Matudo0391

仲良しのIし井さん家と一緒に七人で夕食。

ここの魚だしラーメンやつけめんは何度か食べている。F0096871_4746321

スープは煮干と鰹ベースに恐らく白醤油。程よい油で中々美味しい。焼豚も肉厚で脂身が美味しい。よしよし。麺も細麺太麺中々。つけめんも中々。敢えて言うなら、個々は良いが全体のバランス良くない。あくまでラーメンなので美味しいけど焼豚はもっと薄くて良い。あと三つ葉やは水菜要らない。(超個人的です)

驚いたのは一品料理のCPが高くこれがまた美味い。

蒸し鳥・ニラ玉餡かけ・大蒜の芽の明太和え・白木耳のニンニク炒め。どれも300円~400円程度。美味しいし量も多くこれには驚いた。Iし井パパと思わず、こりゃあ~そこら辺の中華料理屋や居酒屋はかなわねぇ~な。と熱燗を飲んだ。

中華に何で日本酒?旨いから?うん、それもそう。何でも良かった?まあそれもそう。でも一番の理由は紹興酒が置いてないから。何で無いんだ??

十字路

BSハイビジョンで「crossroads guitar fes'」を観た。

カリブ海に浮かぶ島に「crossroads centre」がある。ドラッグやアルコール中毒者の更生施設で、それを支援するfestivalだ。

その施設を島ごと買取り設立したのは我が師(もちろん勝手に)、エリッククラプトン。

この師匠、その昔ジョージハリスンの奥様に横恋慕し「layla」の名曲を創り出した。だがその代償は大きかった。自らアルコールに浸かり、ドラッグの海に溺れ一事は再起不能とも言われた。洒落で「コカイン」と言う曲もある。

驚愕のゲスト。BBキング・バディガイ・Jウィンター・etc 圧巻は何と、ジェフベック!!

しまった、こんな時に限ってバーボンが無い。無ければ始まらない。バーボンの無いブルースなんて・・クリープの無いコーヒーの様だ(比喩下手)。たまたま(訂正いつも)機嫌の良い家人が買って来て2008120521170000 くれた。氷は要らない、もちろんストレートのワンショット。

80才を超えたBBキングの老練なギタープレイをPAの裏から憧れの眼差しでそっと見入るクラプトン。それに気付き、BBがウインク。「いいかい坊や、ブルースはこうやって弾くんだ」。ってなもんだろう。久々に魂が揺さぶられた。

しかしこの師匠ほど、波乱万丈の人生も無いだろう。友人達の協力で再起を図り安息の生活のさ中、まだ4歳の息子さんがマンションから転落死。マスコミはこぞって、ドラッグ、アルコールへの回帰を噂した。ところが「tears in heaven」の名曲と共に噂を蹴散らし現在に至る。

2008120521130000

いい感じで酔って来た。

お客さん(家人)、安くしときますから一曲如何でしょう?

来年2月に来日するんだってね。以前にあった「最後の」ワールドツアーの触れ込みから何度目の来日だろう。(笑)

この師匠いい意味で、いつも期待を裏切ってくれる。

論語

夫婦での来客あり。ご挨拶に、まずはこれ。2008120406260000

銘酒「住吉」の辛口。

白磁のぐい飲みに琥珀色の潔さ。これはどうだ。

銘焼酎「キンミヤ」の旨口。

爽涼としたラベルが下町人情と相まって、うまいのなんの。

さあ、盃を上げよう。

同郷の夫。なので。2008120319170000 2008120319180000

芋がらにニヤリの友。

芹にニヤリの家人。

玉コンの芥子で泣き、ほころぶ。

「朋有り、遠方より来る。亦楽しからずや。」 孔子

よって、痛飲。

mr.slim

坊主頭の中学からカーリーへアーの高校まで「super nois blues station」と言うブルースロックのバンドをやっていた。地元ではちょいと名の知れたバンドだった。

当時中学生ぐらいでブルースなんぞ演っているバンドなんか居ないし、何よりメンバー皆がクソ生意気だった。楽器より喧嘩の方が上手いヤツもいた。だが今は皆、いいオッサン。たぶんね。

世田谷は経堂駅近くにある「亀八鮨 くどう」。2008120212170000 久々、ちょいと覗いていくか。

ここの店主、クソ生意気だったメンバーの一人。パートはボーカル。首都圏に唯一残る故郷の悪友である。小学校でこいつに逢わなければ自分の人生はもっとまともでバラ色だったに違いない。お互い様って事か。

全ての悪事はこいつから習った。中学から煙草に酒。こいつの実家も故郷で鮨屋を営んでおり、親父さんやお袋さんも良き理解者で、ライブの後必ずこいつの家で打ち上げ。しかもこの野郎、酒にも女にも滅法強い。更に歌が抜群に上手い。但しスローバラッドだけ。特に上手かったのは演歌だ。スナックに行き増位山の「そんな女のひとりごと」なんぞ歌う高校生なんか何処に居るかっつーの。あっ、イケね、もう一つ旨いのがあった。この野郎の握る鮨。これは保障付き。2008120212260000

久々に訪店してバカっ話しをすると、何の抵抗も無く昔へ戻ってしまう。

こいつの実家の宴会場がバンドの練習場で、練習中ブレーカーが落ちてネタケースの冷蔵が切れ親父さんに死ぬほど叱られたり、お墓で初めて吸ったmr.slimにクラクラして墓石を倒しそうになったり、酒三杯で暴れだしたり、おまわりさんが沢山いらっしゃる建物に一緒に連れていかれたり。こんな時「太陽に吠えろ!」なんかのTVドラマではカツ丼とか食ってたけど俺達は何故か冷や麦にヤクルト。国家権力は常に不平等だ!

やはり、この野郎に逢わなければ・・今の自分は無い。ほんのちょっと微々たる程度、いや感謝している。

おめえも変わんねぇ~な。おめえこそ少しは変われ。面倒臭いからこのまま居ようか。

聖地巡礼

「下町」と言って連想する街の筆頭はまず浅草であろう。

雷門でスナイパー(失礼)・・いやM氏と待ち合わせ。2008113011550000 2008113013250000

とりあえず伝法院通りを曲がり、まずはホッピー通りへ

いつもの「鈴芳」。どの店も昼の12時で満席。ここは治外法権か。

天晴れな天気に、この季節でも十分オープンエアー。これだよこれ。顔を撫でる風が心地よく、ホッピーが美味い!

たまに通る人力車が邪魔だが、気分も良いしまぁいいや。

本日二軒目を探し、小気味良い路地を通りぶらぶらと。

「はなやしき」の脇にずーっと昔からある「芳野屋」。Summaron35mmf351 う〜ん、唸ってしまうね、この感じ。お客もお店の方もみんな自然体。昭和だなぁ。よくぞ頑張ってくれた(涙)。

ガラスの徳利で呑む超熱燗の○○鷹も美味い・・様な気がした?

三軒目は浅草寺方面に流されて、興に乗り屋台へ。ここはご愛嬌。

雷門に背を向けて並木藪を跨ぎ、さぁ〜〆は「駒形どぜう」。2008113015110000 2008113015390000

良い塩梅に薄暮。

一階桟敷席、丸鍋、燗酒。

これ以上何を望もうか。

続いて二度目の〆は花生食堂。

続いて三度目の〆は、M氏宅にてHお嬢の吉報を祝い、乾杯。良い一日だった。日々是好日でありたい。


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